JPH0310272Y2 - - Google Patents

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JPH0310272Y2
JPH0310272Y2 JP1984064898U JP6489884U JPH0310272Y2 JP H0310272 Y2 JPH0310272 Y2 JP H0310272Y2 JP 1984064898 U JP1984064898 U JP 1984064898U JP 6489884 U JP6489884 U JP 6489884U JP H0310272 Y2 JPH0310272 Y2 JP H0310272Y2
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flooring
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、矩形その他の形状をなす一種類ま
たは数種類のタイル状床材単位片の複数枚を組み
合せて配列することにより、住宅、店舗などにお
ける床材を構成するようにしたタイル状床材に関
する。
〔従来の技術〕
タイルカーペツト、Pタイルなどの呼称で知ら
れるこの種のタイル状床材は、組合せが自由であ
ること、これに伴い利用者が幾種類ものデザイン
を創作できること、部分的な部材の取替えが容易
であることなど多くの利点を有するので、床材と
して近年広く利用されている。
ところが、従来のこの種のタイル状床材では、
第11図に示すように各床材単位片1,2を床面
全域に敷設する構成であつて、床材単位片1,2
が納まりきらない床面周辺部では、これらの床材
単位片1,2を小片1a,1b,2aに切断して
敷設するのが通例であり、この作業に手間が掛か
るばかりでなく切断された残りの小片は無駄にな
り素材の利用歩留りも悪くなるという欠点を有す
る。そして床面が変則的な外形をなす場合には、
上記欠点は一層顕著になる。
また、この種のタイル状床材の施工では、各床
材単位片の端縁を互に密接させ順次配列すること
により敷設するものであり、しかも各床材単位片
は小片であるから、床材単位片の寸法精度がたと
え良くても正確に目地合せして敷設することは容
易でなく、相当の専門技術を必要とする。
そこで、特開昭58−153857号公報には、タイル
状床材に相当するカーペツトタイルを敷設して直
線上の端縁を有した主要面域を形成し、この主要
面域の周辺部に縁材を敷設する施工方法が開示さ
れている。これにより、上記の縁材をガイド部材
とし、この縁材に沿わせてカーペツトタイルを敷
設した場合には、目地合せが正確且つ容易に行
え、さらに素材の利用歩留りも向上させることが
可能になつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の公報に開示された施工方
法では、直線状以外の端縁を有した主要面域を形
成する場合に適用できないという問題がある。
即ち、カーペツトタイルは、矩形の床材単位片
でも意匠効果を上げる目的で床材単位片相互間を
ずらして敷設する場合や、多角形あるいは円弧状
外形を有する場合があり、この場合には、主要面
域の端縁が平坦部と突部とを有することになる。
この際、上記の施工方法は、主要面域と縁材を直
線状に当接することでカーペツトタイルを敷設す
るようになつており、上記の平坦部と突部とを端
縁に有した主要面域には、適用することができな
いことになる。
これにより、上記の端縁に平坦部と突部とを有
する主要面域を形成する場合には、縁材にガイド
部材などを併用して行わないと素人の作業では目
地ずれが生じるなど、施工性が極めて悪いという
欠点を有する。
従つて、本考案においては、平坦部と突部とを
端縁に有した主要面域を形成する場合に、前記従
来例のように床材単位片が納まり切らない床面周
辺部に対して、床材単位片を切断した小片を敷設
するといつた面倒な作業を伴うことがなく部材の
利用歩留りもよく、しかも目地ずれなく容易かつ
正確に施工することのできるタイル状床材を提供
することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕 この考案のタイル状床材は、矩形、多角形など
一定形状をなす一種類ないし数種類の床材単位片
の複数枚と、巻取り可能な柔軟性素材からなる長
尺状のボーダ部材との組合せからなり、各床材単
位片は、隣合う他の床材単位片と互の端縁を密接
させて順次配列され床材全体のうちの主要面域を
形成する。
ボーダ部材は、前記床材単位片が形成する床材
主要面域の周辺において床材単位片が納まり切ら
ずに残される床面の空白域、すなわち残余床面域
に敷設されるものであり、ボーダ部材の端縁と主
要面域の端縁とは、平坦部と突部とで密接し得る
形状を有している。
施工においては、壁面、見切材などで仕切られ
る床面域の周縁の片側で、巻き取られた状態のボ
ーダ部材を繰り出すようにして先ず敷設し、つぎ
にこのボーダ部材をガイドとして床材単位片を順
次反対側の周縁に向けて敷設し、このあと上記反
対側の周縁部に別のボーダ部材を先の場合と同様
にして敷設する。
〔実施例〕
この考案の実施例を第1図ないし第10図に基
づいて説明する。
床材単位片は正方形単位片3と、六角形単位片
4の二種類からなる。そして、1つの正方形単位
片3を4つの六角形単位片4で囲んだパターンが
前後左右に連続するように各単位片3,4を床下
地材上に敷設して、床材の主要面域が形成され
る。
ボーダ部材5はその1つの端縁が、前記各単位
片3,4で形成される主要面域の1つの端縁の一
部をなす六角形単位片4の長辺部に対応する平坦
部5aと、六角形単位片4の短辺部に対応する山
形突部5bとからなる概形短棚状である。そして
第1図では、上記ボーダ部材5を第2図に破線で
示すように切断して、床面域の周辺部に敷設して
いる。これにより、各単位片3,4からなる主要
面域の端縁と、これに対向するボーダ部材5の端
縁とは密接し、相互に位置規制され、また隣り合
うボーダ部材5,5同士もその端縁が互に密接し
合うことになる。
この場合、施工手順として、概略の割付けが終
つたあと先ず一方の壁際よりボーダ部材5を敷設
し、そのあと六角形単位片4および正方形単位片
3を順次配列して、最後に反対側の壁際にボーダ
部材5を寸法合せして敷設する。これにより、ボ
ーダ部材5の内側の端縁にガイドされて、各単位
片3,4が目地ずれを生じることなく正確に敷設
される。単位片3,4およびボーダ部材5は単に
置敷きするだけでも、相互に規制し合つて位置ず
れを阻止されるが、必要があれば接着剤や釘など
を併用して敷設してもよい。
第3図は上記実施例におけるボーダ部材5の変
形例を示すもので、その表面に端縁の平坦部5a
と山形突部5bの境目から幅方向に直線状に延び
る目地柄5cを付加している。このような目地柄
5cを有するボーダ部材5を用いて床材を構成す
ると、第4図に示すように各単位片3,4間の目
地6と上記目地柄5cとがよく同調して、周辺部
が単位片3,4と異なるボーダ部材5からなるこ
とからくる違和感をなくすことができる。第4図
の例では、ボーダ部材5の1つについて、山形突
部5bから先の端部を切除し、これに隣接する他
の1つのボーダ部材5については端部を切除しな
いことによつて、他の面域と同調しない目地が部
屋の隅角部におけるボーダ部材5,5間に生じる
のを回避するように工夫している。
なお、上記ボーダ部材5として、第5図に示す
ように2つの端縁に、前記平坦部5aおよび山形
突部5bをそれぞれ形成し、その中央部を同図に
破線で示すように長手方向に2分割することによ
つて、1つの面材からボーダ部材5を2つ得るよ
うにしてもよい。
上記正方形単位片3、六角形単位片4などの床
材単位片は、30〜60cm角程度の外形寸法とするの
が取扱いのうえで好適である。そして、その材料
構成は、表面材に裏打材を張り合せ一体化したも
のである。敷設された単位片を個別に取り替える
場合の作業性を考慮すれば、上記の表面材、裏打
材は折曲げ可能な材料が望ましい。この条件を満
たす材料として、上記表面材には、カーペツト
材、0.5mm厚以下の薄単板あるいはすのこ状単板
などの木質材、いぐさ・籐・麻などの天然繊維、
合成樹脂(PVCなど)、ゴムなどが好適である。
また裏打材としては、床下地に対する親和性およ
び寸法安定化なども考慮して、合成樹脂、ゴム、
アスフアルト系素材などが好適である。
上記実施例のように数種類の床材単位片を組み
合せる場合、種類の異なる床材単位片の表面材を
同一素材に揃えてもよく、カーペツト材と籐とい
うように異種素材で表面材を構成してもよい。お
なじカーペツト材の場合でも、パイル長の異なる
ものなどにより表面の質感は異なるので、これら
の組合せとしてもよい。
ボーダ部材5の場合も、上記床材単位片とほぼ
同様に、その材料構成は表面材に裏打材を張り合
せて一体化したものであるが、この場合、巻き取
り可能とすること、および前記したように切断の
必要があるから切断容易でなければならない。上
記床材単位片の材料として挙げた各素材は、この
ような条件を満たすものとしてほぼボーダ部材5
の場合にもそのまま適用できる。特に表面材は巻
き取られて損傷の生じる材料であつてはならない
ので、織物地、0.5mm厚以下の薄単板あるいはす
のこ状単板などを用い、その裏面に不織布、織物
地、軟質合成樹脂、ゴムなどの折曲可能な素材を
付着させた材料が好適である。第6図a,b,
c,dには上記ボーダ部材5の材料構成の好適例
をそれぞれ断面図で示している。同図a〜cの各
例の裏打材7は合成樹脂、アスフアルト系素材あ
るいはゴムからなり、第6図aでは表面材として
カーペツト材8を用いている。同図bは表面材と
して0.3mm厚の単板9を用い、その裏面に不織布
10を付着させた例である。同図cは表面材とし
て天然繊維11を用いた例を示している。第6図
dではボーダ部材5全体が1つの合成樹脂12か
らなる例を示している。
ボーダ部材5が、このように巻き取り可能の材
料で形成されることにより、長尺であるにもかか
わらず巻き取つた状態で持ち運びができるように
なり、また敷設施工の場合にも、徐々に繰り出し
ながら作業できるので場所をとらず施工がしやす
くなる。
なお、第3図に示すボーダ部材5の目地柄5c
は、例えば第7図に断面図で示すように、裏打材
13に張り合わされる表面材14の一部を省略も
しくは除去して、この部分で目地柄5cを表現す
ることができる。
第8図は、床材単位片として正方形単位片15
の一種類のみを用い、その位置をずらして配列し
た例を示したもので、左右のボーダ部材16は上
記単位片15の位置ずれによつて生じる端縁の凹
凸に密着しうる凹凸が内側端縁に形成されてい
る。そして、この凸部を切除することによつて、
上下のボーダ部材16′として利用するようにし
てもよい。
第9図は、床材単位片として亀甲形単位片17
の一種類のみを用いた例を示すもので、この場
合、左右のボーダ部材18と上下のボーダ部材1
8′の内側端縁の凹凸形状はそれぞれ異なつてお
り、共用はできない。
第10図は、床材単位片として正八角形単位片
19と正方形単位片20の二種類を組み合せる例
を示しており、この例では左右のボーダ部材21
と上下のボーダ部材21′は同じ山形突部21a,
21′a,21b,21′bを有するので、先述の
実施例の場合と同様に、例えば左右のボーダ部材
21の端部を切除することにより上下のボーダ部
材21′として利用することができる。
〔考案の効果〕
この考案のタイル状床材は、前記したように床
材の主要面域を形成する複数の床材単位片と、上
記床材主要面域の周辺の残余床面域に敷設される
長尺状のボーダ部材との組合せからなり、上記主
要面域の端縁と、この端縁に対向するボーダ部材
の端縁とは、平坦部と突部とで密接し得る形状を
有している。
従つて、床材単位片が納まり切らない床面域の
周辺部を、床材単位片を切断して得られる小片で
敷設するといつた面倒な作業を要しないばかり
か、ボーダ部材を先に敷設しておくことにより、
これが床材単位片を順次配列するさいのガイドと
して機能し、平坦部と突部とを端縁に有した主要
面域を形成する場合に、目地ずれのない正確な施
工を容易に行なうことができる。
また、ボーダ部材は巻取り可能な柔軟性素材か
らなるので、巻き取つた状態で持ち運びができ取
扱いが容易であるばかりでなく、施工時には徐々
に繰り出しながら敷設できるので、場所をとらず
作業が一層容易になるなどの効果を奏しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す平面図、第
2図はそのボーダ部材の平面図、第3図はボーダ
部材の一変形例を示す平面図、第4図はそのボー
ダ部材を用いた例を示す平面図、第5図はボーダ
部材の他の変形例を示す平面図、第6図a〜dは
それぞれ各ボーダ部材の材料構成を示す断面図、
第7図は目地柄を有するボーダ部材の断面図、第
8図はこの考案の第2の実施例を示す平面図、第
9図は第3の実施例を示す平面図、第10図は第
4の実施例を示す平面図、第11図は従来例の平
面図である。 3,4,15,17,19,20……床材単位
片、5,16,16′,18,18′,21,2
1′……ボーダ部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 端縁を互に密接させて配列され床材の主要面
    域を形成する複数の床材単位片と、巻取り可能
    な柔軟性素材からなり前記床材主要面域の周辺
    の残余床面域に敷設される長尺状のボーダ部材
    との組合せからなるものであつて、 上記主要面域の端縁と、この端縁に対向する
    ボーダ部材の端縁とは、平坦部と突部とで密接
    し得る形状を有していることを特徴とするタイ
    ル状床材。 (2) 前記ボーダ部材は、前記床材主要面域におけ
    る床材単位片間の接合目地と同調する目地柄を
    有する実用新案登録請求の範囲第(1)項記載のタ
    イル状床材。 (3) 前記床材単位片およびボーダ部材の各表層部
    は同一素材からなる実用新案登録請求の範囲第
    (1)項記載のタイル状床材。 (4) 前記床材単位片の表層部はカーペツト素材か
    らなる実用新案登録請求の範囲第(1)項記載のタ
    イル状床材。 (5) 前記床材単位片の表層部は木質材からなる実
    用新案登録請求の範囲第(1)項記載のタイル状床
    材。 (6) 前記床材単位片の表層部は天然繊維からなる
    実用新案登録請求の範囲第(1)項記載のタイル状
    床材。 (7) 前記床材単位片の表層部は合成樹脂からなる
    実用新案登録請求の範囲第(1)項記載のタイル状
    床材。
JP6489884U 1984-05-02 1984-05-02 タイル状床材 Granted JPS60177241U (ja)

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JPS60177241U JPS60177241U (ja) 1985-11-25
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58153857A (ja) * 1982-03-09 1983-09-13 田島応用化工株式会社 カ−ペツトタイルの施工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58153857A (ja) * 1982-03-09 1983-09-13 田島応用化工株式会社 カ−ペツトタイルの施工方法

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JPS60177241U (ja) 1985-11-25

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