JPH03114872A - 印刷物及びその識別方法 - Google Patents

印刷物及びその識別方法

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JPH03114872A
JPH03114872A JP25414889A JP25414889A JPH03114872A JP H03114872 A JPH03114872 A JP H03114872A JP 25414889 A JP25414889 A JP 25414889A JP 25414889 A JP25414889 A JP 25414889A JP H03114872 A JPH03114872 A JP H03114872A
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photochromic compound
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infrared
ink
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Tetsuo Komori
小森 哲夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、肉眼では識別できない印刷情報を有する印刷
物及びその識別方法に関する。
〔従来の技術〕
印刷インテリジェンスを有する基板からなる装置が発明
されている。この原理は、例えば、走査ヘッドが紙上を
移動する時の容量もしくは磁気リダクタンスの変化を利
用するものであり、磁気もしくは金属インキ等の特殊イ
ンキをこのような変化を与えるものとして使用すること
ができる。また、4色石版印刷により紙基板上に印刷を
行い、沈積された黒色インキの量を検出器の動作変数と
して使用することができる。すなわち、イエロー+シア
ン+マゼンタの同時印刷から生じる黒色印刷部と、黒色
インキによる印刷から生じる黒色印刷部とを肉眼で識別
することはできない。従来のイエロー、シアン、マゼン
タインキは赤外線透過性であり、リドブラックインキ内
のカーボンブラックは赤外線吸収性が高いため、赤外線
反射/吸収検出器により赤外線反射紙上の上記2つの黒
色印刷を容易に識別することができる。このような識別
を行う装置として、先端から赤外線を放射するように設
計された赤外線発光器と、反射される赤外線放射強度に
応答するように設計された赤外検出器とを先端に組み込
んだ装置が市販されている。その装置における感知可能
表示として、例えばランプ又は明確な音色によって識別
することができるようになっている(特表昭59−50
0147号)。
上記したように、従来の4色石版印刷技術においては、
黒色としてイエロー、シアン、マゼンタインキの組み合
わせを使用し、実質的に黒インキを使用せずに印刷する
か、もしくは、色インキを少なくし、黒インキを多くす
ることにより印刷することができる。両者を使用して慎
重な制御を行うことにより、肉眼には同じ色に見えるが
、赤外波長に対しては非常に異なって見える印刷を行う
ことができる。すなわち、赤外線吸収によって識別され
る印刷部を、非赤外波長において識別不能なもう一つの
マークを存在させることにより、肉眼に対して隠すこと
ができる。その理由は、人間の目は典型的におよそ38
0〜750nmの範囲の可視光応答性を有し、その尖頭
応答は500〜600nmであり、半導体赤外線発光器
及び検出器は、一般的に800〜11000nの範囲の
尖頭スペクトル感度を有し、この波長において黒色石版
インキは吸収性を示し、他方、イエロー、シアン、マゼ
ンタインキからなる黒色は赤外線透過性であるためであ
る。
赤外線識別装置としては、例えば、ペンを押圧すること
により可聴表示を行うようになっている。
この場合の表示の仕方としては、可視又は可嗅表示でも
よい。
識別における低吸収率は、一般的に印刷パッチ内の15
%以下の割合の黒色インキに対応し、可聴表示では低音
を示し、中間吸収率は15〜70%間の割合に対応し、
可聴表示では中音を示し、高吸収率は70%以上の割合
の黒色インキに対応し、可聴表示では高音を示す。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のような従来の技術では、黒色イン
キを使用しているため、用いるインキの色に制限が生じ
る。また、黒色インキの制御という操作が加わるため、
工程が複雑になるという欠点がある。
したがって、本発明は、このような従来のものの問題点
を解決して、いずれの色の印刷部分においても、肉眼で
識別できない印刷を施すことが可能な印刷物及びその識
別方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本発明においては、凸版印刷、オフセット印刷
、グラビア印刷、スクリーン印刷の各印刷工程に用いら
れているインキの内、例えばイエローとマゼンタを混合
させたインキと、その混合インキに紫外光を照射すると
青色に発色するフォトクロミック化合物を混入させたイ
ンキ、あるいは、紫外光又は他の波長の光を照射すると
近赤外ないし赤外領域に吸収を有するフォトクロミック
化合物を混入させたインキとを調合する。上記のフォト
クロミック化合物を混入させたインキと混入させない同
色のインキを用いて印刷物を作製することにより、通常
肉眼では識別することのできない印刷情報を、紫外線又
は他の波長の光を2射して、青色発色の場合は混合イン
キとの混色により黒色に変色させて識別可能にし、また
、近赤外ないし赤外領域に吸収を起こさせる場合は赤外
線反射又は吸収検出器で識別可能上なるようにしている
すなわち、本発明の印刷物は、印刷情報を持つ基板を有
し、その基板は肉眼に対して可視識別不能な特性を有す
る領域を保持し、前記領域は、視覚的に表面上同じであ
るフォトクロミック化合物を含まない領域部分と、フォ
トクロミック化合物を含む領域部分との組ろ合わせから
なることを特徴とするものである。
上記フォトクロミック化合物として、紫外光又は他の波
長の光の照射により近赤外領域ないし赤外領域に吸収を
有するフォトクロミック化合物を用いるか、紫外光照射
により発色するフォトクロミック化合物を用いることが
望ましく、後者の場合、紫外光照射により発色される色
は、その領域部分の色と混色して黒色になるような色で
あることが望ましい。
これらの場合、前記基板は、凸版印刷、オフセット印刷
、グラビア印刷、又はスクリーン印刷の何れか又はそれ
らの組み合わせを使用して印刷されてふり、フォトクロ
ミック化合物を含まないインキで印刷された部分とフォ
トクロミック化合物を含むインキで印刷された部分とを
有するものであるのが最も典型的である。
このような印刷物の識別方法としては、フォトクロミッ
ク化合物として、紫外光又は他の波長の光の照射により
近赤外領域ないし赤外領域に吸収を有するフォトクロミ
ック化合物を用いる場合は、前記印刷物に紫外光又は他
の波長の光を照射して、近赤外もしくは赤外領域の反射
又は吸収を検出することにより、視覚的に表面上同じで
あるフォトクロミック化合物を含まない領域部分とフォ
トクロミック化合物を含む領域部分とを識別するように
する。
フォトクロミック化合物として、紫外光照射により発色
するフォトクロミック化合物を用いる場合は、前記印刷
物に紫外光を照射して色の変化により、紫外光を照射し
ない時に視覚的に表面上同じであるフォトクロミック化
合物を含まない領域部分とフォトクロミック化合物を含
む領域部分とを識別するようにする。
〔作用〕
本発明の印刷物及びその識別方法に用いられるインキは
、通常の印刷インクに使用されているイエロー、シアン
、マゼンタインクに、次のようなフォトクロミック化合
物を混合させて調合したインキである。すなわち、チオ
インジゴ、スピロピラン(インドリノベンゾビラン系ス
ピロピラン、ベンゾチオビラン系スピロピラン)、フル
ギド、テトラベンゾペンタセン、アゾベンゼン、スピロ
オキサジン類、スチルベン誘導体である。
このようなフォトクロミック化合物を含まないインキに
より印刷された部分と、このようなフォトクロミック化
合物を含むインキにより印刷された部分とは、肉眼では
識別することのできないように印刷されていても、フォ
トクロミック化合物として、紫外光又は他の波長の光の
照射にJり近赤外領域ないし赤外領域に吸収を有するフ
ォトクロミック化合物を用いる場合には、印刷物に紫外
光又は他の波長の光を照射すると、近赤外もしくは赤外
領域の反射又は吸収が異なるので、この反射又は吸収を
検出することにより、識別することができる。また、フ
ォトクロミック化合物として、紫外光照射により発色す
るフォトクロミック化合物を用いる場合は、印刷物に紫
外光を照射すると、色が変化するので、この変化によっ
て識別することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
昇華転写用インキ マゼンタ(MSRedG2.41%
、Macrolex  R,V、R。
1.29%、BV−570,4%、BV−12,75%
、KT−1133,15%、MP8F0.06%)50
重量部と、イエロー(F。
ran  Br1lliant  Yellow  S
−6GL  2.7%、BV−566,0%、BL−3
22,91%、KT−1118,39%)50重量部と
を混合し、それにスピロピラン5重量部を加えたインキ
とそうでないインキを調合し、紙基板上に並列して塗布
した。同色2種類のサンプルに第1図の点線で示したよ
うな600nmに中心波長を有する光を照射して、PR
ICE  5TERN  5LOAN社製(LO9An
geles)rQuestron」を照射すると、負の
表示(中音、インキのみ)と正の表示(高音、スピロピ
ラン含有)とに識別することができた。
上述した識別装置はその1例であり、具体的にはインキ
の反射あるいは吸収特性により判別する。
すなわち、第1図の点線で示した600nmを中心波長
とする光を照射すると、図に実線で示したように、80
0nmに中心波長を有する近赤外領域の吸収が増加する
ので、この領域の吸収量の大小により判別することがで
きる。
〔発明の効果〕 以上のように、本発明によれば、凸版、オフセット、グ
ラビア、スクリーンの各印刷工程に用いられているイエ
ロー、シアン、マゼンタの各インキにフォトクロミック
化合物を混合して用いて印刷物を作製することにより、
黒色インキを使うことなしに、肉眼では識別することの
できない印刷情報を、紫外線を照射して発色させて識別
可能になるか、もしくは、紫外線又は他の波長の光を照
射して近赤外ないし赤外領域の吸収を起こさせてこれを
赤外線反射又は吸収検出器で識別することが可能となり
、偽造防止用、学習用、娯楽用(プレミアム用)印刷物
として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はフォトクロミツ ンキに照射する光のスペク トルを示す図である。 り化合物を混合したイ トル分布と吸収スペク 出   願   人

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)印刷情報を持つ基板を有し、その基板は肉眼に対
    して可視識別不能な特性を有する領域を保持し、前記領
    域は、視覚的に表面上同じであるフォトクロミック化合
    物を含まない領域部分と、フォトクロミック化合物を含
    む領域部分との組み合わせからなることを特徴とする印
    刷物。
  2. (2)請求項1記載の印刷物において、上記フォトクロ
    ミック化合物として、紫外光又は他の波長の光の照射に
    より近赤外領域ないし赤外領域に吸収を有するフォトク
    ロミック化合物を用いることを特徴とする前記印刷物。
  3. (3)請求項1記載の印刷物において、上記フォトクロ
    ミック化合物として、紫外光照射により発色するフォト
    クロミック化合物を用いることを特徴とする前記印刷物
  4. (4)請求項3記載の印刷物において、紫外光照射によ
    り発色される色は、その領域部分の色と混色して黒色に
    なるような色であることを特徴とする前記印刷物。
  5. (5)請求項1から4の何れか1項に記載の印刷物にお
    いて、前記基板は、凸版印刷、オフセット印刷、グラビ
    ア印刷、又はスクリーン印刷の何れか又はそれらの組み
    合わせを使用して印刷されており、フォトクロミック化
    合物を含まないインキで印刷された部分とフォトクロミ
    ック化合物を含むインキで印刷された部分とを有するも
    のであることを特徴とする前記印刷物。
  6. (6)請求項2又は5記載の印刷物の識別方法において
    、前記印刷物に紫外光又は他の波長の光を照射して、近
    赤外もしくは赤外領域の反射又は吸収を検出することに
    より、視覚的に表面上同じであるフォトクロミック化合
    物を含まない領域部分とフォトクロミック化合物を含む
    領域部分とを識別することを特徴とする前記識別方法。
  7. (7)請求項3から5の何れか1項記載の印刷物の識別
    方法において、前記印刷物に紫外光を照射して色の変化
    により、紫外光を照射しない時に視覚的に表面上同じで
    あるフォトクロミック化合物を含まない領域部分とフォ
    トクロミック化合物を含む領域部分とを識別することを
    特徴とする前記識別方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5289547A (en) * 1991-12-06 1994-02-22 Ppg Industries, Inc. Authenticating method
JP2002046339A (ja) * 2000-08-01 2002-02-12 Toppan Printing Co Ltd Ovd形成体、それを用いた真偽判定方法、及びovd転写箔
CN109760436A (zh) * 2018-12-21 2019-05-17 北京印刷学院 页面覆盖隐形签名证件防伪方法
CN117871461A (zh) * 2024-03-11 2024-04-12 福建省海泓彩印有限公司 基于近红外光谱的彩色印刷油墨颜色鉴别方法

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