JPH0289897A - 配管応急修理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、例えば火力発電所、原子力発電所。

化学プラント等の配管に係り、配管系統の腐食等による
孔食により内部流体の漏洩を部分的に修理し、短時間の
うちに系統を復帰させ、プラントを運用できるようにす
る配管応急修理方法に関する。

（従来の技術） 海水熱交換器の海水冷却管に孔食が発生した場合の応急
修理装置として１例えば第７図に示すものがある。海水
管■の孔食（ｉｏ）付近を鉄粉入りの接着材を含浸させ
た補強布材（１４）を海水管（８）の全周に巻き、さら
に補強のため、２つ割のバンド（１１）をかぶせてボル
ト（１２）、ナツト（１３）にて締めつける方法である
。

海水管（ハ）の孔食穴（１０）の径１３０ｍｍであって
も内圧力３０ｋｇ／ａＪｇに十分止水が可能な修理装置
であるが、補強布材（１４）及びバンド（１１）を海水
管■の全周に巻きつける必要がある。そのため海水管（
ハ）が埋設配管の場合、土の掘削を海水管（へ）のまわ
りの作業スペース、補強布材（１４）の全周巻きが可能
な範囲を考慮して、広範囲に行っている。

（発明が解決しようとするｓｇ） ところで、この種の技術では、海水管■が埋設配管であ
り、腐食等により応急修理をする必要がある時は、埋設
配管の水平方向、地方向を大巾に掘削しなければならな
い、また応急修理箇所が海水管■の上（天）側であって
も、下（地）側の掘削が必要となる。下（地）側にコン
クリート支持台があっても、バンド（１１）を巻きつけ
るために撤去することが避けられないという問題点があ
った。

そこで、本発明は応急修理対象箇所への修理を空中配管
はもちろん、埋設配管であっても、バンドを使用するこ
となしに部分的に修理を行うことのできる配管応急修理
方法を提供することを目的とするものである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明による配管応急修理方法は、管外より孔食部を通
してパッド押えを挿入して管内面に前記パッド押えの押
え面を密着させ、孔食部に管外からパッド材を注入して
その全域を満たし、さらに管外の孔食部周囲の一定領域
を含めるようにパッド材の外側にパツキン材を多層にわ
たり積層すると共に、パツキン押えによってパツキン材
の外周部を管外面に密着させるようにパツキン押えをパ
ッド押えと共に締結部材を介して締付けることを特徴と
する。

（作　　用） パッド押えの押え面を管内面に密着させてバンド材の孔
食部以外への流出を防止し、かつ管内面形状に当接面形
状を合わせてシール面を確実に形成する。また、パッド
材は孔食部を隅々まで塞ぐように充填し、配管母材の一
時的代用として使用される。パツキン材は内部流体の漏
洩を確実に止めるように多層にわたり積層する。この場
合管外面とのなじみのよい材料として布材が望ましい。

さらに、このパツキン材を管外表面に密着させるために
パツキン押えを用意して、特に、その外周部の密着状態
が充分に保たれるように管内部のパッド押えと共にＩｉ
Ｍ部材を用いて締付け、双方を配管内外に固定する。

かくして、本発明によれば配管の応急修理を部分的に実
施することができる。

（実　施　例） 以下、本発明の一実施例を第１図及び第２図を参照して
説明する。

第１図及び第２図において、符号（１０）は孔食穴を示
している。

孔食穴（ｌＯ）の発生による海水漏洩の際、海水管■の
系統を停止し、海水漏洩を止めたのち、孔食穴（１０）
の状況調査し、内圧力を受けると同時に充填接着材■の
充填を容易にする。半割りのパッド押え（１）の形状を
決め、孔食穴（ｌＯ）に挿入し、充填接着材■を注入す
る。保持ボルト■はパツキン押え０に貫通させ六角ナツ
ト■にて締付け、海水管（８）とパッド押え■とを密着
１強化させる機能をもつものである。

充填接着材■の硬化後、ざらに孔食穴（１０）周囲の一
定幅については接着材を含浸させた補強布材（１５）を
積層し、その上に硬化前に空気抜き座（イ）を設けたパ
ツキン押え（へ）を保持ボルト■を貫通させてのせ、六
角ナツト（３）にて締付ける。空気抜き座（イ）はパツ
キン押え０をのせた時の内部の空気抜き用として設けた
ものであり、補強部材（１５）の硬化後閉止プラグ■に
て塞ぐ。

パッド押え■は孔食穴（１０）の半径より大きい半径の
ものとし、海水管■に確実に接触し、孔食穴（１０）を
完全に塞ぐ大きさにする。パッド押え■同士は両側を面
あたりさせ、さらに保持ボルト■にて締付けることから
、すきまを塞ぐことができる。

また、第３図に海水管■の管内面とパッド押え■との接
触状況を示す、パッド押え■を海水管に）の管内半径に
あわせ１曲げ加工し、管内面に確実に接触する面積を多
くするよう工夫している。

さらに、第４図及び第Ｓ図に他の実施例を示している。

第２図に示すパッド押え■に代えて、孔食穴（１０）径
より少し小さい円板状のパッド押え０〕を挿入し、パツ
キン押え（０保持ボルト■にて締付ける例である。

このパッド押え０は管内半径あわせて加工をしていない
平円板を２枚重ね合わせて、孔食穴（１０）を塞ぐ機能
をもたせている。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、配管の応急修理を
部分的に実施することが可能となり、修理作業範囲の縮
少配管周囲の干渉物の影響が少なくできる。修理準備、
掘削等にかかる時間を大ｄ〕に節約でき、系統の運用復
帰を早く確実にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す平面図、第２図は第１
図の■−■線に沿う断面図、第３図は第１図の■−■線
に沿う断面図、第４図は本発明の他の実施例を示す平面
図、第５図は第４図の■−■線に沿う断面図、第６図及
び第７図は従来技術を示す斜視間及び断面図である。 １．９・・・パッド押え　　２・・・保持ボルト３・・
・六角ナツト　　　　４・・・空気抜き座５・閉止プラ
グ　　　　６・・・パツキン押え７・・充填接着材　　
　　８・・・海水管１０・・・孔食穴 代理人　弁理士　則　近　憲　佑 同　　第子丸　健 弔 図 芦 図 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 管外より孔食部を通してパッド押えを挿入して管内面に
   前記パッド押えの押え面を密着させ、前記孔食部に管外
   からパッド材を注入してその全域を満たし、さらに管外
   の前記孔食部周囲の一定領域を含めるように前記パッド
   材の外側にパッキン材を多層にわたり積層すると共に、
   パッキン押えによって前記パッキン材の外周部を管外面
   に密着させるように前記パッキン押えを前記パッド押え
   と共に締結部材を介して締付けることを特徴とする配管
   応急修理方法。