JPH03107208A - 自動等化器のタップ係数保護方式 - Google Patents

自動等化器のタップ係数保護方式

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JPH03107208A
JPH03107208A JP1244852A JP24485289A JPH03107208A JP H03107208 A JPH03107208 A JP H03107208A JP 1244852 A JP1244852 A JP 1244852A JP 24485289 A JP24485289 A JP 24485289A JP H03107208 A JPH03107208 A JP H03107208A
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tap coefficient
equalizer
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尚 加來
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    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
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  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [概要] PSEのタップ係数の異常成長を防ぐ自動等化器のタッ
プ係数保護方式に関し、 タップ係数の異常成長による自動等化器のオーバーフロ
ーを防止することを目的とし、タップ係数の各パワーの
総和を算出して通常ゲインを越えるか否か判定し、通常
ゲインを越えた場合にはタップ係数の異常成長と判定し
て各タップ係数に1より僅かに小さい係数を乗じてゲイ
ンを下げるように構成する。
[産業上の利用分野] 本発明は、トランスバーサル型自動等化器のタップ係数
の異常成長を防ぐ自動等化器のタップ係数保護方式に関
し、特にシンボルレイトを分割したサンプルレイトをも
ッFsE (Frac目onal17Tap−spgc
ed Equalixet)のタップ係数保護方式に関
する。
適応型自動等化器であるトランスバーサル型自動等化器
において、タップ間隔を与えるサンプリングレイトT′
を最高信号周波数の2倍の逆数で与えられるシンボルレ
イトT以下に設定した自動等化器としてF S E (
Frictionslly Tap−5pacedEq
u!l1xer)が知られており、このPSEうちタッ
プ間隔をT”=T/2としたものはダブルサンプリング
等化器として知られている。
このPSEはタップ間隔Tのトランスバーサル型自動等
化器においてタイミング位相に依存せず等化器のセット
アツプ(引込み)が速いという特徴をもつ。
しかし、FSEはサンプリングレイトによる帯域がシン
ボルレイトの帯域より広くタップ係数が異常成長して等
化出力がオーバフローすることから、このタップ係数の
異常成長を監視し、且つ異常発生時にはタップ係数の成
長を抑える制御が望まれる。
[従来の技術] 第5図は従来のPSEの構成図であり、PSEは図示の
ように、シンボルレイトTをそれ以下の値に分割したサ
ンプルレイトT′をもつ適応型自動等化器である。尚、
サンプリングレイトTは最高信号周波数の2倍の逆数と
して与えられる。
このPSEを音声帯域モデム(0,3〜3.4KHりの
受信部に使用した場合、受信部処理におけるサンプリン
グ位相に依存しないため受信部の自動等化器の引き込み
が早い。
しかしPSEはその反面、PSEのもつ不定帯域により
タップ係数C−s〜CNが異常成長し、等化器ゲインが
上限に達してオーバーフローに至ることが報告されてい
る(例えばCH2114−7/8510000−166
7$1. Go■191151EEE等)。
第6図はPSEの理想伝送パルスに対するスペクトラム
分布を示したもので、実線で示すシンボル帯域のスペク
トラム特性に対しPSEは破線で示すπ/T′まで伸び
た帯域をもっており、シンボル帯域との間にシンボルパ
ワーが零となる不定帯域をもつようになる。
このようなPSEのシンボルパワーが零となる不定帯域
の存在に起因したタップ係数の異常成長を防止するため
、従来方式にあっては、不定帯域にS/Nレートに影響
を与えないような微弱なノイズ成分を強制的に加え、不
定帯域のパワーレベルが零とならないようにしている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、不定帯域にノイズを混入させる従来方式
にあっては、ノイズレベルが低く過ぎるとタップ係数の
異常成長を防止できず、タップ係数の異常成長を効果的
に防ぐためにノイズレベルを上げると、本来のシンボル
帯域のS/Nレートを悪化させるという相反する問題が
あり、しかもタップ係数の異常成長をモニタする手段が
ないために、タップ係数の異常成長の始まりを検知して
対応することもできない問題があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、自動等化器のタップ係数の異常成長を迅速に検知
できる自動等化器のタップ係数保護方式を提供すること
を目的とする。
本発明の他の目的は、タップ係数の異常成長を検知した
際には成長を抑えるようにタップ係数を制御する自動等
化器のタップ係数保護方式を提供する。
[課題を解決するための手段] 第1図は本発明の原理説明図である。
第1図において、まず本発明は、回線で受けた符号間干
渉を除去するトランスバーサル型の自動等化器を対象と
する。
このような自動等化器につき本発明のタップ係数保護方
式にあっては、タップ係数CX1〜CXnの各パワーP
1〜Pnを検出するタップパワー検出部10−1〜10
−nと;タップパワー検出部10−1〜10−nにより
検出されたタップパワーの総和を算出する加算部12と
;加算部12の算出パワーを所定の閾値と比較し、該閾
値以下の時はタップ異常成長はないものとしての正常判
定出力を生じ、閾値を越えた時にはタップ係数異常成長
の判定出力を生ずる判定部14と;を設ける。
ここでトランスバーサル型の自動等化器は、シンボルレ
イトTを分割した小さいサンプリングレイトT′を有す
るPSEである。
また判定部16の閾値としは、自動等化器の通常ゲイン
を設定し、具体的には3dBの通常ゲインをタップ係数
異常成長を判定する閾値として設定する。
更に、判定部14から正常判定出力が得られた時にはタ
ップ係数CX1〜CXnをそのまま維持し、タップ係数
の異常判定出力が得られた時にはタップ係数CX1〜C
Xnの各々に1より僅かに小さい所定の係数βを乗じて
自動等化器のゲインを抑えるタップ制御部16を設ける
このタップ制御部16によりタップ係数CXI〜CXn
の各々に乗じて成長を抑える係数βとしては、S/Nエ
ラーレートの劣化量を少なくとも0.1dB以下に抑え
ることのできる1より僅かに小さい値を使用する。
[作用コ このような構成を備えた本発明による自動等化器のタッ
プ係数保護方式によれば、受信処理中に常時、受信処理
部に設けたPSEにおけるタップ係数の異常成長の有無
が監視されており、更にタップ係数の異常成長を判定す
ると成長を抑え込むようにタップ係数の値が係数の乗算
により減少するように制御され、その結果、FSEのゲ
インを所定の通常ゲインを越えない範囲に抑えることが
できる。
この結果、不定帯域に起因したPSEのタップ異常成長
の問題が解消されることで、PSEの適用範囲が拡大で
き、また音声帯域モデムにあっては受信部の自動等化能
力を向上できる。
[実施例コ 第2図は本発明の実施例構成図であり、本発明によるタ
ップ係数保護方式が適用される音声帯域モデムの受信部
を示している。
第2図において、20は伝送帯域0.3〜3゜4KHz
のアナログ電話回線を用いた伝送回線であり、伝送回線
20に対しハイブリッド回路22を介して音声帯域モデ
ム200が接続される。
即ち、音声帯域モデム200の入力段にはフィルタ24
が設けられ、フィルタ24から得られた受信信号をA/
D変換器26によりサンプリングしてデジタルデータに
変換し、デジタル・シグナル・プロセッサ(以下rDS
PJという)100に入力する。
DSPlooには、そのプログラム制御により復調器(
DEM)28、ロールオフフィルタ(ROF)30、自
動等化器(AEQ)3’2、キャリア自動位相制御回路
(CAPC)34、判定部36の各機能が実現される。
即ち、復調器28は直交振幅変調(QAM)された受信
信号の同期検波により送信側で変調された複素平面上に
おける信号点座標を示す実数データReと虚数データ1
mを復調する。ロールオフフィルタ30は受信シンボル
帯域の広域カット特性を与えるもので、ω=π/Tを中
心にコサイン波状に減衰するフィルタ特性を与える。
自動等化器32としては本発明のタップ係数保護方式の
対象となるPSEが使用され、FSEは通常のトランス
バーサル型自動等化器(シンボルレイトとサンプリング
レイトが同一)に対し、第5図に示したようにシンボル
レイトTを分割したサンプリングレイトT′をもつ適応
型の自動等化器である。
このPSEを使用した自動等化器32は伝送回線20の
伝送で生じた符号間干渉を除去する。
キャリア自動位相制御回路34は自動等化器32の出力
に含まれる周波数オフセット及び位相エラーを除去する
このようなキャリア自動位相制御回路34としては、例
えば特公昭55−33203号のものが使用できる。
キャリア自動位相制御回路34に続いては判定部36が
設けられ、判定部36はCAPC34から得られた信号
点の誤りを訂正して正しい信号点を判定する。この判定
部36による判定としては、ハードウェア的なデータテ
ーブルを使用した硬判定、及びまたは送信側の誤り制御
のために冗長1ビツトを付加したトレリス符号化に基づ
く遷移規則に従って正しい信号点を復調するビタビ復号
による軟判定が行なわれる。
DSPlooに続いてはメインプロセッサ(MPU)3
8が設けられ、メインプロセッサ38はDSPlooの
最終段に設けられた判定部36から得られた信号点座標
を予め定めたマツピングパターンと照合し、信号点に対
応するビットデータを復調する。マツピングパターンに
基づいて復調された1変調毎のビットデータは順次直列
データに繋げられ、DTE回路40を介して端末に出力
される。
以上の構成は通常の音声帯域モデムの復調部と同じであ
るが、これに加えて本発明にあっては、DSP100内
に実現されたPSEとしての自動等化器32に対し、新
たにタップ係数監視制御部50を設けている。
タップ係数監視制御部50は自動等化器32としてのP
SEにおけるタップ係数の異常成長の有無を常時監視し
、異常成長を判定した場合にはタップ係数を減少させる
ように制御する機能を有する。
第3図は第2図に示したタップ係数監視制御部50の一
実施例を示した実施例構成図であり、後の説明で明らか
にするように、第4図に示すタップ数31のPSEを対
象としている。
第3図において10はタップパワー検出部であり、実数
データReを入力してその2乗値Re2を算出する乗算
器42と、虚数データ1mを入力してその2乗値Im2
を算出する乗算器44と、乗算器42と44の出力を入
力して任意のタップiにおけるタップパワーPiを Pi=Re2+Im2     * ・−(1)として
算出する加算器46が設けられる。
ここで、タップパワー検出器10によるタップパワーP
iの検出は、受信1シンボル毎にタップ1つのパワーを
計算しており、従って、タップ数31のPSEを対象と
した場合、i=1〜31となる31シンボル分の受信期
間で全ラップ数31分の各タップパワーP1〜I”31
を検出することができる。
48はシンボルカウンタであり、1シンボルを受信する
毎にシンボルクロックを入力して計数し、31シンボル
分のクロックを計数するとカウンタ出力を生じ、その後
にクリアされて初期状態からのカウンタ動作を繰り返す
タップパワー検出部10の出力は加算メモリ12に与え
られる。加算メモリ12はタップパワー検出部10で前
記第(1)式により算出されたタップ毎のパワーP1〜
P3Iを順次加算し、31シンボル分加算したときのシ
ンボルカウンタ48の出力を受けて、そのときのメモリ
加算値を次段の判定部14に出力する。
即ち、加算メモリー2は、 1 pt=ΣPi  ・・・ (2) 1=1 の演算を行なうこととなる。
判定部14は加算メモリ12より出力された全タップ数
のパワー総和ptを予め閾値として定められたPSEの
通常ゲイン、例えば通常ゲイン+3dBと比較し、閾値
としての通常ゲイン+3dB以下のときはタップ係数の
異常成長はないものとして正常判定出力D1を出力する
。一方、全タップ数のパワー総和ptが閾値としての通
常ゲイン+3dBを越えたときにはタップ係数の異常成
長と判定して異常判定出力D2を生ずる。
判定部14の判定出力はタップ制御部16に与えられる
。タップ制御部16は正常判定出力D1が得られている
ときには係数β=1を出力し、係数βをPSEのタップ
係数CX、〜CX 31の各々に乗じ、このときのタッ
プ係数をそのまま維持させる。一方、異常判定出力D2
を受けたときには係数βとして1より僅かに小さい値、
例えばβ=0、9880157を出力してPSEのタッ
プ係数CX1〜CX、、の各々に掛は合せ、この1より
僅かに小さい係数βの掛合せによりタップ係数CX、〜
CX)Iを減少させる。
このような第3図に示すタップ係数制御部16の処理動
作を整理すると、次のようになる。
■シンボルカウンタ48を1シンボル毎にインクリメン
トする。
■各シンボル毎にタップパワー検出部10で各タップの
パワーP、〜P31を計算し、加算メモリ12に順次加
算していく。
■前記■、■の処理をFSEのタップ数1=31だけ繰
り返し、全タップ数のパワーを算出した時点、即ちシン
ボルカウンタ48の出力が得られた時点で判定部14に
より閾値としての通常ゲイン+3dBと比較し、通常ゲ
インを越えた場合に各タップCX1〜CX31に1より
僅かに小さい係数βを掛は合せ、一方、閾値としての通
常ゲイン+3dBを越えない場合は係数β=1としてタ
ップ係数CX1〜CX 31の値をそのまま更新する。
■シンボルカウンタ48及び加算メモリ12の各々をク
リアする。
第4図は第3図に示したタップ係数監視制御部の対象と
なるPSEの一実施例を示した構成図であり、タップ間
隔をT==T/2としたダブルサンプリング等化部を例
にとって示している。
第4図にあっては、同一構成を備えた第1の等化部32
−1と第2の等化部32−2を有し、第1の等化部32
−1に対してはAGC出力をそのまま入力することでシ
ンボルレイトTに対しタップ間隔を与えるサンプリング
レイトを同じTとしており、この点は通常のトランスバ
ーサル型等化部と同じである。一方、第2等化部32−
2に対してはAGC出力をT/2と半分に分割して入力
しており、従って、第2の等化部32−2はPSEとし
て機能する。
第3図に示したタップ係数監視制御部50はFSEとし
て機能する第2等化部32−2のタップ係数CXI〜C
X3.に基づいて前記第(1)式及び第(2)式に従っ
て全タップのパワー総和を検出し、通常ゲインとの比較
により正常であれば係数β=1を第1及び第2の等化部
32−1.32−2のタップ係数CX、〜CX 31の
各々に掛は合せ、一方、通常ゲインを越えていれば1よ
り僅かに小さい係数βを同様にタップ係数CX、〜CX
31に掛は合せる。
具体的には、第1等化部32−1の乗算器52の各々に
よりタップ係数CX、〜CX、、に第3図のタップ制御
部16より出力された係数βを掛は合せるようになる。
この点は第2等化部32−2も同じである。
以上が本発明のタップ係数保護方式によるタップ係数の
異常監視とタップ係数の制御処理であり、DSPloo
の処理能力を考慮し1シンボルの受信処理中に1つのタ
ップ分のパワーを計算し、31シンボルの受信で全タッ
プパワーを求め、更にタップ係数自体の修正も次のシン
ボル1〜31の受信毎に各シンボル毎のパワー検出と並
行してりツブ係数の修正を行なう。従って、タップパワ
ーの検出に基づくタップ係数異常成長の判定に31シン
ボル分の受信処理時間を必要とし、その後のタップ係数
の修正に同じく31シンボル分の受信処理時間を必要と
する。
このように1シンボル単位で各タップパワーを計算した
りタップ係数を修正しても良いが、1シンボル受信中の
DSPlooの処理サイクル及びROM容量に余裕があ
る場合は、1シンボル受信中に生じた空き時間を使用し
て全タップのパワーを計算し、且つタップ係数を修正す
るようにしても良い。勿論、1シンボルの受信で全タッ
プパワーを計算して係数βを求め、次の1シンボルの受
信で係数βに基づくタップ係数の修正を行なうようにし
ても良い。
次に、本発明のタップ係数保護方式を採用する場合のD
SPlooの処理能力による制限を説明する。
本発明のタップ係数保護方式においてタップ係数の異常
成長を判定した場合には、係数βを乗することによりタ
ップ係数が必ず小さくなる必要がらるが、係数βの値が
小さすぎるとS/Nエラーレートに悪影響を及ぼす。
この点を9.(3Kbpsのモデムを例にとって説明す
ると次のようになる。
まず、タップ係数を小さくするために使用する異常判定
時の係数βについては、次の3つの条件を考慮する必要
がある。
■タップ係数はタイミング位相、キャリア位相、回線の
影響を受ける。それぞれの影響をfTZ下。
f丁1.1/2とすると、合せてB−B (バックツー
バック、即ちモデム折り返しで特性がフラットであるこ
と)のピーク時の1/4を考慮する必要がある。
■係数βを乗することによりタップ係数が必ず小さくな
らなければならない。
■係数βの値を小さくしすぎるとS/Nエラーレートに
影響し、S/Nエラーレートの劣化量は少なくとも0.
1dB以下としたい。
S/Nエラーレートに対する影響を具体的に検討すると
、次のようになる。
9.6Kbp−sのS/Nエラーレートを約22dBと
し、0.1dB劣化のS/Nをγとすると、I Q−2
2/10=I Q−22・1/10+ l Q B/1
0、°、γ=38.43 となる。このとき係数βは −38,43=201og  (1−β)、°、β=0
.9889157 = [$ 3 F 3 Blとなる
。但し、βはHex表示で1=$4000とした場合で
ある。従って、係数βは0.9880157より大きく
する必要がある。
今、係数βを2のべき乗で小さくしたとすると、次表−
1のようになる。
表−1 尚、前記表−は16進表示で示している。
この表−1において、前述した条件を考慮すると、結論
として係数β=$3FFOとすることが望ましい。
このとき、S/Nの劣化量は60.2dBであることか
ら、S/NエラーレートXは l Q −−/10 = l Q −22/I0 10
−60・2″。
x −22,00131486d B となる。従って、S/Nエラーレートの劣化量は0.0
O13dBとなり、実用上問題ないことが確認できる。
尚、上記の具体例は16ビツトの2の補数表現であり、
DSPの処理能力としては−2から+2までの場合を例
にとっている。
また、上記の実施例はPSEのタップ係数異常成長の監
視と制御を例にとるものであったが、本発明のタップ係
数保護方式はPSEに限定されず、通常のトランスバー
サル型自動等化器にそのまま適用でき、何らかの原因に
よるタップ係数の異常成長を防止して安定した受信等化
処理を保証させることができる。
[発明の効果] 以上説明してきたように本発明によれば、FSEの不定
帯域に起因したタップ係数の異常成長を検知してタップ
係数の修正により等化器ゲインを抑えてオーバーフロー
に至ることを防止でき、FSEの適用範囲を広げると同
時に、PSEを使用した音声帯域モデムにおいてはモデ
ム受信部における自動等化能力を大幅に向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図; 第2図は本発明の実施例構成図; 第3図は本発明のタップ係数監視制御部の実施例構成図
; 第4図は本発明の対象となるPSE実施例構成図;第5
図は従来のPSE構成図; 第6図はPSEのスペクトラム分布図である。 図中、 10゜ 12: 14: 16: 20= 22= 24= 26= 28: 10−1〜10−n: 加算部(加算メモリ) 判定部 タップ制御部 伝送回線 ハイブリッド回路 フィルタ A/D変換器 復調器(DEM) タップパワー検出部 30:ロールオフフィルタ(ROF) 32:自動等化器(A E Q) 34:キャリア自動位相制御回路(CA P C)36
=判定部 38:メインプロセッサ(M P U)4Q:DTE部 42.44,52:乗算器 46:加算器 48ニシンポルカウンタ 50:タップ係数監視制御部 100:デジタルシグナルプロセッサ(D S P)2
00:音声帯域モデム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)符号間干渉を除去するトランスバーサル型の自動
    等化器に於いて、 タップ係数(CX_1〜CX_n)の各パワー(P_1
    〜P_n)を検出するタップパワー検出手段(10−1
    〜10−n)と; 該タップパワー検出手段(10−1〜10−n)により
    検出されたタップパワーの総和を算出する加算部(12
    )と; 該加算部(12)の算出パワーを所定の閾値と比較し、
    該閾値以下の時に正常判定出力を生じ、該閾値を越えた
    時にタップ係数異常成長の判定出力を生ずる判定部(1
    4)と; を設けたことを特徴とする自動等化器のタップ係数保護
    方式。
  2. (2)前記トランスバーサル型等化器は、シンボルレイ
    ト(T)より小さいサンプリングレイト(T′)である
    ことを特徴とする請求項1記載の自動等化器のタップ係
    数保護方式。
  3. (3)前記判定部(14)の閾値として前記自動等化器
    の通常ゲインを設定したことを特徴とする請求項1記載
    の自動等化器のタップ係数保護方式。
  4. (4)前記判定部(14)の閾値として設定する前記自
    動等化器の通常ゲインとして通常ゲインよりもプラスの
    値を設定したことを特徴とする請求項3記載の自動等化
    器のッタップ係数保護方式。
  5. (5)請求項1記載の自動等化器のタップ係数保護方式
    に於いて、 更に、 前記判定部(14)から正常判定出力が得られた時には
    前記タップ係数(CX_1〜CX_n)をそのまま維持
    し、タップ異常の判定出力が得られた時には前記タップ
    係数(CX_1〜CX_n)の各々に1より僅かに小さ
    い所定係数(β)を乗じるか、原点に向って何らかの形
    で制御する自動等化器のゲインを抑えるタップ制御部(
    16)を設けたことを特徴とする自動等化器のタップ係
    数保護方式。
  6. (6)前記所定係数(β)として、S/Nエラーレート
    の劣化量を少なくとも0.1dB以下に抑えることので
    きる1より僅かに小さい値を使用することを特徴とする
    請求項5記載の自動等化器のタップ係数保護方式。
JP1244852A 1989-09-20 1989-09-20 自動等化器のタップ係数保護方式 Expired - Fee Related JP2545614B2 (ja)

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