JPH0281919A

JPH0281919A - 多気筒空冷エンジンのヘッド冷却装置

Info

Publication number: JPH0281919A
Application number: JP23328688A
Authority: JP
Inventors: Yoshimichi Takamatsu; 高松　善道
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1988-09-16
Filing date: 1988-09-16
Publication date: 1990-03-22
Anticipated expiration: 2010-03-15
Also published as: JPH0723687B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、多気筒空冷エンジンのヘッド部分の冷却装置
に関し、特にシリンダをクランク軸芯に沿わせて配置し
た直列多気筒空冷エンジンのヘッド冷却装置に関する。

（従来技術）直列多気筒空冷エンジンのヘッドを冷却する装置として
、従来、特開昭６２−１９７６５８号公報に示されたも
のがある。

この従来のものでは、直列配置されたクランクの中心間
を結ぶ線を挟んでその一方の側に吸気ポートを、他方の
側に排気ポートをそれぞれ形成し、吸気ポート側に冷却
風導入口を設け、各７リング対応部を並列に通って吸気
ポート側から排気ポート側に冷却風経路を形成した構成
になっている。

（解決しようとする課題）従来の構造では、ヘッドブロックにおけるシリンダの中
心間を結ぶ線を中心として一方の側面に吸気ポートを、
他方の側面に排気ポートをそれぞれ開口し、吸気ポート
形成側に冷却風導入口を形成していることから、冷却風
導入側での開口面積が小さくなるうえ、その部分での形
状が複雑になり、冷却風の流れを乱すという問題がある
。また、弁間部分に燃料噴射ノズル挿入部が形成しであ
ることから、この燃料噴射ノズル挿入部のボスが抵抗に
なり、冷却風は弁間部分を流れにくく、シリンダ間部分
を主にＭＬれることになるので、シリンダヘッドを均一
に冷却しにくいという問題もある。

本発明は上述の問題に着目してなされたもので、ヘッド
ブロックでの冷却風を乱すことな（効率よ（流通させて
効率よ（冷却することを目的とする。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するために本発明は、直列多気筒エンジ
ンにおける各シリンダに対応させて、吸気弁口と排気弁
口とをクランク軸芯に沿う状態でヘッドブロックに形成
し、両弁口から吸気ポートと排気ポートを連出し、両ポ
ート間での左右一側に燃料噴射ノズル挿入穴形成部を配
設するとともに、吸気ポートと排気ポートとの少なくと
もいずれか一方、好ましくは吸気ポートを上方に導出し
、燃料噴射ノズル挿入穴形成部の配設側を冷却風圧送路
に連通させることにより、燃料噴射ノズル挿入部の配設
側を冷却風の入口側に形成したことを特徴としている。

（作　　用）本発明では、吸気ポートと排気ポートとの少なくとも一
方を上方に導出させであるので、へ、ドブｏ２りの少な
くとも一側を広く開口させることができ、冷ＬＯ風が取
り込みやすくなる。また、燃料噴射ノズル挿入穴形成部
配設側を冷却風圧送路に連通させであるので、燃料噴射
ノズル挿入穴形成部は冷却風の上流側に位置することに
なり、流入直後の冷却風で燃料噴射ノズルを強力に冷却
できる。

（実施例）図面は本発明の実施例を示し、第１図は要部横断平面図
、第２図は多気筒空冷ディーゼルエンジンの中央縦断側
面図、第３図は同エンジンの一部切除正面図、第４図は
第１図のＩＶ−ＩＶ線断面図である。

このエンジンは、クランクケース（１）とシリンダブロ
ック（２）とを一体に形成し、シリンダブロック（２）
の上側にヘッドブロック（３）を固定してエンジン本体
（Ｅ）を形成し、クランクケース（１）の前壁（４）か
ら突出しているクランク軸（５）の前端に冷却ファン（
６）を固定し、冷却ファン（６）を導風ケース（７）で
取り囲み、冷却ファン（６）で起風した冷却風をシリン
ダブロック（２）部及びへ。

トフロソク（３）部に送給することにより、エンジンを
冷却するようにしである。

ヘッドブロック（３）には第１図に示すように、各／リ
ンダ（８）に対応させて吸気ポート（９）と排気ポート
（１０）とが形成してあり、この吸気ポート（９）の吸
気弁口（１１）と排気ポート　（１０）の排気弁口（１
２）は、クランク軸（５）と平行になる状態で配置しで
ある。そして、本実施例では隣合うクランク（８）にお
ける吸気弁口（１１）を近接して配置し、両吸気弁口（
１２）から導出した吸気ポート（９）は合流させて上向
きに導出しである。

一方、各シリンダ（８）部分での吸気弁口（１１）と排
気弁口（１２）との間における両弁口（ＩＩ）（１２）
を結ぶ線の一側に燃料噴射ノズル挿入穴（１３）が形成
してあり、排気ポート（１ｏ）は燃料噴射ノズル挿入穴
（１３）を形成していない側の側面に向かって導出しで
ある。この排気ポート（１０）は各シリンダ（８）に対
応して配置した一対のブツシュロッド挿通穴（ｌ４）間
をそれぞれ通るように形成しである。

燃料噴射ノズル挿入穴（１３）が配設されている側での
側面は、導風ケース（７）に連続して連出された導風板
（１４）により形成された冷却風圧送路（１６）に連通
接続しである。

鉋ってヘッドブロック（２）内に流入した冷却風は燃ｔ
・）噴射ノズル挿入穴（１３）の形成ｆｉ（１７）を冷
却した後、弁間部分を通り、排気ポート（１０）の開口
側面から外部に放出されることになる。このため、ヘッ
ド流入直後の冷却風で燃料噴射ノズル及び燃料噴射ノズ
ル挿入穴形成部（１７）を冷却することになり、ノズル
を十分に冷却することができ、ノズルの耐久性を向上す
ることができるうえ、燃焼を良好に行うことができるよ
うになる。また、燃料噴射ノズル挿通穴（１３）を形成
している側での側面には吸気ポート（９）が開口してい
ないことから、その側面部分は太き（開放されることに
なり、冷却風が流入しやすく、ヘッドを十分に冷却する
ことができる。

なお、冷却風が燃料噴射ノズル挿入穴形成部（１７）と
確実に接触できるようにするため、第１図中に仮想線で
示すように、吸気ポート（９）の合流管部分ニ対応する
ヘッドブロック（３）の側面部分を壁（１８）で閉塞す
るように構成しても良い。

図示は省略したが、排気ポート（１０）を合流させて上
方へ導出するとともに、吸気ポート（９）を個々にプソ
ンユロッド挿通孔側に導出するようにしてもよ（、また
、吸気ポート（９）及び排気ポート（１０）の両方を上
方へ導出するようにしてもよい。

さらに上記実施例ではヘッドブロック（３）に燃料噴射
ノズル挿入穴（１３）を形成した直接噴射式のものにつ
いて述べたが、ヘッドブロック（３）に副室を形成し、
副室周壁に燃料噴射ノズル挿入穴（１３）を形成した副
室式ディーゼルエンジンのへ７ドブロツクを上記構成に
するようにしてもよい。この場合には副室周壁が燃料噴
射ノズル挿入穴形成部分（１７）となる。

（効　　果）本発明では、吸気ポートと排気ポートとの少なくとも一
方を上方に導出させであるので、ヘッドブロックの少な
くとも一側を広く開口させることができ、冷却風の取り
込み口を大きく形成して冷却性能を高めることができる
。

また、燃料噴射ノズル挿入穴形成部配設側を冷却風圧送
路に連通させであるので、燃料噴射ノズル挿入穴形成部
は冷却風の上流側に位置することになり、流入直後の冷
却風で燃料噴射ノズルを強力に冷却でき、燃料噴射ノズ
ルの耐久性を高めるとともに、燃焼性能を高めることが
できる。

また、吸気ポートと排気ポートのいずれか一方を上方に
導出するとともに、他方のポートを燃料噴射ノズル挿入
穴形成部を配設していない側の側面に導出するように形
成すると、動弁機構の構成を簡素化することができるう
え、各ポートの形成を容易に行える。

さらに、吸気ポートを上方に、排気ポートを燃料噴射ノ
ズル挿入穴形成部を配設していない側の側面に導出する
ように構成すると、排気ポートを強力に冷却することが
でき、燃焼背圧を小さくすることができるうえ、排気騒
音を小さくすることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は要部横断平面図
、第２図は多気筒空冷ディーゼルエンジンの中央縦断側
面図、第３図は同エンジンの一部切除正面図、第４図は
第１図のＩＶ−１’／線断面図である。３・・・ヘッドブロック、６・・・冷却ファン、８・・
・シリンダ、９・・吸気ポート、１０・・・ｔｊｌポー
ト、１１・・・吸気弁口、１２・・・排気弁口、１６・
・・冷却風圧送路、１７・・・燃料噴射ノズル挿入穴形
成部。特許出願人　　久保田鉄工株式会社第図第３図一〇Ω− 第２図第４図

Claims

【特許請求の範囲】１、複数のシリンダ（８）をクランク軸芯に沿わせて前
後に直列配置し、冷却ファン（６）で起風された冷却風
でヘッドブロック（３）を強制冷却するように構成した
多気筒エンジンにおいて、各シリンダ（８）に対応させて吸気弁口（１１）と排気
弁口（１２）とをクランク軸芯に沿う状態でヘッドブロ
ック（３）に形成し、両弁口（１１）（１２）から吸気
ポート（９）と排気ポート（１０）を連出し、両ポート
（９）（１０）間での左右一側に燃料噴射ノズル挿入穴
形成部（１７）を設けるとともに、吸気ポート（９）と
排気ポート（１０）との少なくともいずれか一方を上方
に導出し、燃料噴射ノズル挿入穴形成部（１７）の配設
側を冷却風圧送路（１６）に連通させることにより、燃
料噴射ノズル挿入穴形成部（１７）の配設側を冷却風の
入口側に形成したことを特徴とする多気筒空冷エンジン
のヘッド冷却装置２、吸気ポート（９）と排気ポート（１０）との一方の
ポートを上方に導出するとともに、燃料噴射ノズル挿入
穴形成部（１７）を配設していない側の側面に他方のポ
ートを導出した請求項１に記載の多気筒空冷エンジンの
ヘッド冷却装置３、吸気ポート（９）を上方に導出するとともに、燃料
噴射ノズル挿入穴形成部（１７）を配設していない側の
側面に排気ポート（１２）を導出した請求項２に記載の
多気筒空冷エンジンのヘッド冷却装置