JPH0313530Y2 - - Google Patents

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JPH0313530Y2
JPH0313530Y2 JP1985162771U JP16277185U JPH0313530Y2 JP H0313530 Y2 JPH0313530 Y2 JP H0313530Y2 JP 1985162771 U JP1985162771 U JP 1985162771U JP 16277185 U JP16277185 U JP 16277185U JP H0313530 Y2 JPH0313530 Y2 JP H0313530Y2
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JP
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radiator
engine
cooling fan
cooling
fan
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車用エンジンの冷却装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
通常、自動車用エンジンにおいては、エンジン
ルーム内前部にラジエータと冷却フアンとを配設
し、エンジンで高温となつた冷却水をラジエータ
で冷却しこれをエンジンに戻してエンジンを冷却
するということが行なわれている。しかるにこの
ように冷却水によつてエンジンを冷却しているも
のの、エンジン自体は高温であり、このエンジン
の熱によつてエンジンルーム内の温度が上昇し、
これに起因して例えば気化器式エンジンでは気化
器のフロート室が、又燃料噴射式エンジンで燃料
噴射弁のデリバリパイプが高温となつて燃料が蒸
発し、燃料系にパーコレーシヨン等が生ずるとい
う問題があり、又エンジンルーム内に補器類が熱
害を受けるという問題がある。
そこで従来の自動車用エンジンには、例えば実
開昭59−103822号公報に示されているように、ラ
ジエータの後側に整流板を設け、ラジエータを通
過した空気によつてエンジンルーム内を冷却する
ようにしたものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに上記従来公報記載の装置では、ラジエ
ータを通過した空気は比較的温度が高くこれが温
風であるため、エンジンルーム内の温度上昇を十
分に抑制することができず、依然とて燃料系のパ
ーコレーシヨンや補器類の熱害の問題が残るもの
である。
この考案は、かかる問題点に鑑み、エンジンル
ーム内の温度上昇を確実に抑制することのできる
自動車用エンジンの冷却装置を提供せんとするも
のである。
上述のような問題を解消する方法としては、ラ
ジエータの容量を増大するか、あるいは冷却フア
ンを大型化し、ラジエータにおける単位空気体積
当りの熱交換率を低減させ、ラジエータを通過し
た空気の温度を低下させてこれによりエンジンル
ーム内を冷却することが考えられるが、この方法
では、レイアウトスペースの小さいエンジンルー
ム内に大型のラジエータや冷却フアンを配置する
必要があり、ボンネツトスペース上好ましくな
く、しかも大型のラジエータや冷却フアンを用い
るために、コストアツプを招くという問題が生じ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
そこでこの考案に係る自動車用エンジンの冷却
装置は、フアンシユラウド上部の冷却フアンの回
転軌跡内に、バイパス冷却通風路をラジエータ上
縁より突出するフアンシユラウド上部の冷却フア
ン回転軌跡内に含まれるように設け、該通路の前
端を上記冷却フアンの突出部の前方位置に開口
し、その後端を冷却フアンの突出部に対向する位
置に開口したものである。
〔作用〕
この考案においては、冷却フアンが回転する
と、外気がラジエータの上部側に設けられたバイ
パス冷却通風路を通過してエンジンルーム内に流
入し、これによりエンジンルームの上部空間には
ラジエータによつて加熱されない空気が流通さ
れ、エンジンルーム内の温度上昇は抑制されるこ
ととなる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例による自
動車用エンジンの冷却装置を示す。図において、
1は自動車の車体前部に設けられたエンジンルー
ムで、該エンジンルーム1の上部はボンネツ2に
よつて覆われ、又該エンジンルーム1内にはエン
ジン6が配設され、該エンジン6の前方にはラジ
エータ4及び冷却フアン5が配設されており、冷
却フアン5は、ラジエータ4の上縁よりも上方に
突出した突出部5aを有するようにして配設され
ている。また上記ラジエータ4にはフアンシユラ
ウド9が固定されている。なお図中、3は自動車
の車体前端に設けられたバンパである。
そして、ラジエータ4をバイパスするバイパス
冷却通風路であるエアーインテーク7が上記フア
ンシユラウド9の上部の冷却フアン5の回転軌跡
8内に含まれるようにして設けられており、該エ
アーインテーク7の前端7aは上記冷却フアン5
の突出部5aの前方位置に開口し、その後端7b
は冷却フアン5の突出部5aに対向する位置に開
口されている。
次に作用効果について説明する。
エンジンが作動すると、エンジン6により冷却
フアン5が回転され、これにより外気Aが走行風
とともに強制的にラジエータ4に導入され、該ラ
ジエータ4ではエンジン6で高温となつた冷却水
が冷却されることとなる。
その際、本実施例装置では、外気Bが冷却フア
ン5により走行風とともに強制的にエアーインテ
ーク7を通過してエンジンルーム1の上部空間に
導入され、この空気B′によりエンジンルーム1
内の温度上昇が抑制されることとなる。
このように本実施例では、外気を冷却フアンに
より強制的にエアーインテークを通過させてエン
ジンルーム内に導入するようにしたので、エンジ
ンルーム内の温度上昇を抑制でき、その結果燃料
障害や補器類の熱害等を防止でき、特にこれは自
動車停止時において効果が大きい。
また本装置では、大型のラジエータや冷却フア
ンを設ける必要がないので、ボンネツトスペース
上好ましく、しかもコストアツプを抑えることが
できる。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案に係る自動車用エンジン
の冷却装置によれば、バイパス冷却通風路をラジ
エータ上縁より突出するフアンシユラウド上部の
冷却フアン回転軌跡内に含まれるように設け、そ
の前端を上記冷却フアンの突出部の前方位置に開
口し、その後端を冷却フアンの突出部に対向する
位置に開口したので、外気を低温のままエンジン
ルーム内に導入でき、エンジンルーム内の温度上
昇を抑制して燃料障害等の発生を防止できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による自動車用エン
ジンの冷却装置の概略構成図、第2図は上記装置
の要部正面図である。 1……エンジンルーム、4……ラジエータ、5
……冷却フアン、5a……突出部、7……エアー
インテーク(バイパス冷却通風路)、7a……前
端、7b……後端、9……フアンシユラウド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンルーム前方に配設されたラジエータ
    と、その後方に前記ラジエータの上縁よりも上方
    に突出して配設された冷却フアンとを有する自動
    車用エンジンにおいて、 バイパス冷却通風路をフアンシユラウド上部の
    冷却フアンの回転軌跡内に含まれるよう設け、 該通風路の前端を上記冷却フアンの突出部の前
    方位置に開口し、その後端を冷却フアンの突出部
    に対向する位置に開口したことを特徴とする自動
    車用エンジンの冷却装置。
JP1985162771U 1985-10-22 1985-10-22 Expired JPH0313530Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985162771U JPH0313530Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985162771U JPH0313530Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6271336U JPS6271336U (ja) 1987-05-07
JPH0313530Y2 true JPH0313530Y2 (ja) 1991-03-27

Family

ID=31090352

Family Applications (1)

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JP1985162771U Expired JPH0313530Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57172118U (ja) * 1981-04-27 1982-10-29

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Publication number Publication date
JPS6271336U (ja) 1987-05-07

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