JPH03106761A - コイル用ボビンの製造方法 - Google Patents

コイル用ボビンの製造方法

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JPH03106761A
JPH03106761A JP24086389A JP24086389A JPH03106761A JP H03106761 A JPH03106761 A JP H03106761A JP 24086389 A JP24086389 A JP 24086389A JP 24086389 A JP24086389 A JP 24086389A JP H03106761 A JPH03106761 A JP H03106761A
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Japan
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bobbin
solvent
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tube
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JP24086389A
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Itsuki Kawabata
川畑 五樹
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NIPPON ONKEN KK
SEKIGUCHI SEISHI KK
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NIPPON ONKEN KK
SEKIGUCHI SEISHI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、小型電気コイルの巻き芯として使用されるボ
ビンと、その製造方法に関するものである. 〔従来技術とその課題〕 スピーカーのボイスコイル、プリンター等に使用される
小型リニアモーターのコイル、あるいは各種小型トラン
スのコイル等の巻き芯には従来から紙製のボビンが広く
使用されている.’t(7)−例f図−6に示す.この
ボビン11は、2枚の紙テープ12a・12bを用い、
一方の紙テープ12aを両側縁が突き合わさるようにら
せん巻きすると共に、その上に他方の紙テープ12bを
両側縁の突き合わせ目が半ピンチずれるようにらせん巻
きし、両テープを接着剤(図示せず)で接着して二重管
13を形成した後、これを所要の長さに切断することに
より得られるものである. しかしこのようなボビンは、2枚の祇テープを貼り合わ
せたものであるため、貼り合わせ目に剥離が生じたり、
また加熱されると貼り合わせ目に気泡が発生したりする
ことがあり、信頼性の点で問題がある. このためスピーカーのボイスコイル等では、図−7のよ
うに長方形に切った紙片l4を、図−8のように両端縁
が突き合わさるように丸め、その突き合わせ目に接着テ
ープ15を貼り付けた形のボビンl6も使用されている
が、このようなボビンは、周方向の剛性が一様でないた
め真円度が保ち難く、また紙片を丸めて両端縁突き合わ
せ目に接着テープを貼り付ける作業は意外に難しく、熟
練を必要とする等の問題がある. このほかプラスチックインジェクシッン加工で製造され
たボビンもあるが、インジェクシッン加工では各サイズ
毎に金型が必要であるため製造コストが高くなり、また
極薄肉厚のボビンを製造することは技術的に困難である
. 〔課題の解決手段とその作用〕 本発明は、上記のような課題を解決したコイル用ボビン
と、その製造方法を提供するものである.本発明に係る
コイル用ボビンは、周方向に継目のない紙状素材よりな
る筒状体で、内周面がツルツルした平滑面に、外周面が
ザラザラした粗商になっていることを特徴とするもので
ある.このボビンは、周方向に継目がないため周方向の
剛性が一様であり、所要の断面形状を正確に保持するこ
とができ、紙状素材よりなるため薄く、軽量にでき、ま
た内周面がツルツルした平滑面になっているためコイル
を巻くときに治具等への着脱がスムーズに行え、さらに
外周面がザラザラした粗面になっているためコイルを巻
いたときにコイルがずれるおそれがなくコイルとの一体
性が良好になる. このようなボビンを製造するには、まず有機質または無
機質の短繊維と、水またはアルコール等の溶剤で薄めた
接着材とを混合し、この混合物を薄く抄いた後、所要の
断面形状を有する表面平滑な芯材に巻き付け、次いで外
側から加圧して溶剤を絞り取り、乾燥させる.この段階
で芯材の周囲に、周方向に継目のない紙状素材よりなる
管体が形成される.このあと管体から芯材を引き抜き、
管体を所要の長さに切断すれば、ボビンが出来あがる.
得られるボビンの内周面は芯材の表面と同じツルツルし
た平滑面となり、外周面は短繊維が浮き出てザラザラし
た粗面となる. また混合物を薄く抄いた後、乾燥しないうちに一旦ロー
ル状に巻き取り、その後、乾燥しないうちに巻き戻し、
表面をけば立たせて、水またはアルコール等の溶剤で湿
潤させた後、所要の断面形状を有する表面平滑な芯材に
巻き付け、あとは前記方法と同じ工程を経るという方法
でも製造可能である. なお管体を所要長に切断する工程は芯材を引き抜く工程
の前に実施してもよい. 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
. 本発明においては、まず有機質または無機質の短繊維と
、水またはアルコール等の溶剤で薄めた接着材とを混合
する.短繊維としてはクラフトパルブやアクリルチッフ
プドファイバー(東レ一のアトラン)等を使用すること
ができ、接着材としてはポリビニルアルコールやトロル
アオイ等を使用することができる.図一lの符号2lは
混合された液状の混合物を示す. 次にこの液状混合物21を所定の速度で走行する無端ベ
ルト状のネットまたはクロス22上に広げ、紙抄きの要
領で薄く抄いて、溶剤が適度に切れたところで、所要の
断面形状(この例では円形)を有する表面平滑な芯材2
3に巻き付ける.この段階では混合物はまだ湿潤状態に
ある. 次にこれを図−2に示すようにローラー24の間に挟ん
で回転させ、溶剤を絞り取る.このときローラー24と
芯材23との間隙を調整し、芯材23に巻きつけられた
混合物21の厚さが軸線方向、周方向とも一様になるよ
うにする. 次にこれを加熱して乾燥させる(150℃で1分程度)
.これにより芯材23の周囲に、短繊維が接着材で固め
られた状態の紙状素材よりなる周方向に継目のない管体
が形成される.このあと図−3に示すように管体25か
ら芯材23を引き抜き、図−4に示すようにカッター等
で管体25を所要の長さに切断すれば、図−5に示すよ
うな周方向に継目のないボビン26が出来あがる.この
ボビン26の内周面は芯材23の表面が転写されてツル
ツルした平滑面となり、外周面は短繊維が浮き出てザラ
ザラした粗面となっている. 上記実施例では、断面円形のボビンを製造する例を説明
したが、ボビンの断面形状は芯材の断面形状を変えるこ
とにより任意のものを得ることができる. また芯材に湿潤状態の混合物を巻き取るときに、例えば
1層目は縦方向(図−1の状態)、2層目は横方向(芯
材をクロス22の走行方向に向けて巻き取る)、3層目
は縦方向、4層目は横方向というように、1層(または
複数層〉毎に巻き取り方向を変えて巻き取るようにする
と、繊維の方向性のないボビンを製造することができる
次に本発明の他の実施例を説明する. 液状混合物を薄く抄くところまでは前記実施例と同じで
ある.溶剤が適度に切れ、乾燥しないうちに、シート状
になった混合物を一旦ロール状に巻き取る.その後、乾
燥しないうちにそれを巻き戻し、表面にサンドペーパー
等を当てて表面をけば立たせ、水またはアルコール等の
溶剤に浸して湿潤させた後、所要の断面形状を有する表
面平滑な芯材に巻き付ける.その後は前記実施例と同じ
工程を経る.このような方法でも前記実施例と同様のボ
ビンを製造することができた. 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、周方向に継目のな
い紙状素材よりなる筒状体で、内周面がツルツルした平
滑面に、外周面がザラザラした粗面になっているボビン
を容易に製造することができる.そしてこのボビンは、
周方向に継目がないため周方向の剛性が一様であり、所
要の断面形状を正確に保持することができ、また紙状素
材よりなるため薄<、軽量であり、さらに内周面がツル
ツルした平滑面になっているためコイルを巻くときに治
具等への着脱がスムーズに行え、かつ外周面がザラザラ
した粗面になっているためコイルを巻いたときにコイル
がずれるおそれがなくコイルとの一体性が良好である等
、すぐれた利点を有している.
【図面の簡単な説明】
図−1ないし図−4は本発明の一実施例に係るボビンの
製造方法を工程順に示す説明図、図−5は本発明の一実
施例に係るボビンを示す斜視図、図−6は従来のボビン
とその製造方法の一例を示す説明図、図−7および図−
8は同じく他の例を示す説明図である. 2l:混合物 22:ネットまたはクロス23:芯材 
24:ローラー 25:管体26:ボビン 23 図−2 図−3 図−4 図一 5 図一 7 図一 8 16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.周方向に継目のない紙状素材よりなる筒状体で、内
    周面がツルツルした平滑面に、外周面がザラザラした粗
    面になっていることを特徴とするコイル用ボビン。
  2. 2.有機質または無機質の短繊維と、水またはアルコー
    ル等の溶剤で薄めた接着材とを混合し、この混合物を薄
    く抄いた後、所要の断面形状を有する表面平滑な芯材に
    巻き付け、次いで外側から加圧して溶剤を絞り取り、乾
    燥させて、周方向に継目のない紙状素材よりなる管体を
    形成し、その後、管体から芯材を引き抜く工程および管
    体を所要の長さに切断する工程を経ることを特徴とする
    コイル用ボビンの製造方法。
  3. 3.有機質または無機質の短繊維と、水またはアルコー
    ル等の溶剤で薄めた接着材とを混合し、この混合物を薄
    く抄いた後、乾燥しないうちに一旦ロール状に巻き取り
    、その後、乾燥しないうちに巻き戻し、表面をけば立た
    せて、水またはアルコール等の溶剤で湿潤させた後、所
    要の断面形状を有する表面平滑な芯材に巻き付け、次い
    で外側から加圧して溶剤を絞り取り、乾燥させて、周方
    向に継目のない紙状素材よりなる管体を形成し、その後
    、管体から芯材を引き抜く工程および管体を所要の長さ
    に切断する工程を経ることを特徴とするコイル用ボビン
    の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102950818A (zh) * 2012-11-21 2013-03-06 吴江市美晟机械设备有限公司 一种无缝纸管生产线
CN104576011A (zh) * 2014-12-17 2015-04-29 芜湖金牛电气股份有限公司 电力变压器的制造装置及方法
CN107108148A (zh) * 2014-12-19 2017-08-29 Sca纸巾法国公司 可撕裂芯、包括这种芯的卷筒和可撕裂芯的制造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5286009U (ja) * 1975-12-22 1977-06-27

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