JPH03117097A - ２線４線変換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は２線４線変換装置に係わり、特に電位分離トラ
ンスを理想トランスに近づけることのできる２線４線変
換装置に関する。

〔従来の技術〕

一般に、２線４線変換装置は、電話交換機の加入者線や
トランク線に接続される搬送装置に使用されている。

このような２線４線変換装置の一例が第２図に示されて
いる。

第２図に示す２線４線変換装置１１は、他の電位から絶
縁した浮動型直流電源１２と、この浮動型直流電源゛１
２から電力の供給を受け、かつ端子’ｒ、、、　　Ｔ、
２を介して２線式線路Ｌ２　に給電をする給電回路１３
と、この２線式線路Ｌ２が接続される端子Ｔｚ、　　Ｔ
＋□に直流阻止コンデンサ１４および絶縁トランス１５
を介して接続され２線４線変換をする２線４線変換回路
１６とを含んで構成されている。ここで、２線４線変換
回路１６は、２線端子Ｗ２　と、４線端子Ｗ　Ｓ　４．
　Ｗ　Ｒ４とを有しており、２線端子Ｗ２　に絶縁トラ
ンス１５の２次巻線を、４線端子ＷＳ４に端子Ｔ　Ｉ　
３．　　Ｔ　、　、を介して４線式線路の送信側線路を
、４線端子ＷＲ，に端子ＴＩ５．　　Ｔ１６を介して４
線式線路の受信側線路を、それぞれ接続している。

２線式線路Ｌ２　からの信号は、端子Ｔ　ＩＩ、　　Ｉ
Ｉ２、直流阻止コンデンサ１４、・絶縁トランス１５を
介して２線４線変換回路１６に取り込み、２線４線変換
回路１６において２線４線変換して４線端子ＷＳ４に端
子Ｔ　、　３．　　Ｔ　、４を介して４線式線路の送信
側線路に送出される。また、４線式線路の受信側線路を
介して送られてくる信号は、端子Ｔ１５゜Ｔ、６を介し
て２線４線変換回路１６に取り込まれ、２線４線変換回
路１６において４線２線変換されて絶縁トランス１５お
よびコンデンサ１４、端子Ｔ、、、　　Ｔ、□を介して
２線式線路Ｌ２　に送出される。

この際に、耐地から絶縁されている給電回路１３から２
線式線路Ｌ２　に直流電流が供給されることになる。こ
こで、ＩＩ、Ｉ２　は、直流阻止コンデンサ１４に流入
する充放電電流を示している。また、前述のように耐地
から絶縁する理由は、２線式線路Ｌ２が屋外に引き出さ
れたり、商用交流電源ケーブルと同一のケーブルダクト
に配置される可能性があり、交流雑音の誘導の可能性が
あるため、交流雑音誘導耐力を向上させる必要があるか
らである。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の２線４線変換装置１１によれば、第２図
に示すように、２線式線路Ｌ２　に直流阻止コンデンサ
１４と絶縁トランス１５が接続されているので、給電極
性反転方式の課金信号が２線式線路Ｌ２　に送出される
都度、極性反転時に直流阻止コンデンサ１４に対する充
放電電流が電位分離のための絶縁トランス１５に流れる
ことになる。

この充放電電流のために、絶縁トランス１５が飽和し、
伝送中の音声信号が途切れることがある。

このため、絶縁トランス１５は、充放電電流で飽和しな
いように、インダクタンスを抑える必要がある。一方、
２線４線変換装置１１の不整合減衰量の規格を満足させ
るためにには、絶縁トランス１５のインダクタンスを上
げて、理想トランスに近づける必要がある。このような
相反する要求を満足させるためには、絶縁トランス１５
の形状を通常の数倍の大きさとする必要があり、回路を
小型化ができないという欠点があった。

本発明は、上述した欠点を解消するためになされたもの
で、電位分離トランスを理想トランスに近づけることの
できる２線４線変換装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の２線４線変換装置は、他の電位から絶縁した浮
動型直流電源から２線式線路に給電する給電回路と、２
線式線路に接続され２線４線変換をする２線４線変換回
路とを含む２線４線変換装置において、２線４線変換回
路の２線側端子を２線式線路に直接接続し、２線４線変
換回路の４線側入出力端子にそれぞれトランスを接続し
、かつ２線４線変換回路の回路電源を浮動型直流電源か
ら供給する構成としたことを特徴とするものである。

本発明は、直流阻止コンデンサを省き、かつ電位分離の
ための絶縁トランスに関して直流が流れることによる飽
和につき考慮する必要をなくすことによりトランス設計
を容易とし、かつ絶縁トランスの形状の小型化を通じて
装置全体の小型化を図ることができるようにしたもので
ある。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は、本発明の一実施例を示す回路図である。

第１図に示す２線４線変換装置１は、他の電位から絶縁
した浮動型直流電源２と、この浮動型直流電源２から直
流電力の供給を受け、かつ端子Ｔ、Ｔ２を介して２線式
線路Ｌ２　に給電をする給電回路３と、２線式線路Ｌ２
　が接続される端子Ｔ１、。

’Ｉ”＋２を２線側端子Ｗ２　に直接接続し、かつ浮動
型直流電源２から電力の供給を受けるとともに２線４線
変換を行う２線４線変換回路６と、２線４線変換回路６
の４線側入出力端子ＷＳ４．ＷＲ４にそれぞれ接続され
た絶縁トランス５ｓ、５Ｒとを含んで構成されている。

また、絶縁トランス５ｓ　の２次巻線には端子Ｔ　３　
、　Ｔ　４　を介して４線式線路の送信側線路が、４線
絶縁トランス５Ｒの２次巻線には端子Ｔｓ、Ｔｓ　を介
して４線式線路の受信側線路が、それぞれ接続されてい
る。

このような実施例の作用を説明する。

２線式線路Ｌ２　からの信号は、端子Ｔ、、Ｔ２を介し
て２線４線変換回路６に取り込み、２線４線変換して４
線端子ＷＳ４から絶縁トランス５３、端子Ｔ　、　３．
　　Ｔ　Ｉ　４を介して４線式線路の送信側線路に送出
する。また、４線式線路の受信側線路を介して送られて
くる信号は、絶縁トランス５Ｒを介して２線４線変換回
路６に取り込み、４線２線変換して端子Ｔ　＋　、　Ｔ
　２を介して２線式線路Ｌ２　に送出される。

このように電子化された２線４線変換回路６は、浮動型
直流電源２から消費電力の供給を受けているので、従来
装置のように絶縁トランスおよび直流阻止コンデンサを
介して２線式線路Ｌ２　に接続する必要がなく、２線式
線路Ｌ２　に直接接続できるため、絶縁トランスの電流
が流れることによる飽和を考える必要がなくなった。ま
た、絶縁トランス５Ｓ、５Ｒは、２−線４線変換回路６
の４線側入出力端子ＷＳ４．ＷＲ４に接続している。２
線式線路Ｌ２　に流れる直流分は、２線４線変換、回路
６内において阻止され、２線４線変換回路６の４線側入
出力端子ＷＳ４．ＷＲ４に出力されることがないので、
絶縁トランス５ｓ、５．には音声信号のみを取り扱うだ
けでよくなる。

したがって、絶縁トランス５ｓ、５．には直流分が流れ
ないので、音声信号のみを考慮した設計のみでよく、絶
縁トランスの小型化が図れ、絶縁トランスが１回路当た
り２つ要しても装置全体が小型化できることになる。ま
た、絶縁トランス５５゜５Ｒの設計に当たっては、直流
電流による飽和阻止のために考慮していたインダクタン
スの制限がなくなることにより、インダクタンスを高く
設計でき、絶縁トランス５．．５Ｒがより理想トランス
に近づくことで、音声特性である不整合減衰量特性およ
び反響減衰量特性が向上することになる。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明は、２線４線変換回路を浮動型
直流電源から直接給電を受け、かつ２線式線路を２線４
線変換回路の２線端子に直接接続し、電位分離トランス
を２線４線変換回路の４線入出力端子に接続しているの
で、電位分離トランスに直流分が流れることを考慮する
必要をなくしてトランスの設計を容易とし、かつトラン
スの形状を小型化できることから装置全体を小型化でき
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係わる２線線変換装置の一実施例を示
す回路図、第２図は従来の２線４線変換装置を示す回路
図である。 １・・・・・・２線４線変換装置、 ２・・・・・・浮動型直流電源、３・・・・・・給電回
路、５Ｓ、５Ｒ・・・・・・絶縁トランス、６・・・・
・・２線４線変換回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　他の電位から絶縁した浮動型直流電源から２線式線路
   に給電する給電回路と、前記２線式線路に接続され２線
   ４線変換をする２線４線変換回路とを含む２線４線変換
   装置において、前記２線４線変換回路の２線側端子を２
   線式線路に直接接続し、前記２線４線変換回路の４線側
   入出力端子にそれぞれトランスを接続し、かつ前記２線
   ４線変換回路の回路電源を前記浮動型直流電源から供給
   する構成としたことを特徴とする２線４線変換装置。