JPH0310944A - テレビ装置付客席構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は新幹線等の乗物に設けられた多数の座着用の
シートが、当該乗物の進行方向の変更に際し座着方向変
換するようにされた場合の液晶テレビ等のテレビ装置の
操作がし易いようにされた客席の構造の技術分野に属す
る。

く要旨の概要〉　　。

而して、この出願の発明は新幹線や急行電車等の乗物に
所定に多数配列された座着用のシートが当該乗物の進行
方向が変更された際にその進行方向に沿う座着方向変換
がなされるようにされ、各シートからその前方の妻壁や
前席の背もたれ等に設けられた液晶テレビ等のテレビが
アームレストに設けられた操作装置により操作されるよ
うにされたテレビ装置付客席構造に関する発明でおり、
特に、シートのシートクッションの下側に送信器が設け
られテレビの画像形成装置側に受信器が設けられ該送信
器と受信器間には赤外線による無線方式等の信号通路が
接続自在に介設されているテレビ装置付客席構造に係る
発明でおる。

〈従来技術〉 周知の如く、近代社会は著るしく情報化され市民生活に
おいても産業部門においても画像伝達による情報処理が
広く行われ、就中、テレビによる画像情報伝達情報処理
は著るしく広範囲に亘っており、時間、場所を問わず、
何処の分野においても採用されるようになってきている
。

したがって、レジャーは勿論のこと、ビジネス関係にお
いても画像処理による情報伝達は広範囲に及び、単に娯
楽、教養情報ばかりでなく、ビジネス情報処理にも用い
られるようになり、したがって、新幹線の車輌等の乗物
にみられるように、テレビ付の各席が広く採用され、出
願人の先願発明の実施等によりパーソナルタイプの液晶
テレビが各シートごとに配設されて放送テレビ番組は勿
論のこと、ビデオテープによる各種番組内容が放映され
るようになってきている。

ところで、かかるパーソナルタイプの液晶テレビ等を装
備する車輌の各席に於いては当該車輌が始発駅から終着
駅に到達した時に所定の整備点検を経て折り返し運転さ
れるのが通常態様であり、したがって、車輌にとってみ
ればその終着駅に於ける整備点検の前後での進行方向が
変更されることになり、したがって、例えば、第７．８
図に示す様に、上り方向と下り方向の進行方向が変更さ
れた際には多数のシート１，１・・・ちまたその座着を
方向変換されるようにされ、−船釣にはスリーブ、ブツ
シュベアリング２，２・・・を介しての前後方向方向変
換をシート１の旋回動によって行うようにされたり、シ
ートの方向変換を前後方向傾斜角度を逆に旋回動ざぜて
座着の方向変換を行うようにされていた。

〈発明が解決しようとする課題〉 而して、従来新規開発されて新幹線等の車輌の各席に配
設されているテレビ３は第９図に示す様に、ブラウン管
等の画像形成装置４の側部にチャンネル切替スイッチ５
やボリュウム６、イヤホンジャック７等が設けられ、そ
のため、シート１のシートクッションに座着した姿勢で
の乗客８が妻壁９ヤ前席の背もたれに設けられたテレビ
３の操作を行うには姿勢の変化が避けられず、したがっ
て、操作がし難いという難点があり、又、第７図に示す
座着方向から第８図に示す座着方向に列車の進行方向変
更に伴って座着方向変換がなされた場合にはその座着方
向変換の前後の操作対象となるテレビが異なることにな
り操作がスムースに行えないという不都合さがあった。

而して、近時の出願人の先願発明実施による新幹線の車
輛の客席に設けた液晶テレビ等のパーソナルテレビにお
いては上記座着変化を伴う各種スイッチ類の操作の煩瑣
性を解決すべくシート１のアームレスト１０に操作パネ
ルを取り付けて操作がし易いようにした解決技術もある
が、当該新規技術においても、第７図に示す座着方向か
ら第８図に示す座着方向に座着方向変換がなされた場合
には、当該シートのシートクッションに対応するテレビ
３が変わるために、シートクッションにおける操作パネ
ル操作では目視するテレビの操作が行えないという不具
合が生じてきた。

〈発明の目的〉 この出願の発明の目的は上述従来技術に基づく新幹線等
の車輌の客席に設けられたパーソナルタイプ等の液晶テ
レビ等のテレビの座着方向変換に伴う操作の問題点を解
決すべき技術的課題とし、視聴するテレビに対する操作
が座着姿勢を何等くずすことなく快適に行え、而も、車
輌の進行方向変更に伴う操作の座着方向変換においても
視聴する当該テレビをその座着方向変換にかかわりなく
スムースに操作することが出来るようにして交通産業に
おける情報処理技術利用分野に益する優れたテレビ装置
付客席構造を提供せんとするものである。

く課題を解決するための手段・作用〉 上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とするこの出
願の発明の構成は前述課題を解決するために、新幹線等
の列車の客席の各シートに於いても、その前席の背もた
れや妻壁に所定の液晶テレビ等のテレビが設けられ、当
該テレビの操作については当該シートのアームレストに
設けられた操作パネルにより手元にてスムースに所定の
チャンネル切替等の操作が行えるようにされ、而して、
列車の進行方向の変更に伴う座着の方向変換や背もたれ
の傾動等が行われても、当該シートクッションの下部に
設けられた送信器が前部のシートクッションの下側に設
けられた受信器に対し有線方式、或いは、無線方式にて
信号通路を介し操作信号を送り、視聴するテレビを赤外
線や超音波、或いは、有線の場合はコネクタ接続を介し
て容易に行われるようにした技術的手段を講じたもので
ある。

〈実施例〉 次に、この出願の発明の実施例を第１乃至第６図に基づ
いて説明すれば以下の通りである。

尚、第７図以下と同一態様部分は同一符号を用いて説明
するものとする。

図示実施例は新幹線等の車輌の客席に所定数設けられた
シートに於いて、その進行方向の変更にもかかわらず、
座着方向変換をしながら、テレビの操作が容易に行われ
るようにした態様であり、第１乃至４図に示す実施例に
おいて、客室のフロア１２には所定数のスリーブ、ブツ
シュベアリング２を介し座席が車輌の進行方向変更に伴
って前後に方向変換自在なシート１．１・・・に所定に
配列されており、名前もたれ９′、及び、妻壁９にはパ
ーソナルタイプの液晶テレビのテレビ３’　、３’・・
・が所定角度で配設されており各シートのシートクッシ
ョンの下部には、当該実施例においては無線方式の赤外
線による操作を行う送信器１６が設けられてシート１の
アームレスト１０に設けられた操作パネル１１にリード
線１７で接続されてテレビ３′の操作を行うようにされ
ている。

そして、シートクッションの下部には送信器１６が設け
られてその送信信号の前席のシート１のシートクッショ
ン下部の同じく無線方式の赤外線による受信器１８が設
けられて送信器１６からの赤外線の操作信号ビームの信
号通路１９を介しての受信をするようにされ、リード線
２０を介しテレビ３′に接続されている。

而して、第３．４図に示す様に、各シート１の旋回動自
在なスリーブ、ブツシュベアリング２の周方向１か所に
は位置決め用プロジェクション１１が設けられてそれに
対応しフロア１２から一対の弾圧スプリング１３．１３
により押圧裡に付勢された位置決めブラケット１４の位
置決めノツチ１５に係合するようにされ、したがって各
シート１が当該死重の進行方向の終着駅に於ける向き変
更に応じて在来態様同様にスリーブ、ブツシュベアリン
グ２を介し座着方向が１８０度方向変換された場合にお
いても、その方向変換切替えの前後におけるシート１の
方向姿勢は変わらず、位置決めプロジェクション１１が
位置決めノツチ１５に係合して確実に各送信器１６が対
応する受信器１８に指向して信号通路１９の操作信号が
伝達されるように保証している。

したがって、当該実施例においてはコネクタ等がなく接
続騒音等のノイズが生ずる虞はまったくない。

上述構成において、新幹線が進行している状態でテレビ
３′の視聴を当該シート１において、そのアームレスト
１０に設けられた操作パネル１１により手元操作するこ
とにより第１図に示す様に、リード線１７を介し送信器
１６を介しその操作信号が赤外線に変換されてそのビー
ムである信号通路１９を介し受信器１８に受信されてリ
ード線２０を介しテレビ３′に送信して画像、及び、音
声を生じさせしめ、乗客８は当該テレビ３′の画像を視
認すると共に図示しないイヤホーンによりその音声を聞
くことが出来る。

而して、列車が終着駅に達し所定の整備を行った後に進
行方向を逆に変更して発車する際には在来態様同様に、
各シート１の座着方向変換がスリーブ、ブツシュベアリ
ング２を介して行われ、その際、当該スリーブ、ブツシ
ュベアリング２の位置決めプロジェクション１１が一体
的に回転して位置決めブラケット１４を弾圧スプリング
１３．１３に抗して姿勢変化させ、位置決めノツチ１５
に位置決めされ、したがって、座着方向変換後は各シー
ト１の送信器１６は、正確に対応する受信器１８に指向
され、それによって逆方向の進行方向においても、シー
ト１に於けるアームレスト１０の手元操作パネル１１′
　による操作により向い合うテレビ３′の画像信号、及
び、音声信号を楽な姿勢でかつ正確に行うことが出来る
。

勿論、当該実施例において第１．２図に示す様に、妻壁
９に於けるテレビ３′は逆向方向の進行方向においては
使用されないことになる。

而して、当該実施例は送信器１６と受信器１８間の操作
信号に対する信号通路は赤外線方式により行われている
が、無線方式としては超音波方式によることも可能であ
ることは勿論のことであり、これは単なる設計変更の範
囲にすぎないものでおる。

第５．６図に示す実施例においては上述実施例が無線方
式による操作信号の送受信態様であるが、これに対し有
線方式による送受信の態様であり、スリーブ、ブツシュ
ベリング２と位置決めブラケット１４′の位置決めプロ
ジェクション１１、及び、位置決めノツチ１５が合致す
る部位に於いて両者間のコネクタ２１．２１がメタルチ
ッチ的に接触して操作パネル１１′からの操作信号を有
線式に送受信されてリード線２０を介しテレビ３′の操
作が行われるが、その奏する作用効果は上述各実施例と
何等変わりはないものである。

そして、位置決めプロジェクション１１及び位置決めノ
ツチ１５はそれぞれ座着方向固定装置をなすものである
。

その当該実施例においては送信器１６と受信器１８は上
記コネクタ２１にとって変わるものである。

そして、上述各実施例の相違は信号通路における操作信
号の送受信が無線方式によって行われるか有線方式によ
って行われるかの相違である。

尚、この出願の発明の実施態様は上述実施例に限るもの
でないことは勿論であり、使用するテレビは液晶テレビ
に限らず、ブラウン管方式のテレビでもよく、又、対象
とする客席は新幹線等の列車の客席ばかりでなく客船等
の客席においても適用可能でおることは勿論のことであ
る。

〈発明の効果〉 以上、この出願の発明によれば、基本的に新令全線等の
客席に当該列車の終着駅等における進行方向変更に伴う
座着方向変換においても、各シートに設けられた液晶テ
レビ等のテレビのチャンネル切替えやボリュウム等の操
作がアームレストに設けられた操作パネルによって行わ
れるために、座着姿勢をくずすことなく、スムースな姿
勢で行われるメリットがあり、しかも、シートの座着方
向変換がなされても前方に対応するテレビに対する各種
操作がアームレストの操作パネルにおいて、楽な姿勢で
確実に行われるという優れた効果が秦される。

而して、列車等の進行方向の変換に伴うシートの座着方
向変換がなされても、シートのシートクッションの下側
に設けた送信器や受信器により両者間の信号通路を介し
て無線方式に、又、有線方式により操作信号の送受信が
なされるために、シートにおける乗客の座着姿勢にはか
かわりがなく操作が行われるという利点がある。

又、無線方式の場合にはコネクタやケーブル等が不要と
なり、設備的にも構造が簡単となり、コスト的にも安く
つくメリットがおる。

又、有線方式の場合にはスリーブ、ブツシュベアリング
等の位置決め座着方向固定装置による位置決めを介して
のコネクタによるメタルタッチ的な接続が行われるため
に、確実な操作信号の送受信がなされるという効果があ
る。

【図面の簡単な説明】 図面はこの出願の発明の詳細な説明図であり、第１．２
図は１実施例の列車の進行方向変更に伴う各シートの座
着方向変換側面図、第３図はシートとテレビの間におけ
る方向変換と受信器の取合い模式平面図、第４図は座着
方向固定装置の構造模式部分断面平面図、第５図は有線
方式によるシートとテレビの取合い模式平面図、第６図
は同コネクタの模式構造部分断面平面図、第７図は列車
の一方方向進行の座席状態概略図、第８図は逆方向進行
の概略図、第９図は在来態様の前面操作式テレビの正面
図である。 １・・・・・・シート ３′・・・画像形成装置 １０・・・・・・アームレスト １１・・・・・・操作装置 １５・・・・・・座着方向固定装置 １６・・・・・・送信器 １８・・・・・・受信器 １９・・・・・・信号通路 ２１・・・・・・コネクタ

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）座着方向変換自在なシートのシートクッション前
   方に設置された画像形成装置に対する操作装置がアーム
   レストに付設されているテレビ装置付客席構造において
   、上記操作装置が送信器と受信器とを有し、該受信器が
   上記画像形成装置側に設けられ、送信器が座着シート側
   に設けられ、該送受信器間が信号通路により接続自在に
   され、該信号通路には座着シートの座着方向固定装置が
   連結されていることを特徴とするテレビ装置付客席構造
   。
2. （２）上記信号通路が有線方式にされていることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載のテレビ装置付客席構
   造。
3. （３）上記信号通路が無線方式にされていることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載のテレビ装置付客席構
   造。
4. （４）上記無線方式が赤外線方式にされていることを特
   徴とする特許請求の範囲第３項記載のテレビ装置付客席
   構造。
5. （５）上記無線方式が超音波方式にされていることを特
   徴とする特許請求の範囲第３項記載のテレビ装置付客席
   構造。
6. （６）上記有線方式には信号通路に接続自在なコネクタ
   が座着方向固定装置に連続して介装されていることを特
   徴とする特許請求の範囲第２項記載のテレビ装置付客席
   構造。