JPH0292388A - 刃物 - Google Patents

刃物

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Publication number
JPH0292388A
JPH0292388A JP24174388A JP24174388A JPH0292388A JP H0292388 A JPH0292388 A JP H0292388A JP 24174388 A JP24174388 A JP 24174388A JP 24174388 A JP24174388 A JP 24174388A JP H0292388 A JPH0292388 A JP H0292388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
edge
cutting edge
blade
single crystal
chipping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24174388A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Kawahara
学 河原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPH0292388A publication Critical patent/JPH0292388A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は紙やプラスチック、髭等を切断するための刃物
、殊にその材質に関するものである。
【従来の技術】
従来より、切れ味の長寿命化という点から、部分安定化
ジルコニアやZ r O2−Y 203系等の焼結セラ
ミックスで形成された刃物や、特開昭4916551号
公報に示されているアルミナ単結晶体で形成された刃物
が提供されている。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者の刃物では、第6図に示すように、刃先エ
ツジ11の厚みδをせいぜい1μ程度のものとしかする
ことができず、切断抵抗が大きくて切れ味が悪く、特に
髭を剃るようなことは到底行うことができない、もちろ
ん、研磨を行うことで、刃先エツジ11をより鋭利なも
のとすることもなされているが、焼結セラミックスは最
も細かいもので0.3〜0.5μの粒子径の粒子で形成
されているために、強制切り込み研削であるダイアモン
ド砥石7による研磨では、第7図に示すように、ダイア
モンド砥石7の砥粒70から大きな荷重Pが加わり、こ
れが原因で主に粒界でクラック19が入って刃先が欠け
るチッピングを生じ、刃先エツジ11の厚みδが大きく
なってしまう、第8図に示すラッピング法もしくはポリ
ッシング法による圧力切り込みとなる研磨では、このよ
うなチッピングを生ずることはなく、従って刃先エツジ
11の厚みδを髭の切断にも供し得る0、3μ以下の値
にすることが可能であるが、この時には焼結セラミック
スの上記粒子径から明らかなように、刃先エツジ11に
は粒子が1〜2個しか存在していないために、第9図に
示すように、被切断物6を切断する際の切断荷重P″に
よってクラック19が入ってチッピングが生じてしまう
。 そして、アルミナ単結晶体で形成されたものでは、きわ
めて高い硬度を持つが、圧痕法による破壊靭性値が2.
1MPam−””と低くて脆いために、やはり欠けが発
生しやすいという問題を有している。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、その
目的とするところは鋭利な刃先エツジを長期にわたり維
持できる刃物を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
しかして本発明に係る刃物は、ジルコニア系単結晶体で
刃先が形成されていること、もしくは一方向共晶体で刃
先が形成されていること、あるいは非晶質体で刃先が形
成されていることに特徴を有している。 [作用] 本発明によれば、いずれの場合にも高い破壊靭性値を示
す上に、粒界に沿ってクラックが入るということがなく
、これ故にチッピングが生じることが殆どないものであ
る。 [実施例] 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述すると、第1
図は本発明一実施例に係る刃物1を示している。この刃
物1は、少なくともその刃先10がZ r Oz  Y
 203等のジルコニア系単結晶体によって形成されて
いるとともに、その単結晶方向が、刃先10の断面にた
いして曲げ強度の強い方向となるように成形されている
。 このように形成された刃物1は、第2図に示すように、
ダイアモンド砥石7による研磨の際に受ける荷重Pを受
けても、クラックが入ってチッピングを生ずるというよ
うなことがなく、髭の切断に必要な0.3μ以下の刃先
エツジ11厚みδとすることができる上に、第3図に示
すように、被切断物6の切断時の荷重P′によってもチ
ッピングを生ずることがなく、長期にわたり鋭利な刃先
エツジ11を維持する。 このようなジルコニア系単結晶体は、セラミックス材料
を溶解した後、徐冷凝固させることによって得ることが
できる。たとえばスカル・メルト法であれば、水冷銅る
つぼに金属ジルコニウムと、立方晶を安定化させるため
にイツトリアが10m01%添加されたジルコニア粉末
とを入れて、高周波誘導加熱で溶解させた後、徐冷すれ
ば、るつぼの底部から凝固が起こるとともにこれが柱状
に成長して、ジルコニア系単結晶体が生成される。 このジルコニア系単結晶体は、硬度がHV1200とあ
まり高くないものの、破壊靭性値が8〜10MPam−
””という高い靭性と、801g/ am”はどの曲げ
強さを持つものであり、耐チッピング性がきわめて大き
いものである。 刃先エツジ11形成のための研磨としては、ラッピング
・ポリッシング法による研削で行うことが好ましい、こ
れはダイアモンド砥石による強制切り込みは、最低1μ
単位となってしまい、刃先エツジ11に加わる荷重Pが
かなり大きくなってしまうのに対して、ラッピング・ポ
リッシング法による圧力切り込みでは0.1μ単位の切
り込み制御を行うことができるとともに、この時には刃
先エツジ11に加わる荷重Pも小さくなるために、シャ
ープで均一な刃先エツジ11を容易に且つiF確に得る
ことができるからである。 ジルコニア系単結晶体に代えて、一方向共晶体、特にZ
r02−MgOやZrO2相に3mo1%のY2O,を
含むZrO2Al2O3Y2O3のジルコニア系一方向
共晶体で刃物1の刃先10を形成しても、同様の結果を
得ることができる。一方向共晶体は、ブリッジマン法、
つまり発熱体中を降下させて溶融凝固を行うことにより
、得ることができるが、この一方向共晶体、殊にZrO
,−A1203−Y2O3の一方向共晶体は、硬度がH
v1700と高い上に、破壊靭性値も7MPam−””
も高く、曲げ強さも150kg/ax2となり、耐チッ
ピング性が大きい上に、結晶成長方向に平行な場合と垂
直な場合の破壊靭性の差が0.5MPam/2と小さく
てほぼ均質な靭性があり、刃先10の強度のばらつきが
少ないという特性を有している。 更には刃物1の刃先10は、CVDあるいはPVD等の
気相蒸着法などによって形成されるStN、系あるいは
SiC系の非晶質(アモルファス)セラミックスを、Z
rO2やA120iなどと合成することによって形成し
てもよい、この場合にも、Hv1800,7MPam−
”’はどの高硬度・高靭性で且つ曲げ強度も85ktt
/am”のものとすることができる。 また、上記のような非焼結セラミックスに代えて、非晶
質金属合金で刃先10を形成してもよい。 この場合、第4図に示すように、刃物1の主体12をジ
ルコニア焼結体やアルミナで形成して、この主体12に
おける粒界破断面となっている先端面に、真空蒸着法、
イオンブレーティング法、スパッタ法などの金属ガス凝
集により、非晶質金属合金からなる刃先lOを形成し、
そして研削、ラッピング・ポリッシング等の刃付は加工
を行うとよい。 この非晶質金属合金としては、硬さがHvlO00以上
、引張強さが350 kg/凛12以上のもの、たとえ
ばFe−B、Fe−Cr−Mo−Cといった鉄合金系、
Co−Mo−C,Co−Cr−M。 −Cといったコバルト合金系、Ni−Cr−M。 −Cのようなニッケル合金系のものが有効である。 これらは30MPam−””以上の破壊靭性値を示す。 そして、第5図に示すように、主体12を包むように非
晶質金属合金を形成すると、主体12への付着力が増大
し、付着境界からの破損を防止することができる。
【発明の効果】
以上のように本発明においては、ジルコニア系単結晶体
もしくは一方向共晶体あるいは非晶質体で刃先を形成し
ているために、高い破壊靭性値を示す上に、粒界に沿っ
てクラックが入るということがなく、これ故にシャープ
な刃先エツジを形成することができると共に、チッピン
グが生じることが殆どないものであり、鋭利な刃先エツ
ジを長期にわたり維持するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は本発明一実施例の斜視図と破断斜
視図、第2図は同上の刃付けのための研磨時を示す断面
図、第3図は同上の切断に供している状態を示す断面図
、第4図は他の実施例の断面図、第5図は同上の他側を
示す断面図、第6図は従来例の斜視図、第7図は同上の
研磨時の断面図、第8図は他の研磨時の断面図、第9図
は同上の切断に供している状態を示す断面図であって、
1は刃物、10は刃先、11は刃先エツジを示す。 第4図 ?J6r1a 第7図 代理人 弁理士 石 1)長 七

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ジルコニア系単結晶体で刃先が形成されているこ
    とを特徴とする刃物。
  2. (2)一方向共晶体で刃先が形成されていることを特徴
    とする刃物。
  3. (3)非晶質体で刃先が形成されていることを特徴とす
    る刃物。
JP24174388A 1988-09-27 1988-09-27 刃物 Pending JPH0292388A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24174388A JPH0292388A (ja) 1988-09-27 1988-09-27 刃物

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JP24174388A JPH0292388A (ja) 1988-09-27 1988-09-27 刃物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0292388A true JPH0292388A (ja) 1990-04-03

Family

ID=17078884

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JP24174388A Pending JPH0292388A (ja) 1988-09-27 1988-09-27 刃物

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JP (1) JPH0292388A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5579583A (en) * 1992-09-22 1996-12-03 Micromed, Incorporated Microfabricated blades
JP2012166033A (ja) * 2001-03-07 2012-09-06 Liquidmetal Technologies Inc 鋭利に刃をつけた切削工具

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5579583A (en) * 1992-09-22 1996-12-03 Micromed, Incorporated Microfabricated blades
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