JPH0293882A - 情報カード読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ産業の利用分野 本発明は情報カード読取装置に関し、特に情報カード内
部の情報メモリから情報データを読み出す際に適用して
好適なものである。

Ｂ発明の概要 本発明は、情報カード読取装置において、情報カードに
対して外部から動作クロック信号を供給するようにした
ことにより、情報カードに格納されている情報データを
安定に読み出すことができる。

Ｃ従来の技術 この種の情報カードとして、マイクロ波でなる情報検索
信号に対する反射率を情報メモリから送出する情報デー
タに基づいて可変するダイポールアンテナを有するもの
を用意し、当該情報カードから反射されて来る情報読取
信号に基づいて情報データを読み取るようにした情報カ
ード読取システムが提案されている（特願昭６３−６２
９２号）。

Ｄ発明が解決しようとする問題点 この情報カード読取システムにおいて、情報メモリから
情報データを読み出す際に、実用上十分に安定化された
動作クロック信号を必要とする。

ところがこの動作クロック信号を情報カードの内部にお
いて、例えばＲＣ発振回路構成の発振器によって発生さ
せようとすると、実際上情報カードの電源電圧の変動や
、外囲温度の変動などによって動作クロック信号のクロ
ック周期が不安定に変動するおそれがある。

また内部のクロック発振周波数が全ての情報カードにつ
いて予め一様に決められるので、情報カードが使用され
る環境によって当該動作クロック信号の周波数と同一の
周波数帯又はその近傍に環境雑音がある場合（例えば調
光形蛍光灯において用いられる調光制御信号など）が存
在する場合には、情報カードから情報を読み取ることが
困難になるおそれがある。

本発明は以上の点を考慮してなされたもので、情報カー
ドの動作クロック信号として、−段と安定なりロック信
号を与えることができるようにした情報カード読取装置
を提案しようとするものである。

Ｅ問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本発明においては、情報読
取装置２から情報検索信号Ｗ１を送出すると共に、情報
カード３から返送される情報読取信号Ｗ２から情報カー
ド３の情報メモリ２５に格納さている情報データを読み
取るようになされた情報カード読取装置１において、情
報読取装置２に設けられ、動作クロック信号Ｓ２によっ
て搬送波信号Ｓ１を変調してなる情報検索信号Ｗ１を情
報カード３に送出すると共に、情報カード３から返送さ
れて来る情報読取信号Ｗ２から情報データを復調する情
報読取手段２Ａと、情報カード３に搭載され、情報検索
信号Ｗ１に含まれている動作クロック信号を受信して情
報メモリ２５に与える動作クロック信号受信手段２３と
を具え、動作クロック信号受信手段２３から得られる動
作クロック信号Ｓ１２によって情報メモリ２５から情報
データを読み出し、当該読み出した情報データを情報読
取信号Ｗ２として返送するようにする。

Ｆ作用 情報読取手段２Ａは動作クロック信号を情報検索信号Ｗ
１として情報カード３に送出し、情報カード３は当該動
作クロック信号を受信して情報メモリ２５に格納されて
いる情報データを読み出す。

か（して情報カード３に外部から動作クロック信号を供
給することができることにより、情報カード３の温度変
化や、環境雑音などの影響を一段と軽減しながら情報メ
モリ２５に格納されている情報データを読み出すことが
できる。

Ｇ実施例 以下図面について、本発明による情報カード読取装置の
一実施例を詳述する。

（Ｇ１）第１実施例 第１図において、１は全体として情報カード読取装置を
示し、情報読取装置２から送出される例えば２．４５　
（ＧＨｚ）のマイクロ波を搬送波とする情報検索信号Ｗ
１を例えばＩＣカードでなる情報カード３に照射し、そ
の反射波でなる情報読取信号Ｗ２を情報読取装置２が受
信する。

情報読取装置２は搬送波発振回路１１おいて第２図（Ａ
）に示すように、２．４５　（ＧＨｚ）の周波数及び一
定振幅を有する搬送波信号Ｓ１をパルス変調回路１２に
与えると共に、クロック発振回路１３において発生され
るクロック信号３２（第２図（Ｂ））を変調信号として
パルス変調送信回路１２に供給する。

ここでクロック信号Ｓ２は、　情報カード３において使
用される動作クロック信号のビット周期ＴＷＩ？ごとに
論理ｒＨＪ又はｒＬＪレベルに遷移する矩形波信号でな
り、かくしてパルス変調回路１２からビットクロック周
期ＴＩＩ？ごとに間欠的に搬送波信号Ｓ１をパルス変調
してなるパルス変調送信信号Ｓ３（第２図（Ｃ））を送
信アンテナ１４に供給してこれを情報検索信号Ｗ１とし
て情報カード３に放射する。

情報カード３は、例えば１／２波長ダイポールアンテナ
でなるアンテナ２１を有し、その給電点Ｐ１及び２２間
に例えば電界効果型トランジスタ（ＦＥＴ）でなるイン
ピーダンス可変回路２２が接続されている。

アンテナ２１の一方の給電点Ｐ１はアースされ、これに
よりアンテナ２１が情報検索信号Ｗ１を受信したとき当
該受信信号Ｓ１１　（第２図（Ｄ））が他方の給電点Ｐ
２から受信検波回路２３に取り込まれる。

この実施例の場合、受信検波回路２３は、受信信号Ｓｌ
ｌをダイオード２３Ａ及びコンデンサ２３Ｂの直列回路
をアースとの間に接続してなる半波整流回路構成を有し
、これによりダイオード２３Ａ及びコンデンサ２３Ｂの
接続中点から、第２図（Ｅ）に示すように、論理ｒＬＪ
又はｒＨＪレベルに遷移する受信データ信号Ｓ１２を検
波する。

かくして受信データ信号Ｓ１２は、情報読取装置２のパ
ルス変調送信回路１２から得られるパルス変調信号Ｓ３
と同様にして、ピットクロック周期Ｔ□７ごとに論理レ
ベルが遷移するような信号形式の信号として得られ、こ
れが情報メモリ２５に動作クロック信号として与えられ
る。

情報メモリ２５は、受信データ信号Ｓ１２の例えば立上
りを動作クロック信号としてピットクロック周期ＴＩＩ
？ごとに応動動作することにより、予め書き込まれた格
納情報データＤＡＴＡ□（第２図（Ｆ））を読み出して
出力情報データ信号５１３（第２図（Ｇ））としてイン
ピーダンス可変回路２２に送出する。

インピーダンス可変回路２２は、出力情報データ信号Ｓ
１３によってその論理レベルが遷移したときこれに応じ
てアンテナ２１のインピーダンスを変更することにより
、情報検索信号Ｗ１に対する反射率を制御し、この結果
情報読取信号Ｗ２の搬送波の振幅を出力情報データ信号
Ｓ１３の論理レベルの遷移に応じて変化させ、この情報
読取信号Ｗ２が情報読取装置２の受信アンテナ３１に供
給される。

ところが、このようにして出力情報データ信号３１３に
よって振幅変調された情報読取信号Ｗ２が情報読取装置
２の受信アンテナ３１に受信されたとき、これと同時に
情報検索信号Ｗ１が直接受信アンテナ３１に到来してお
り、従って実際上受信アンテナ３１の読取信号Ｓ２１は
、情報検索信号Ｗ１の直接波に対応する大振幅の搬送波
信号成分と、情報読取信号Ｗ２に対応する微小振幅かつ
振幅変調された搬送波信号成分との合成信号でなる。

この合成信号は、搬送波を正弦波と考えたとき、２つの
三角関数の和として表現することができ、当該演算結果
は、搬送波信号の振幅及び位相が出力情報データ信号Ｓ
１の論理レベルの遷移に応じて変化する正弦波信号を表
すことになる。

位相検波受信回路３２は、このような原理に基づいて、
パルス変調送信信号Ｓ３（第２図（Ｃ））に応じてビッ
ト周期Ｔ、１．で間欠的に到来する搬送波でなる読取信
号Ｓ２１　（第２図（Ｈ））の位相変化を、搬送波発振
回路１１の搬送波信号Ｓ１　（第２図（Ａ））に基づい
て位相検波することにより、ピットクロック周期Ｔｌｌ
？で遷移する位相検波出力信号Ｓ２２　（第２図（■）
）を復調回路３３に与える。

復調回路３３はクロック発振回路１３から送出されるク
ロック信号Ｓ２を基準クロックとして受けて位相検波出
力信号Ｓ２２を同期検波することにより、　位相検波出
力信号Ｓ２２の論理レベルの遷移をクロック信号Ｓ２の
ピットクロック周期Ｔｌ１７を抽出することにより同期
検波処理を実行し、当該同期検波処理結果を読取情報デ
ータＤＡＴＡ＊ａ（第２図（Ｊ））として送出する。

以上の構成において、情報カード３は情報読取装置２か
ら情報検索信号Ｗ１が放射されない状態においては、受
信データ信号３１２を発生できない状態にあることによ
り、情報メモリ２５を非動作状態に制御し、かくしてア
ンテナ２１の反射率を不必要に変更制御しないような状
態に維持する。

このような非動作状態にある情報カード３に対して情報
読取装置２から情報検索信号Ｗ１が放射されると、当該
情報検索信号Ｗ１に含まれているクロック信号Ｓ２が情
報カード３の受信信号Ｓ１１として取り込まれることに
より、動作クロック信号を抽出して情報メモリ２５を読
出動作させる。

かくして情報メモリ２５から読み出された出力情報デー
タ信号Ｓ１３の論理レベルに対応してアンテナ２１のイ
ンピーダンスが制御され、か（して出力情報データ信号
Ｓ１３が情報読取信号Ｗ２に対する位相変調信号として
情報読取装置２の受信アンテナ３１を介して読取信号Ｓ
２１として読み取られる。

以上の構成によれば、情報カード３の情報メモ１Ｊ２５
に格納されている情報データを読み取る際に必要なりロ
ック信号を情報カード３の内部において発生せずに情報
読取装置２によって外部から供給できるように構成した
ことにより、比較的筒易な構成によって安定に情報カー
ド３から情報データを読み取ることができる。

因にカード状に成形されたＩＣカードでなる情報カード
３は、本来携帯を容易にするため小型軽量な構成を有す
るので、スペース的な余裕がなくしかも温度変化などの
影響を受は易い情報媒体としての特徴をもっているのに
対して、動作クロック信号源を外部に設けたことより、
動作クロック信号として安定なりロック信号を容易に情
報カード３の内部に供給することができる。

また環境雑音についても、情報カード３の使用目的に応
じて環境雑音の周波数帯を避けるような周波数帯に動作
クロック信号の周波数を選定することができることによ
り、この分環境雑音に対する影響を軽減し得る。

（Ｇ２）他の実施例 （１）　　上述の実施例においては、情報検索信号Ｗｌ
にクロック信号を重畳するにつき、パルス変調方式に基
づいて変調するようにした場合について述べたが、変調
方式はこれに限らずその他の変調方式、例えば周波数変
調等の種々の変調方式のものを適用し得る。

（２）　　上述の実施例においては、情報カード４に情
報検索信号Ｗ１を照射して情報読取信号Ｗ２を得る手段
として、１７２波長ダイポールアンテナの反射率を情報
データに応じて変更するような構成を適用した場合の実
施例を述べたが、アンテナとしてはスリットアンテナ等
の他の形式のものを適用しても良い、また情報読取信号
Ｗ２を発生するにつき、反射方式に限らず、例えば情報
検索信号Ｗ１を一旦内部に取り込んで所定の処理をした
後、情報読取信号Ｗ２としてアンテナから再放射するよ
うな方式のものなど種々の方式そのものを適用し得る。

（３）　　上述の実施例においては、クロック信号の抽
出及び書込みデータの抽出をハード的回路手段によって
実行するようにしたが、これに代え、ソフト的手段を用
いて実現するようにしても良い。

（４）　　上述においては、情報カードとしてＩＣカー
ドを用いた実施例を述べたが、情報カードとしては、こ
れに限らず、例えば貨物用のタグ、入出門用の認識票、
電車の定期券などのカード形状のものや、カード形状以
外の形状のものを用いた場合にも広く適用し得る。

Ｈ発明の効果 上述のように本発明によれば、情報カードに対して外部
から動作クロック信号を供給し得るようにしたことによ
り、安定かつ環境雑音の影響を有効に回避し得るような
動作クロック信号を容易に情報カードに供給できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による情報カード読取装置の一実施例を
示すブロック図、第２図はその動作の説明に供する信号
波形図である。 ｌ・・・・・・情報カード読取装置、２・・・・・・情
報読取装置、３・・・・・・情報カード、１１・・・・
・・搬送波発振回路、１２・・・・・・パルス変調送信
回路、１３・・・・・・クロック発振回路、２１・・・
・・・アンテナ、２３・・・・・・受信検波回路、２２
・・・・・・インピーダンス可変回路、２５・・・・・
・情報メモリ、３２・・・・・・位相検波受信回路、３
３・・・・・・復調回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 情報読取装置から情報検索信号を送出すると共に、情報
   カードから返送される情報読取信号から上記情報カード
   の情報メモリに格納されている情報データを読み取るよ
   うになされた情報カード読取装置において、 上記情報読取装置に設けられ、動作クロック信号によつ
   て搬送波信号を変調してなる上記情報検索信号を上記情
   報カードに送出すると共に、上記情報カードから返送さ
   れて来る上記情報読取信号から上記情報データを復調す
   る情報読取手段と、上記情報カードに搭載され、上記情
   報検索信号に含まれている上記動作クロック信号を受信
   して上記情報メモリに与える動作クロック信号受信手段
   と を具え、上記動作クロック信号受信手段から得られる動
   作クロック信号によつて上記情報メモリから上記情報デ
   ータを読み出し、当該読み出した上記情報データを上記
   情報読取信号として返送することを特徴とする情報カー
   ド読取装置。