JPH0292192A - 電子交換システムの端末装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、電子交換システムで使用される中継台等の端
末装置に関する。

（従来の技術） 近年、オフィスや事業所では電子構内交換システムが多
く使用されている。この種のシステムは、例えば第３図
に示す如く局線１を介して図示しない局交換機に接続さ
れる構内交換機（ＰＢＸ）２と、この構内交換機２に対
し内線３を介して接続される複数の電話機４および中継
台５とから構成される。そして、局線１を介して着信が
発生すると、構内交換機２がこれを検出して中継台５に
対し着信呼出信号を送出し、これにより中継台５で呼出
音を発生させて中継オペレータに着信が発生したことを
報知する。この状態で、中継オペレータが応答キーを押
下することにより応答すると、中継台５から構内交換機
２へ応答キー操作信号が送られて応答した旨が伝えられ
、これに対し構内交換機２は着信中か否かを確認したの
ち通話開始信号を中継台５へ送出し、かつ局線１と中継
台５との間に通話路を形成する。しかして、中継オペレ
ータは以後発呼者との間で通話が可能となる。

そして、中継オペレータがダイヤルキーを操作して構内
交換機２へ内線番号情報を送ると、構内交換機２により
対応する内線電話機４が呼出され、この呼出しに話者が
オフフックして応答しかつ中継オペレータがオンフック
操作を行なうと、構内交換機２を介して局線１と上記内
線電話機４との間に通話路が形成され、以後発呼者と内
線電話機４の話者との間で通話が可能となる。

（発明が解決しようとする課題） ところが、この種の従来のシステムの中継台５は、例え
ば第４図に示す如く応答キーの操作処理を常時行なって
おり、応答キーの操作をステップ４ａで検出するとその
度毎にステップ４ｂにより構内交換機２へ操作信号を送
出し、かつステップ４Ｃでキー確認音を発生させるよう
にしていた。

このため、着信呼出しが発生していない状態で中継オペ
レータが誤って応答キーを操作した場合等でも、操作信
号が中継台５から構内交換機２へ送られ、この結果構内
交換機２はその都度応答キーの操作が妥当であるか否か
を確認し、妥当でない場合には応答キーの操作を無視す
る処理を実行しなければならず、負荷が増大する問題が
あった。

本発明はこの点に着目し、交換装置における端末側の無
意味なキー操作に対する処理を不要にし、これにより交
換装置の負荷を軽減し得る電子交換システムの端末装置
を提供することを目的とする。

〔発明の構成コ （課題を解決するための手段） 本発明は、交換装置と、この交換装置に接続される端末
装置とを備え、この端末装置でキー操作が行なわれたと
きこの操作に対応する信号を上記交換装置に送信して所
定の制御を実行させる電子交換システムの端末装置にお
いて、上記端末装置にキー操作監視制御手段を備え、キ
ー操作が行なわれたときに、このキー操作に妥当性があ
る場合にのみ上記キー操作を受付け、妥当性がない場合
には上記キー操作を無視するようにしたものである。

（作用） この結果、たとえ無意味なキー操作が行なわれても、こ
のキー操作はキー操作監視制御手段により妥当ではない
と判断されて無視されることになる。このため、端末装
置から交換装置へ無意味なキー操作の操作信号が送られ
ることはなくなり、これにより交換装置はキー操作を無
視するための処理が不要となって、その分処理負荷を軽
減することが可能となる。

（実施例） 次に本発明の端末装置の詳細を中継台を例にとって説明
する。第１図はこの中継台の構成を示すものである。こ
の中継台はマイクロコンピュタを備えた制御部１０を備
え、この制御部１０は中継台用インタフェース１１を介
して内線３に接続されている。また制御部１０には、例
えば着信呼出発生時に発光ダイオード（ＬＥＤ）１６を
点灯または点滅させるＬＥＤ駆動回路１２と、操作監視
回路１３と、ヘッドセット１９のコネクタ１８の接続の
有無を検出するための接続検出回路１４と、着信呼出音
等をスピーカ２０から発生させるスピーカ駆動回路１５
とがそれぞれ接続されている。このうち操作監視回路１
３は、応答キー１７が押下されたときにこれを検出して
制御部１０に通知するものである。

ところで制御部１０は、中継制御に係わる種々の制御を
行なう制御部本体１０ａに加えて、操作監視制御手段１
０ｂを備えている。この操作監視制御手段１０ｂは、上
記応答キーが操作された場合にこの操作が妥当か否かを
判定し、妥当な場合にのみ制御部本体１０ａに応答キー
の操作処理を実行させるものである。

この様な構成であるから、待機状態において、中継台の
制御部１０は着信呼出しの到来監視等とともに第２図に
示す如く応答キー１７の操作監視を繰返し行なっている
。そして、この状態で図示しない構内交換機から着信呼
出信号が到来すると、中継台の制御部１０はスピーカ駆
動回路１５に対し駆動信号を出力してこれによりスピー
カ２０から着信呼出音を発生させる。そして、この呼出
音を確認したオペレータが応答キー１７を押下すると、
制御部１０はこれを第２図に示す如くステップ２ａで検
出し、続いてステップ２ｂで着信呼出音が発生中か否か
を判定する。

いま上記のように着信呼出音を発生中であれば、制御部
１０は上記応答キー１７の操作が妥当であると判断し、
着信呼出音の発生を停止させたのち、ステップ２Ｃに移
行してここで応答キー１７の操作信号を構内交換機へ送
出し、さらにステップ２ｄで図示しないサウンダからキ
ー確認音を発生させる。すなわち、応答キー１７の操作
に対する通常の処理が行なわれる。これに対し、構内交
換機は上記応答キー１７の到来を検出するとそのまま即
時応答処理を実行し、この処理にて中継台に対し通話開
始信号を送出するとともに局線と中継台との間に通話路
を形成して通話を可能とする。

一方、待機状態においてオペレータが誤って応答キー１
７を押した場合には、上記ステップ２ｂにおける着信呼
出中か否かの判定により、制御部１０は上記応答キー１
７の操作を妥当ではない無意味なものであると判断する
。そして、第２図に示す如く操作信号の送出およびキー
確認音の発生を行なわずに、そのまま待機状態の各種監
視制御に戻る。したがって、この場合中継台から構内交
換機へは信号は全く送出されず、この結果構内交換機は
応答キーの操作を無視するための処理を一切行なすに済
む。

このように本実施例であれば、応答キー１７が操作され
たときに着信呼出中か否かを判定し、着信呼出中と判定
した場合にのみ構内交換機へ操作信号を送出し、さらに
キー確認音を発生させるようにしたので、構内交換機は
応答キーの操作信号が到来した場合にこれが妥当なもの
か否かを判定して妥当でない場合には無視する処理を行
なわずに済み、これにより構内交換機の負担を軽減する
ことができる。また、中継台においても着信呼出時以外
の期間にはキー確認音が発生されないので、オペレータ
にあたかも応答キー１７の操作が有効であるかのような
錯覚を与える不具合を防止することができる。

尚、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例
えば、上記実施例では着信呼出生以外の期間でも応答キ
ー１７の操作監視を一応行なっていたが、着信呼出期間
中以外の期間には応答キーの操作監視を行なわないよう
にしてもよい。また前記実施例では中継台の応答キーに
ついて操作監視の制御を実行した場合について説明した
が、中継台のその他のキーや中継台以外の電話機やファ
クシミリ装置、データ端末装置等の各種キーについて適
用してもよい。その他、操作監視制御手段の制御手順や
制御内容等についても、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形して実施できる。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、端末装置にキー操
作監視制御手段を備え、キー操作が行なわれたときに、
このキー操作に妥当性がある場合にのみ上記キー操作を
受付け、妥当性がない場合には上記キー操作を無視する
ようにしたことによって、交換装置における端末側の無
意味なキ操作に対する処理を不要にすることかでき、こ
れにより交換装置の負荷を軽減し得る電子交換システム
の端末装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における端末装置である中継
台の構成を示す回路ブロック図、第２図はこの中継台の
制御部の制御手順および制御内容を示すフローチャート
、第３図は電子交換システムの一例を示す概略構成図、
第４図は従来の中継台の制御手順を示すフローチャート
である。 １・・・局線、２・・・構内交換機（Ｐ　Ｂ　Ｘ）３・
・・内線、４・・・電話機、５・・・中継台、１ｏ・・
・制御部、１０ａ・・・制御部本体、１０ｂ・・・操作
監視制御手段、１１・・・インタフェース、１２・・・
ＬＥＤ駆動回路、１３・・・操作検出回路、１４・・・
接続検出回路、１５・・・スピーカ駆動回路、１６・・
・発光ダイオード（ＬＥＤ）　、１７・・・応答キー　
１８・・・コネクタ、１９・・・ヘッドセット、２０・
・・スピーカ。 出願人代理人　　弁理士　鈴江武彦

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 交換装置と、この交換装置に接続される端末装置とを備
   え、この端末装置でキー操作がなされたときこの操作に
   対応する信号を前記交換装置に送信して所定の制御を実
   行させる電子交換システムの端末装置において、前記端
   末装置に、キー操作が行なわれたときこのキー操作に妥
   当性がある場合にのみ前記キー操作を受付け妥当性がな
   い場合には前記キー操作を無視するキー操作監視制御手
   段を備えたことを特徴とする電子交換システムの端末装
   置。