JPH031090B2 - - Google Patents

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JPH031090B2
JPH031090B2 JP58074592A JP7459283A JPH031090B2 JP H031090 B2 JPH031090 B2 JP H031090B2 JP 58074592 A JP58074592 A JP 58074592A JP 7459283 A JP7459283 A JP 7459283A JP H031090 B2 JPH031090 B2 JP H031090B2
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JP
Japan
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coil spring
pigtail
forming
clamp mechanism
main shaft
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JP58074592A
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JPS59199135A (ja
Inventor
Motoo Morita
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MORITA IRON WORKS
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MORITA IRON WORKS
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Publication date
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Priority to US06/603,189 priority patent/US4571973A/en
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Publication of JPH031090B2 publication Critical patent/JPH031090B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21FWORKING OR PROCESSING OF METAL WIRE
    • B21F35/00Making springs from wire
    • B21F35/02Bending or deforming ends of coil springs to special shape
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21FWORKING OR PROCESSING OF METAL WIRE
    • B21F3/00Coiling wire into particular forms
    • B21F3/10Coiling wire into particular forms to spirals other than flat, e.g. conical

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Wire Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、コイルばねのピツグテイル成形方
法およびこれを実施するための装置に関するもの
であつて、更に詳細には、一端部にピツグテイル
を成形したコイルばねの他端部に同様のピツグテ
イルを成形して、最終的にたる状のコイルばねを
得る方法および装置に関するものである。
第1図に示すように胴部中央が最大直径dを有
し、軸線方向両端部に向かうにつれて夫々円錐台
形状に収束して全体にたる型形状を呈するよう巻
回されたコイルばね10は、車両等の独立懸架用
シヤーシばねとして好適に広く使用されている。
そして前記たる状コイルばねにおいて、その各端
部に向かうにつれて円錐台形状に収束するコイル
素線の巻回部分を、一般にピツグテイルと称す
る。このように両端部にピツグテイルを夫々成形
したたる状コイルばねを製造する方法としては、
従来各種の手段が提案されているが、何れも成形
工程数が多くなつたり、所望のピツチで巻回する
ことができず製品にばらつきが生ずる等の難点が
あつた。すなわち前記たる状コイルばねは、両端
部が何れも円錐台形状に収束成形されるものであ
るため、芯金を使用して1回の工程で全てのコイ
ル成形を行うことは困難である。
また芯金を使用しないで、対向し合う一対の支
持ロールおよび押圧ロールの間にコイル素線を挿
通して該ロールによりこれを転接し、前記両ロー
ルの相対位置を可変制御してコイリングを行う方
法では、所望のピツチが得られず製品にばらつき
を生じ易い欠点がある。
このため、従来は1工程でたる状コイルばねを
成形するのではなく、第2図に示すように一端部
にピツグテイルを公知の手段により成形したたる
状コイルばねを最初に製造しておき、次いで他端
部に同様のピツグテイルを成形する方法が採用さ
れている。この他端部にピツグテイルを成形する
方法は、第3図に示すようにコイルばね10のピ
ツグテイル成形開始予定部位Xを第1クランプ機
構12により締付固定すると共に、該コイルばね
10の開放端部Eを第2クランプ機構14により
締付固定し、この第2クランプ機構14をコイル
中心Cに向けて矢印で示す軌跡を辿つてスイング
させることを内容としている。しかしこの従来技
術に係る方法では、成形されるピツグテイルの巻
回数は1巻き、すなわち最大360゜程度が限界であ
つて、たる状コイルばねのピツチやばね常数を設
計仕様に応じて多種多様に変化させたいという要
請に答えることができなかつた。またピツグテイ
ルの成形は芯金等の治具を使用しないでフリー状
態で行われるため、製品の仕上り精度にばらつき
がある等の難点があつた。
本発明は、従来技術に係るコイルばねのピツグ
テイル成形方法に内在していた前記難点に鑑みこ
れを克服すべく提案されたものであつて、一端部
にピツグテイルの成形されたコイルばねの他端部
に同じくピツグテイルを成形するに際し、ピツグ
テイルの巻回数を増大させ、あわせて芯金の使用
によりピツグテイルの成形精度を向上させて均一
な製品を提供することを目的とする。
すなわち本発明に係る成形方法は、第4図に概
略図示するように、コイルばね10のピツグテイ
ル成形開始予定部位Xを第1クランプ機構12に
より締付固定すると共に、該コイルばね10の開
放端部Eを第2クランプ機構14により締付固定
し、次いで前記第2クランプ機構14をコイルば
ね10の巻回方向へ回転させて所望ピツチのピツ
グテイル成形段部を有する芯金治具16に沿つて
コイル端部を巻付け、この巻付に伴い該第2クラ
ンプ機構14をコイルばね10の中心Cに向けて
求心移動させることを特徴とするものである。
また前記成形方法を実施するのに好適に使用さ
れるピツグテイル成形装置は、第5図に全体構造
を概略的に図示する如く、コイルばねを載置する
受台18と、前記コイルばね10を軸線方向前方
に押圧するためのプツシヤー20と、受台18上
に載置されたコイルばね10のコイル間隔中に挿
入および抜取自在に配設されかつ所望ピツチのピ
ツグテイル成形段部を備える巻付案内治具16
と、コイルばね10のピツグテイル成形開始予定
部位を締付固定するための第1クランプ機構12
と、前記受台18の前方に該受台と整列的に配設
した回転主軸22と、前記回転主軸22の端部に
配設されコイルばね10の開放端部を締付固定す
るための第2クランプ機構14と、前記回転主軸
22をその中心軸線に対し直角方向に移動させる
ことのできるスライド機構24とから基本的に構
成されている。
次に本発明に係るコイルばねのピツグテイル成
形方法およびその装置の詳細につき、添付図面を
参照しながら以下詳細に説明する。なお、第3図
および第4図に関連して説明した既出の部材と同
一の部材については、同一の参照符号で指示する
ものとする。
先ず、第5図は本発明に係るピツグテイル成形
装置の全体的な構造を概略的に図示するものであ
り、第6図はその1実施例としての具体的な詳細
構造を示す一部切欠縦断側面図、第7図は第6図
に示す装置の一部切欠平面図である。また第8図
は第6図A−A線矢視図、第9図は第6図のB−
B線断面図、第10図は本発明装置に使用される
芯金、すなわち巻付案内治具16の斜視図を夫々
示す。そこで本発明装置の概略については第5図
を中心として説明し、各機構の詳細は第6図乃至
第9図の対応図面をその都度参照して説明するも
のとする。
本発明に係るピツグテイル成形装置は、第5図
に示す如く、共通の基台26上に分離して整列的
に配設された受台18および回転主軸22とから
基本的に構成され、前記受台18上に載置された
コイルばね10の開放端部Eが回転主軸22によ
り捕捉固定されて、該コイルばねの巻回方向への
回転力および求心方向への移動作用が前記端部に
付与され、これよつてピツグテイルの成形がなさ
れるものである。
(受台18の関連説明) 受台18は、基台26上に設けた箱枠28の頂
部に垂直に配設した一対の直線運動軸受30,3
0に夫々垂直摺動自在に挿通したスライダ32,
32に接続固定されて、前記箱枠28に対し水平
昇降自在に支持されている。箱枠28にはモータ
27を駆動源とするウオーム減速機構によるスク
リユージヤツキ34が配設され、このスクリユー
ジヤツキ34から垂直に突出しているねじ軸36
の頂部は前記受台18の底部に回動自在に接続さ
れていて、これによつて受台18に昇降運動が付
与される。受台18上には、第6図および第7図
に示すように2本の平行なローラ38,38が所
定間隔離間して回転自在に水平軸支されており、
各ローラ38はその端部に固定した歯車40をモ
ータ42の回転軸に固定したピニオン歯車44に
噛合させることにより、夫々同一方向に回転され
るようになつている(第5図参照)。そして後述
するように、一端部にピツグテイルが成形された
コイルばね10は前記ローラ38,38上に載置
され、該ローラの回転によりコイルばね10も回
転して位置決めがなされるものである。
(プツシヤー20の関連説明) 架台45上には、ローラ38,38上に載置さ
れたコイルばね10を軸線方向前方(図において
左方向)へ押圧するためのプツシヤー20が配設
されている。すなわち第7図の平面図から明らか
なように、前記ローラ38,38と平行に隣接し
てボールねじ軸46が架台45に回転自在に水平
軸支されており、このボールねじ軸46の一端部
はウオームギヤ機構47を介してモータ48に接
続し、回転力が付与されるようになつている。ま
た前記ボールねじ軸46には、ローラ38,38
の上方にオーバハングするよう配置されたスライ
ダ50が螺合していて、該ねじ軸46の正逆回転
により前記スライダ50もローラ38,38の上
方を前後に摺動走行するようになつている。なお
このスライド機構は、成形すべきコイルばねの寸
法長の変動に対処するために設けられたものであ
つて、コイルばねを軸線方向に押圧するのは、次
に説明するプツシヤー20である。
前記スライダ50には、第7図に示す如く2つ
の直線運動軸受52,52が水平に配設され、こ
の直線運動軸受52,52に夫々ガイド棒54,
54が摺動自在に挿通支持されている。また前記
ガイド棒54,54の左側端部に共通的に固定し
たブラケツト56には、プツシヤー20が軸受5
8を介して回転自在に軸支されている。スライダ
50には水平に複動空気圧シリンダ60が配設固
定され、このシリンダ60のピストンロツド62
の先端は前記ブラケツト56に固定されている。
従つて、シリンダ60を空気圧付勢してピストン
ロツド62をシリンダチユーブから延伸させれ
ば、ブラケツト56に取付けた前記プツシヤー2
0はローラ38,38の上方を非接触で左側へ押
圧され、またシリンダ60を滅勢すればピストン
ロツド62はシリンダチユーブ中に後退して、プ
ツシヤー20による押圧を解除することが諒解さ
れよう。
(巻付案内治具16の関連説明) 前記箱枠28上には、受台18に載置されたコ
イルばね10のコイル間隔中に挿入および抜取さ
れる巻付案内治具16並びに該巻付案内治具16
を作動させる傾動支持機構64が配設されてい
る。第8図において箱枠28上に固定したクレビ
ス66には、変形アーム68の下端部が軸67を
介して回動自在に軸支されており、該アーム68
の上端部に設けたヘツド78は、垂直起立状態に
おいて前記ローラ38,38上方に臨むよう設計
されている。箱枠28の垂直側壁面には、クレビ
ス70が固定されると共にこのクレビス70に空
気圧シリンダ72が傾動自在にトラニオン接続さ
れ、前記シリンダ72のピストンロツド74を前
記アーム68に軸着することにより、アーム68
には軸67を中心とする傾動運動が付与される。
前記アーム58には、第10図に示す如き形状を
有する芯金、すなわち巻付案内治具16が着脱自
在に取付けられ、アーム68を第8図において実
線で示す如く略垂直に起立させた場合に、該巻付
案内治具16がローラ38,38上に載置された
コイルばね10のコイル間隔中に非接触で挿入さ
れるよう予め位置設定がなされている。この巻付
案内治具16は、コイルばね10のコイル間隔中
に挿入された後、該治具に形成した渦巻状段部7
6に沿つてピツグテイル巻付がなされるガイドな
るものであつて、この段部76には所望のピツグ
テイルのピツチが付与されている。従つてこの巻
付案内治具16は、各種ピツグテイルのピツチを
成形したものが多数準備されていて、該巻付案内
治具16をアーム68に着脱交換することにより
所望の成形ピツチを選択し得るようになつてい
る。なおコイルばね10は、そのコイル間隔中に
前記巻付案内治具16が挿入された後、後述する
回転主軸22により若干押圧されて右方向へ圧縮
移動されるようになつている。これは、前記巻付
案内治具16が後述する第1クランプ機構12に
おける締付受座としての機能も果たすものである
ため、若干右方向へコイルばね10を移動させて
治具16をピツグテイル成形開始予定部位Xの下
方に位置させる必要があるからである。
(第1クランプ機構12の関連説明) 前記変形アーム68の上部側方には、コイルば
ね10のピツグテイル成形開始予定部位Xを締付
固定するための第1クランプ機構12が配設され
ている。この第1クランプ機構12は、第8図に
示す如く変形アーム68の上方に突出的に設けた
ヘツド78に垂直昇降自在に収納したジヨー80
と、このジヨー80の下端部に対向的に位置して
受座として機能する前記巻付案内治具16とから
構成される。前記ジヨー80の下端部はヘツド7
8の下方に垂直に延出しており、このジヨー80
に設けたラツク82とピニオン84との噛合によ
り昇降駆動される。すなわち、第7図に示す如く
ピニオン84の回転軸86はヘツド78中に軸支
されると共にレバー88に接続固定され、このレ
バー88の端部は第8図に示すように複動空気圧
シリンダ90のピストンロツド92にクレビス接
続されている。そして第8図においてシリンダ9
0を付勢してピストンロツド92を延伸させれ
ば、レバー88は回転軸86を中心として時計方
向に回動し、従つてピニオン84とラツク82と
の噛合作用下にジヨー80は下降し、ジヨー80
の下端部と前記巻付案内治具16の受座との間に
おいてコイルばね10を確実に締付固定する(な
おこの締付固定位置が、後述するようにコイルば
ね10のピツグテイル成形開始予定部位Xとな
る)。またシリンダ90を逆付勢してピストンロ
ツド92をシリンダチユーブ中に後退させれば、
ジヨー80は上昇して巻付案内治具16の受座と
の間におけるコイルばねの締付固定を解除する。
(回転主軸22の関連説明) 次に前記供通基台26上には、受台18と整列
的に回転主軸22が回転自在に配設されている。
すなわち第6図において、水平なテーブル94上
に円筒状の主軸支持ハウジング96が水平に固定
され、前記ハウジング96中に中空円筒状の回転
主軸22が2つの軸受98,98を介して回転自
在に支持されている。回転主軸22の左端部には
大径の歯車100が固定されており(第6図)、
前記歯車100は減速機付モータ102の回転軸
104に固定した歯車106と噛合している。従
つてモータ102を駆動すれば、前記歯車列を介
して回転主軸22は強力に回転付勢される。なお
この回転主軸22は、後述するようにコイルばね
10の開放端部にコイルばね巻回方向への回転力
を与えてピツグテイルの巻付成形を行うものであ
る。
(第2クランプ機構14の関連説明) 前記回転主軸22の端部には、コイルばね10
の開放端部を捕捉して締付固定するための第2ク
ランプ機構14が配設されている。受台18側に
指向している回転主軸22の端面部108の中央
には、第11図に示すように小径の円筒状部材1
10が軸線方向に突出配置され、この円筒状部材
110の端面は図示の如く軸方向に偏心的に切欠
かれて切欠端面112が露呈している。この切欠
端面112は、後述する如くコイルばね10の開
放端部を受止めて方向規制を行うストツパとして
機能するものであり、また切欠端面112に隣接
して円筒状部材110の周面に移行する帯域(第
10図で符号Zで示す)は、第2クランプ機構1
4における受座として機能するものである。回転
主軸22の端面部108には、第11図に示すよ
うに半径方向に溝114が穿設されていて、この
溝114中に第2クランプ機構の要部をなすジヨ
ー116が昇降自在に配設されている。すなわ
ち、第6図に示すようにジヨー116の垂直背面
部にはラツク118が形成され、このラツク11
8にはピニオン120が噛合し、前記ピニオン1
20は回転主軸22の中空部122に挿通したロ
ツド124の右側端部に設けたラツク126に噛
合している。前記ラツク126はフリーローラ1
28上に当接支持されると共に、ロツド124の
左側端部に回転油圧シリンダ126のピストンロ
ツド128に接続されている。従つて油圧シリン
ダ126を付勢してロツド124を左側へ水平移
動させれば、一連のラツク・ピニオンの噛合作用
下にジヨー116は下降して、ジヨー116の下
端部と円筒状部材110の受座Zとの間において
コイルばね10の開放端部を締付固定する。また
油圧シリンダ126を逆付勢してロツド124を
右側へ水平移動させれば、ジヨー116は上昇
し、前記受座Zとの間におけるコイルばね10の
締付を解除する。
(スライド機構24の関連説明) 回転主軸22は、スライド機構24を介して該
主軸22の中心軸線に対し直角方向に移動可能に
構成されている。すなわち回転主軸22を搭載し
ているテーブル94は、第6図および第9図に示
すように、回転主軸22の中心軸線に対し直角方
向に水平に延在する2本の平行なスライドバー1
30,130をテーブル内に備え、両スライドバ
ー130,130は、ベツド132上に配設した
直線運動軸受134,134に夫々摺動自在に挿
通支持されている。つまり回転主軸22を搭載し
たテーブル94は、該主軸22の中心軸線に対し
直角方向に、ベツド132上に摺動し得るように
なつている。この場合、第7図に示すように水平
に一対の空気圧シリンダ136,136が対向配
置され、そのピストンロツド138,138によ
りテーブル94に固定した水平突出片140を挾
圧して該テーブル94の固定を行い、また両シリ
ンダ136,136の付勢を解除することにより
テーブル94の自由摺動を許容するようになつて
いる。このように回転主軸22が、スライド機構
24によつて主軸中心軸線に対し直角方向に摺動
し得るよう構成したことにより、後述する如くコ
イルばね10の他端部にピツグテイルを成形する
際に、コイルばねの中心に向かう求心運動を成形
部位に付与することができる。
(その他の付帯機構の関連説明) ベツド132のX軸方向スライド機構につい
て。
前記スライド機構24が設けられるベツド1
32は、第6図において昇降架台142上を左
右両方向へ水平摺動自在に載置されている。前
記昇降架台142中にはボールねじ軸144が
水平に配設されていて、該ボールねじ軸144
はベツド132の底部に固定した雌ねじ部材1
46に挿通螺合されている。そして前記ボール
ねじ軸144を減速機付モータ148により正
逆回転駆動すれば、該ボールねじ軸144の雌
ねじ部材146に対する送り作用により、ベツ
ド132は前記回転主軸22の中心軸線に沿つ
て前後移動することが諒解されよう。
架台142のZ軸方向昇降機構について。
昇降架台142は、基台26上に直立配置し
た支柱148,148により昇降自在に支持さ
れると共に、モータ150を駆動源とするウオ
ーム式スクリユージヤツキ152により昇降駆
動されるようになつている。結局、昇降架台1
42はZ軸方向に昇降動作し、ベツド132は
X軸方向に摺動動作し、またテーブル94はY
軸方向に摺動動作する結果として、テーブル9
4上に搭載された回転主軸22は、X・Y・Z
各軸の3次元方向に自在に移動し得るものであ
る。
コイルばね端部フラツテイング機構につい
て。
第7図に示す如く、本発明装置にはコイルば
ね端部のフラツテイング機構154が付帯的に
配設されている。これは、ピツグテイル成形後
のコイルばねの端部を押圧板156により押圧
して、該コイルばねの中心軸線に対し端部が略
直角になるようフラツト加工し、後工程でのコ
イルばね自動組付装置で適合させるようにする
ためのものである。すなわち空気圧シリンダ1
58のピストンロツド160をリンクレバー1
62を介して押圧板156に接続し、この押圧
板156をガイドロツド164,164を介し
て矢印方向へ摺動させるよう構成してある。そ
してベツド132を軸線方向に右側へスライド
させて押圧板156をコイルばね10の端部に
圧接させることにより、該端部をフラツトに成
形するものである。
(各作動部材の位置検出用リミツトスイツチの関
連説明) 本発明に係る装置には、第5図に示すように各
作動部材の位置を検出するためのリミツトスイツ
チが適宜の個所に配設されている。これらの各リ
ミツトスイツチの果たす機能を列挙すれば、次の
通りである。
LS1…受台18の上昇限界検出 LS2…受台18の下降限界検出 LS3…ベツド132の前進限界検出 LS4…ベツド132の後退限界検出 LS5…架台142の上昇限界検出 LS6…架台142の下降限界検出 LS7…スライダ50の前進限界検出 LS8…スライダ50の後退限界検出 LS9…ジヨー80のクランプ検出 LS10…ジヨー80の解放検出 LS11…押圧板156の戻り検出 LS12…治具16の抜取検出 LS13…治具16の挿入検出 LS14…プツシヤー20の後退限界検出 LS15…プシシヤー20の前進限界検出 (本発明方法および装置の作用・効果について) このように構成した本発明に係るピツグテイル
成形装置の作用および効果につき、本願の別の発
明に係るピツグテイル成形方法との関連において
次に説明する。先ず、第12図に示すように一端
部にピツグテイル成形を施したコイルばね10
を、前記受台18のローラ38,38上に載置す
る。この場合コイルばね10は前工程で焼入れが
なされて、850〜900℃程度にまで加熱されてお
り、従つてこのピツグテイル成形は熱間加工の一
環としてなされるものである。また受台18に送
給されるコイルばね10の寸法長に応じてモータ
48が回転し、これによりスライダ50が前後移
動して、プツシヤー20がコイルばね10のピツ
グテイル成形済み端部に近接位置するよう調整が
なされているものとする。更に、コイルばね10
の外径寸法に応じて、受台18はスクリユージヤ
ツキ34の作用下に昇降して高さ調整がなされ
る。
次いでシリンダ60が付勢されてプツシヤー2
0が前進しコイルばね10を軸線方向左右へ押圧
すると共に、第13図のシーケンスダイアグラム
に示す如く、モータ42も回転してローラ38,
38を同一方向に回転付勢する。このためローラ
上のコイルばね10も回転され、該コイルばねの
開放端部E(ピツグテイル成形がなされていない
側の端部)は第11図に示すように切欠き端部1
12に当接して停止し、位置規制がなされる。
空気圧シリンダ72(第8図)が付勢されてア
ーム68が時計方向に回動し、これによつて巻付
案内治具16がコイルばね10のコイル間隔中に
挿入される(第14図)。次いで第6図に示すモ
ータ148が短時間回転してボールねじ軸144
の送り作用によりベツド132を右方向へ若干距
離だけ移動させ、これによつて回転主軸22の端
面部に当接しているコイルばね10を若干圧縮し
て、該コイルばねを前記巻付案内治具16側に移
動させる。このとき治具16は、第4図に示すピ
ツグテイル成形開始予定部位Xの直下に位置して
いる。そこで第8図に示す空気圧シリンダ90を
付勢してレバー88を時計方向に回動させ、第1
クランプ機構12におけるジヨー80を降下させ
て、コイルばね10の前記部位Xを治具16の受
座との間において締付固定する。
また同時に、第2クランプ機構14における油
圧回転シリンダ126を付勢して、ラツク・ピニ
オン作用下にジヨー116を下降させ、コイルば
ね10の開放端部Eを前記円筒状突起110の受
座Zとの間において締付固定する(第11図参
照)。
次いでモータ102を駆動して回転主軸22を
コイルばね10の巻回方向に回転させれば、回転
主軸22の端面部においてコイル端部Eは第2ク
ランプ機構14により締付固定されているから、
コイルばねは巻付案内治具16に設けられた所望
ピツチの段部76に沿つて巻付けが開始される。
また回転主軸22の回転開始タイミングに合わせ
て、第7図に示す2つの空気圧シリンダ136,
136の付勢を解除し、テーブル94を自動摺動
状態におく。すると、コイルばね10の端部が回
転主軸22の回転作用下に巻付案内治具16の段
部76に沿つて巻付けられるに従い、コイルばね
10の中心に向かう求心力が付与される。しかる
に回転主軸22を搭載したテーブル94は該主軸
22の中心軸線に対し直角方向に摺動可能に構成
されているから、結局第2クランプ機構14はテ
ーブル94を摺動させつつコイルばね10の中心
に向けて求心移動を行い、第4図に示す如くピツ
グテイルの成形がなされる。
前記回転主軸22の回転によるコイルばね端部
Eの巻上げが完了すると、主軸駆動用モータ10
2のピニオン歯車106に設けたロータリーエン
コーダREからの信号によりモータ102は停止
する。同時に回転油圧シリンダ126が逆付勢さ
れて第2クランプ機構14におけるジヨー116
を上昇させ、コイル端部の締付を解除する。次い
で、第6図においてモータ148が回転してベツ
ド132を左方向へ若干後退させ、回転主軸22
の端面部とピツグテイル成形の完了したコイル端
部Eとの間に間隙を成形する。その後第7図に示
す空気圧シリンダ158が付勢されて、リンク作
用下に押圧板156が前記間隙中に進入すると共
に前記モータ148が回転してベツド132を右
方向へ前進させ、押圧板156を前記コイルばね
10の端部Eに圧接させてフラツテイングを行
う。次いでベツド132は後退し、押圧板156
は間隙中から抜取られる。
またシリンダ72が逆付勢されて巻付案内治具
16もコイル間隙中から抜取られ、更に第1クラ
ンプ機構12のジヨー80も上昇してコイルばね
10の締付を解除する。
なお、ピツグテイルを形成する際の巻付回数
は、従来技術のものでは1巻き(360゜)が限度で
あつたが、本発明装置では最大2.5巻き程度まで
可能であり、しかもユーザーからの要求仕様によ
り1巻き〜2.5巻きの範囲で任意の巻数を設定す
ることができる。この巻数の可変調節に際して
は、第2クランプ機構14によるコイル端部の締
付固定位置を変化させればよく、この目的のため
に架台142が昇降駆動制御される。
以上説明したように、本発明に係るコイルばね
のピツグテイル成形方法およびその装置によれ
ば、一端部にピツグテイル成形の施されたコイル
ばねの他端部に好適にピツグテイル成形を行うこ
とができる。しかも、ピツグテイルの巻回数はユ
ーザーの要請に応じて所定の範囲内で任意に設定
することができ、また巻付案内治具を使用するこ
とにより正確なピツグテイル成形を行うことがで
き、製品にばらつきがない等多くの有益な利点を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はたる状コイルばねの概略図、第2図は
一端部にピツグテイル成形の施されたコイルばね
の概略図、第3図は従来技術に係るピツグテイル
成形方法の説明図、第4図は本発明に係るピツグ
テイル成形方法の説明図、第5図は本発明に係る
ピツグテイル成形装置の全体的な構造の概略図、
第6図はその1実施例としての具体的な詳細構造
を示す一部切欠縦断側面図、第7図は第6図に示
す装置の一部切欠平面図、第8図は第6図のA−
A線矢視図、第9図は第6図のB−B線断面図、
第10図は本発明装置に使用される巻付案内治具
16の斜視図、第11図は本発明装置に使用され
る回転主軸の端面斜視図、第12図はローラ上に
載置されたコイルばねにプツシヤー20を指向さ
せた状態を示す説明図、第13図は本発明装置の
シーケンスダイアグラム図、第14図はコイルば
ねの間隔中に巻付案内治具を挿入した状態を示す
説明図である。 10…コイルばね、12…第1クランプ機構、
14…第2クランプ機構、16…巻付案内治具、
18…受台、20…プツシヤー、22…回転主
軸、24…スライド機構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一端部にピツグテイルを成形したコイルばね
    の他端部に同様のピツグテイルを成形するに際
    し、所望ピツチのピツグテイル成形段部を有する
    巻付案内治具を前記コイルばねのコイル間隔中に
    挿入すると共にコイルばねのピツグテイル成形開
    始予定部位を第1クランプ機構により締付固定
    し、またコイルばねの前記他端部を第2クランプ
    機構により締付固定し、次いで前記第2クランプ
    機構をコイルばねの巻回方向に回転させながら前
    記他端部を巻付案内治具の段部に沿つて巻付け、
    これにより第2クランプ機構をコイルばねの中心
    に向けて求心移動させることを特徴とするコイル
    ばねのピツグテイル成形方法。 2 コイルばねを載置する受台と、前記コイルば
    ねを軸線方向前方に押圧するためのプツシヤー
    と、受台上に載置されたコイルばねのコイル間隔
    中に挿入および抜取自在に配設されかつ所望ピツ
    チのピツグテイル成形段部を備える巻付案内治具
    と、コイルばねのピツグテイル成形開始予定部位
    を締付固定するための第1クランプ機構と、前記
    受台の前方に該受台と整列的に配設した回転主軸
    と、前記回転主軸の端部に配設されコイルばねの
    自由端部を締付固定するための第2クランプ機構
    と、前記回転主軸をその中心軸線に対し直角方向
    に移動させ得るよう構成したスライド機構とから
    なるコイルばねのピツグテイル成形装置。
JP58074592A 1983-04-26 1983-04-26 コイルばねのピツグテイル成形方法およびこれを実施するための装置 Granted JPS59199135A (ja)

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