JPH03121872A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明は、印字ヘッドを備えた画像形成装置に・関する
ものである。

〔従来の技術〕

近年、印字ヘッドに設けられたノズルから記録紙にイン
クを吐出させて画像形成を行うインクジェット式プリン
タは広く普及している。１つの印字ヘッドに複数のノズ
ルが形成されたインクジェット式プリンタの場合、各ノ
ズル毎に特性のバラツキが発生し、印字画像にムラを生
じる原因となっていた。そこでそのバラツキを除去する
為、各種の手段が考えられてきた。そのような手段では
、バラツキと印字ヘッドとは、個別に対応している為、
印字ヘッドに対応したバラツキデータ又はバラツキを補
正するためのデータをプリンタ内の制御回路等に伝達す
ることが必要となる。

従来では、印字ヘッドと補正データを格納したプログラ
マブルリードオンリメモリ（ＰＲＯＭ）とを一体向に構
成しておき、ＦＲＯＭの内容を読み出して印字ヘッド毎
の特性のバラツキを補正していた。

〔発明が解決しようとする８果題］ 上記従来技術では、ＦＲＯＭを印字ヘット毎に使用しな
ければならず、コストアップの原因となる。特に、印字
ヘットにインクの充填されたインクタンクを一体化して
構成し、インクを使い果たすと捨ててしまう、いわゆる
ディスポーザブルタイプの印字ヘッドが考えられており
、このような印字ヘッドにＦＲＯＭを内蔵させるのは、
コストアップを招来するだけでなく、その構成に無駄を
生しるという問題がある。

したがって、本発明の目的は、上記問題を解決して、構
成の無駄を省ぎ、コストの低減に有利な画像形成装置を
提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明に従う画像形成装置
は、印字ヘッドと、前記印字ヘッドの特性を表わす特性
データを記憶した脱着可能な記憶手段と、前記記憶手段
のデータに基づいて印字ヘットの駆動能様を制御する制
御手段とを含むことを特徴とする。

さらに本発明に従う画像形成装置は、前記印字ヘッドは
、脱着可能であり、前記記憶手段は、複数の特性データ
を記憶し、前記制御手段は、記憶手段から、装着されて
いる印字ヘッドの特性データを選択的に読み出して、そ
の特性データに基づいて該印字ヘッドの駆動能様を制御
することを特徴とする。

〔作用〕

本発明に従う画像形成装置においては、制御手段が脱着
可能な記憶手段に記憶した特性データに基づいて、印字
ヘッドの駆動能様を制御する。

特に印字ヘッドが脱着可能であり、前記記憶手段が複数
の特性データを記憶している場合には、制御手段は、そ
の記憶手段から装着されている印字ヘッドの特性データ
を選択的に読み出して、読み出された特性データに基づ
いて印字ヘッドの駆動能様を制御する。したがって印字
ヘッド毎にその特性が異なる場合であっても、装着され
ている印字ヘットに応じて、その駆動能様な制御するこ
とができる。

〔実施例１〕 第１図は本発明の実施例のインクジェット記録装置に使
用されるインクタンク記録用チップ一体型カートリッジ
３０９の斜視図であり、第２図はこのカートリッジ３０
９を搭載したインクジェット記録装置の斜視図を示して
いる。

この装置においては、インクタンク２００が記録ヘッド
１００に一体的に構成されてカートリッジタイプとなっ
ており、カートリッジ３０９内のインク吸収体２０２に
含浸、保持されたインクが、記録ヘッド１００内へ供給
される構造を有している。

ここで、記録ヘッド１００は、吐出部１０２および供給
タンク部１０４等から成る。吐出部１０２は、記録媒体
との対向面に形成した吐出口１０２Ａと、その内方に延
在する液路と、例えば、吐出エネルギーとして熱エネル
ギーを利用した例を挙げれば、各液路に配設した電気熱
変換体等の吐出エネルギー発生体としての記録ヒータと
、各液路に連通した共通液室とを有している。

又、供給タンク部１０４はインクタンク２００側からイ
ンクの供給を受け、吐出部１０２内の共通液室にインク
を導くサブタンクとして機能する。インクタンク２００
内に配設され、インクを含浸させたインク吸収体２０２
は、多孔質体または繊維等を用いて形成できる。なお、
２０４はインクタンク２００の蓋部材である。

第２図において３０９Ｙ、３０９Ｍ、３０９Ｃ，３０９
Ｋ（総称するときは［カートリッジ３０９Ｊ　といい、
各カートリッジにおいて対応する部分は同一の数字にｒ
Ｙ」、ｒＭ」、ｒＣＪ「Ｋ」を付した参照符を用いる）
は第１図に示したカートリッジであり、このカートリッ
ジ３０９は、キャリッジ１５上に固定されており、これ
らはシャフト２１に沿って長手方向に往復動可能となっ
ている。また、キャリッジ１５に対する位置決めは、例
えば記録ヘット１００に設けた穴１０５と、キャリッジ
１５側に設けたダホ等により行なうことができる。さら
に、電気的接続は吐出部１０２に対する配線基板（図示
せず）に設けた接続バットに、キャリッジ１５上のコネ
クタを結合させればよい。

吐出口１０２Ａより吐出されたインクは、記録ヘラＦｌ
　００と微小間隔をおいてプラテンローラ１９に記録面
を規制された記録媒体１８に到達し、記録媒体１８上に
画像を形成する。

記録ヘッド１００には、ケーブル１６およびこれに結合
する端子を介して適宜、図示しないデータ供給源より画
像データに応じた吐出信号が供給される。カートリッジ
３０９は、用いるインク色等に応じて、１ないし複数個
（図では４個）を装着することができる。

また、第２図において、１７はキャリッジ１５をシャフ
ト２１に沿って走査させるためのキャリッジモータ、２
２はモータ１７の駆動力をキャリッジ１５に伝達するワ
イヤである。また、２０はプラテンローラ１９に結合し
て記録媒体１８を搬送させるためのフィートモータであ
る。

カートリッジ３０９の吐出口１０２Ａは、例えば１２８
個のノズルより出来ており、６３．５μｍピッチで第１
図鉛直方向に配列されている。

しかし、吐出口１０２Ａは、全く同一形状に製造するこ
とはできないので、各吐出口毎に吐出インク量、吐出ス
ピード、吐出方向などの特性が微妙に異なっている。し
たがって何ら補正を行わなければ、結果として記録画像
に濃度ムラを生じることになる。この濃度ムラはスジ状
となって記録画像に表われ、記録品位を著しく劣化する
。

本実施例では、これらの濃度ムラを解消するために、後
述するようにカートリッジ３０９毎にその特性に応じた
補正を行っている。

第３図は、第２図示の構成を複写装置に使用した場合の
ブロック図あり、以下、その構成および基本的動作を説
明する。

例えばＣＣＤ（Ｃｈａｒｇ　　ＣｏｕｐｌｅｄＤｅｖｉ
ｃｅ）などの光電変換素子を含む画像読取部３０１は、
原稿像を読み取って電気信号に変換する。このとき、赤
、緑、青の３色の色信号が出力される。次にこの電気信
号をＡ／Ｄ変換部３０２によりディジタル信号に変換し
、シェーディング補正回路３０３により、光学系および
センサーのムラ成分を除去する。

次に、対数変換部３０４により、濃度に対し直線性のあ
る特性に直し、更に赤、緑、青に関する信号をインクの
色であるシアン、マゼンタ、イエローに関する信号に変
換する。

次に、色補正回路３０５は、読み取り部３０１の特性や
インク特性に起因する色にごりの発生をインクが吐出さ
れる。これらの一連の制御は、制御部３１０が画像クロ
ック発生部３１１より出力されるクロックを制御するこ
とによって行われる。

ＣＰＵ３１２は、シェーディング補正回路設定等を行っ
ている。更にＣＰＵ３１２は、その動作プログラム等を
記憶するＲＯＭ３１３、および各種設定値等を記憶する
ＲＡＭ３１４に接続さヘッド１００毎に対応する濃度補
正が行われる。

記録ヘッド１００の吐出口毎に補正されたデータは、２
値化回路３０７により２値化演算が施される。本実施例
においては、２値化回路３０７は、誤差拡散法を用いて
２値化演算を行っている。

２値化されたデータは、記録ヘッドドライバ３０８を介
してインクジェット式の記録ヘット１００へ駆動信号と
して送出され、これによってされており、電源を切って
もデータは保持される様になっている。更に、ＣＰＵ３
１２は、■ｃカードインターフェース３１６に接続され
、記憶手段であるＩＣカード３１７のデータを読み込む
ことができる様に構成されている。また、各記録ヘッド
１００Ｙ、１００Ｍ、１００Ｃ１００Ｋにはそのシリア
ル番号を記憶するＲＯＭ３０Ｙ、３０Ｍ、３０Ｃ，３０
Ｋが設けられておリ、ＣＰＵ３１２によって読み出すこ
とができる様に構成される。このＣＰＵ３１２および濃
度ムラ補正回路３０６を含んで制御手段が構成されてい
る。

ＩＣカード３１７には、複数、例えば６４種類の記録ヘ
ットのシリアル番号と、その記録ヘッドの特性情報が入
力されている。

上記特性情報は、例えばその記録ヘッドにおける各吐出
口の濃度補正データと、その記録ヘッドの温度検出用サ
ーミスタの補正データ及び、その記録ヘットのインクの
色などである。

第４図は濃度ムラ補正回路３０６のブロック図てあり、
第５図は濃度ムラ補正回路３０６内のＲＯＭ４０１に格
納されているデータを説明するためのグラフである。Ｉ
Ｃカード３１７から入力された記録ヘッド毎の補正デー
タはＲＡＭ３１４に蓄積されており、ＣＰＵ３１２はそ
の補正データをＲＡＭ４０４に転送する。つまりセレク
タ４０２．４０３をＡ側を選択するように切換えて、Ｄ
ｏ、Ｄｉとしては、カートリッジ３０９のインクの色情
報を、Ｄ２〜Ｄ７としては各吐出口の補正データをＲＡ
Ｍ４０４に転送する。

次に、ＣＰＵ３１２はセレクタ４０２，４０３をＢ側を
選択するように切換えて、ＲＡＭ４０４からのデータの
読み出しを行わせる。このときのアドレス制御は、画像
読取り時等のクロック信号に基づいて、アドレス制御回
路４０５によって行われる。すなわちＲＯＭ４０１には
、ＡＯ〜Ａ７として画素毎に画像データが与えられ、一
方、Ａ８〜Ａ１５としてその画素を印字すべき吐出口に
関する補正データ等（ただしＡ８．Ａ９は色制御信号）
が与えられる。なおＡ８．Ａ９はインクの色に相違して
、その吐出特性等が異なる場合の補正を行うために記憶
されるインクの色情報であり、上記吐出特性による補正
を行わない場合や第４図示の構成をインクの色毎に設け
た場合には必ずしも必要ではない。

次に第５図を参照してＲＯＭ４０１の記憶内容の説明を
する。ＲＯＭ４０１には第５図斜線で示される範囲で補
正された画像データのテーブルが１ 記憶されている。ラインＩ１１はＡ１０ＮＡ１５の表わ
す値が００ときを示し、ラインＪ２２はＡＩＯ〜Ａ１５
の表わす値が３２のときを示し、ラインｊ２３はＡＩＯ
〜Ａ１５の表わす値が６３のときを示す。例えばインク
の吐出量が少ない特性の吐出口の場合（Ａ１０〜Ａ１５
の表わす値が小さい場合）には、人力画像データよりも
大きい値の画像データが出力される。逆にインクの吐出
量が多い特性の吐出口の場合（Ａ１’０−Ａ１５の表わ
す値が大きい場合）には、人力画像データよりも小さい
値の画像データが出力される。このようにして吐出口の
特性の相違に起因する濃度ムラを補正し、均一な画像を
出力することができる。

次にＩＣカード３１７から、記録ヘッドの補正データを
取り込む処理動作を第６図のフローチャートに沿って説
明する。

ＣＰＵ３１２は電源投入後、装着されている各記録ヘッ
ド１００に設けられたＲＯＭ３０Ｙ３０Ｍ、３０Ｃ，３
０によりシリアル番号を読取る（ステップ５０１〜５０
４）。次にこれらの２ シリアル番号の補正データがすでにＩＣカート３１７よ
りＲＡＭ３１４に転送されて、ＲＡＭ３１４上にあるか
どうかのチエツクを行う（ステップ５０５〜５０８）。

全ての色の記録ヘッド１００の補正データがＲＡＭ３１
４上にあれば、コピー許可（ステップ５１８）を行い、
ＲＡＭ３１４の補正データをＲＡＭ４０４に転送する（
第６図（Ｃ）ステップ５１９）。そしてコピーキー（図
示せず）が押されるとコピーを開始する（ステップ５２
０〜５２１）。

又、ステップ５０５〜５０８により一色でも記録ヘッド
１００のシリアル番号の補正データがＲＡＭ３１４上に
展開されていない場合は、ステップ５０９，５１１，５
１３，５１５によりＩＣカード３１７に、装着されてい
る記録ヘッド１００に対応した補正データがあるかどう
か判断し、補正データがＩＣカード３１７に存在する場
合は、そのＩＣカード３１７より必要な補正データをＲ
ＡＭ３１４に転送する（ステップ５１０５１２．５１４
．５１６）。そして、全ての装着されている記録ヘット
１００の補正データがそろった場合、コピー許可（ステ
ップ５１８）となり、１つでも補正データが不足すると
コピー！止となり、複写動作は禁止される。

ところでＩＣカード３１７は、複数の記録ヘッドの補正
を持つことができ、更に、使用済データは消去すること
ができる。

したがって、本体に補正データを転送すると、その補正
データには使用済である旨のデータを書き込んでおき、
ＩＣカート３１７に新規補正データを書き込む時、不要
な補正データを消去して、その領域に書き込むことがで
きる。ＩＣカード３１７への補正データの書き込みは、
カートリッジを購入した時に行うか、又は、カートリッ
ジ購入時に、補正データが記録された新しいＩＣカート
を一緒に入手する。このようなＩＣカードを本体に挿入
することにより補正データが複写機本体に読取られる。

このようなＩＣカードは、−担本体によって補正データ
が読取られた後には、取外してもよい。

このように、本実施例では、１枚のＩＣカート３１７に
より、各色に対して多数の記録ヘットの補正データが格
納でき、効率がよい。その為、補正データ等の伝達が安
価に容易にできる。

又、本発明の記憶手段はＩＣカートに限定されるもので
はないが、ＩＣカートは再利用が可能な為、再利用する
程コスト効率がよくなる。

更に不正に入手した記録ヘッドの補正データはＩＣカー
ドに入力されないようにできるので不正利用を防止する
ことができる。

特に記録ヘッドとしてインクがなくなると捨てるタイプ
のディスポーザブルヘッドの場合は、補正データの転送
回数が増大し、よりＩＣカードの効率が上がり、木目的
により適している。このような場合には、通常、−度に
多数の記録ヘッドを購入するが、ＩＣカードに購入した
全ての記録ヘッドの補正データを記憶しておけば便利で
ある。

上述した実施例では、濃度ムラを除去する方法として、
ＲＯＭ４０１に補正画像データのテープ５ ルを記憶させておき、記録ヘッドに応じて補正画像デー
タを選択して補正を行うようにしたが、例えば吐出口毎
にその駆動電圧、駆動電流、あるいは駆動時間を変化さ
せることによってインクのトッド径を均一にするように
してもよい。又、本発明は、インクの吐出エネルギーと
して熱エネルギーを使用するものに限定されないが、熱
エネルギーを使用した場合には、各吐出口の熱源の温度
を変化させて補正を行ってもよい。

〔発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、脱着可能な記憶
手段の内容に基づいて各印字ヘッドに応じて、その駆動
能様が制御されるので、構成の無駄を省き、画像品位を
悪化させることなく、コストの低減を図ることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のインクジェット記録装置に
使用されるカートリッジ３０９の斜視図、 第２図はカートリッジ３０９を搭載したインク６ ジェット記録装置の斜視図、 第３図は第２図のインクジェット記録装置が使用される
複写機のブロック図、 第４図は第３図示の複写機の濃度ムラ補正回路３０６の
ブロック図、 第５図は濃度ムラ補正回路３０６内のＲＯＭ４０１に格
納されているデータを説明するためのグラフ、 第６図はＩＣカード３１７から補正データを取り込むと
きの動作を説明するためのフローチャートである。 ３０・・・ＲＯＭ １００・・・記録ヘッド（印字ヘッド）１０２Ａ・・・
吐出口 ３０６・・・濃度ムラ補正回路 ３０９・・・カートリッジ ３１２・・・ＣＰＵ ３１７・・・ｒｃカード（記憶手段） ＜Ａｏ−Ａ７） 特開平３ １２１８７２　（８） 東６図 （Ｃ）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）印字ヘッドと、 前記印字ヘッドの特性を表わす特性データを記憶した脱
   着可能な記憶手段と、 前記記憶手段のデータに基づいて印字ヘッドの駆動能様
   を制御する制御手段とを含むことを特徴とする画像形成
   装置。
2. （２）前記印字ヘッドは、脱着可能であり、前記記憶手
   段は、複数の特性データを記憶 し、 前記制御手段は、記憶手段から、装着されている印字ヘ
   ッドの特性データを選択的に読み出して、その特性デー
   タに基づいて該印字ヘッドの駆動能様を制御することを
   特徴とする請求項第１項記載の画像形成装置。