JPH03134352A - ベルト式無段変速装置 - Google Patents

ベルト式無段変速装置

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JPH03134352A
JPH03134352A JP27229489A JP27229489A JPH03134352A JP H03134352 A JPH03134352 A JP H03134352A JP 27229489 A JP27229489 A JP 27229489A JP 27229489 A JP27229489 A JP 27229489A JP H03134352 A JPH03134352 A JP H03134352A
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JP
Japan
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sheave
fixed sheave
belt
gear
fixed
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Pending
Application number
JP27229489A
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English (en)
Inventor
Shiro Sakakibara
史郎 榊原
Masahiro Hasebe
正広 長谷部
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、ベルト式無段変速装置、特に自動車に搭載さ
れる自動無段変速機に用いて好適なVベルト式無段変速
装置に係り、詳しくはプーリの可動シーブの移動端を機
械的に規制するメカストッパの構造に関する。
(0)従来の技術 近時、本出願人は、特開昭64−58849号公報に示
すように、プライマリ及びセカンダリプーリの少なくと
も一方に伝達トルクに対応した軸力を付与する調圧カム
機構を備えたベルト式無段変速装置において、固定シー
ブのボス部と可動シーブとの間に、変速比が小さくなる
に従って付勢力が減少するバネ手段を配設したベルト式
無段変速装置を案出した。
該ベルト式無段変速装置は、バネ手段が固定シーブ及び
可動シーブにベルトを挟圧する方向の押付力を作用する
が、該バネ手段による押付力は、最減速状態で最も大き
く、変速比が小さくなるにつれてバネ手段が自然長に近
づいて減少する。これにより、ベルト挟圧力が、調圧カ
ム機構だけに頼らずに、バネ手段により助勢され、その
分、調圧カム機構による軸力な減少する。
(ハ)発明が解決しようとする課題 ところで、この種ベルト式無段変速装置は、可動シーブ
を移動するアクチュエータをボールネジ装置により構成
し、該ボールネジ装置の一方例えば雄ネジ部を固定しか
つ他方例えば雌ネジ部を電気モータに連動している。
そして、電気モータは、プライマリ及びセカンダリの回
転比を検知しながら適宜目標値になるように制御される
が、経年変化による可動シーブの過度のずれの防止及び
始動時におけるホームポジションの設定等により、可動
シーブの移動端を規制するメカストッパが必要となる。
上述したベルト式無段変速装置にあっては、バネ手段を
支持する支持板がスナップリングによりシャフトに抜止
め・固定されているため、該支持板は、強度上メカスト
ッパとはなり得ず、該装置にメカストッパを設置すると
すれば、電気モータからボールネジ装置の雌ネジ部に回
転を伝達する歯車装置、例えば非円形ギヤの回転位置を
規制してメカストッパとなすことが一般的である。
即ち、前記支持板を例えばネジ結合により強固に固定す
ると、固定シーブボス部にネジ部を形成する分たけ軸方
向に長い構造となってしまい、車輌搭載上軸方向長さが
制限されているこの種無段変速機にあっては、上述構成
の採用が困難である。
そこで、本発明は、軸方向に延びることのないコンパク
トな構造でありながら、可動シーブの移動端を直接規制
して、調整が容易でかつ信頼性の高いメカストッパを提
供することを目的とするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、例え
ば第1図を参照して示すと、プライマリシャフト(1)
と、セカンダリシャフト(2)と、前記プライマリシャ
フト(1)に支持された固定シーブ(3a)及び該固定
シーブに対して軸方向に移動し得る可動シーブ(3b)
からなるプライマリプーリ(3)と、前記セカンダリシ
ャフト(2)に支持された固定シーブ(5a)及び該固
定シーブに対して軸方向に移動し得る可動シーブ(5b
)からなるセカンダリプーリ(5)と、前記両プーリに
巻掛けられたベルト(9)と、回転運動を往復運動に変
換して該往復運動を前記両プーリの可動シーブに作用す
るアクチュエータ装置(6)、(7)と、該アクチュエ
ータの回転部(6b)、(7b)に回転を伝達する電気
モータ(14)と、を備えてなるベルト式無段変速装置
(12)において、前記固定シーブのボス部(3a2)
+  <5am>先端にネジ部(a)、(b)を形成し
、該ネジ部に螺合するナツト部(15)、(17a)に
て、少なくとも前記可動シーブ(3b)、(5b)の抜
け方向の移動を阻止する支持部材(16)、(17)を
装着し、該支持部材と前記可動シーブとの間に、軸力の
一部を担持する弾性付勢部材(19)、(20)を介在
すると共に、該支持部材(16)、(17)を、前記可
動シーブ(3b)、(5b)の移動端にて該シーブのボ
ス部(3b*)、(5bg)端に当接してメカストッパ
となすことを特徴とする。
具体的には、例えばプライマリ側に示すように、前記支
持部材(16)が、前記固定シーブ(3a)に嵌合され
て配置され、かつ該固定シーブのボス部(3a z )
に形成されたネジ部(a)にナツト部材(15)を螺合
し、該ナツト部材にて前記支持部材(16)の前記可動
シーブ(3b)の抜け方向の移動を阻止してなる。
更に、ケース(13)に半径方向を規定して調節部材(
21)を保持し、該調節部材の内周面にベアリング(2
2)を装着して前記固定シーブボス部(3a 2 )を
支持し、かつ該調節部材を、前記アクチュエータ装置(
6)の固定部(6a)に連結すると共に適宜位置に回転
調節して保持してなり、また前記シャフト(1)の端に
設けたフランジ部(1d)と前記調節部材背面(21)
との間にスラストベアリング(23)を介在し、モして
前記固定シーブボス部(3a * )に形成したネジ部
(a)及び該ネジ部に螺合したナツト部材(15)を、
前記スラストベアリング(23)の内径側に軸方向にラ
ップして配置してなる。
また、例えばセカンダリ側に示すように、前記支持部材
(17)が、ナツト部(17a)を有し、該ナツト部を
前記固定シーブのボス部(5at)に形成されたネジ部
(b)に螺合してなる。
更に、ケース(13)に半径方向を規定して調節部材(
25)を保持し、該調節部材の内周面にベアリング(2
6)を装着して前記シャフト(2)を支持し、かつ該調
節部材を、前記アクチュエータ装置(7)の固定部(7
a)に連結すると共に適宜位置に回転調節して保持して
なり、そして前記固定シーブボス部(5a t )に形
成したネジ部(b)及び支持部材のナツト部(17a)
を、前記調節部材(25)の内径側に軸方向にラップし
て配置してなる。
(ネ)作用 以上構成に基づき、プライマリプーリ(3)の回転はベ
ルト9を介してセカンダリプーリ(5)に伝達される。
この際、プライマリプーリ(3)及びセカンダリプーリ
(5)には、調圧カム機構(10)、(11)等により
軸力が付与されてベルト(9)の挟持するが、該軸力の
反力はアクチュエータ装置t(6)、(7)等を介して
シャフト(1)、(2)にて受けられ、かつその一部は
弾性付勢部材(19)、(20)にて担持されて、アク
チュエータ装置(6L、(7)等に作用する軸力を軽減
している。そして、目標回転比に向かって変速操作すべ
く、制御部からの指令に基づき電気モータ(14)が回
転すると、該回転はプライマリ及びセカンダリ側のアク
チュエータ装置(6)、(7)の回転部(6b)、(7
b)に伝達され、かつ該アクチュエータ機構は該回転部
の固定部(6a)、(7a)に対する相対回転に基づき
軸方向に移動し、可動シーブ(3b)   (5b)を
適宜移動してプライマリプーリ(3)及びセカンダリプ
ーリ(5)を所定変速位置に操作する。
この際、可動シーブ(3b)、(5b)の移動が規定以
上にずれる場合又はエンジン始動時のホームポジション
の確定等により、可動シーブ(3b)、(sb)が大き
く軸方向に移動しようとすると、該シーブのボス部(s
bt)、(sb、)端が支持部材(16)、(17)に
当接し、かつ該支持部材はナツト部(15)、(17a
)にて強固の軸方向移動が阻止され、従って可動シーブ
(3b)   (5b)のそれ以上の移動を確実に阻止
する。
また、固定シーブボス部(3a*)、(5a 2)に形
成されるネジ部(a)、(b)は、スラストベアリング
(23)又は調節部材(25)の内径側に軸方向にラッ
プして配置され、特別な軸方向スペースを必要とせず、
装置が軸方向に長大化することはない。
(へ) 発明の詳細 な説明したように、本発明によると、固定シーブボス部
(3a t ) 、(5a * )に、可動シーブ(3
b)、(5b)の移動端を規制するメカストッパ(16
)、(17)を設けたので、可動シーブが規定量以上に
移動してベルト式無段変速装置(12)を破損する等の
不具合を確実に防止でき、更に可動シーブ(3b)、(
5b)の移動端を直接規制するので、非円形ギヤ(83
)、(85)等にメカストッパを設けるものに比し、ス
トッパ位置の調整・位置決めが容易かつ確実で、信頼性
も向上し得る。
また、メカストッパ(16)、(17)は、弾性付勢部
材(19)、(20)の支持部材にて構成されるので、
特別なストッパ部材を必要とせず、構造が簡単であると
共に軸方向に長くなることを防止できる。
更に、支持部材(16)、(17)を軸方向に固定する
ネジ部(a)、(b)及びナツト部(15)   (1
7a)を、スラストベアリング(23)又は調節部材(
25)の内径側に軸方向にラップして配置したので、固
定シーブボス部(3a2)+  (5a*)にネジ部を
形成したものでありながら、該ネジ部のための特別な軸
方向スペースを必要とせず、ベルト式無段変速装置(1
2)が軸方向に長大化することを防止して、車輌搭載性
能を確保することができる。
なお、上述カッコ内の符号は、図面を対照するものであ
るが、何等構成を限定するものではない。
(ト)実施例 以下、図面に沿って本発明を車輌用自動無段変速機に適
用した実施例について説明する。
本無段変速機Aは、第2図に示すように、3分割からな
るトランスミッションケース13を有しており、該ケー
ス13に流体トルクコンバータ31の出力軸を構成する
入力軸32及び無段変速装置12のプライマリシャフト
1が同軸上に回転自在に支持されて第1軸を構成してい
ると共に、出力ギヤ33を一体に形成した無段変速装置
12のセカンダリシャフト2が回転自在に支持されて第
2軸を構成している。更に、第1軸上には、前後進切換
え装置35を構成するデュアルプラネタリギヤ36と、
該プラネタリギヤを操作する前進用摩擦クラッチC1及
びその油圧アクチュエータ37と、油圧ポンプ39とが
、トルクコンバータ31とプライマリプーリ3との間に
て配設されている。
流体トルクコンバータ31は、コンバータハウジング3
1aを有しており、該ハウジングにはエンジンクランク
軸40が連結されると共にポンプインペラが固定されて
いる。また、該ポンプインペラに対向してタービンラン
ナが配設されており、かつポンプインペラ及びタービン
ランナの間部分に、一方向回転を阻止されたステータが
配設されている。更に、コンバータハウジング31a内
にてタービンランチに並列してロックアツプクラッチ4
1が配設されており、該クラッチ41は図示しない油圧
制御装置による供給油路の切換えにより接続及び解放に
切換えられ、かつ2種類のダンパスプリングを介して前
記トルクコンバータの出力軸となる入力軸32に連結し
ている。
そして、前後進切換え装置35は、サンギヤ36a、互
に噛合する2種のピニオンを支持するキャリヤ36b及
びリングギヤ36cからなるデュアルプラネタリギヤ3
6を有しており、上記サンギヤ36aが前記入力軸32
にスプライン結合している。また、キャリヤ36bは、
その−側板が前進用クラッチC1を介して入力軸32に
連結していると共にその他側板が後述する調圧カム機構
10を介してプライマリプーリ3に連結しており、また
リングギヤ36cが後進用摩擦ブレーキB2に連結して
いる。更に、前進用クラッチC1はキャリヤ36bに連
結しているドラム部材42と入力軸32に連結している
ハブ部材との間に介在しており、該ドラム部材42に油
圧アクチュエータ37が配設されている。従って、該油
圧アクチュエータ37はニュートラル時非回転状態にあ
り、前進位置(Dレンジ)操作時に該アクチュエータ3
7に油圧を供給する際、遠心油圧の影響を排除し得る。
また、前記後進用ブレーキB2はリングギヤ36cの外
径方向に延出されたハブ部とケース13の内壁との間に
介在しており、かつ該ブレーキ用油圧アクチュエータ4
5がケースの支持壁13aに配設されている。更に、該
支持壁13aのベアリング環状部から突出して突出部を
形成しており、該突出部とピストン部材背面との間には
多数のリターンスプリングが縮設されおり、これら突出
部及びリターンスプリングは、リングギヤ36cの外径
部に形成された断面コ字状内の空間内にプラネタリギヤ
36と軸方向にラップして配置されており、軸方向寸法
の短縮化が図られている。
一方、調圧カム機構10は、第1図に詳伝するように、
対向端面が波状に形成された入力側カム片10a及び出
力側カム片10bと両カム片の端面の間に配置されたロ
ーラ10cからなり、入力側カム片10aが前記キャリ
ヤ38bの他側板にスプライン連結していると共に、プ
ライマリシャフト1にネジ結合しており、かつ出力側カ
ム片10bがプライマリプーリの固定シーブ3aにスプ
ライン連結していると共に皿バネ45を介して該固定シ
ーブに当接している。従って、キャリヤ36bからのト
ルクは該調圧カム機構10を介してプライマリプーリ3
に伝達されると共に、該調圧カム機構3は該伝達トルク
に対応した軸力を発生し、該軸力を固定シーブ3aに作
用する。
また、固定シーブ3aは前記調圧カム機構10を覆うよ
うに延びる環状の鍔部3a、を有しており、該鍔部3a
、がケース支持壁13aに装着されたローラベアリング
27にて支持されることにより、固定シーブ3aに作用
するラジアル荷重を支持して、調圧カム機構10による
軸力が該ラジアル荷重に影響を受けないように構成され
ている。
なお、ケース支持壁13aはベアリング27を支持する
環状部13a、及び該環状部13a、の略々中央から延
びている支持部13a2からなり、該支持部13a2は
、略々中央部から延びていることに基づき、プーリ3か
らのラジアル荷重がモーメントとして作用することがな
い強度上有利な構造となっており、この結果、比較的薄
肉にて構成されている。
また、ベルト無段変速装置12は、プライマリプーリ3
、セカンダリプーリ5及びこれら両プーリに巻掛けられ
たベルト9からなり、かつ両プーリはそれぞれ固定シー
ブ3a、5a及び可動シーブ3b、5bからなる。なお
、ベルト9は金属製の多数の駒を有してなり、これら駒
がプライマリ及びセカンダリの両プーリ3,5に潤滑状
態にて接触してトルク伝達され、従りて駒とプーリとの
摩擦は比較的小さく、その結果駒とプーリとの接触面の
角度がその静止摩擦角より大きく設定される。
また、固定シーブ3aのボス部3a2は可動シーブ3b
側に延びており、その内周面がプライマリシャフト1に
潤滑油膜を介して嵌合している。
即ち、プライマリシャフト1は、一端が前記調圧カム機
構10のカム片10aとネジ結合するとなっていると共
に他端が膨径してフランジ部1dとなっており、更にそ
の中央部には潤滑油用の油路1eが穿設されており、か
つその先端がキャップ46により閉塞されている。また
、軸方向の多数箇所にて、該油路1eから放射状に多数
の油孔が形成されており、その内の所定間隔離れた2個
の油孔28,29は通常径より僅かに膨径した膨径部に
形成されている。そして、該膨径部には円周方向に油溝
が形成されており、これら膨径部外用と前記固定シーブ
ボス部3a2内周との間に潤滑油膜が構成され、従って
シャフト1は固定シーブ3aに潤滑油膜を介して支持さ
れる。また、固定シーブ3aの外周面には複数列のボー
ルスプライン機構(リニアボールベアリング)48を介
して可動シーブ3bのボス部3b、が軸方向のみ移動自
在に支持されている。即ち、可動シーブ3bは固定シー
ブボス部にボールのみを介して摺動摩擦抵抗を受けるこ
となく嵌合している。
また、可動シーブ3bの背部にはアクチュエータ装置を
構成するボールネジ装置6が配設されており、該ボール
ネジ装置は雄ネジ部6a及び雌ネジ部6b及びボールか
らなり、かつボールがリターン通路にて循環されるサー
キュレットタイプからなる。更に、該ボールネジ装jl
16の雄ネジ部6aは、ケース13の肩部にて軸方向及
び半径方向を拘束・支持されている調節部材21にその
後端部な固定されている。
該調節部材21はその内周面に凹溝が形成されており、
該凹溝に直接ローラベアリング22を装着している。そ
して、該ローラベアリング22は固定シーブ3aのボス
部3a2に嵌合された円筒状のインナレース50に当接
しており、従って固定シーブ3aは前記支持壁13aに
支持されているローラベアリング27及び該調節部材2
1に支持されているローラベアリング22によりケース
13に直接支持されている。また、固定シーブボス部3
a2の先端部にはネジaが形成されており、該ネジにナ
ツト部材15が螺合して前記インナレース50の抜止め
が図られている。
一方、調節部材21にはつオームホイール21aが形成
されており、該ホイールにつオーム(図示せず)が噛合
しており、該つオームの操作に基づき調節部材21か回
転して、前記ボールネジ装置の雄ネジ部6aを雌ネジ部
6bに対して相対回転することにより、ベルト9の初期
張力及びベルトの走行中心を調節し得る。
また、ボールネジ装置の雌ネジ部6bの一端は斜め外径
方向に延びてギヤ部52が形成されており、該ギヤ部5
2の凹球面状内周面とスラストボールベアリング530
レース53aの凸球面状外周面とで自動調芯機構が形成
されており、かつ該ボールベアリング53は前記可動シ
ーブ3bの背面と雌ネジ部6bとの間のスラスト力を支
持する。
また、前記ローラベアリング22のインナーレース50
を介してナツト部材15にて軸方向移動が阻止されてい
る支持板16と可動シーブ3bの背面との間には2種類
の所定数の皿ばねからなる弾性付勢部材19が配設され
ており、該付勢部材19はベルト挟圧荷重の一部を担持
し、前記ボールネジ装置6及びベアリング53.23の
支持荷重を下げる。
また、プライマリシャフト1の先端部形成されたフラン
ジ部1dには凸球状面を有するスラスト支持部材56が
固定されており、該凸球状面とスラストボールベアリン
グ23のレース23aの凹球状面とで自動調芯機構を構
成しており、かつ該ベアリング23は前記スラスト支持
部材56と調節部材21との間のスラスト力を支持する
なお、前記ナツト部材15は該スラストボールベアリン
グ23の内径部に軸方向にラップして配置されており、
軸方向の長大化を阻止してインナレース5oの抜止めを
図ると共に、該インナレース50を介して支持板16の
軸方向外側への飛び出しをも確実に阻止し、これにより
支持板16が可動シーブ3bのボス端3b、に当接する
ことにより、該可動シーブ3bのメカストッパを構成す
る。これにより、例えば後述する非円形ギヤ部等にスト
ッパをわざわざ設ける必要がなく、可動シーブ3bの過
度の移動を防止して、制御不良となるような不具合を阻
止し得る。
一方、セカンダリプーリ5の固定シーブ5aは、前記プ
ライマリ側と同様に、その背面に環状の鰐部5a、が形
成されており、該鍔部がケース13に支持されたローラ
ベアリング49に当接している。また、セカンダリシャ
フトシャフト2の基端部には出力ギヤ33が一体に成形
されていると共に、ローラベアリング51を介してケー
ス13に支持されており、また該シャフト2には所定間
隔離れて配置された2個のニードルベアリング55.5
6を介して固定シーブ5aのボス部5a2が回転自在に
支持されている。更に、ケース13には半径方向及び軸
方向の動きが規制されている前述と同様な調整部材25
が支持されており、該調整部材25の内周面には凹溝が
形成され、かつ該凹溝に直接ローラベアリング26が装
着されており、該ベアリング26はセカンダリシャフト
2の膨径部2aを回転自在に支持している。従って、セ
カンダリ側は、シャフト2が出力ギヤ33を挟んで配置
されたローラベアリング51.26によりケース13に
支持されており、また固定シーブ5aがその背面側をロ
ーラベアリング49によりケース13に支持されると共
にそのボス部5a2を2個のニードルベアリング55゜
56によりシャフト2に支持されている。
また、固定シーブ5aの背面内径部には、プライマリ側
と同様な調圧カム機構11が配設されており、該カム機
構11の一方のカム片11aはシャフト2にスプライン
係合し、他方のカム片11bは固定シーブ5aにスプラ
イン係合し、かつ両カム片の間にローラllcが介在し
ている。そして、シャフト2の先端部にはネジ2Cが形
成されており、該ネジにナツト部材62が螺合してカム
機構11を抜止め支持していると共に、カム片11aと
ケース13に固定されたカバー13cとの間に皿ばね6
3及びスラストベアリング65を介在している。
また、可動シーブ5bのボス部5b2は、前述したボー
ルスプラインと同様なボールスプライン66にて、固定
シーブ5aのボス部5azにボールのみを介して摺動の
み自在に嵌挿している。そして、該可動シーブ5bの背
面には前述と同様なボールネジ装置1f7が配設されて
おり、その雄ネジ部7aは前記調節部材25に固定され
ており、従って該調節部材25は、ウオームの回転に基
づき、前記プライマリ側の調節部材21と相俟ってベル
ト9の初期張力及び走行中心線を調節し得る。また、そ
の雌ネジ部7bには、前記プライマリ側と同様に、自動
調芯機構となるギヤ部69が形成されており、かつ該自
動調芯機構の一部となるレース70aと可動シーブ5b
の背面にはスラストボールベアリング70が介在してい
る。
更に、固定シーブ5aのボス先端部はネジbが形成され
ており、該ネジbには支持板17が該支持板に形成され
たナツト部17aによるネジ結合により固定されている
。そして、該支持板17と可動シーブ5bの背面との間
には前記プライマリ側と同様な弾性付勢部材2oが配設
されている。
また、該支持板17は、ネジb及びナツト部17aのネ
ジ結合による強固な固定に基づき、可動シーブ5bが一
杯に延びた際に該シーブボス部端が当接してそれ以上の
移動を規制するメカストッパを構成している。なお、上
記ネジ結合部分す、 17aはシャフト膨径部2aの側
面に形成された凹溝dにより調節部材25の内径側に軸
方向に略々ラップして配置されており、従9て該ネジ結
合の存在によっても軸方向に長くなることはない。
また、出力ギヤ33の側面にはプライマリ側と同様に、
凸球面支持面を有するスラスト支持板72が固定されて
おり、かつ該スラスト支持板72と協働して自動調芯機
構を構成するレース73aを介して、該支持板と調節部
材25の背面との間にはスラストボールベアリング73
が介在している。
そして、第2図及び第3図に示すように、プライマリシ
ャフト1とセカンダリシャフト2とて3角形を構成する
部位には操作装置75が配設されている。該操作装置7
5はケース13にベアリングを介して支持されている第
1及び第2のカウンタシャフト76.77を有しており
、第1のカウンタシャフト76には大歯車79a及び小
歯車79bを有するギヤユニット7つが回転自在に支持
されていると共に、先端部に大歯車80が一体に固定さ
れている。また、第2のカウンタシャフト77には大歯
車81が一体に固定されていると共に、先端部に小歯車
82b及び大歯車82aを有するギヤユニット82が回
転自在に支持されている。更に、これら両カウンタシャ
フト76.77には、互に噛合する非円形ギヤ83.8
5がそれぞれキーにより固定されて、互に非線形関係に
て連動している。そして、第1のカウンタシャフト76
上に回転自在に支持されたギヤユニット79は、その大
歯車79aがプライマリ側ボールネジ装置6のギヤ部5
2に噛合すると共に後述する電気モータ14からの歯車
87に噛合し、かつその小歯車79bが第2のカウンタ
シャフト77に固定されている大歯車81に噛合して、
第2のカウンタシャフト77からの伝動経路における増
速装置(従ってボールネジ装置のギヤ部52からの伝動
経路における減速装置)を構成している。また、第2の
カウンタシャフト77上に回転自在に支持されているギ
ヤユニット82は、その大歯車82aがセカンダリ側ボ
ールネジ装置7のギヤ部69に噛合し、かつその小歯車
82bが第1のカウンタシャフト76に固定されている
大歯車80に噛合して、第1のカウンタシャフト76か
らの伝動経路における増速装置(従りてボールネジ装置
の歯車からの伝動経路における減速装置)を構成してい
る。なお、ボールネジ装置6,7の雌ネジ部6b、7b
に結合したギヤ部52.69は歯厚の薄い歯車からなり
、またカウンタシャフト76.77に支持されるギヤユ
ニット79.82の大歯車79a、82aは、ボールネ
ジ装置が軸方向にフルストロークしても上記薄い歯車5
2,69と常に噛合関係を保持し得るように、歯厚の厚
い歯車からなる。
一方、第2図に示すように、ケース13の外部において
変速操作用の電気モータ14が固定されており、かつ該
電気モータ14は、該モータの非通電時に所定位置にホ
ールドし得る電磁ブレーキを有している。そして、該モ
ータ14の出力歯車89は、減速ギヤ列90及び歯車8
7を介して、前述した両ボールネジ装置を連動する操作
装置75に動力伝達している。なお、上述操作装置75
及び減速装置90の各歯車は、平歯車又はハスバ歯車か
らなり、可逆伝動可能であると共に高効率の動力伝達が
可能である。
また、前記セカンダリシャフト2に形成された出力ギヤ
33は中間軸92に固定されている大ギヤ93と噛合し
ている。更に、中間軸92には小ギヤ95が形成されて
おり、かつ該ギヤ95は差動歯車装置96に固定されて
いるリングギヤ97と噛合して、減速装置を構成してい
る。また、差動歯車装置97から左右フロントアクスル
軸97β、97rが延びている。
ついで、本実施例の作用を説明する。
エンジンクランク軸4oの回転は、車輌発進時には流体
トルクコンバータ31を介して入力軸32に伝達される
。即ち、エンジンクランク軸40の回転はポンプインペ
ラからタービンランチに油流を介して伝達され、そして
ステータによりトルクが増大される。この際、車輌が停
止されている状態で、最大ストール状態となって増大さ
れたトルクが入力軸32に伝達され、そして、車輌発進
に伴い、ポンプインペラとタービンランナとの相対速度
比が小さくなるに従ってトルク増大が漸減される。
該増大した入力軸32のトルクは、前後進切換え装置3
5を介してベルト式無段変速装置12の調圧カム機構1
0に伝達され、該カム機構10はプライマリプーリ3の
固定シーブ3aに該増大トルクに対応した強い軸力な作
用する。更に、プライマリプーリ3に伝達されたトルク
はベルト9を介してセカンダリプーリ5に伝達され、そ
して調圧カム機構11を介してセカンダリシャフト2に
伝達され、セカンダリプーリ5も上記増大トルクに対応
した強い軸力な作用する。
また、車速が増速して流体トルクコンバータ31がカッ
プリング域に達すると、エンジンクランク軸40と略々
同じトルクが入力軸32に出力され、該入力軸32のト
ルクは、同様に調圧カム機構10及び11に伝達され、
これらカム機構は該トルクに対応した比較的小さい軸力
な発生する。
そして、入力軸32が所定速度に達すると、口ツクアッ
プクラッチ41が係合して、以降、ロックアツプクラッ
チ41の機械的結合によりトルク伝達される。
そして、車輌停止状態にあっては、入力軸32は所定速
度で回転しているが、ベルト式無段変速装置12及びデ
ュアルプラネタリギヤ36等を介して車軸に連動してい
るシリンダ部材42は停止状態にある。この状態で、オ
ペレータがシフトレバ−をニュートラル位置から前進位
置に操作すると、油圧ポンプ39からの油圧が油圧制御
装置(図示せず)にて適宜調圧され、そして油路な介し
て油圧アクチュエータ37に供給され、ピストン部材を
摩擦クラッチC1に向けて移動する。これにより、前進
用摩擦クラッチC1は素早い応答にてかつ大きなシフト
ショックを生ずることなく係合して、入力軸32の回転
を、クラッチC1を介して、デュアルプラネタリギヤ3
6のキャリヤ側板36bに伝達する。そして、該キャリ
ヤ36bの回転は、入力軸32に連結されているサンギ
ヤ36aの同回転と共に、プラネタリギヤ36を一体に
して調圧カム機構10の入力側カム片10aに伝達され
る。
また、オペレータがシフトレバ−をニュートラル位置か
ら後進位置に操作すると、油圧制御装置からの油圧がブ
レーキ用油圧アクチュエータ45に供給される。これに
より、ピストン部材が移動して、後進用摩擦ブレーキB
2は、前進用摩擦クラッチCIと同様に、素早い応答で
かつ大きなシフトショックを生ずることなく係止する。
この状態ては、入力軸32の回転は、デュアルプラネタ
リギヤ36のサンギヤ36aに伝達され、かつ前記ブレ
ーキB2にてリングギヤ36cが固定されていることに
基づき、ピニオンの回転を介してキャリヤ36bに逆回
転として伝達され、そして調圧カム機構10の入力側カ
ム片10aに伝達される。
そして、入力側カム片10aに伝達されたトルクは、ロ
ーラ10c及び出力側カム片10bを介してプライマリ
プーリ3の固定側シーブ3aに伝達されると共に、調圧
カム機構10の軸力発生機能に基づき伝達トルクに対応
した軸力を固定側シーブ3aに作用する。
この際、固定シーブ3aは、その背面鍔部3a、がロー
ラベアリング27を介して直接ケース支持113 aに
支持され、またそのボス部3a2かローラベアリング2
2及び調節部材21を介してケース13に支持され、従
ってベルト張力に起因する大きなラジアル荷重はケース
13にて直接担持され、調圧カム機構10との間に摩擦
力を作用させることはない。また、固定シーブ3aのボ
ス部3atとプライマリシャフト1との間における所定
間II! l11mれた2個所には、油孔28,29か
らの潤滑油が油溝の存在と相俟りて油膜を形成し、これ
により固定シーブボス部3a2とシャフト1との間に摩
擦力を作用させることがない、従って、プラネタリギヤ
36からの全トルクは、調圧カム機構10を介して伝達
され、発進時等のトルク変動時及びラジアル荷重の作用
下にあっても、常にトルクに正確に対応した軸力が固定
シーブ3aに作用し、ベルト9を挟持する。
更に、該固定シーブ3aのトルクはボールスプライン4
8を介して可動シーブ3bに伝達され、そして前記調圧
カム機構10に基づく軸力にてベルト9を挟持して、該
ベルトを介してセカンダリプーリ5に伝達される。この
際、ベルト9からの軸方向反力が固定シーブ3a及び可
動シーブ3bに作用するが、固定シーブ3aからの軸力
は調圧カム機構10を介してプライマリシャフト1にて
担持され、また可動シーブ3bからの軸力は、スラスト
ボールベアリング53、自動調芯機構53a、52、所
定状態にあるボールネジ装置6、調節部材21、スラス
トボールベアリング23及び自動調芯機構23a、56
を介してシャフト1に形成されているフランジ部1dに
て担持され、これにより軸力がプライマリシャフト1の
引張り応力として作用する閉ループにて受けられる。な
お、可動シーブ3bに作用する軸力の一部はシーブ背面
から直接弾性付勢部材19、支持板16及びナツト部材
15を介して固定シーブボス部3a2に受けられ、スラ
ストベアリング53.23及びボールネジ装置6に作用
する軸力を軽減している。
そして、ベルト9からのトルクはセカンダリプーリ5に
伝達され、更に調圧カム機構11を介してセカンダリシ
ャフト2に伝達される。この際、プライマリ側と同様に
、調圧カム機構11が伝達トルクに対応した軸力を発生
し、該軸力を固定シーブ5aに作用してベルト9を挟持
すると共に、固定シーブ5aに作用する軸反力はナツト
62により直接シャフト2にて担持され、また可動シー
ブ5bに作用する軸反力は、スラストボールベアリング
70、自動調芯機構70a、69、ボールネジ装置7.
調節部材25、スラストボールベアリング73、自動調
芯機構73a、72を介してシャフト2に形成されたギ
ヤ33にて担持される。また同様に、可動シーブ5bに
作用する軸力の一部は直接弾性付勢部材20及び支持板
17を介して固定シーブボス部5a2に直接受けられる
この際、プライマリ側と同様に、セカンダリプーリ5も
ベルト張力に起因する大きなラジアル荷重が作用するが
、調圧カム機構11が位置する固定シーブ5aの背面側
は、鍔部5a、がローラベアリング49を介してケース
13に支持されており、上述ラジアル荷重が調圧カム機
構11に影響を及ぼすことはなく、またセカンダリシャ
フト2は、その先端がローラベアリング51を介して直
接ケース13に支持されると共に、その膨径部2aがロ
ーラベアリング26及び調節部材25を介してケース1
3に支持されており、そして該シャフト2と固定シーブ
のボス部5a2との間に所定間隔離れた2個のニードル
ベアリング55.56が介在しており、出力ギヤ33に
起因するラジアル荷重がシャフト2に作用しても、該ラ
ジアル荷重がシャフト2と固定シーブ5aとの間に摩擦
力として作用することはない。従って、セカンダリプー
リ5に伝達される全トルクは、調圧カム機構11を介し
てセカンダリシャフト2に伝達され、固定シーブ5aに
は伝達トルクに正確に対応した軸力が付与され、適正な
ベルト挟圧力が保持される。
なお、調節部材21.25に形成された凹溝に直接保持
されるローラベアリング22.26は、シャフト1,2
方自から飛散される潤滑油が該凹溝内に溜り、良好な潤
滑状態を保持してプーリ及びシャフトの滑らかな回転を
長期に亘り維持し得る。
また、制御部からの変速指令に基づき、電気モータ14
が回転すると、減速装置9oを介して第1のカウンタシ
ャフト76に遊合された大歯車79aが回転し、更に該
歯車79aと噛合するギヤ部52によりそれと一体の雌
ネジ部6bが回転する。すると、調節部材21にて回転
が阻止されている雄ネジ部6aに対して雌ネジ部6bは
軸方向に移動し、自動調芯機構付スラストボールベアリ
ング53を介して可動シーブ3bを移動して、プライマ
リプーリ3のベルト有効径を変更する。
方、前記大歯車79aの回転は、ギヤユニット79の小
歯車79b及び大歯車81の噛合により大幅に減速され
て第2のカウンタシャフト77に伝達され、更に非円形
ギヤ85.83を介して第1のカウンタシャフト76に
伝達される。そして、該第1のカウンタシャフト76の
回転は大歯車80及びギヤユニット82の小歯車82b
更に大歯車82aを介して増速され、該大歯車82aの
回転がセカンダリ側のボールネジ装置7のギヤ部69に
伝達される。そして、該ギヤ部69の回転により、それ
と一体の雌ネジ部7bが固定状態にある雌ネジ部7aに
対して相対回転して軸方向に移動し、自動調芯機構付ス
ラストボールベアリング7oを介して可動シーブ5bを
移動して、セカンダリプーリ5のベルト有効径を変更す
る。この際、プライマリ及びセカンダリプーリ3,5の
移動量とベルト9の移動量とは線形に対応しないが、前
記非円形ギヤ83.85を介して伝動することにより、
上記再移動量の差は適正に吸収される。また、構造上か
ら、非円形ギヤ83.85は1回転以内に押えられるが
、互に減速した第1及び第2のカウンタシャフト76.
77に非円形ギヤを設けることにより、該非円形ギヤ8
3.85の回転を1回転以内に押えたものでありながら
、プライマリ及びセカンダリ側のギヤ部52.69には
増速した回転を連動し、ボールネジ装置6゜7の多数回
転を可能とし、これによりボールネジ装置が所定リード
にて所定ストロークを得ることが可能となっている。ま
た、ボールネジ装置6゜7が軸方向に移動し、雌ネジ部
6b、7bに結合されているギヤ部52.69が軸方向
に移動しても、該歯車と噛合する大歯車79a、82a
は歯厚の厚い歯車からなり、常に噛合関係を保持してい
る。
また、プライマリプーリ3及びセカンダリプーリ5の回
転比を検出しながら制御部から目標値になるように変速
指令を発しており、例えば発進時等における最減速指令
にあっては、メカストッパを構成する支持板17にセカ
ンダリプーリ5の可動シーブボス部5b2の端部が当接
し、また最増速指令にあっては、メカストッパを構成す
る支持板16にプライマリプーリ3の可動シーブボス部
3b2の端部が当接する。
また、エンジン始動時、可動シーブの移動基準となるホ
ームポジションを認知する際等、可動シーブ3b又は5
bが移動してそのボス部3bl。
5b2端が支持板16又は17に当接する。すると、該
支持板16又は17はネジ部材15又はネジ部17aに
より固定シーブボス部3a25a2に強固に固定されて
、可動シーブのそれ以上の抜け方向の移動を規制し、該
当接した位置に可動シーブを保持する。
そして、セカンダリシャフト2の回転は、出力ギヤ33
から大ギヤ93及び小ギヤ95を介して差動歯車装置9
6のリングギヤ97に伝達され、そして該差動歯車装置
96にて左右フロントアクスル軸96β、96rに伝達
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施したベルト式無段変速装置を示す
断面図、第2図は該ベルト式無段変速装置を用いた自動
無段変速機を示す全体断面図、第3図はその変速操作装
置を示す断面図である。 1・・・プライマリシャフト   1d・・・フランジ
部   2・・・セカンダリシャフト   3・・・プ
ライマリプーリ   3a・・・固定シーブ3at・・
・ボス部   3b・・・可動シーブ5・・・セカンダ
リプーリ   5a・・・固定シーブ   5at・・
・ボス部   5b・・・可動シーブ   6・・・ア
クチュエータ装置(ボールネジ装置)    6a・・
・固定部(雄ネジ部)6b・・・回転部(Iiネジ部)
   7・・・アクチュエータ装置(ボールネジ装置)
    7a・・・固定部(雄ネジ部)   7b・・
・回転部(雌ネジ部) 、 9・・・ベルト、10.1
1・・・調圧カム機構 、  12・・・ベルト式無段
変速装置13・・・ケース   14・・・電気モータ
15・・・ナツト部(材)   16・・・支持部材(
板) 、  17・・・支持部材(板)17a・・・ナ
ツト部   19・・・弾性付勢部材、2o・・・弾性
付勢部材   21・・・調節部材22・・・(ローラ
)ベアリング   23・・・スラスト(ボール)ベア
リング   25・・・調節部26・・・(ローラ)ベ
アリング a、b・・・ネジ部   d・・・凹溝材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、プライマリシャフトと、セカンダリシャフトと、前
    記プライマリシャフトに支持された固定シーブ及び該固
    定シーブに対して軸方向に移動し得る可動シーブからな
    るプライマリプーリと、前記セカンダリシャフトに支持
    された固定シーブ及び該固定シーブに対して軸方向に移
    動し得る可動シーブからなるセカンダリプーリと、前記
    両プーリに巻掛けられたベルトと、回転運動を往復運動
    に変換して該往復運動を前記両プーリの可動シーブに作
    用するアクチュエータ装置と、を備えてなるベルト式無
    段変速装置において、 前記固定シーブのボス部先端にネジ部を形成し、該ネジ
    部に螺合するナット部にて、少なくとも前記可動シーブ
    の抜け方向の移動を阻止する支持部材を装着し、 該支持部材と前記可動シーブとの間に、軸力の一部を担
    持する弾性付勢部材を介在すると共に、該支持部材を、
    前記可動シーブの移動端にて該シーブのボス部端に当接
    してメカストッパとなすことを特徴とする、 ベルト式無段変速装置。 2、前記支持部材が、前記固定シーブに嵌合されて配置
    され、かつ該固定シーブのボス部に形成されたネジ部に
    ナット部材を螺合し、該ナット部材にて前記支持部材の
    前記可動シーブの抜け方向の移動を阻止してなる、 請求項1記載のベルト式無段変速装置。 3、前記支持部材が、ナット部を有し、該ナット部を前
    記固定シーブのボス部に形成されたネジ部に螺合してな
    る、 請求項1記載のベルト式無段変速装置。 4、ケースに半径方向を規定して調節部材を保持し、該
    調節部材の内周面にベアリングを装着して前記固定シー
    ブボス部を支持し、かつ該調節部材を、前記アクチュエ
    ータ装置の固定部に連結すると共に適宜位置に回転調節
    して保持してなり、また前記シャフトの端に設けたフラ
    ンジ部と前記調節部材背面との間にスラストベアリング
    を介在し、 そして前記固定シーブボス部に形成したネジ部及び該ネ
    ジ部に螺合したナット部材を、前記スラストベアリング
    の内径側に軸方向にラップして配置してなる、 請求項2記載のベルト式無段変速装置。 5、ケースに半径方向を規定して調節部材を保持し、該
    調節部材の内周面にベアリングを装着して前記シャフト
    を支持し、かつ該調節部材を、前記アクチュエータ装置
    の固定部に連結すると共に適宜位置に回転調節して保持
    してなり、 そして前記固定シーブボス部に形成したネジ部及び支持
    部材のナット部を、前記調節部材の内径側に軸方向にラ
    ップして配置してなる、 請求項3記載のベルト式無段変速装置。
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