JPH0285286A - ボルフィリンアルミニウム錯体 - Google Patents

ボルフィリンアルミニウム錯体

Info

Publication number
JPH0285286A
JPH0285286A JP8574289A JP8574289A JPH0285286A JP H0285286 A JPH0285286 A JP H0285286A JP 8574289 A JP8574289 A JP 8574289A JP 8574289 A JP8574289 A JP 8574289A JP H0285286 A JPH0285286 A JP H0285286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
porphyrin
compound
aluminum complex
polymerization
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8574289A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2691014B2 (ja
Inventor
Shohei Inoue
祥平 井上
Takuzo Aida
卓三 相田
Kazuhiro Shimazaki
和弘 島崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
Priority to JP8574289A priority Critical patent/JP2691014B2/ja
Publication of JPH0285286A publication Critical patent/JPH0285286A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2691014B2 publication Critical patent/JP2691014B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規なポルフィリンアルミニウム錯体及び該
錯体からなる開環重合用°触媒に関する。
更に詳しくは、二酸化炭素とアルキレンオキサイドとの
共重合によって得られるポリカーボネート共重合体のた
めの新規な重合用触媒に関する。
(従来技術及びその問題点) 従来、−取代Cu1l) (以下余白) (但し、R′は、水素原子及び炭素数10以下の炭化水
素から選ばれた1価の基、R′は水素原子及び炭素数4
以下のアルキル基から選ばれた同種もしくは異種の1価
の基)で示されるポルフィリンアルミニウム錯体、例え
ばテトラメチルテトラエチルポルフィリンアルミニウム
錯体、オクタエチルポルフィリンアルミニウム錯体、テ
トラフェニルポルフィリンアルミニウム錯体が公知であ
り、ラクトンやアルキレンオキサイド等の重合用触媒と
して使用されることが知られている。該ポルフィリンア
ルミニウム錯体を用いて重合を行こなうと重合反応がリ
ビング的に進み、分子量分布が狭い任意の分子量をもつ
ポリマーの合成が可能である。ところが、該ポルフィリ
ンアルミニウム錯体では、重合可能なモノマーの適用範
囲に限界があり、より広範なモノマーへ適用可能な、活
性の高い錯体触媒の開発が望まれていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は前記問題点を解決すべく鋭意研究を行こな
った結果、下記−取代(1)、(II)で示される新規
なポルフィリンアルミニウム錯体を合成し、該ポルフィ
リンアルミニウム錯体を用うれば、ラクトン類、アルキ
レンオキサイド類の単独開環重合が可能であるばかりで
なく、アルキレンオキサイドと二酸化炭素が高い二酸化
炭素含有量で開環共重合することも見い出し、本発明を
完成するに至った。
即ち、本発明は、−取代(1) %式%) (但し、R1−R2゜は、水素原子、アルキル基及びア
リール基より選ばれた同種又は異種の基を示し、Xはハ
ロゲン原子、水素原子、アルコキシ基又はアルキル基を
示す) で表わされるポルフィリンアルミニウム錯体〔以下、(
TBP) 、、lv!Xともイウ〕、及び、−取代(I
I) 方法によって得てもよい。一般に好適に採用される代表
的な製造方法を以下に説明する。即ち下記−取代(IV
)又1ま(V)で示されるテトラベンズポルフィリン化
合物及びテトラナフトポルフィリン化合物と有機アルミ
ニウム化合物 (但し、R21、R2□、R23及びR24は、水素原
子、アルキル基及びアリール基より選ばれた同種又は異
種の基を示し、XはAロゲン原子、水素原子、アルコキ
シ基又はアリール基を示す)で表わされるポルフィリン
アルミニウム錯体〔以下、(TNP) N、Xともいう
〕に関する。
新規化合物である本発明のポルフィリンアルミニウム錯
体の製造方法は特に限定されず如何なる(但し、R1−
R2゜は、水素原子、アルキル基、アリール基より選ば
れた同種又は異種の基)(但し、R21”−RZ4は水
素原子、アルキル基、アリール基より選ばれた同種又は
異種の基)との反応により得ることが出来る。
該ポルフィリン化合物としては一般式(Vl)において
、RI ”” R20が水素原子であるテトラベンズポ
ルフィリンが好ましい。又、−取代(V)において、R
21〜R24は水素原子、又はアリール基であるテトラ
ナフトポルフィリンやテトラフェニルテトラナフトポル
フィリンが好ましい。これらポルフィリン化合物の製法
は限定されず、公知の方法で得ることが出来る。
本発明に使用される有機アルミニウム化合物としてはジ
エチルアルミニウムクロライド、ジエチルアルミニウム
ブロマイドなどのような炭素数4以下のアルキル基を有
するジアルキルアルミニウムハライド類ニトリメチルア
ルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリプロピルア
ルミニウム、トリイソブチルアルミニウムなどのような
炭素数4以下のアルキル基を有するトリアルキルアルミ
ニウム類ニジエチルアルミニウムハイドライド、ジイソ
ブチルアルミニウムハイドライドなどのような炭素数4
以下のアルキル基と水素原子を有するアルキルアルミニ
ウムハイドライド類が有効に使用されうる。ジアルキル
アルミニウムハライド類、及びトリアルキルアルミニウ
ム類が好ましいが、とくにジエチルアルミニウムクロラ
イド、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウ
ムが好ましい。
上記ポルフィリン化合物と有機アルミニウム化合物との
反応条件は用いる原料や溶媒の種類によって異なるので
予め好適な条件を選定して実施すればよい。一般には、
窒素、アルゴン等の不活性気体雰囲気下、溶媒の存在下
で、0〜50℃の温度で、数十分〜10時間ポルフィリ
ン化合物にほぼ等モルの有機アルミニウム化合物を加え
て実施される。又、反応圧力は、一般には常圧で十分反
応が進行するが、必要に応じて加圧下或いは減圧下にす
ればよい。反応溶媒はベンゼン、トルエン、キシレン等
の炭化水素類や塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロ
エタン等のハロゲン化炭化水素類が使用される。
上記反応によって得られる本発明の新規なポルフィリン
アルミニウム錯体は前記−取代(13、又は(II)で
表わされる。該ポルフィリンアルミニウム錯体、即ち(
TBP) A I X及び(TNP) A A Xは、
置換基R1〜R2゜、R21〜R24及び軸配位子Xの
種類によってその物性が多少異なるが、通常常温常圧で
青緑色乃至緑色の金属光沢を有する固体として存在する
。(TBP) A I Xは塩化メチレンやクロロホル
ム等の溶媒に難溶で、N、N−ジメチルホルムアミド、
ピリジンやN−メチルイミダゾール等に可溶である。溶
解性は置換基R1〜RZOや軸配位子Xの種類によって
変化する。他方、(TNP) A I Xは(TBP)
 A A Xにくらべ、種々の有機溶媒に対する溶解性
が良い。
本発明の新規(TBP)Aj7X 、又は(TNP)A
j7X (7)構造は、一般に次に示す分析手段を用い
ることにより確認、同定出来る。
(イ)紫外/可視スペクトル(UV/VISスペクトル
)分析 該スペクトル分析で、金属ポルフィリン錯体に特有な4
00〜500nm付近のソーレ吸収体と600〜700
nm付近のQ吸収帯が現われる。
又、これらの吸収位置は金属の入らないポルフィリンと
異なるので、両者は明らかに区別できる。
(17)  ’水素核磁気共鳴スペクトル(’H−NM
R)分析 該スペクトル分析により、ポルフィリン環上及び軸配位
子に存在する水素原子の種類と数を知ることが出来る。
特にアルミニウムのポルフィリン錯体においては、その
軸配位子の存在する水素に基づくピークは、ポルフィリ
ン環特有の環電流による磁気遮蔽効果によって著しく高
磁場に現われる。即ち、CHCl、基準のIH−NMR
では、ポルフィリン環上の水素原子に基づくピークが7
〜loppm付近に、アルミニウムに結合した軸配位子
上の水素原子に基づくピークがOppmより高磁場に現
われる。そして、その積分強度比から各水素原子の数を
知り、構造を同定しうる。
尚、軸配位子がクロライドの場合は、直接軸配位子を観
察出来ないので、まず、本発明のポルフィリンアルミニ
ウム錯体にアルキレンオキサイドを反応させ、N−a結
合間にオリゴエーテル鎖を導入して末端にクロルのつい
たオリゴエーテル軸配位子をもっ錯体に変え、次いで該
錯体の’H−NMR分析を行う。該錯体の構造解析によ
り、間接的に元のポルフィリンアルミニウム錯体の構造
を同定する。又、軸配位子の末端にクロライドが存在す
ることは、+3炭素核磁気共鳴スペクトルC′JC−N
MR)の測定で、40〜50ppm 付近にクロルがつ
いたメチレン基の炭素原子に基づくピークが現われるこ
とにより確認できる。
(ハ)原子吸光分析、高周波誘導結合プラズマ発光分光
(IPC分析) これらの分析手段により、本発明のポルフィリンアルミ
ニウム錯体中にアルミニウム原子が存在することを確認
できる。
その他、通常の元素分析法も有効である。
本発明のポルフィリンアルミニウム錯体、即ち(TBP
)A I X及び(TNP)A / Xはプロピレンオ
キサイド、エチレンオキサイド、エピクロルヒドリン等
のアルキレンオキサイド類、δ−バレロラクトン、β−
ブチロラクトン等のラクトン類を開環重合する能力を有
する。又、(メタ)アクリル酸エステル類も重合可能で
ある。しかも、mK 19体は二酸化炭素とアルキレン
オキサイドとの共重合能を有し、分子量分布が狭く、且
つ二酸化炭素含有量が高いポリカーボネート共重合を得
ることが出来る。さらに、該錯体と活性水素含有化合物
を組合せてなる触媒は非常に高い重合触媒能を有する。
即ち、アルキレンオキサイドと二酸化炭素との共重合に
よって得られるポリカーボネート共重合体は、そのポリ
マー中の二酸化炭素含有量がほぼ50%の交互共重合体
で、且つより一層分子量分布が狭い。しかも、その生成
ポリマの分子数が、ポルフィリンアルミニウム錯体の分
子数と活性水素含有化合物の分子数の和にほぼ等しく、
少量のポルフィリンアルミニウム錯体から効率よく分子
量分布の狭いポリカーボネート共重合体を生成出来る。
尚、本発明において開環重合とは、アルキレンオキサイ
ド類やラクトン類の単独開環重合だけでなく、開環に伴
なう共重合、例えばアルキレンオキサイド類と二酸化炭
素、アルキレンオキサイド類とラクトン類との開環共重
合をも含む概念である。又、ポリカーボネート共重合体
とは、約70モル%以上のカーボネート結合を有し、残
部がエーテル結合からなるポリマーの総称であり、もち
ろんカーボネート結合のみからなる完全交互共重合体を
含む。
上記二酸化炭素との共重合に用いるアルキレンオキサイ
ドとしては、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、エピクロルヒドリンなどの末端三員環エポキシ基を
有する脂肪族アルキレンオキサイド;スチレンオキサイ
ドなどの三員環エポキシ基を有する芳香族アルキレンオ
キサイドが挙げられる。特にプロピレンオキサイドやエ
ピクロルヒドリン等の脂肪族アルキレンオキサイドに好
適に採用される。
本発明のポルフィリンアルミニウム錯体と組合せて用い
る活性水素含有化合物としては、例えば、水酸基または
カルボン酸基を1分子中に1又は2個以上含むアルコー
ル類、フェノール類、カルボン酸類が有効に使用される
。アルコール類としてはメタノール、エタノール、プロ
パツール、ブタノールなどの脂肪族アルコール類;アリ
ルアルコール、2−ヒドロキシエチルメタクリレートな
どの不飽和アルコール類;エチレングリコール、トリエ
チレングリコール、トリプロピレングリコール、グリセ
リンなどの脂肪族多価アルコールが挙げられる。フェノ
ール類としてはフェノール、ビニルフェノール、アリル
フェノールなどのフェノール類;レゾルシン、P−ジヒ
ドロキシベンゼン、2.4−トルエンジオールなどの多
価フェノールが挙げられる。カルボン酸類としては、酢
酸、アクリル酸、メタクリル酸などのカルボン酸類;ア
ジピン酸、セバシン酸、マレイン酸、フマル酸、テレフ
タル酸などの多価カルボン酸が挙げられる。
活性水素含有化合物としては、上記の具体的に示された
ものに限定されるものではなく、各種のアルコール類、
フェノール類、カルボン酸類が有効に使用される。
本発明における重合条件は、用いるモノマーやポルフィ
リンアルミニウム錯体触媒の種類、溶媒の有無などによ
って好適な条件を選定して実施される。一般には、実質
的に反応上ツマーガス以外の活性気体の不存在雰囲気下
、溶媒中で重合を行なう。該溶媒としては、モノマー或
いはポルフィリンアルミニウム錯体と反応しない非水溶
媒なら特に限定されず、例えば塩化メチレン、ベンゼン
などが使用される。
ポルフィリンアルミニウム錯体の使用量は、一般には、
アルキレンオキサイドの使用量に対して10〜o、oo
iモル比の範囲で、とくに1〜0.001モル比の範囲
で使用するのが好ましい。また、活性水素含有化合物の
使用量は、ポルフィリンアルミニウム錯体に対して1〜
50倍モル、好ましくは1〜20倍モルの範囲で使用さ
れる。
重合反応温度や圧力は、反応上ツマー1錯体、溶媒、活
性水素含有化合物の種類などによって適宜選択される。
例えば、二酸化炭素とプロピレンオキサイドとの共重合
を行なう場合は、二酸化炭素の圧力が1〜50気圧、好
ましくは25〜50気圧の範囲で、−20℃〜100℃
の温度下に重合を行なう。重合温度を高くすると、環状
化合物であるプロピレンカーボネートが副生じやす(な
るので50℃以下が好ましい。
(発明の効果) 本発明のポルフィリンアルミニウム錯体、即ち(TBP
) A 6 X及び(TNP) A f Xは新規なポ
ルフィリンアルミニウム錯体であり、ラクトン類、アル
キレンオキサイド類、(メタ)アクリル酸エステル類等
を重合する触媒能を有する。特に、アルキレンオキサイ
ドと二酸化炭素との共重合において、CO□含量が35
モル%以上で、且つ分子量分布(Mw/Mn)が1.3
以下の狭いポリカーボネート共重合体をうろことが出来
る。
更に上記(TBr’)A E X 、又は(TNP) 
A A Xと活性水素含有化合物とからなる触媒はCO
□含量が45モル%以上、特に47モル%以上の交互共
重合体で、且つ分子量分布が1.3以下、特に1.2以
下の狭いポリカーボネート共重合体をうろことが出来る
。又、該触媒はポルフィリンアルミニウム錯体あたりの
触媒効率が高く、安価に重合体をうろことが出来る。
上述の如く、(TBP) A f X及び(TNP) 
A I Xは分子量分布をコントロールできるので、高
分子設計触媒として有用である。又安価で、無尽蔵の二
酸化炭素を工業的に有用な資源として利用できると云う
利点を有している。更に、上記ポルフィリンアルミニウ
ム錯体に、活性水素含有化合物として不飽和アルコール
や不飽和カルボン酸を組合せて用いると、分子量の揃っ
た、分子内に不飽和結合を有するポリマー(ポリカーボ
ネートマクロマー)を製造でき、該ポリカーボネートマ
クロマーは工業的に有用な反応性中間体材料として利用
できる。
更に又、本発明の上記触媒はすべてリビング重合能を有
する為、ポリカーボネートと他の各種ポリマー、例えば
ポリδ−バレロラクトン、とのブロック共重合体をも任
意のセグメン1〜比で合成可能となり、CO□を利用し
た新しい物性を有する高分子体を提供できる。
(実施例) 以下、実施例をもって本発明を説明するが、これらの実
施例によって限定されるものではない。
実施例1 (1)テトラベンズポルフィリン〔以下、(IITBP
)H□ともいう〕の調製 フタルイミドカリウム(21g) 、マロン酸(14,
7g)、酢酸亜鉛2水和物の混合物をN2気流下360
〜370℃で2時間反応した。反応混合物を2000t
fの熱湯、1500dの80%エタノール水で洗浄し、
DMFに溶解させたのち、水で沈殿させた。沈殿物を濾
過し、乾燥後ピリジンに溶解させ、ピリジン/エーテル
(1/3)の混合溶媒を溶離液としMz03(中性;活
性度■〜m)カラムで分離し、溶媒を留去して亜鉛テト
ラベンズポルフィリン(ZnHTBP)を得た。これを
ピリジン−メタノールで再結晶し、UV/VISスペク
トル分析(CHCI3溶媒)すると627.582nm
にQ吸収、430.409にソーレ吸収がみられ、文献
値と一致した。又、クロロホルムを展開液とするT L
 C(/Vz O3)から、■スポットであることが確
認され、他に不純物がないことを確認した。
次にこのZnHTB P O,6gを、40献の濃硫酸
と30分デメタレーション反応させ大量の氷水に投入し
た後、炭酸水素ナトリウムで中和し、吸引ろ過した。洗
液が中性になるまで水で洗った後、メタノールで洗い、
さらにクロロホルム、ピリジン、クロロホルムの順に洗
浄をくり返した後、100°Cで10時間真空乾燥し、
青紫色の粉末を得た。該粉末を’H−NMR(溶液CD
Ce3と少量の重トリフルオロ酢酸)で分析すると、8
.6.9.7.1).l、1).3ppmにピークが見
られ、そのケミカルシフト値が文献値と一致し、又、そ
の積分強度化も理論値と一致した。さらに質量スペクト
ルを測定したところ、m/e510に、分子量に相当す
る分子イオンピーク(MO)が観察され、得られた物質
がテトラベンズポルフィリンであることが確認された。
(2)テトラベンズポルフィリンアルミニウムクロライ
ド錯体〔以下、(IITBP)#!αともいう〕の調製
上記テトラベンズポルフィリン(0,1275g;0、
25 mmol)とジエチルアルミニウムクロライド(
0,064d ; 0.5mmo+)を、5dの塩化メ
チレン中、N2下で、5時間反応させた後、過剰のジエ
チルアルミニウムクロライドを留去するために50°C
で3時間真空乾燥して青緑色の粉体を得た。
該粉体を0.6体積%のN−メチルイミダゾールを含む
THF溶媒に溶解させて、UV/V I Sスペクトル
を観察すると、638nmにQ吸収が438.408n
mにソーレ吸収が見られ、典型的な金属ポルフィリン錯
体の特徴を示した。又、未反応のテトラベンズポルフィ
リンの吸収は完全に消失していた。次にこの粉末と工、
チレンオキサイドヲ反応させ、得られた生成物のIH−
NMRスペクトルヲ重クロロホルム中で測定した。
得られたスペクトルを第1図に示す。ポルフィリン環上
及び導入されたエチレンオキサイドの各水素は各々図1
中に示すごとく帰属でき、その積分強度比も一致する。
又、この粉体とプロピレンオキサイドを反応させて得ら
れたポリマーの”C−NMRスペクトルを重クロロホル
ム中で測定したところ、クロルのついたメチレン炭素に
由来するピークが47.5ppmに観察された(第2図
)。さらに、通常の元素分析によりアルミニウムの存在
を確認した。
以上のU■/vISスペクトル、’H−NMRスペクト
ル、”C−NMRスペクトル及び元素分析の結果から、
本実施例で得られた粉末生成物が、下記構造を有するテ
トラベンズポルフィリンアルミニウムクロライドである
ことが確認された。
ムエチル((IITBP) N、Et)であることが確
認された。
実施例2 実施例1の(1)で得られたテトラベンズポルフィリン
(0,1275g ; 0.25mmol)とトリエチ
ルアルミニウム(0,035d ; 0.25mmol
)を塩化メチレン5d中、N2下で2時間反応させて青
緑色の粉体を得た。該粉体の’H−NMRスペクトルを
重クロロホルム溶媒中で測定した。そのスペクトルを第
3図に示す。該スペクトルの各ピークを解析した結果、
得られた粉体生成物が、下記構造を有するテトラベンズ
ポルフィリンアルミニラ実施例3 トリエチルアルミニウムに代えてトリメチルアルミニウ
ム(0,048d ; 0.05 mmof)を用いた
以外は実施例2と同様にして青緑色の粉体を得た。該粉
体の’H−NMRスペクトルを型埋化メチレン溶媒中で
測定した。そのスペクトルを第4図に示す。該スペクト
ルの解析結果より、得られた粉体生成物が、下記構造を
有するテトラヘンズボルフィリンアルミニウムメチル(
(IITBP) NlMe)であることが確認された。
実施例4〜10 実施例1で得られたテトラベンズポルフィリンアルミニ
ウムクロライド((l(TBP) #!α〕を用い、各
種活性水素含有化合物(以下、RHともいう)の存在又
は不存在下に120dSUSオートクレーブ中でプロピ
レンオキサイド(以下POともいう)と二酸化炭素(C
02)との共重合を行こなった。重合の基本操作を以下
に記す。(IITBP) H!、(JをN2雰囲気下に
ナスフラスコに入れ、次いで塩化メチレンを0.8 d
加える。その後、RHlPOを順次加え系を均一にする
。該均一溶液を、あらかじめCO2置換した120d内
容積のSUS製オートクレーブにN2雰囲気下で移した
のらCO□を所定圧導入し、マグネチソクスターラで攪
拌を行こないながら重合を行なう。重合終了後、真空乾
燥して生成ポリマの固型物を得る。該固型物をクロロホ
ルム又は塩化メチレンに溶解し、次いでメタノールで再
沈させ真空乾燥して精製ポリマを得る。共重合条件及び
得られたポリマーの物性値を表1に示す。
第1の結果から明らかなように、得られたポリマーの分
子量分布は1.1〜1.3と非常に狭く、且つ、二酸化
炭素含量の高いポリカーボネート共重合体である。特に
、活性水素含有化合物を存在させた場合は、二酸化炭素
含量が45〜50モル%のほぼ交互共重合体が得られる
。更に、生成するポリマーの分子数は(IITBP)N
、Ceと活性水素含有化合物との分子数の総和にほぼ等
しい。
比較例1.2 従来のテトラフェニルポルフィリンアルミニウムクロラ
イド〔以下、(TPP)#CIlともいう)を用いて表
1に示す条件で、P O(!: COzとの共重合を行
こなった。結果をあわせて表1に示す。
得られたポリマー中のCO2含量は低く、アルコールを
存在させるとポリマーの分子数及びCO2含量は多くな
ったが分子量分布は2と広くなった。
実施例1) 実施例1で得られた(!ITBP)N、Cff O,0
5mmo I!の入ったナスフラスコに、該錯体に対し
9倍モルのメタノールと0.8dの塩化メチレンを、N
2雰囲気下に入れ、次いでエピクロルヒドリン27.7
5mmo f!を入れ系内を均一にした後、あらかじめ
CO2置換した内容積120献のSUS製オートクレー
ブに窒素気流下で移し、CO250kg/ cnlを加
圧充填し室温で1)5.5時間重合させた。
得られたポリマーのIRスペクトルでは、カーボネート
結合に由来する1 740cm−’と1230cm−’
の吸収が見られる(第5図)。又、ゲルパーミェーショ
ンクロマトグラフィー(G P C)により求めた分子
量(Mn)は5800で、その分子量分布は1.31で
あった(第6図) 3C−NMRスペクトル(プロトン完全デカップリング
モード)の測定(C,D6溶媒)では、エピクロルヒド
リンのホモポリマーのクロルメチル基炭素に帰属される
ピーク(35ppm付近)は認められず、154.5p
pmにポリカーボネートのカルボニル炭素に帰属される
ピークが認められた(第7図)。又、”(、−NMRス
ペクトル(オフレゾナンスプロトンデカップリングモー
ド)では、第7図のbのピークが2本に、C,aのピー
クが3本に各々***し、dのピークには***がみられな
かった(第8図)。これらの***は75〜80ppmの
小さなピーク(各々、2本に***)、65〜70ppn
+のピーク(各々3本に***)、40〜45ppn+の
ピーク(各々3本に***)にもみられ、それぞれ3級及
び2級の炭素であることがわかった。同時に”C−NM
Rスペクトルによる定量測定をしたところ、bピーク回
り、Cピーク回り、Cピーク回りの積分強度比が1:1
:1であり、他方のdのピークはそれらに対し0,77
の強度比であった。
以上の3種の13C−NMRスペクトル測定により、得
られたポリマーが下記構造を基本構造とする、CO2含
量が43%である、エピクロルヒドリンとCO2とのポ
リカーボネート共重合体であることが確認された。
尚、該ポリマーの元素分析値はC36,2%、H4,2
%、031.6%、C/! 28.0%となり、上記’
C−NMRから推定されたCO□含量43%のポリカー
ボネート共重合体のC35,8%、H4,0%、032
.1%、α28.2%とほぼ一敗する。
実施例12 (HTBP)#IC10,25mmoJと、カルシウム
ハイドライドと水酸化カリウムで蒸留精製したエチレン
オキサイド(以下、EOともいう)0.1aZを窒素雰
囲気下に、あらかじめ2.5dの塩化メチレンの入った
ナスフラスコに加えた後、マグネチソクスクーラー攪拌
下に室温でN2雰囲気下48時間反応を行こなった。反
応後、減圧にして未反応のEOを除去して’ I−1−
N M Rスペクトルを測定したところ第1図と同じス
ペクトルが得られ、テトラベンズアルミニウムアルコキ
シド錯体が生成していることが確認された。
次に、上記方法で得られたテトラベンズアルミニウムア
ルコキシド錯体0.25mmollの塩化メチレン溶液
中に、窒素雰囲気下に、200倍モルのδ−バレロラク
トン(以下δ−VLという)を加え、室温で重合反応を
行こなった。重合を停止するまで経時的に、系内よりシ
リンジでサンプリングを行こない、ゲルバミエーション
クロマトグラフィーにより分子量及び分子量分布を求め
た。同時に、残存モノマーの定量を行こない重合率を求
めた。
この結果を第9図に示す。第9図から明らかな如く、重
合率と生成ポリマーの分子量の間に直線関係が成り立つ
。又、分子量分布は、重合率によらず1.2以下で非常
に狭い。これらの結果より、本発明の重合が典型的なリ
ビング重合であることがわかる。生成するポリマーは次
の構造を有する、ポリδ−バレロラクトンである。
1; ←0−−(CH2h−C→T 実施例13 実施例1で得られた(HTBP)#!020.125 
mmolの入ったナス型フラスコに、塩化メチレンld
、メタノール1.125mmof及びP O31,25
mmo1を加え、窒素雰囲気下、室温で1)3時間攪拌
しつつ反応させた。反応後、反応液をドライアップし1
.66 gのポリマーを得た。重量法による重合率はほ
ぼ100%である。GPC分析の結果、数平均分子量は
1580、分子量分布は1.08の極めて分子量の揃っ
たポリマーであった。生成したポリマーの分子数に対す
る(IITBP) n cttの分子数の比は9.17
となり、生成したポリマーの分子数が(IITBP)N
、C7!の分子数とメタノールの分子数の和にほぼ等し
い。
実施例14 実施例5と同様にしてPOとCO2のポリカーボネート
共重合を生成させたのち、重合を停止させることなく反
応系を窒素雰囲気下にナス型フラスコへ移し、次いで未
反応上ツマ−と溶媒を減圧下に完全に留去した。その後
、2dの塩化メチレンを加え、1部すングリングしてG
PC,’HNMR分析に供した後、10mmoAのδ−
バレロラクトンをN2雰囲気下導入し、室温で216時
間反応させた。反応液を大量のメタノールに投入し、沈
殿物をろ別した後、真空乾燥し樹脂状の粉体を得た。
前段で生成したポリカーボネート共重合体(以下プレポ
リマーともいう)と最終生成物のGPCチャートを各々
第10図に示す。第10図から明らかなように、プレポ
リマーの分子量ピークは高分子量側ヘシフトし、δ−バ
レロラクトンがプレポリマーヘブロック重合しているこ
とがわかる。
又、最終生成物をCDC1,に溶解させ’H−NMRを
測定したところ、ポリδ−バレロラクトンとポリカーボ
ネートに帰属されるピークが検出された。得られた最終
生成物のブロック共重合体のMn=16000、分子量
分布は1.44であった。
実施例15 (1)テトラフェニルテトラナフトポルフィリン〔以下
(TPTNP)H2ともいう〕の調製オルトキシレンテ
トラブロマイド30gとマレイミド6.8gと無水ヨウ
化ナトリウム82.5 gをDMF 392−中、80
°Cで16時間反応させた。
反応液を冷却し、DMFを留去して得られた固体を水、
エタノールで着色がな(なるまで洗浄した後、エタノー
ルにより再結晶してナフタルイミド9.47g(mp;
273℃)を得た。該ナフタルイミド5gと、フェニル
酢酸4.93 gと酢酸亜鉛2永和物4.78gを36
0“C130分、窒素雰囲気下に反応させたのち、アル
ミナカラムにかけて黄緑色バンドを分取した。分取液か
ら溶媒を除去したのち、クロロホルム−メタノールで再
結晶してテトラフェニルテトラナフトポルフィリン亜鉛
錯体〔以下(TPTNP) Znともいう)0.76g
を得た。
該(TPTNP) Znを/;塩酸と30分間反応させ
てデメタレーションしたのち、クロロホルムで反応物を
抽出し、クロロホルム相を水洗、Na HCO3水で中
和、水洗をくり返し、次いでNa、SO,上で乾燥させ
たのち、クロロホルムを留去した。得られた固体をアル
ミナカラムで精製し、メタノール−クロロホルムで再結
晶して緑色の結晶0.44gを得た。
該結晶のクロロホルム−n−ヘキサン(1: 1)混合
溶液によるT L C(/v!z O3)からRf=0
.95の1スポツトが得られた。又、そのUV/V I
 Sスペクトル(第1)図実線)は文献値とほぼ一致し
、(TPTNP)1)□が得られたことが確認された。
(2)テトラフェニルテトラナフトポルフィリンアルミ
ニウムクロライド錯体〔以下、(TPTNP)#ICI
fともいう〕の調製 上記(TPTNP)Ilz 0.017 g (0,0
17mmo/)とジエチルアルミニウムクロライド0.
005 t#(0,04mmol )を1dの塩化メチ
レン中、窒素雰囲気下2時間反応させた。次に、溶媒を
留去したのちに過剰のジエチルアルミニウムクロライド
を50℃で真空乾燥して除去すると赤色粉体が得られた
該粉体をクロロホルムに溶解させてU V /VISス
ペクトルを測定すると、第1)図破線で示すスペクトル
が得られ、金属の入っていない(TPTNP))lxと
異なる吸収パターンを示した。又、該粉体と100 倍
モルFJノP Oヲ塩化メチレン中で1時間反応させて
得られた反応物〔以下(TPTNP) /l#01?と
もいう〕の’H: NMRスペクトルを重ベンゼン中で
測定した。結果を第12図に示す。ポルフィリン環上及
び導入された軸配位子中のpoの各水素は各々第12図
に示すごと< 4i属でき、その積分強度比も一敗した
。さらにそのUV/VISスペクトルを第1)図に一点
鎖線で示す。
以上(7) U V / V r S スペクトル、’
H−NMRスペクトルの結果から本実施例で得られた赤
色粉末が、下記構造を有するテトラフェニルテトラナフ
トポルフィリンアルミニウムクロライドであることが確
認された。
実施例16 実施例15で得られた(TPTNP) N、C1l 0
.04mmo 1を窒素雰囲気下にナス型フラスコに入
れ、次いで0.6dの塩化メチレン、PO22,2mm
oJを順に加えて得られた溶液を120dsUs製オー
トクレーブ中へ移し、CO□50kg/calを加圧充
填したのちマグネチソクスクーラーで攪拌しつつ144
1)7間反応を1テなった。
得られたポリマーのM nは6700、その分子Φ分イ
1)は1.3と狭く、又二酸化炭素合有位は36%であ
った。又、収量は0.7gで、PO基準の収率は37%
であった。
実施例 17 実施例15”C1:1られた( T P T N P 
) r120 。
05 (0,05mmol)を窒素雰囲気下に一ノース
型フラスコに入れ、次いで2mlの1fl化メチレン、
トリメチルアルミニウノ、0 、05 +ylrr1o
 lを加え、窒素雰囲気下2時間反応さぜた。
次に、溶媒を留去した後、1時間真空乾燥することによ
り、黄緑色粉体′を得た。
該粉体を、脱水蒸F、7 シた子、クロ5コポルノ、溶
液とし Il、NMRスベタトルfi:測定した。結果
を第13図に示す。ポルフィリン環に及び導入導入され
た軸配位子中の各水素は、各々第13図に示すごと< 
’Nt属でき、その植分強度比も−・致した。
以北の結果より、本実施例で得られた市緑色粉体が、下
記構造をイfするテ・トラフェニルデトラナフトボルフ
イリンアルミニウムメチル錯体であることが確認された
′   −。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例Iの(2)で得られた(IITBI’)
#ICI2とエチレンオキサイドとの反応物の’II−
NMRスペクトルチャートである。第2図は(IITB
P) /vICffとPOとの重合反応によって生成し
たポリマーの’C−NMRスペクトルチャートである。 第3図、第4図はそれぞれ実施例2、実施例3で得られ
た(IITrlP) N、E tと(IITBP) /
’QMeの’ H−N M Rスベク1−ルチャートで
ある。第5図は実施例1)で生成したポリカーボネート
共重合体のIRスペクトルチャート、第6図はそのGP
Cチャート、第7図はそのプロトン完全デカップリング
モードによる1C−NMRスペクトルチャート、第8図
はそのオフレゾナンスプロトンデカップリングモードに
よる1)C−〜旧スペクトルチャートである。第9図は
実施例12で生成したポリδ−バレロラクトンの重合率
と、分子量又は分子量分布との関係を示す図である。第
10図は実施例14のプレポリマーであるポリカーボネ
ート共重合体(Poly(PO−c。 C0Z) )と最終生成物であるブロック共重合体[P
o1y(PO−co−COz)−b−Poly (δ−
VL) )のGPCチャートである。第1)図は各々、
実施例15で得られた(TPTNP)Hz (実線) 
、(TPTNP)#IC1,(破線〕、TPTNP) 
MOR(−点鎖線〕のUv/■ISスペクトルチャート
である。又、第12図は(TPTNP) 、At!、O
Rの’H−NMRスペクトルチャートである。 更に、第13図は、(TPTNP)AIMeの’II−
NMRスペクトルチャートである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔 I 〕 (但し、R_1〜R_2_0は、水素原子、アルキル基
    及びアリール基より選ばれた同種又は異種の基を示し、
    Xはハロゲン原子、水素原子、アルコキシ基又はアルキ
    ル基を示す) で表わされるポルフィリンアルミニウム錯体。
  2. (2)一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 (但し、R_2_1、R_2_2、R_2_3及びR_
    2_4は、水素原子、アルキル基及びアリール基より選
    ばれた同種又は異種の基を示し、Xはハロゲン原子、水
    素原子、アルコキシ基又はアルキル基を示す) で表わされるポルフィリンアルミニウム錯体。
  3. (3)特許請求の範囲第(1)項、又は第(2)項記載
    のポルフィリンアルミニウム錯体よりなる開環重合用触
    媒。
  4. (4)特許請求の範囲第(1)項、又は第(2)項記載
    のポルフィリンアルミニウム錯体と、該ポルフィリンア
    ルミニウム錯体に対して20モル%以下の活性水素含有
    化合物とからなることを特徴とする開環重合用触媒。
JP8574289A 1988-04-11 1989-04-06 ボルフィリンアルミニウム錯体 Expired - Lifetime JP2691014B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8574289A JP2691014B2 (ja) 1988-04-11 1989-04-06 ボルフィリンアルミニウム錯体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-87341 1988-04-11
JP8734188 1988-04-11
JP8574289A JP2691014B2 (ja) 1988-04-11 1989-04-06 ボルフィリンアルミニウム錯体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0285286A true JPH0285286A (ja) 1990-03-26
JP2691014B2 JP2691014B2 (ja) 1997-12-17

Family

ID=26426746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8574289A Expired - Lifetime JP2691014B2 (ja) 1988-04-11 1989-04-06 ボルフィリンアルミニウム錯体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2691014B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0534615U (ja) * 1991-10-14 1993-05-07 国際電気株式会社 高周波接栓の取付具
GB2352449A (en) * 1999-04-29 2001-01-31 Secr Defence Synthesis of polycarbonates
JP2006241247A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Tokyo Univ Of Science ポリカーボネートの製造方法
JP2008081518A (ja) * 2006-09-25 2008-04-10 Tokyo Univ Of Science アルキレンオキシドと二酸化炭素の共重合体の製造方法、及び共重合体
WO2009102078A1 (ja) * 2008-02-14 2009-08-20 Keio University ポリカーボネート樹脂の製造方法
JP2011213982A (ja) * 2010-03-17 2011-10-27 Univ Of Tokyo 金属錯体を用いたポリカルボナートの製造方法、金属錯体、および金属錯体を含む触媒システム
CN105315699A (zh) * 2014-07-09 2016-02-10 财团法人工业技术研究院 锌紫质光敏染料及其光电转换装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102089887B1 (ko) 2008-09-08 2020-03-16 사우디 아람코 테크놀로지스 컴퍼니 폴리카보네이트 폴리올 조성물
US11180609B2 (en) 2018-08-02 2021-11-23 Saudi Aramco Technologies Company Sustainable polymer compositions and methods

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0534615U (ja) * 1991-10-14 1993-05-07 国際電気株式会社 高周波接栓の取付具
GB2352449A (en) * 1999-04-29 2001-01-31 Secr Defence Synthesis of polycarbonates
GB2352449B (en) * 1999-04-29 2003-06-25 Secr Defence Reactions of strained ring heterocyclic monomers in supercritical CO2
JP2006241247A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Tokyo Univ Of Science ポリカーボネートの製造方法
JP4590284B2 (ja) * 2005-03-01 2010-12-01 学校法人東京理科大学 ポリカーボネートの製造方法
JP2008081518A (ja) * 2006-09-25 2008-04-10 Tokyo Univ Of Science アルキレンオキシドと二酸化炭素の共重合体の製造方法、及び共重合体
WO2009102078A1 (ja) * 2008-02-14 2009-08-20 Keio University ポリカーボネート樹脂の製造方法
JP2009215529A (ja) * 2008-02-14 2009-09-24 Keio Gijuku ポリカーボネート樹脂の製造方法
JP2011213982A (ja) * 2010-03-17 2011-10-27 Univ Of Tokyo 金属錯体を用いたポリカルボナートの製造方法、金属錯体、および金属錯体を含む触媒システム
CN105315699A (zh) * 2014-07-09 2016-02-10 财团法人工业技术研究院 锌紫质光敏染料及其光电转换装置
CN105315699B (zh) * 2014-07-09 2018-04-13 财团法人工业技术研究院 锌紫质光敏染料及其光电转换装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2691014B2 (ja) 1997-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Bartolini et al. Enantioselective isotactic alternating copolymerization of styrene and 4‐methylstyrene with carbon monoxide catalyzed by a cationic bioxazoline pd (II) complex
Aida et al. Activation of carbon dioxide with aluminum porphyrin and reaction with epoxide. Studies on (tetraphenylporphinato) aluminum alkoxide having a long oxyalkylene chain as the alkoxide group
Sun et al. Bimetallic lanthanide amido complexes as highly active initiators for the ring-opening polymerization of lactides
Gambarotta et al. Metal-formaldehyde chemistry: coordination, disproportionation and Lewis acid-promoted transformation to oxymethylene derivatives
Li et al. Controlled iso-specific polymerization of 2-vinylpyridine catalyzed by arylamide-ligated rare-earth metal aminobenzyl complexes
Pappuru et al. Group iv complexes containing the benzotriazole phenoxide ligand as catalysts for the ring-opening polymerization of lactides, epoxides and as precatalysts for the polymerization of ethylene
Wang et al. Immortal ring-opening polymerization of ε-caprolactone by a neat magnesium catalyst system: an approach to obtain block and amphiphilic star polymers in situ
Qin et al. Four-and five-coordinate aluminum complexes supported by N, O-bidentate β-pyrazylenolate ligands: synthesis, structure and application in ROP of ε-caprolactone and lactide
Yao et al. Bimetallic anilido-aldimine Al or Zn complexes for efficient ring-opening polymerization of ε-caprolactone
Drouet et al. Enhanced two-photon absorption cross-sections of zinc (II) tetraphenylporphyrins peripherally substituted with d 6-metal alkynyl complexes
US9200092B2 (en) η5:η1-cyclopentadienylidene-phosphorane constrained geometry complexes of rare earth metals
JPH0285286A (ja) ボルフィリンアルミニウム錯体
Xue et al. The salt-free diamido complexes of lanthanide supported by β-diketiminate: Synthesis, characterization, and their catalytic activity for the polymerization of acrylonitrile and ε-caprolactone
Tabushi et al. Unsymmetrical introduction of two functional groups into cyclodextrin. Combination specificity by use of N-benzyl-N-methylaniline N-oxide cap
EP1164156B1 (en) Method of polymerizing silalkylenesiloxane
Xu et al. Synthesis and Structural Characterization of Lanthanide Amides Stabilized by an N‐Aryloxo Functionalized β‐Ketoiminate Ligand
JP3871463B2 (ja) プロピレンオキシドの重合触媒組成物およびポリ(プロピレンオキシド)の製造方法
Aida et al. Zinc N-substituted porphyrins as novel initiators for the living and immortal polymerizations of episulfide
Visseaux et al. New base-free metallocenes of samarium and neodymium, an approach to stereoelectronic control in organolanthanide chemistry
JP3871447B2 (ja) プロピレンオキシドの重合触媒組成物
JPH02142824A (ja) カーボネート共重合体の製造方法
Willans et al. Lanthanide chloride complexes of amine-bis (phenolate) ligands and their reactivity in the ring-opening polymerization of ε-caprolactone
Chen et al. Controlled synthesis of mononuclear or binuclear aryloxo ytterbium complexes supported by β-diketiminate ligand and their activity for polymerization of ε-caprolactone and L-lactide
Appavoo et al. Ring opening polymerization of d, l-lactide and ε-caprolactone catalysed by (pyrazol-1-yl) copper (ii) carboxylate complexes
Talzi et al. Ethylene polymerization in the presence of iron (II) 2, 6-bis (imine) pyridine complex: structures of key intermediates