JPH03104550A - 回転研磨機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車の表面パネル、タイヤ、床、壁あるい
は天井等にワックスを塗布したり、あるいはその表面を
研磨する場合に使用する回転研磨機（ボリシャともいう
）に関する。

〔従来の技術〕

従来の回転研磨機は研磨材が一方向に回転するので、作
業者はその回転力に対抗して移動を抑制する力を必要と
し、労力の消費が大であった．そこで、このような問題
点を解決すべく、本発明者は先に特願昭６１−３０９５
８９号において、研磨部材の一例であるスポンジ体を外
側と内側に２分割し、夫々を逆回転させる表面回転処理
装置を提案した． 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上記表面回転処理装置は、構造が複雑で
あって、スポンジ体等からなる外側研磨部材と内側研磨
部材とを必ず逆回転させているので、例えば使用者が従
来通り一方向にのみ研磨部材を回転させる回転研磨機の
使用を必要とする場合には、一方向のみ回転する回転研
磨機を別に備える必要があり、不経済であるという問題
点があった． 本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、通常
の一方向に回転する回転研磨機としても使用することが
できると共に、外側研磨部材と内側研磨部材とを取付け
て該外側研磨部材と内側研磨部材とを互いに逆方向に回
転させるできる回転研磨機を提供することを目的とする
。

［問題点を解決するための手段］ 上記目的に沿う請求の範囲第１項記載の回転研磨機は、
太陽歯車が固着されて回転駆動源に連結される中心軸と
、上記太陽歯車に噛合し上記中心軸に回転自由に取付け
られた保持部材に回転自在に取付けられた遊星歯車と、
該遊星歯車に外側から噛合する内歯車と、上記中心軸に
固着され下部には研磨部材の取付け手段が設けられてい
る内側円板と、上記内歯車に取付けられ下部には研磨部
材の取付け手段が設けられている外側環体とを有してな
る回転研磨機であって、上記保持部材には外側から該保
持部材の回転を止める停止手段が設けられ、上記外側環
体が正逆自在に回転するようにして構威されている。

請求の範囲第２項記載の回転研磨機は、請求の範囲第１
項記載の回転研磨機において、上記内側円板及び外側環
体の研磨部材の取付け手段は面状ファスナーであって、
上記内側円板の内側あるいは外側環体の外側には、研磨
部材の上面に取付けられている面状ファスナーを、所定
の位置に取付けるガイド手段が設けられて構成されてい
る。

請求の範囲第３項記載の回転研磨機は、請求の範囲第２
項記載の回転研磨機において、外側環体の研磨部材の取
付け手段である面状ファスナーと、内側円板の研磨部材
の取付け手段である面状ファスナーとは同一平面となっ
て、夫々の面状ファスナーに取付けられる研磨部材はガ
イド管を用いて同芯状に取付けるように構成されている
。

請求の範囲第４項記載の回転研磨機は、請求の範囲第１
項、第２項または第３項記載の回転研磨機において、研
磨部材がスポンジ体からなっている。

請求の範囲第５項記載の回転研磨機は、請求の範囲第１
項、第２項または第３項記載の回転研磨機において、研
磨部材がブラシからなっている。

請求の範囲第６項記載の回転研磨機は、請求の範囲第１
項、第２項または第３項記載の回転研磨機において、研
磨部材が羊バフからなっている（作用］ 請求の範囲第ｌ項〜第６項記載の回転研磨機においては
、遊星歯車を回転自在に保持する保持部材の回転を外側
から止める停止手段が設けられているので、該停止手段
を外側から操作して保持部材の回転を止めた場合には、
中心軸に固着される内側円板と、内歯車に固着される外
側環体とが逆回転をすることになる． 一方、上記停止手段を外して保持部材を自由に回転でき
る状態となした場合には内歯車も中心軸と同時に同一方
向に回転するので、内側円板及び外側環体が共に同一回
転方向に回転することになる． （実施例） 続いて、添付した図面を参照しつつ本発明を具体化した
ー実施例につき説明し、本発明の理解に供する． ここに、第１図は本発明の第１の実施例に係る回転研磨
機の要部拡大断面図、第２図は同回転研磨機に使用する
研磨部材の断面図、第３図は同回転研磨機の歯車の回転
状況を示す平面図、第４図は本発明の第２の実施例に係
る回転研磨機の保持部材の平面図、第５図は本発明の第
３の実施例に係る回転研磨機の要部拡大断面図、第６図
は同斜視図、第７図は本発明の第４の実施例に係る回転
研磨機の部分側面図である。

第１図に示すように、本発明の第１の実施例に係る回転
研Ｆ！ＩｊａＩＯは、電動、空気圧、油圧あるいはエン
ジン等の回転駆動源に出力軸１ｌが連結される中心軸１
２と、該中心軸ｌ２に固着される太陽歯車ｌ３と、該太
陽歯車の周囲に配置される遊星歯車１４と、該ａ星歯車
１４を回転自由に支持する保持部材ｌ５と、上記遊星歯
車の外側に配置される内歯車１６と、上記中心軸１２に
固着される内側円板１７と、上記内歯車】６に固定され
る外側環体１８と、上記内側円板１７の表面に取付けら
れている研磨部材の一例であるスポンジ体２０と、上記
外側環体１８の下部に固着される研磨部材の一例である
スポンジ体２１とを有して構威されている．以下、これ
らについて詳しく説明する． 上記出力軸１ｌには中心軸ｌ２の一端が螺合し、該中心
軸ｌ２の他端には取付け板２２が螺合し、該取付け板２
２には上記内側円板１７が固着されている． この内側円板ｌ７の中心部にガイド手段である短管２３
が形成されていると共に、その下部表面には面状ファス
ナー２４が固着され、該面状ファスナー２４に係合する
面状ファスナー２５が設けられたスポンジ体２０を所定
の位置に取付けることができるようになっている． また、上記中心軸１２には太陽歯車ｌ３がキーによって
固着され、その周囲には第３図に示すように３個の遊星
歯車１４が配置され、該遊星歯車ｌ４は保持部材１５の
所定の位置に取付けられているビン２６にプッシュ（ま
たはベアリング）２７を介して回転自由に取付けられ、
該遊星歯車１４の外側には内歯車（内歯歯車をいう）１
６が噛合している． 該内歯車１６は、外側環体ｌ８が固着されているが、該
外側環体１８はベアリング２日、２９を介して中心軸ｌ
２に回動自在に取付けられ、外側環体Ｉ８の環板部３０
が中心軸１２を中心にして円滑に回転するようになって
いる．該環板部３０の下面には面状ファスナー３１が取
付けられ、該面状ファスナー３１と係合する面状ファス
ナー３２を有するリング状のスポンジ体３３が取り外し
自在に取付けられるようになっている。

一方、上記保持部材ｌ５はベアリング３４を介して中心
軸１２に回動自在に取付けられ、しかも、該保持部材１
５の所定の位置には孔３５が形威され、該孔３５には前
記した回転駆動源の外側ケーシング３６に螺子止めされ
たカバー３７に設けられたレバービン３８を装着して、
該保持部材ｌ５の回転を止めることができるようになっ
ている．なお、上記孔３５、該孔３５に嵌人するレバー
ピン３８、該レバーピン３８に装着されている押圧スプ
リング３９、上記レバーピン３Ｂのガイドとなって該レ
バービン３８がレバ一部が嵌入する縦溝を有するガイド
管４０とを有して保持部材１５の停止手段が構成されて
いる． 次に、この回転研磨機１０の使用方法及び作用について
詳しく説明すると、まず、レバーピン３８をガイド管４
０の縦溝に沿って下ろし、その先端を孔３５内に入れて
保持部材１５の回転させないようにすると、出力軸１ｌ
から中心軸１２に伝達された回転力は、まず太陽歯車１
３から遊星歯車１４に伝わり、遊星歯車１３から内歯車
ｌ６に伝達されるが、保持部材１５が固定されているの
で、第３図（Ａ）に示すように、中心軸ｌ２と内歯車ｌ
６との回転が逆方向となり、結果として、内側円板１７
に取り外し可能に取付けられているスポンジ体２０と、
外側環体１８に取付けられているスポンジ体３３との回
転が逆回転となる。

これによって、該回転研磨１ａ１０を使用する場合、内
側のスポンジ体２０と外側のスポンジ体３３との回転モ
ーメントが打ち消しあって、回転研磨［１０に一方向へ
の移動力が働かず、しかも、きめの細かい研磨を行うこ
とが可能となる．次に、上記レバーピン３８を孔３５か
ら外してガイド管４０の上端に掛止させておくと、保持
部材１５は自由に回転することができるので、第２図（
Ｂ）に示すように、遊星歯車１４、保持部材１５及び内
歯車１６は同時に回転して、結果として外側環体１８と
内側円板ｌ７とは同期回転をするので、第２図に示すよ
うに内側円板ｌ７及び外側環体１８をカバーするような
研磨部材の一例であるスホンジ体４ｌを取付けることに
よって、従来例と同様な一方向回転の回転研磨機として
使用することができる． なお、第２図に示す面状ファスナー４２は内側円板１７
に固着されている面状ファスナー２４にのみ接合する面
状ファスナーを使用しているが、スポンジ体４１の周辺
まで広げて、外側環体ｌ８の面状ファスナー３ｌにまで
一体として接合するようにすることも可能である． なお、ここで遊星歯車自体の回転を別の歯車あるいはピ
ンによって止めることも可能であり、これによって、太
陽歯車１３と内歯車１６とを同一方向に回転させるよう
にすることも可能である．第４図は、本発明の第２の実
施例に係る回転研磨機の保持部材の停止手段を示すが、
保持部材４３の周辺に切欠き４４を設け、外部のレバー
あるいはスライドによって半径方向に移動するピン４５
を設け、該ピン４５を上記切欠き４４に嵌人させること
によって保持部材４３の回転を止めて、内側円板と外側
環体の回転を逆方向にし、上記ビン４５を切欠きから外
すことによって、同方向の回転を得るようにしている。

なお、この実施例においては、上記切欠き４４及びピン
４５によって保持部材の停止手段を構戒している． 第５図、第６図は第３の実施例に係る回転研磨機４６を
示すが、上記第１の実施例に係る回転研磨機１０と同一
の構或要素については同一の番号を付してその詳しい説
明を省略する． 第５図に示すように、該回転研磨機４６においては、回
転動力源４７の出力が雄ネジ４８によるものを使用し、
従って、中心軸４９の一方（上端）には雌ネジが刻設さ
れている． また、上記回転動力ｆｌ４７の外側ケース５０にはリン
グ状の支持板５ｌが固着され、該支持板５ｌにカバー５
２及び停止手段を構成するガイド管５３、レバービン５
４が取付けられ、保持部材５５の回転を止めることがで
きるようになっている。なお、この保持部材５５はベア
リング５６によって中心軸４９に回動自在に、遊星歯車
ｌ４はニ一ドルベアリング５８（またはプッシュ）によ
って回動自在に取付けられている． この回転研磨機４６の操作方法は上記回転研磨機１０と
同様であるのでその説明は省略する．第７図は、本発明
の第４の実施例に係る回転研磨機の外側環体６０及び内
側円板６ｌの側面図であるが、研磨部材の取付け手段を
構成する面状ファスナー６２、６３が同一平面となって
いる。従って、外側環体６０及び内側円板６１に別々に
研磨部材の一例であるスポンジ体６４、６５を取付ける
場合にはガイド手段の一例であるガイド管６６をその隙
間に嵌入させてから、スポンジ体６４、６５を取付ける
と軸芯を合わせて取付けることができる．なお、ガイド
手段は研磨部材の中心に嵌人する物、外側から被せるよ
うにして嵌人するものいずれであっても良い． 上記実施例においては、研磨部材としてスポンジ体を使
用していたが、ブラシであっても良く、更には羊バフ、
不織布、サンドペーパー、鉄ペーパー、ダイヤモンドペ
ーパーであることも可能であるが、ブラシあるいは羊バ
フの場合には、その隙間を広くとっておくことが、逆転
するブラシあるいは羊バフ同士の摩擦を防止する上で好
ましい． また、上記実施例においては、回転駆動源の出力軸から
中心軸への動力の伝達はネジを使用していたが、キー、
ロックネジ、カップリング、チャク等で行うことも可能
である． また、上記内側円板及び外側環体の面状ファスナーの取
付け面は平面以外の面であっても、本発明は適用され、
更には、中心軸と回転駆動源の出力軸が一体であるもの
であっても本発明は適用される． ［発明の効果］ 請求の範囲第１項〜第５項記載の回転研磨機においては
、保持部材の回転を止める停止手段を操作することによ
って外側環体の正転、逆転の切り換えを行うことができ
、これによって使用者の希望に応じて、取付けられた研
磨部材を一方向あるいは外側と内側に分けて逆方向に回
転させることができる． 特に、請求の範囲第２項記載の回転研磨機においては、
研磨部材の取付け手段が面状ファスナーであるので、研
磨部材の交換が極めて簡単となる

【図面の簡単な説明】

第ｌ図は本発明の第ｌの実施例に係る回転研磨機の要部
拡大断面図、第２図は同回転研磨機に使用する研磨部材
の断面図、第３図は同回転研磨機の歯車の回転状ａを示
す平面図、第４図は本発明の第２の実施例に係る回転研
磨機の保持部材の平面図、第５図は本発明の第３の実施
例に係る回転研磨機の要部拡大断面図、第６図は同斜視
図、第７図は本発明の第４の実施例に係る回転研磨機の
部分断面図である．

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）太陽歯車が固着されて回転駆動源に連結される中
   心軸と、上記太陽歯車に噛合し上記中心軸に回転自由に
   取付けられた保持部材に回転自在に取付けられた遊星歯
   車と、該遊星歯車に外側から噛合する内歯車と、上記中
   心軸に固着され下部には研磨部材の取付け手段が設けら
   れている内側円板と、上記内歯車に取付けられ下部には
   研磨部材の取付け手段が設けられている外側環体とを有
   してなる回転研磨機であって、上記保持部材には外側か
   ら該保持部材の回転を止める停止手段が設けられ、上記
   外側環体が正逆自在に回転する回転研磨機。
2. （２）上記内側円板及び外側環体の研磨部材の取付け手
   段は面状ファスナーであって、上記内側円板の内側ある
   いは外側環体の外側には、研磨部材の上面に取付けられ
   ている面状ファスナーを、所定の位置に取付けるガイド
   手段が設けられている請求の範囲第１項記載の回転研磨
   機。
3. （３）外側環体の研磨部材の取付け手段である面状ファ
   スナーと、内側円板の研磨部材の取付け手段である面状
   ファスナーとは同一平面となって、夫々の面状ファスナ
   ーに取付けられる研磨部材はガイド管を用いて同芯状に
   取付ける請求の範囲第２項記載の回転研磨機。
4. （４）研磨部材が、スポンジ体からなる請求の範囲第１
   項、第２項または第３項記載の回転研磨機。
5. （５）研磨部材が、ブラシからなる請求の範囲第１項、
   第２項または第３項記載の回転研磨機。
6. （６）研磨部材が羊バフからなる請求の範囲第１項、第
   ２項または第３項記載の回転研磨機。