JPH0299913A - 硬質コンタクトレンズ材料 - Google Patents

硬質コンタクトレンズ材料

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JPH0299913A
JPH0299913A JP25336388A JP25336388A JPH0299913A JP H0299913 A JPH0299913 A JP H0299913A JP 25336388 A JP25336388 A JP 25336388A JP 25336388 A JP25336388 A JP 25336388A JP H0299913 A JPH0299913 A JP H0299913A
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fumarate
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maleate
bis
contact lens
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Toru Kawaguchi
河口 徹
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TOME SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は硬質コンタクトレンズ材料に関する。
さらに詳しくは、本発明は酸素透過性にすぐれたコンタ
クトレンズ祠料に関する。
[従来の技術] 近年、ガラスよりもすぐれた切削加工性および弾力性を
有し、軽量であるポリメチルメタクリレートを材質とす
るコンタクトレンズが主として使用されている。
しかしながら、ポリメチルメタクリレートからなるコン
タクトレンズは酸素透過性が小さいので、長時開眼に装
用したばあいには、角膜組織に代謝障害をおこすという
問題がある。
そこでポリメチルメタクリレートに代わりうるすぐれた
酸素透過性を存する材料からなるコンタクトレンズの研
究がなされており、たとえばポリジメチルシロキサンな
どのシリコーンラバーからなるコンタクトレンズ、モノ
マーとしてシロキサニルアルキルメタクリレートを使用
したコンタクトレンズ、シロキサニルアルキルメタクリ
レートとフルオロアルキルメタクリレトを必須モノマー
成分とした共重合体からなるコンタクトレンズなどが開
発されている。
ポリジメチルシロキサンなどのシリコーンラバーからな
るコンタクトレンズは、すぐれた酸素透過性を有するが
、撥水性が大きいので通常、放電処理などの親水化処理
が施されている。しかしながら、親水化処理を施しても
眼に装用しているあいだにコンタクトレンズの親水性は
低下し、しかもかかるコンタクトレンズは柔軟であるた
め、眼球に吸着し、角膜障害を引きおこすおそれがある
シロキサニルアルキルメタクリレートを使用したコンタ
クトレンズやシロキサニルアルキルメタクリレートとフ
ルオロアルキルメタクリレトを必須モノマー成分とした
共重合体からなるコンタクトレンズは、親水性に乏しい
ため、2−ヒドロキシエチルメタクリレートやN−ビニ
ルピロリドンのような親水性モノマーを共重合して親水
性を高める必要があり、このような親水性モノマーを多
量に使用したばあいには、コンタクトレンズの吸水性が
高まり、変形してしまうという不都合が生じるため、そ
の使用量を増やすことができず、したがってえられるコ
ンタクトレンズの親水性をそれほど大きくすることがで
きないという欠点がある。
そこで前記したコンタクトレンズの欠点を解消せんとし
て、たとえばモノまたはジアルキルフマレートと従来か
ら汎用されている(メタ)アクリル酸エステルの共重合
体からなるコンタクトレンズ(特開昭[il 1769
09号公報)、フマル酸のアルキルフェニルエステルや
ベンジルエステルなとと(メタ)アクリル酸系架橋剤の
共重合体からなるコンタクI・レンズ(特開昭6127
9821号公報)、ビス(シロキサニルアルキル)フマ
レートを必須成分とした重合体からなるコンタクトレン
ズ(特開昭[12−50728号公報)、少なくとも1
種かジアルキルフマレートである2種以」−のフマル酸
ジエステルを主成分とする共重合体からなるコンタクト
レンズ(特開昭62−212618号公報)、アルキル
・シロキサニルアルキルフマレ−1・またはビス(シロ
キサニルアルキル)フマレートとアルキル・フルオロア
ルキルフマレ−1・またはビス(フルオロアルキル)フ
マレートとを必須成分とする共重合体からなるコンタク
トレンズ(特開昭62−23591.9号公報)などの
フマル酸エステルを用いたコンタクトレンズが開発され
ている。
しかしながら、特開昭[i ]、 −17B 909号
公報に開示されたコンタクトレンズには、酸素透過性が
小さいという欠点かあり、また特開昭61279821
号公報に開示されたコンタクトレンズには、親水性がそ
れほど大きくないという欠点がある。特開昭62−50
728号公報および特開昭62−235919号公報に
開示されたコンタクトレンズは、使用されているフマル
酸ジエステルの単独重合性が小さく、また親水性の改善
が未だなされておらず、しかもその共重合性についても
また不明な点が多いという欠点がある。また、特開昭6
2−212618号公報に開示されたコンタクトレンズ
は、フマル酸ジエステル中に単独重合性の高いジアルキ
ルフマレ−1・を50モル%以上含有させることにより
、種々のフマル酸ジエステルと共重合させ、酸素透過性
を著しく向上させているものの、その親水性はあまり大
きくないという欠点がある。
[発明が解決しようとする課題] そこで本発明者は、前記従来技術に鑑みて、硬質コンタ
クトレンズとして望ましい硬度および硬質性を具備し、
しかもすぐれた親水性および酸素透過性を有するコンタ
クトレンズを開発するべく鋭意研究を重ねた結果、N−
ビニルラクタムおよび特定のジアルキルフマレートもし
くはジアルキルマレニー1・を含有したモノマー混合物
からなる共重合体は、吸水性が大きいN−ビニルラクタ
ムを多量に含をしているにもかかわらず、意外なことに
吸水率が低く、しかも望ましい硬度および硬質性を有し
、さらにすぐれた酸素透過性をも具備するというまった
く新しい事実を初めて見出し、本発明を完成するにいた
った。
[課題を解決するだめの手段] すなわち、本発明は(A) N−ビニルラクタム48〜
52モル%、(B)(ω一般式(I):IC−C−0−
C−CHx OCH3 (式中、R1は炭素数1〜13の直鎖アルキル基、分枝
鎖状アルキル基または環状アルキル基を示す)で表わさ
れるジアルキルフマレートの少なくとも1種15〜40
モル%および前記ジアルキルフマレート以外のフマル酸
モノエステルもしくはフマル酸ジエステルの少なくとも
1種5〜35モル96または市一般式(■): (式中、R1は前記と同じ)で表わされるジアルキルマ
レエートの少なくとも1種15〜40モル%および前記
ジアルキルマレエート以外のマレイン酸モノエステルお
よびマレイン酸ジエステルの少なくとも1種5〜35モ
ル%ならびに(C)架橋剤0.5〜lOモル%を含有し
たモノマ混合物からなる共重合体を材質とする硬質コン
タクトレンズ材料に関する。
[作用および実施例] 本発明の硬質コンタクトレンズ材料は、前記したごとく
、 (A) N−ビニルラクタム48〜52モル%、(B)
 (a) −般式CI): (式中、R+ は炭素数1〜I3の直鎖アルキル基、分
枝鎖状アルキル基または環状アルキル基を示す)で表わ
されるジアルキルフマレートの少なくとも1種15〜4
0モル%および前記ジアルキルフマレート以外のフマル
酸モノエステルおよびフマル酸ジエステルの少なくとも
1種5〜35モル%または而一般式(■): )IC−C−0−R (式中、R+ は前記と同じ)で表わされるジアルキル
マレエートの少なくとも1種15〜40モル%および前
記ジアルキルマレエート以外のマレイン酸モノエステル
およびマレイン酸ジエステルの少なくとも1種5〜35
モル%ならびに(C)架橋剤0.5〜lOモル%を含有
したモノマー混合物からなる共重合体を材質としたもの
である。
前記N−ビニルラクタムは、一般に単独重合性が低いと
いわれているフマル酸エステルやマレイン酸エステルと
容易に共重合する性質を有しており、えられた共重合体
は交互性に富むという特異な性質を呈する。N−ビニル
ラクタムの配合量は、前記モノマー混合物中に48〜5
2モル%、とくに好ましくは50モル%含有されるよう
に調整される。かかる配合量は48モル%未満であるば
あい、フマル酸モノエステルまたはフマル酸ジエステル
を使用したときには、たとえ単独重合性が高いジアルキ
ルフマレートを単独重合性の乏しいフマル酸ジエステル
よりも多量に使用しても重合が完結するにいたらながっ
たり、またマレイン酸モノエステルまたはマレイン酸ジ
エステルを使用したときには、単独重合しないマレイン
酸モノエステルまたはマレイン酸ジエステルの未反応物
が残って重合が完結しないことがあり、また52モル%
をこえるばあい、たとえ重合が完結してもえられた共重
合体は若干白濁したものとなったり、吸水率が著しく大
きくなることがある。
前記N−ビニルラクタムの具体例としては、たとえばN
−ビニルピロリドン、N−ビニル−3−メチルピロリド
ン、N−ビニル−5−メチルピロリドン、N−ビニル−
3,3,5−トリメチルピロリドン、N−ビニル−5−
フェニルピロリドン、N−ビニル−3−ペンジルピロシ
ドン、N−ビニルピペリドン、N−ビニルカプロラクタ
ム、N−ビニルカプリルラクタムなどがあげられ、これ
らのN−ビニルラクタムは単独でまたは2種以上を混合
して用いられる。
これらのN−ビニルラクタムのながでは、N−ビニルピ
ロリドンは、代表的な汎用モノマーであす、容易に入手
しうるちのであるから、とくに好ましい。
本発明においては、前記フマル酸モノエステルもしくは
フマル酸ジエステルとマレイン酸モノエステルもしくは
マレイン酸ジエステルとは、併用したばあいには、えら
れる共重合体が白濁するという欠点があるため併用する
ことができず、したがって常にこれらのうちのいずれか
一方のみが使用される。
まず、前記一般式(I)で表わされるジアルキルフマレ
ート、前記ジアルキルフマレート以外のフマル酸モノエ
ステルおよびフマル酸ジエステルについて説明する。
前記一般式(11で表わされるジアルキルフマレトは、
えられる共重合体の硬度を高め、かつ透明性を付与する
ために使用される。前記一般式(I)で表わされるジア
ルキルフマレートの少なくとも一方のエステル残基がタ
ーシャリ−ブチル基であることが必要とされるのは、え
られる共重合体に透明性を付与するためである。
たとえば、ジアルキルフマレートとしてジメチルフマレ
ートやジイソプロピルフマレートなどを用い、さらに他
のフマレートとしてビス(+−リス(トリメチルシロキ
シ)シリルプロピル)フマレートを用い、N−ビニルピ
ロリドンと共重合させたばあいには、えられる共重合体
の硬度は高められるが、白濁したものとなってしまうの
である。
前記一般式(+1で表わされるジアルキルフマレートの
配合量は、前記モノマー混合物中に15〜40モル%、
好ましくは20〜40モル%含有されるように調整され
る。かかる配合量は15モル%未満であるばあい、えら
れる共重合体の硬度が低下し、また40モル%をこえる
ばあい、酸素透過性が低下するので好ましくない。
前記一般式(I)で表わされるジアルキルフマレートの
具体例としては、たとえばメチルターシャリ−ブチルフ
マレート、エチルターシャリ−ブチルフマレート、イソ
プロピルターシャリ−ブチルフマレート、ジターシャリ
−ブチルフマレート、シクロヘキシルターシャリ−ブチ
ルフマレート、4−ターシャリ−ブチルシクロへキシル
−ターシャリ−ブチルフマレートなどがあげられる。
前記一般式(1)で表わされるジアルキルフマレート外
のフマル酸モノエステルおよびフマル酸ジエステルとし
て、たとえばビス(シリコン含有アルキル)フマレート
、ビス(フルオロアルキル)フマレート、アルキル(フ
ルオロアルキル)フマレート、アルキル(シリコン含有
アルキル)フマレート、フルオロアルキル(シリコン含
有アルキル)フマレート、アルキル(ヒドロキシアルキ
ル)フマレート、モノアルキルフマレートなどが添加さ
れる。これらのなかでは、ビス(シリコン含有アルキル
)フマレートは合成が容易であり、また1分子あたりの
シリコン含有量を多くすることができるので、酸素透過
性をより向上させることができるという点で好ましい。
前記ビス(シリコン含有アルキル)フマμトとしては、
たとえば一般式: %式%) (R14〜RI6はそれぞれI?4  (R4は前記と
同じ) 、OR+7  (RI7は一般式:(式中、R
2およびR3はそれぞれ (R4−R7はそれぞれ炭素数1〜3のアルキル基また
はフェニル基、R8〜R1oはそれぞれ炭素数1〜3の
アルキル基、フェニル基またはR1+ 0−8i−RI2 l3 (R11〜R13はそれぞれ炭素数1〜3のアルキル基
またはフェニル基を示す)、qは2または(R4−R6
は前記と同じ、rは2〜4の整数を示す)を示す)およ
び −O−Sl −R9(Re−Roは前記と同じ)Ib。
からなる群よりえらばれた基を示す)、(ロ)−31(
O9l (C1−13)3 )    (03111(
0113> 2)  (sは13−s        
      s〜3の整数を示す)および CM−R17(R17は前記と同じ) からなる群よりえらばれた基、nlおよびR2はそれぞ
れ1または3、piおよびp2はそれぞれ0または1を
示す)で表わされるものがあげられる。
かかるビス(シリコン含有アルキル)フマレトの具体例
としては、たとえばビス((ビス(トリメチルシリルオ
キシ)トリメチルジシロキサニル)プロピル)フマレー
ト、ビス(トリメチルシリルプロピル)フマレート、ビ
ス(ペンタメチルジシロキサニルプロピル)フマレート
、ビス((トリメチルシリルオキシ)テトラメチルジシ
ロキサニルプロピル)フマレート、ビス((トリフチル
ビス(トリメチルシリルオキシ)シクロキサニル)プロ
ピル)フマレート、ビス((テトラキス(トリメチルシ
リルオキシ)トリメチルトリシロキサニル)プロピル)
フマレート、ビス(テトラメチルトリイソプロピルシク
ロテトラシロキサニルプロピル)フマレート、ビス(テ
トラメチルトリイソプロピルシクロテトラシリルオキシ
ビス(トリメチルシリルオキシ)シリルプロピル)フマ
レートなどがあげられる。なお、これらビス(シリコン
含有アルキル)フマレートのなかでは、一般式: %式% (式中、R+s〜R23はそれぞれメチル基またはトリ
メチルシリルオキシ基を示す)で表わされるビス(シリ
コン含有アルキル)フマレートは、その合成が容易であ
り、またその精製も容易であるのでとくに好ましい。
前記ビス(フルオロアルキル)フマレートとじては、た
とえば一般式: (式中、R22およびR23は−Ca  ”b  F2
a+L−b ’aは1〜21の整数、bは0または1、
l111およびl112はそれぞれO〜3の整数を示す
)で表わされるフマレートかあげられる。かかるビス(
フルオロアルキル)フマレートの具体例としては、たと
えばビス(トリフルオロエチル)フマレト、ビス(テト
ラフルオロプロピル)フマレト、ビス(ヘキサフルオロ
イソプロピル)フマレート、ビス(オクタフルオロペン
チル)フマレート、ビス(ドデカフルオロヘプチル)フ
マレートなどがあげられる。これらのビス(フルオロア
ルキル)フマレートのなかでは、ビス(トリフルオロエ
チル)フマレート、ビス(ヘキサフルオロイソプロピル
)フマレート、ビス(テトラフルオロプロピル)フマレ
ート、ビス(オクタフルオロペンチル)フマレートなど
はその合成が容易であり、しかもその原料の入手が容易
であるのでとくに好ましい。
前記アルキル(フルオロアルキル)フマレトとじては、
たとえば一般式: (式中、R+ は前記と同じ、R2aは千C82±に−
Ca  ”b  ”2a+l−b (aおよびbは前記
と同じ、kはθ〜3の整数を示す)を示す)で表わされ
るフマレートがあげられる。かかるアルキル(フルオロ
アルキル)フマレートの具体例としては、たとえばメチ
ル(トリフルオロエチル)フマレート、エチル(トリフ
ルオロエチル)フマレート、イソプロピル(トリフルオ
ロエチル)フマレート、ターシャリ−ブチル(トリフル
オロエチル)フマレート、オクチル(トリフルオロエチ
ル)フマレート、シクロヘキシル(トリフルオロエチル
)フマレート、メチル(ヘキサフルオロイソプロピル)
フマレト、イソプロピル(ヘキサフルオロイソプロピル
)フマレート、ターシャリ−ブチル(ヘキサフルオロイ
ソプロピル)フマレート、オクチル(ヘキサフルオロイ
ソプロピル)フマレート、シクロヘキシル(ヘキサフル
オロイソプロピル)フマレート、メチル(オクタフルオ
ロペンチル)フマレート、エチル(オクタフルオロペン
チル)フマレート、イソプロピル(オクタフルオロペン
チル)フマレート、ターンヤリ−ブチル(オクタフルオ
ロペンチル)フマレート、オクチル(オクタフルオロペ
ンチル)フマレート、シクロヘキシル(オクタフルオロ
ペンチル)フマレトなどがあげられる。
前記アルキル(シリコン含有アルキル)フマレートとし
ては、たとえば一般式: %式% (式中、R1は前記と同じ、R25は 1?18 同じ、Ωは1または3を示す)を示す)で表わされるフ
マレートがあげられる。かかるアルギル(シリコン含有
アルキル)フマレートの具体例としては、たとえばメチ
ル(トリメチルシリルプロピル)フマレート、エチル(
トリメチルシリルプロピル)フマレート、イソプロピル
(トリメチルシリルプロピル)フマレート、ターシリブ
チル(トリメチルシリルプロピル)フマレート、オクチ
ル(トリメチルシリルプロピル)フマレート、シクロヘ
キシル(トリメチルシリルプロピル)フマレート、メチ
ル(ペンタメチルジシロキサニルプロピル)フマレート
、エチル(ペンタメチルジシロキサニルプロピル)フマ
レート、イソプロピル(ペンタメチルジシロキサニルブ
ロビル)フマレート、ターシャリブチル(ペンタメチル
ジシロキサニルブロピル)フマレート、オクチル(ペン
タメチルジシロキサニルプロピル)フマレート、シクロ
ヘキシル(ペンタメチルジシロキサニルプロピル)フマ
レート、メチル((テトラメチル(トリメチルシリルオ
キン)シクロキサニル)プロピル)フマレート、エチル
((テトラメチル(トリメチルシリルオキシ)シクロキ
サニル)プロピル)フマレート、イソプロピル((テト
ラメチル(トリメチルシリルオキシ)シクロキサニル)
プロピル)フマレート、ターシャリ−ブチル((テトラ
メチル(トリメチルシリルオキシ)シクロキサニル)プ
ロピル)フマレート、オクチル((テトラメチル(トリ
メチルシリルオキシ)シクロキサニル)プロピル)フマ
レート、シクロヘキシル((テトラメチル(トリメチル
シリルオキシ)ジシロキザニル)プロピル)フマレート
、メチル((トリメチルビス(トリメチルシリルオキシ
)シクロキサニル)プロピル)フマレート、エチル((
トリメチルビス(トリメチルシリルオキシ)シクロキサ
ニル)プロピル)フマレート、イソプロピル((トリメ
チルビス(トリメチルシリルオキシ)ジンロキザニル)
プロピル)フマレート、ターシャリ−ブチル((トリメ
チルビス(トリメチルシリルオキシ)シクロキサニル)
プロピル)フマレート、オクチル((テトラメチル(ト
リメチルシリルオキシ)ジシロキザニル)プロピル)フ
マレート、シクロヘキシル((トリメチルビス(トリメ
チルシリルオキシ)シクロキサニル)プロピル)フマレ
ートなどがあげられる。
前記フルオロアルキル(シリコン含有アルキル)フマレ
ートとしては、たとえば一般式%式% (式中、R24およびR25は前記と同じ)で表ゎされ
るフマレートがあげられる。ががるフルオロアルキル(
シリコン含有アルキル)フマレトの具体例としては、た
とえばトリプルオロエチル(トリメチルシリルプロピル
)フマレート、ヘキサフルオロイソプロピル(トリメチ
ルシリルプロピル)フマレート、オクタフルオロペンチ
ル(トリメチルシリルプロピル)フマレート、トリフル
オロエチル((テトラメチル(トリメチルシリルオキシ
)シクロキサニル)プロピル)フマレート、ヘキサフル
オロイソプロピル((テトラメチル(トリメチルシリル
オキシ)シクロキサニル)プロピル)フマレート、オク
タフルオロペンチル((テトラメチル(トリメチルシリ
ルオキシ)シクロキサニル)プロピル)フマレート、ト
リフルオロエチル((トリメチルビス(トリメチルシリ
ルオキシ)シクロキサニル)プロピル)フマレート、ヘ
キサフルオロイソプロピル((トリメチルビス(トリメ
チルシリルオキシ)シクロキサニル)プロピル)フマレ
ート、オクタフルオロペンチル((トリメチルビス(ト
リメチルシリルオキシ)シクロキサニル)プロピル)フ
マレートなどがあげられる。
前記ビス(シリコン含有アルキル)フマレート、ビス(
フルオロアルキル)フマレート、アルキル(フルオロア
ルキル)フマレート、アルキル(シリコン含有アルキル
)フマレートおよびフルオロアルキル(シリコン含有ア
ルキル)フマレートなかでは、ビス(シリコン含有アル
キル)フマレート、フルオロアルキル(シリコン含有ア
ルキル)フマレート、アルキル(シリコン含有アルキル
)フマレートなどのシリコン含有フマレート・を用いた
ばあいには、高酸素透過性の硬質コンタクトレンズ材料
かえられるのでとくに好ましい。
前記ビス(シリコン含有アルキル)フマレト、ビス(フ
ルオロアルキル)フマレート、アルキル(フルオロアル
キル)フマレート、アルキル(シリコン含有アルキル)
フマレートおよびフルオロアルキル(シリコン含有アル
キル)フマレートは、単独でまたは2種以上混合して用
いられ、これらフマレートの配合量は、モノマー混合物
中に5〜35モル%、好ましくは10〜30モル%含有
されるように調整される。これらフマレートの配合量は
5モル%未満であるばあい、えられる共重合体の酸素透
過性が低くなり、また35モル%をこえるばあい、えら
れる共重合体の硬度が低下する傾向がある。
なお、えられる共重合体にさらに親水性を付与するため
に、たとえば一般式M: R+  −0−C−CH(V) 8C−C−0R2[i (式中、R1は前記と同じ、R26は炭素数1〜8のヒ
ドロキシアルキル基を示す)で表わされるアルキル(ヒ
ドロキシアルキル)フマレートやモノアルキルフマレー
トがあげられ、これらのフマレートは単独でまたは2種
以上を混合して用いられる。
前記一般弐Mで表わされるアルキル(ヒドロキシアルキ
ル)フマレートの具体例としては、たとえばエチル(2
−ヒドロキシエチル)フマレート、イソプロピル(2−
ヒドロキシエチル)フマレート、n−ブチル(2−ヒド
ロキシエチル)フマレート、エチル(2−ヒドロキシプ
ロピル)フマレート、イソプロピル(2−ヒドロキシプ
ロピル)フマレート、n−ブチル(2−ヒドロキシプロ
ピル)フマレート、エチル(2−ヒドロキシブチル)フ
マレート、イソプロピル(2−ヒドロキシブチル)フマ
レート、n−ブチル(2−ヒドロキシブチル)フマレー
トなどがあげられる。
また、前記モノアルキルフマレートの具体例としては、
たとえばモノメチルフマレート、モノエチルフマレート
、モノ−イソプロピルフマレート、モノ−n−ブチルフ
マレート、モノ−ターシャリ−ブチルフマレート、モノ
−n−アルミフマレート、モノシクロへキシルフマレー
トなどがあげられる。
これらアルキル(ヒドロキシアルキル)フマレートおよ
びモノアルキルフマレートの配合量は、モノマー混合物
中に5モル%以下含有されるように調整される。これら
フマレートの配合量は5モル%をこえるばあい、えられ
る共重合体が白濁し、しかも吸水性が大きくなりすぎる
傾向がある。
つぎに前記一般式(I)で表わされるジアルキルマレエ
ート、前記ジアルキルマレエート以外のマレイン酸モノ
エステルおよびマレイン酸ジエステルについて説明する
前記一般式fll)で表わされるジアルキルマレエート
は、えられる共重合体の硬度を高め、かつ透明性を付与
するために使用される。前記一般弐(II)で表わされ
るジアルキルマレエートの少なくとも一方のエステル残
基がターシャリ−ブチル基であることが必要であるのは
、前記一般式(I)表わされるジアルキルフマレートと
同じく、えられる共重合体に透明性を付与するためであ
る。
たとえば、ジアルキルマレエートとしてジメチルマレエ
ートやジイソプロピルマレエートなどを用い、さらに他
のマレエートとしてビス(トリス(トリメチルシロキシ
)シリルプロピル)マレエートを用い、N−ビニルピロ
リドンと共重合させたばあいには、えられる共重合体の
硬度は高められるが、白濁したものとなってしまうので
ある。
前記一般式[11)で表わされるジアルキルマレエトの
配合量は、前記モノマー混合物中に15〜40モル%、
好ましくは20〜40モル%含有されるように調整され
る。かかる配合量は15モル%未満であるばあい、えら
れる共重合体の硬度が低下し、また40モル%をこえる
ばあい、酸素透過性が低下するので好ましくない。
前記一般式(1)で表わされるジアルキルマレエトの具
体例としては、たとえばメチルターシャリ−ブチルマレ
エート、エチルターシャリブチルマレエート、イソプロ
ピルターシャリブチルマレエート、ジターシャリ−ブチ
ルマレエート、シクロヘキシルターシャリ−ブチルマレ
エート、4−ターシャリ−ブチルシクロへキシル−ター
シャリ−ブチルマレエートなどがあげられる。
前記一般式(II)で表わされるジアルキルマレエート
以外にも、たとえばビス(シリコン含有アルキル)マレ
エート、アルキル(ヒドロキシアルキル)マレエート、
モノアルキルマレエートなどがあげられる。
前記ビス(シリコン含有アルキル)マレエートは、えら
れる共重合体の酸素透過性を高めるのに有効に用いられ
る。かかるビス(シリコン含有アルキル)マレエートと
しては、たとえば一般式: (式中、R2および1?3ならびにnlおよびnlは前
記と同じ)で表わされるものがあげられる。
かかるビス(シリコン含有アルキル)マレエートの具体
例としては、たとえばビス((ビス(トリメチルシリル
オキシ)トリメチルシロキサニル)プロピル)マレエー
ト、ビス(トリメチルシリルプロピル)マレエート、ビ
ス(ペンタメチルジシロキサニルプロピル)マレエート
、ビス((トリメチルシリルオキシ)テトラメチルシク
ロキサニルブロビル)マレエート、ビス((テトラキス
(トリメチルシリルオキシ)トリメチルトリシロキサニ
ル)プロピル)マレエート、ビス(テトラメチルトリイ
ソプロピルシクロテトラシロキサニルプロピル)マレエ
ート、ビス(テトラメチルトリイソプロピルシクロテト
ラシリルオキシビス(トリメチルシリルオキシ)シリル
プロピルマレエートなどがあげられる。
なお、これらビス(シリコン含有アルキル)マレエート
のなかでは、一般式: (式中、I?+a〜R23は前記と同じ)で表わされる
マレエートは、その合成が容易であり、またその精製も
容易であるのでとくに好ましい。
前記ビス(シリコン含有アルキル)マレエートの配合量
は、モノマー混合物に5〜35モル%、好ましくは10
〜30モル%含有されるように調整される。かかる配合
量は5モル%未満であるばあい、えられる共重合体の酸
素透過性が低くなり、また35モル%をこえるばあい、
えられる共重合体の硬度が低下する傾向にある。
前記アルキル(ヒドロキシアルキル)マレエトおよびモ
ノアルキルマレエートは、えられる共重合体にさらに親
水性を付与する成分である。
前記アルキル(ヒドロキシアルキル)マレエートとして
は、たとえば一般式: (式中、R1およびR26は前記と同じ)で表わされる
マレエートがあげられる。かかるアルキル(ヒドロキシ
アルキル)マレエートの具体例としては、たとえばエチ
ル(2−ヒドロキシエチル)マレエート、イソプロピル
(2−ヒドロキシエチル)マレエート、n−ブチル(2
−ヒドロキシエチル)マレエート、エチル(2−ヒドロ
キシプロピル)マレエート、イソプロピル(2−ヒドロ
キシプロピル)マレエート、n−ブチル(2−ヒドロキ
シプロピル)マレエート、エチル(2−ヒドロキシブチ
ル)マレエート、イソプロピル(2−ヒドロキシブチル
)マレエート、n−ブチル(2−ヒドロキシブチル)マ
レエートなどがあげられる。
また、前記モノアルキルマレエートの具体例としては、
たとえばモノメチルマレエート、モノエチルマレエート
、モノ−イソプロピルマレエート、モノ−n−ブチルマ
レエート、モノ−ターヤリ−ブチルマレエート、モノ−
n−アミルマレエート、モノシクロへキシルマレエート
などがあげられる。
これらアルキル(ヒドロキシアルキル)マレエートおよ
びモノアルキルマレエートの配合量は、モノマー混合物
中に5モル%以下含有されるように調整される。これら
マレエートの配合量が5モル%をこえるばあい、えられ
る共重合体が白濁し、しかも吸水性が大きくなりすぎる
傾向がある。
前記モノマー混合物中には、えられるコンタクトレンズ
のサイズやパワー(度数)といった規格や形状を安定さ
せ、また耐薬品性を向上させるという目的で、架橋剤が
添加される。かかる架橋剤の具体例としては、たとえば
ジアリルフマレート、アリルメタクリレート、アリルア
クリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート、エチレ
ングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメ
タクリレート、ジビニルベンゼン、一般式: (式中、R27およびR2+1はそれぞれ独立に前記R
I   R24および1?δからえらばれた基、R29
は分枝鎖状もしくは直鎖状の炭素数1〜4のアルキレン
基、一般式: −CH2ClI2÷0CH2CH2h訂
−(nlは1〜5の整数を示す)または一般式:(R1
8〜R23は前記と同じ、R30およびR31はそれぞ
れメチル基またはトリメチルシリルオキシ基、tは0〜
55の整数を示す)で表わされる化合物などがあげられ
、これらのうちから1種または2種以上を選択して用い
る。かかる架橋剤の配合量は、モノマー混合物中に0.
51−10モル%、なかんづく2〜8モル%含有される
ように調整されるのが好ましい。かかる配合量は10モ
ル%をこえるばあい、えられる共重合体が脆くなる傾向
があり、また0、5モル%未満であるばあい、形状安定
性や耐薬品性が低下する傾向がある。
また、本発明においては、必要に応じてたとえば、セイ
カゲンー〇−リアルブラック(大日精化■製)のような
モノマー化された染料や2−ヒドロキン−5−アクリロ
キシフェニル−2−ヒドロキンヘンシトリアゾールのよ
うなモノマー化された紫外線吸収剤を用いることもでき
る。これらは、同酸素透過性を維持するために、モノマ
混合物に対して5重量%以下の範囲内で用いるのか好ま
しい。
前記モノマー混合物を共重合させる方法としては、たと
えば室温(約10°C)〜約1100Cの温度範囲内で
通常のラジカル重合反応を行なう方法などがあげられる
。かがる重合反応の際に使用しうる重合反応開始剤とし
ては、たとえば過酸化ベンゾイル、アゾビスイソブチロ
ニトリル、アゾビスジメチルバレロニトリルなどがあげ
られ、これらのなかから1種または2種以上を選択して
用いる。また、かかる重合反応開始剤の配合量は、モノ
マー混合物■ooモルに対して0、O1〜 1.0モル
であるのが好ましい。
前記モノマー混合物をコンタクトレンズに成形する方法
としては、通常の成形方法をそのまま採用することかで
きる。その−例をあげれば、たとえば前記モノマー混合
物の共重合反応をコンタクトレンズの形状に対応した成
形型の中で行なって直接コンタクトレンズの形状に成形
し、さらに必要に応じてこれに機械的にたとえば切削や
研磨などの仕上げ加工を施す方法がある。
また、共重合反応を適当な成形型または容器の中で行な
い、たとえばブロック状、板状または丸棒状の累月とし
たのち、切削、研磨などの通常の機械的加工方法によっ
て所望の形状を有するコンタクトレンズに成形してもよ
い。
かくしてえられる本発明のコンタクトレンズ材料は、親
水性および酸素透過性にすぐれたものである。
つぎに本発明のコンタクトレンズ材料を実施例に基づい
てさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみ
に限定されるものではない。
実施例I N−ビニルピロリドン50モル%、ジターシャリブチル
フマレート38モル%、ジ[トリス(トリメチルシロキ
シ)シリルプロピル]フマレ1・10モル%およびエチ
レングリコールビス(イソプロピルフマレート)2モル
%を混合してモノマー混合物をえた。えられたモノマー
混合物に重合反応開始剤としてアゾビスイソブチロニト
リル0.1モル%を添加し、よく攪拌して混合した。
つぎに前記モノマー混合物をガラス製試験管に仕込み、
チッ素置換したのち、封管し、恒温水槽中に入れて40
℃で24時間、50℃で24時間、60℃で6時間、つ
いで70℃で2時間順次加熱して重合させたのち、重合
物をとり出し、さらに90°Cで2時間加熱して無色透
明の重合物をえた。
えられた重合物に切削加工を施し、直径1510111
%厚さ 0.2mm、厚さ0.5mmおよび厚さ1mm
のプレト状のテストピースを作製した。えられたテスト
ピースの物性として、酸素透過係数、接触角および吸水
率を以下の方法にしたがって測定した。その結果を第1
表に示す。
(酸素透過係数) テストピース(直径15mm、厚さ 0.2mm)を3
5℃の生理食塩水中に浸漬し、製科研式フィルム酸素透
過率計を用いて酸素透過係数を測定した。
(接触角) テストピース(直径15m+++、厚さ11I11)の
表面を研磨し、ついで蒸留水中に浸漬して37℃にて3
日間放置後、G−1ゴニオメータ−式接触角測定器(エ
ルマ光学■製)を用いて液滴法にて測定した。
(吸水率) テストピース(直径1.5 mm 、厚さ1mm)を2
0℃の蒸留水中に長時間浸漬し、飽和吸水状態に達した
あとに乾燥時と飽和吸水時のそれぞれの重量から次式に
より算出した。
吸水率(%)=ゝI   ”X100 (式中、Wl は飽和吸水時の重*、W2は乾燥時の重
量を示す)。
実施例2〜17 モノマー組成を第1表に示すように変更したほかは、実
施例1と同様にしてテストピースを作製し、その物性を
測定した。その結果を第1表に示す。
実施例18〜25 モノマーとして第1表に示すマレエートを用いたほかは
、実施例1と同様にしてテストピースを作製し、その物
性を測定した。その結果を第1表に示す。
比較例1 実施例1において、ジターシャリ−ブチルフマレートを
ターシャリ−ブチルメタクリレートに、ジ[トリス(ト
リメチルシロキシ)シリルプロピル]フマレートをトリ
ス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタクリレー
トに、またエチレングリコールビス(イソプロピルフマ
レート)をエチレングリコールジメタクリレトにかえ、
実施例1と同様の組成比で重合して重合物をえたが、こ
の重合物は白濁したものであった。また飽和吸水率は1
4,2%と非常に高く、このテストピースは変形してし
まった。
比較例2 比較例1と同じように実施例1で用いたモノマー組成の
みをかえ、実施例1と同様の組成比で重合して重合物を
えたが、この重合物は白濁したものであった。また飽和
吸水率は9.65%と高く、このテストピースは変形し
てしまった。
比較例3 実施例1で用いたモノマー混合物のかわりにN−ビニル
ピロリドン50モル%、ジ[トリス(トリメチルシロキ
シ)シリルプロピル]フマレート48モル%およびエチ
レングリコールジメタクリレート2モル%からなるモノ
マー混合物を用いたほかは実施例1と同様にして重合さ
せたが、えられた重合物は非常に柔かく、コンタクトレ
ンズ材料としては好ましいものではなかった。
比較例4 ジターシャリ−ブチルフマレート80モル%、ジ[トリ
ス(トリメチルシロキシ)シリルプロピル]フマレート
20モル%および重合反応開始剤として過酸化ベンゾイ
ル0.1モル%をよく混合したのちガラス製試験管に入
れて脱気封管し、64℃で48時間、70℃で24時間
、100℃で2時間、ついで130℃で2時間加熱して
重合物をえた。
えられた重合物からテストピース(直径15mm。
厚さ1mm)を作製して表面を研磨し、ついで該テスト
ピースを37℃の蒸留水中3日間放置したのち、接触角
を測定したところ、98″であり、撥水性がきわめて大
きかった。
比較例5 N−ビニルピロリドン47モル%、イソプロピル−ター
シャリ−ブチルフマレート36モル%、ジ[トリス(ト
リメチルシロキシ)シリルプロピル]フマレート15モ
ル%およびエチレングリコールビス(イソプロピルフマ
レート)2モル%からなるモノマー混合物を用いたほか
は実施例1と同様にして重合させ、テストピースを作製
した。酸素透過係数を測定したところ、測定後のフィル
ムは変形してしまった。
比較例6 N−ビニルピロリドン53モル%、イソプロピル一ター
シャリーブチルフマレート30モル%、ジ[トリス(ト
リメチルシロキシ)シリルプロピル]フマレート15モ
ル%およびエチレングリコールビス(イソプロピルフマ
レート)2モル%からなるモノマー混合物を用いたほか
は実施例1と同様にして重合させ、テストピースを作製
した。吸水率を測定したところ、3.42%と高い値を
示し、さらに酸素透過係数を測定したところ、測定後の
フィルムは変形してしまった。
比較例7 N−ビニルピロリドン50モル%、ジ−ターシャリ−ブ
チルフマレート28モル%、ジ[トリス(トリメチルシ
ロキシ)シリル]フマレート20モル%、エチレングリ
コールビスジメタクリレート2モル%からなるモノマー
混合物を用いたほかは実施例1と同様にして重合させた
が、えられた重合物は白濁してし、まった。
[発明の効果] 本発明のコンタクトレンズ材料は、吸水性が高いN−ビ
ニルラクタムを多量に含有しているにもかかわらず、意
外なことに吸水率が低く、しかもコンタクトレンズに要
求される望ましい硬度および硬質性を具備し、さらに親
水性および酸素透過性にもすぐれたものであるから、コ
ンタクトレンズに好適に使用しうるという効果を奏する

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(A)N−ビニルラクタム48〜52モル%、 (B)(a)一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1は炭素数1〜13の直鎖アルキル基、分
    枝鎖状アルキル基または環状アルキル基を示す)で表わ
    されるジアルキルフマレートの少なくとも1種15〜4
    0モル%および前記ジアルキルフマレート以外のフマル
    酸モノエステルおよびフマル酸ジエステルの少なくとも
    1種5〜35モル%または (b)一般式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R_1は前記と同じ)で表わされるジアルキル
    マレエートの少なくとも1種15〜40モル%および前
    記ジアルキルマレエート以外のマレイン酸モノエステル
    およびマレイン酸ジエステルの少なくとも1種5〜35
    モル%ならびに (C)架橋剤0.5〜10モル%を含有したモノマー混
    合物からなる共重合体を材質とする硬質コンタクトレン
    ズ材料。 2 前記ジアルキルフマレート以外のフマル酸モノエス
    テルおよびフマル酸ジエステルの少なくとも1種がビス
    (シリコン含有アルキル)フマレートを含有するもので
    ある請求項1記載の硬質コンタクトレンズ材料。 3 ビス(シリコン含有アルキル)フマレートが一般式
    (III): ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R_1_8〜R_2_3はそれぞれメチル基ま
    たはトリメチルオキシ基を示す)で表わされるフマレー
    トである請求項2記載の硬質コンタクトレンズ材料。 4 前記ジアルキルマレエート以外のマレイン酸モノエ
    ステルおよびマレイン酸ジエステルの少なくとも1種が
    ビス(シリコン含有アルキル)マレエートを含有するも
    のである請求項1記載の硬質コンタクトレンズ材料。 5 ビス(シリコン含有アルキル)マレエートが一般式
    (IV): ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、R_1_8〜R_2_3は前記と同じ)で表わ
    されるマレエートである請求項4記載の硬質コンタクト
    レンズ材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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