JPH0311695Y2 - - Google Patents

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JPH0311695Y2
JPH0311695Y2 JP18949585U JP18949585U JPH0311695Y2 JP H0311695 Y2 JPH0311695 Y2 JP H0311695Y2 JP 18949585 U JP18949585 U JP 18949585U JP 18949585 U JP18949585 U JP 18949585U JP H0311695 Y2 JPH0311695 Y2 JP H0311695Y2
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、水平且つ基準線に対して直角にロ
ールを設定するに際して、その角度を正確に計測
する装置に関する。
〔従来の技術〕
基準線に対するロールの直角度を計測する従来
の手段としては、例えば第11図に示すようなも
のがある。即ち1がロールであつて、このロール
が圧延ラインの中心線(ライン芯)に対して直交
しているか否かを計測するには、先端にマイクロ
メータ2を取付けたアーム3をロール1に固定し
て、このロール1を回転させることにより、ライ
ン芯に沿つて張設したピアノ線4と旋回移動する
マイクロメータ2との距離Ta,Tbを2箇所にお
いて視認しつつ、この2箇所における前記距離が
等しくなるように、ロール1の直交度を調整して
いる。また、ロール1が水平であるか否かは、ロ
ール1上面に水準器を載せてその水泡の位置によ
り水平度を計測して、前記直交度とこの水平度と
の計測によりロール1の芯出しをしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の計測手段にあ
つては、前記直交度の計測に当たつては、アーム
3へのマイクロメータ2の取付けやロール1への
アーム3の取付け等の作業が必要となるため作業
に時間がかかつて測定の能率が悪く、またアーム
3をロール1に取付けるための治具がロール1の
径に対応して各種必要になるばかりか、視認によ
る測定のために熟練を要し、さらに測定結果に個
人差が大きいという問題点がある。また、工場内
の振動や風の影響によつてピアノ線4が振れると
前記測定が不可能になるため、ロールの直交度を
測定するに際しては工場内で振動を発生させる作
業を中止したり、風のない時を選択することが余
儀なくされるという問題点もあつた。さらに前記
水平度の計測は、直交度の測定とは別に行う必要
があるため、前記直交度測定の非能率とあいまつ
てロール芯出しの作業能率が低いという問題点が
あつた。
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたものであり、視認による計測とロール
に他の部材を固定することによる計測とを排除し
て、簡単な作業により正確にロールの角度を測定
することを可能にして、ロールの芯出しを容易に
することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案にかかるロールの角度計測装置は、被
測定ロールの周面に接合される計測器本体と、計
測器本体に相互に所定間隔をおいて設けられて、
前記ロールに対して所定の角度に設定される基準
部材との距離を測定する複数の非接触式センサ
と、計測器本体に設けられて、前記ロールの水平
面に対する傾斜度を測定する傾斜センサと、各非
接触式センサから夫々出力される前記距離に対応
する信号を入力して前記ロールの角度を演算する
角度演算部と、角度演算部による演算結果を表示
する角度表示部と、前記傾斜センサから出力され
る傾斜角に対応する信号を入力して前記ロールの
傾斜度を演算する傾斜度演算部と、傾斜度演算部
による演算結果を表示する傾斜度表示部とを備
え、少なくとも前記計測器本体における前記ロー
ルに対する接合面が、前記ロールの軸方向に延び
る谷を有する断面V形をなしているものである。
〔作用〕
計測器本体を被測定ロールの周面に接合する。
この接合は計測器本体の接合面の谷が前記ロール
の軸と平行になるように行う。前記接合面は断面
V形をなしているから、これがロール周面に接合
されると計測器本体はロールに対して常時所定の
向きに設定される。このため、計測器本体に設定
される複数の非接触式センサと傾斜センサとは所
定の向きでロールに配置されることになる。
そして、前記各非接触式センサは、基準部材と
の距離を夫々測定して、各距離に対応する信号を
角度演算部に出力する。この演算部では各非接触
式センサからの入力信号に基づいて所定の演算を
して、その結果を角度表示部において表示する。
また傾斜センサは、水平面に対するローラの傾斜
角を測定して、その傾斜度に対応する信号を傾斜
度演算部に出力し、ここで所定の演算をしてその
結果を傾斜度表示部において表示する。
作業者は、前記両表示を見てロール芯の角度を
認識して、必要に応じてロールの芯出しを行う。
〔実施例〕
第1〜10図はこの考案の一実施例を示す図で
ある。10が被測定ロールである。11は角度計
測装置であり、これは第2図に示すように、計測
器本体12と演算部13,23と表示部14,2
4と、図示しない電源等を備えており、計測器本
体12には2つの非接触式センサ(例えば渦流セ
ンサ)12a,12bと、水平面に対する傾斜度
を測定する傾斜センサ12cとを備えていて、前
記2つの非接触式センサ12a,12bにより、
夫々後述の基準部材15との距離La,Lbを計測
する。
両非接触式センサ12a,12bは相互に間隔
Lをおいて並設され、夫々基準部材15との距離
La,Lbを検出して、その距離La,Lbに対応する
検出信号を演算部13に出力し、演算部13では
両センサ12a,12bからの入力信号に基づい
て後述の演算をして、その結果、即ち被測定ロー
ル10のライン芯に対する直角度を表示部14に
表示するようにしてある。
また傾斜センサ12cは水平面に対する被測定
ロール10の傾斜度を測定して、その傾斜度に対
応する検出信号を演算部23に出力し、演算部2
3ではその入力信号に基づいて所定の演算をし
て、その結果、即ち被測定ロール10の水平面に
対する傾斜度(水平度)を表示部24に表示する
よにしてある。
これら計測器本体12と、演算部13,23
と、表示部14,24は、センサ12a,12b
先端を除いてケーシング16に内蔵されて角度計
測装置11が形成されている。センサ12a,1
2b先端はケーシング16から露出している。ま
た非接触式センサ12a,12bと演算部13と
表示部14とで直角度計測機構25を構成し、傾
斜センサ12cと演算部23と表示部24とで水
平度計測機構26を構成する。
ケーシング16の被測定ロール10への接合面
17は、前記ロール10の軸方向に延びる谷18
を有する断面V形をなして、ケーシング16全体
として所謂Vブロツク状をなし、従つてケーシン
グ16を被測定ロール10上に置くだけで、被測
定ロール10の軸と谷18の延在方向とは平行を
なし、またセンサ12a,12bの向く方向も被
測定ロール10の軸とは平行をなす。
基準部材15はこの実施例では平板からなり、
圧延ライン等の中心線(ライン芯)に沿い又はこ
れと平行に張設された線(例えばピアノ線)19
に掛けられており、従つてこの基準部材15もラ
イン芯に沿い又はこれと平行をなす。而して被測
定ロール10は基準部材15に対して直角に、且
つ水平に設定される必要がある。
この基準部材15との夫々の距離を測定したセ
ンサ12a,12bは、測定された距離に対応す
る信号を演算部13に出力して、この演算部13
で所定の演算をする。この演算は、センサ12a
と基準部材15との距離をLaとし、センサ12
bと基準部材15との距離をLbとし、両センサ
12a,12b相互の距離をLとして、被測定ロ
ール10の1m当たりの直角度φを、 φ=(La−Lb)×1000/L で求める。この結果、φ=0に近いほど直角度が
高いことになり、これを、表示部14ではアナロ
グ又はデジタル表示し、又は許容誤差の範囲にあ
るか否かの表示をする。
また傾斜センサ12cにおいては、被測定ロー
ル10の軸の、水平面に対する傾斜度を測定し、
この傾斜度に対応する検出信号を演算部23に出
力して、この演算部23により所定の演算をして
その結果を演算部24にアナログ又はデジタル表
示する。
作業員はこの表示部14,24の表示を確認し
ながら被測定ロール10の設定をすればよい。
第9図はセンサ12a,12bの精度を表すグ
ラフであり、a図がセンサ12aの精度、b図が
センサ12bの精度を示す。両図とも縦軸にセン
サ出力をμmで示し、横軸にマイクロメータによ
る実測値をμmで示しており、これらの図から実
測値とセンサ12a,12bの検出値との誤差は
±5μm以下であることが理解できる。
また、第10図は、基準部材15が被測定ロー
ル10に対して振動し、その基準部材15がセン
サ12a,12bに対して振動した状態での、セ
ンサ12a,12bの測定状況を表したグラフで
ある。横軸に時間、縦軸に振幅を示しているが、
両センサ12a,12bの検出状況を示す波形及
び振幅は殆ど同一であり、従つて波形を示す線の
間隔は常時殆ど同一となつている。このことは、
伝達された振動により被測定ロール10が振動し
ても、また風等の影響により基準部材15が振動
しても、両センサ12a,12bの相対位置は常
時同一に保持されていて、この状態で基準部材1
5との距離を測定できることを示しており、演算
部13における演算が、振動や風の影響を受ける
ことなく常時可能になつたことが理解できる。
第3〜6図は角度計測装置11の具体例を示す
ものであり、第3図はその平面図である。ここで
はケーシング16の突出部分16aに非接触式セ
ンサ12a,12bが設置され、両センサの前端
が露出している。傾斜センサ12cはケーシング
16に内蔵され、また両演算部13,23も同じ
く内蔵される。ケーシング16の後部には直角度
の表示部14をなす表示パネル27と、水平度の
表示部24をなす表示パネル28とが配置され
る。29は直交度計測装置11取扱いのためのハ
ンドルである。ケーシング16の底面である接合
面17は、第5図に示す通り断面V字状をなし、
その谷18は前後方向に延びている。
第6図aには表示パネル27が示され、被測定
ロール10の基準部材15に対する直角度が、直
角又は許容範囲にある場合に点燈するOKランプ
27aと、被測定ロール10の1m当たりの変位
度をデジタル表示するメータ27bとが配置され
る。また同図bには表示パネル28が示され、被
測定ロール10の水平度が、水平又は許容範囲に
ある場合に点燈するOKランプ28aと、被測定
ロール10の1m当たりの変位度をデジタル表示
するメータ28bとが配置される。
第7,8図は、基準部材15の具体例を示すも
のであり、上部の両端に、基準部材15を線19
に掛けるためのブロツク15aが固定され、下部
には基準部材15を垂直にするために基準部材1
5のバランスをとる肉厚部15bが形成されてい
る。かかる基準部材15において、ブロツク15
aとは反対側にある、全体が平面をなす面が、角
度計測装置11の方向を向く。
なお、この実施例においては、角度計測装置1
1を構成する全ての機器をケーシング16に備え
て一体化することにより、操作や取扱いを容易に
しているが、少なくとも計測器本体12がケーシ
ング16に備えられていれば、演算部13,23
や表示部14,24はケーシング16外にあつて
もよい。そして計測器本体12のケーシングにお
ける、被測定ロール10への接合面の断面が、前
記のようなV字状をなす構成となつていれば、基
準部材15に対する被測定ロール10の角度と、
被測定ロール10の水平度とを測定することがで
きる。
また、この実施例においては、基準部材15が
ライン芯と同一の角度に設定されているが、基準
部材15が前記とは別の角度に設定されていて
も、センサ12a,12bと基準部材15との距
離を測定できる角度であれば実施可能である。そ
の理由は、演算部13における演算式を変えれば
よいからである。さらにこの実施例では直角度計
測機構25におけるセンサ12a,12bを2つ
用いたが、この考案は直角度を計測するためのセ
ンサを3つ以上用いてもよい。またこの実施例で
は直角度計測機構25の演算部13と平度計測機
構26の演算部23とを設けているが、両演算部
を共通の回路により構成することも可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、計測
器本体を被測定ロールに載せる等の手段によりそ
の周面に接合すると、計測器本体の接合面は断面
V形をなしているから、これがロール周面に接合
されると計測器本体はロールに対して常時所定の
向きに設定される。このため、計測器本体に設定
される非接触式センサと傾斜センサとは所定の向
きでロールに配置されることになり、各非接触式
センサは、基準部材との距離を夫々測定して、各
距離に対応する信号を演算部に出力し、また傾斜
センサはロールの傾斜度を計測して、傾斜度に対
応する信号を演算部に出力し、夫々演算部では前
記センサからの入力信号に基づいて所定の演算を
して、その結果を表示部において表示することに
なる。従つてこの考案によれば、計測器本体を被
測定ロールに接合するだけで、正確なロール直交
度と水平度を計測することができるから、前記計
測の精度を向上させることができ、このためロー
ルにより送られる移動物の蛇行等を防止すること
ができるとともに、格別の治具も熟練も必要とせ
ず、振動や風の影響も受けないから、ロール芯出
しの能率を向上させることもできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第
2図は第1図の角度計測装置の回路図、第3図は
角度計測装置の具体例を示す平面図、第4図は第
3図の側面図、第5図は角度計測装置の一部の正
面図、第6図aは第3図の直角度の表示部の正面
図、同図bは第3図の水平度の表示部の正面図、
第7図は基準部材の具体例を示す背面図、第8図
は第7図の側面図、第9図は非接触式センサの精
度を示すグラフであり、a図は一方のセンサ、b
図は他方のセンサを示す。第10図は基準部材と
センサとの相対振動時における両非接触式センサ
の関係を示すグラフ、第11図は従来例の斜視図
である。 10…被測定ロール、11…角度計測装置、1
2…計測器本体、12a,12b…非接触式セン
サ、12c…傾斜センサ、13…演算部、14…
表示部、15…基準部材、16…ケーシング、1
7…接合面、18…谷、19…線、23…演算
部、24…表示部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被測定ロールの周面に接合される計測器本体
    と、計測器本体に相互に所定間隔をおいて設けら
    れて、前記ロールに対して所定の角度に設定され
    る基準部材との距離を測定する複数の非接触式セ
    ンサと、計測器本体に設けられて、前記ロールの
    水平面に対する傾斜度を測定する傾斜センサと、
    各非接触式センサから夫々出力される前記距離に
    対応する信号を入力して前記ロールの角度を演算
    する角度演算部と、角度演算部による演算結果を
    表示する角度表示部と、前記傾斜センサから出力
    される傾斜角に対応する信号を入力して前記ロー
    ルの傾斜度を演算する傾斜度演算部と、傾斜度演
    算部による演算結果を表示する傾斜度表示部とを
    備え、少なくとも前記計測器本体における前記ロ
    ールに対する接合面が、前記ロールの軸方向に延
    びる谷を有する断面V形をなすことを特徴とする
    ロールの角度計測装置。
JP18949585U 1985-12-09 1985-12-09 Expired JPH0311695Y2 (ja)

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JP18949585U JPH0311695Y2 (ja) 1985-12-09 1985-12-09

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Publication Number Publication Date
JPS6297912U JPS6297912U (ja) 1987-06-22
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JP18949585U Expired JPH0311695Y2 (ja) 1985-12-09 1985-12-09

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