JPH0314024Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0314024Y2 JPH0314024Y2 JP2799385U JP2799385U JPH0314024Y2 JP H0314024 Y2 JPH0314024 Y2 JP H0314024Y2 JP 2799385 U JP2799385 U JP 2799385U JP 2799385 U JP2799385 U JP 2799385U JP H0314024 Y2 JPH0314024 Y2 JP H0314024Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- board
- hole
- base part
- terminal block
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は電子機器の配線基板に実装されるノイ
ズフイルタ回路または電源平滑回路に用いられる
チヨークコイルに関する。
ズフイルタ回路または電源平滑回路に用いられる
チヨークコイルに関する。
従来の技術
環状磁心に巻線を巻回し絶縁処理を施したチヨ
ークコイルは重畳される直流電流によつて生ずる
発熱のため、そのインダクタンス値の変化は漏洩
インダクタンスが少く、一定の電流値において飽
和し、電流値の大なる領域まで充分な値を保てな
い傾向にある。したがつて充分なインダクタンス
値を得るために環状磁心の一部を放射方向に切り
欠き磁気回路の一部に空隙を設けて漏洩インダク
タンスを大きくしたＣ字状磁心に巻線を巻回した
チヨークコイルがノイズフイルタまたは電源平滑
回路などに用いられている。従来この種のチヨー
クコイルを配線基板上にその直径方向を配線基板
と垂直に固定実装するとき、コイルの外周部を接
着剤またはシリコン系樹脂などで基板に固着する
とともに、巻線からのリード線を基板の貫通孔を
通し基板の裏面で配線と接続して基板上にチヨー
クコイルを固定している。
ークコイルは重畳される直流電流によつて生ずる
発熱のため、そのインダクタンス値の変化は漏洩
インダクタンスが少く、一定の電流値において飽
和し、電流値の大なる領域まで充分な値を保てな
い傾向にある。したがつて充分なインダクタンス
値を得るために環状磁心の一部を放射方向に切り
欠き磁気回路の一部に空隙を設けて漏洩インダク
タンスを大きくしたＣ字状磁心に巻線を巻回した
チヨークコイルがノイズフイルタまたは電源平滑
回路などに用いられている。従来この種のチヨー
クコイルを配線基板上にその直径方向を配線基板
と垂直に固定実装するとき、コイルの外周部を接
着剤またはシリコン系樹脂などで基板に固着する
とともに、巻線からのリード線を基板の貫通孔を
通し基板の裏面で配線と接続して基板上にチヨー
クコイルを固定している。
考案が解決しようとする問題点
これらのチヨークコイルを基板に固定する際に
接着剤が使用されるので接着剤の固化に時間を要
し、固化するまでの間、仮に保持させ、またリー
ド線の引き出し位置が一定しないため基板の貫通
孔に挿入するなどの作業能率が悪く作業工数を要
する欠点がある。また接着剤の種類によつては揮
発性ガスの発生に対する換気設備を設けるなどの
安全対策を要するなどの欠点がある。
接着剤が使用されるので接着剤の固化に時間を要
し、固化するまでの間、仮に保持させ、またリー
ド線の引き出し位置が一定しないため基板の貫通
孔に挿入するなどの作業能率が悪く作業工数を要
する欠点がある。また接着剤の種類によつては揮
発性ガスの発生に対する換気設備を設けるなどの
安全対策を要するなどの欠点がある。
問題点を解決するための手段
本考案は従来のかかる欠点を除き、環状磁心の
一部が放射方向に切り欠けられたＣ字状磁心に巻
線が巻回されたコイルの切断端面を挾持する上面
中央に切り欠け孔とする溝を刻設する方形の台部
の下面に底部端面より矢形の反り部を突設する立
方体の台部底部とを可撓性電気絶縁材にて一体に
成形するコイル支え部材、および下面より複数個
のピン端子が突出埋設され、中央に台部底部が嵌
入される透孔を貫設し耐熱性電気絶縁材にて成形
する端子台とよりなり、端子台の透孔にコイル支
え部材の台部底部を嵌入し、台部の両面にＣ形磁
心に巻線を巻回したコイルの両端面を挾持させた
基板実装用チヨークコイルである。
一部が放射方向に切り欠けられたＣ字状磁心に巻
線が巻回されたコイルの切断端面を挾持する上面
中央に切り欠け孔とする溝を刻設する方形の台部
の下面に底部端面より矢形の反り部を突設する立
方体の台部底部とを可撓性電気絶縁材にて一体に
成形するコイル支え部材、および下面より複数個
のピン端子が突出埋設され、中央に台部底部が嵌
入される透孔を貫設し耐熱性電気絶縁材にて成形
する端子台とよりなり、端子台の透孔にコイル支
え部材の台部底部を嵌入し、台部の両面にＣ形磁
心に巻線を巻回したコイルの両端面を挾持させた
基板実装用チヨークコイルである。
作 用
コイル支え部材の台部は両面でコイルの切り欠
かれた両端面を挾持保持させ、またコイル支え部
材の底部台部は端子台の透孔に嵌入させてコイル
と端子台が組み合わせられて固定でき、特に接着
剤を使用することなく端子台とコイルとが固定さ
れる。
かれた両端面を挾持保持させ、またコイル支え部
材の底部台部は端子台の透孔に嵌入させてコイル
と端子台が組み合わせられて固定でき、特に接着
剤を使用することなく端子台とコイルとが固定さ
れる。
実施例
本考案のチヨークコイルの実施例は第１図、第
２図に示すように磁気間隙として切り欠き３が設
けられたＣ字状磁心２の上に塗装などの絶縁処理
を施し、その上から中心孔部４を通して巻線５を
巻回してコイル１を形成する。立方形で切り欠き
３の間隙とほぼ同じ幅で両側面コイル１の切り欠
き３の端面が嵌入される凹部９を設け中央に切り
欠き孔１０を底とする凹部９の面と平行な溝を刻
設する台部７と、この台部７の下面に凹部９の面
と直交し底面両縁辺より長辺方向に矢形の反り部
１１を突設する台部底部８とをポリプロピレンの
ような可撓性電気絶縁材にて一体に成形しコイル
支え部材６が形成される。
２図に示すように磁気間隙として切り欠き３が設
けられたＣ字状磁心２の上に塗装などの絶縁処理
を施し、その上から中心孔部４を通して巻線５を
巻回してコイル１を形成する。立方形で切り欠き
３の間隙とほぼ同じ幅で両側面コイル１の切り欠
き３の端面が嵌入される凹部９を設け中央に切り
欠き孔１０を底とする凹部９の面と平行な溝を刻
設する台部７と、この台部７の下面に凹部９の面
と直交し底面両縁辺より長辺方向に矢形の反り部
１１を突設する台部底部８とをポリプロピレンの
ような可撓性電気絶縁材にて一体に成形しコイル
支え部材６が形成される。
また長方形台板の底面に複数個のピン端子１３
を突出埋設させ、上面中央にコイル支え部材６の
台部底部８と嵌合する方形の透孔１４を貫設させ
たフエノール樹脂のような耐熱性電気絶縁材にて
成形し端子台１２が形成される。この透孔１４の
成壁面の中間に長辺と平行方向に両側へ拡開する
係止段部１５が設けられコイル支え部材６の反り
部１１が係止される。
を突出埋設させ、上面中央にコイル支え部材６の
台部底部８と嵌合する方形の透孔１４を貫設させ
たフエノール樹脂のような耐熱性電気絶縁材にて
成形し端子台１２が形成される。この透孔１４の
成壁面の中間に長辺と平行方向に両側へ拡開する
係止段部１５が設けられコイル支え部材６の反り
部１１が係止される。
いま第２図に示すようにコイル１の切り欠き３
の端面を台部７の凹部９に嵌入弾接させてコイル
１とコイル支え部材６とを組合わせる。ついでコ
イル支え部材６の台部底部８を端子台１２の透孔
１４に挿入させ反り部１１を係止段部１５と係合
させコイル支え部材６と端子台１２とを組合わせ
る。さらにコイル１の巻線５からのリード線の端
をピン端子１３に巻き付け、端子台１２の底を半
田槽に浸漬して半田付して接続しチヨークコイル
が組立てられる。
の端面を台部７の凹部９に嵌入弾接させてコイル
１とコイル支え部材６とを組合わせる。ついでコ
イル支え部材６の台部底部８を端子台１２の透孔
１４に挿入させ反り部１１を係止段部１５と係合
させコイル支え部材６と端子台１２とを組合わせ
る。さらにコイル１の巻線５からのリード線の端
をピン端子１３に巻き付け、端子台１２の底を半
田槽に浸漬して半田付して接続しチヨークコイル
が組立てられる。
考案の効果
以上に述べたように本考案によればコイル支え
部材は弾力性があり、コイル１を支える台部７と
端子台１２とを結合する台部底部８とは一体に成
形されているので組立は容易でコイル１の巻線５
の巻回数が異なつても組立てに支障はない。また
端子台１２は耐熱性電気絶縁材にて形成されてい
るので半田付に際し半田槽に浸漬しても支障な
く、接着剤を使用しないのでガスの発生など環境
を損なうこともない。
部材は弾力性があり、コイル１を支える台部７と
端子台１２とを結合する台部底部８とは一体に成
形されているので組立は容易でコイル１の巻線５
の巻回数が異なつても組立てに支障はない。また
端子台１２は耐熱性電気絶縁材にて形成されてい
るので半田付に際し半田槽に浸漬しても支障な
く、接着剤を使用しないのでガスの発生など環境
を損なうこともない。
第１図は本考案のチヨークコイルの実施例の分
解外観斜視図、第２図は本考案によるチヨークコ
イルの組立てられた外観正面図である。 なお図において、１：コイル、２：磁心、３：
切り欠き、５：巻線、６：コイル支え部材、７：
台部、８：台部底部、１２：端子台、１３：ピン
端子、１４：透孔。
解外観斜視図、第２図は本考案によるチヨークコ
イルの組立てられた外観正面図である。 なお図において、１：コイル、２：磁心、３：
切り欠き、５：巻線、６：コイル支え部材、７：
台部、８：台部底部、１２：端子台、１３：ピン
端子、１４：透孔。
Claims (1)
- 環状磁心の一部が放射方向に切り欠き３により
切り欠けられたＣ字状磁心２に巻線５が巻回され
たコイル１を配線基板上に直径方向を前記基板に
対し垂直に実装されるチヨークコイルにおいて、
下面に複数個のピン端子１３を突設埋設し中央に
方形の透孔１４を貫設する耐熱性電気絶縁材より
成形してなる端子台１２の前記透孔１４内に嵌入
する立方形台部底部８とその上面に前記切り欠き
３の空隙間隔を幅とする立方形台部７とを可撓性
電気絶縁材にて一体成形してなるコイル支え部材
６とにより前記台部７の両側面に前記コイル１の
切り欠き３の両端面を接触挾持させてなる基板実
装用チヨークコイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2799385U JPH0314024Y2 (ja) | 1985-03-01 | 1985-03-01 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2799385U JPH0314024Y2 (ja) | 1985-03-01 | 1985-03-01 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61146913U JPS61146913U (ja) | 1986-09-10 |
| JPH0314024Y2 true JPH0314024Y2 (ja) | 1991-03-28 |
Family
ID=30525455
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2799385U Expired JPH0314024Y2 (ja) | 1985-03-01 | 1985-03-01 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0314024Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4744186B2 (ja) * | 2005-05-02 | 2011-08-10 | 三菱電機株式会社 | ギャップ付トランスの製造方法およびギャップ付トランス |
| JP4607979B2 (ja) * | 2008-03-14 | 2011-01-05 | 株式会社エス・エッチ・ティ | 支持台及び台付きコイル装置 |
-
1985
- 1985-03-01 JP JP2799385U patent/JPH0314024Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61146913U (ja) | 1986-09-10 |
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