JPH027719Y2 - - Google Patents

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JPH027719Y2
JPH027719Y2 JP17697484U JP17697484U JPH027719Y2 JP H027719 Y2 JPH027719 Y2 JP H027719Y2 JP 17697484 U JP17697484 U JP 17697484U JP 17697484 U JP17697484 U JP 17697484U JP H027719 Y2 JPH027719 Y2 JP H027719Y2
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protector
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、自動車リトラクタブル ヘツドラン
プ プロテクタに関する。
〈従来の技術〉 自動車リトラクタブル ヘツドランプは、第3
図に示す如く、非使用時にはボンネツト1内に収
納され、使用時のみランプリツド2が所定角度立
ち上がり、ヘツドランプがボンネツト1表面上に
顕出するものである(実開昭58−184345公報参
照)。第4図は、この種リトラクタブル ヘツド
ランプの従来例構造を示し、ランプリツド2の開
状態を実線にて、また閉状態を破線にて示す。ラ
ンプリツド2は、支点3を中心として所定角度回
動する。4は、ヘツドランプ5の収納室6を構成
するシユラウドアツパーである。ランプリツド2
後端縁の回動範囲を、矢印aで示す。通常ランプ
リツド2の閉鎖駆動時、このランプリツド2とボ
ンネツト1との間隙に指等を挟む危険性があるた
め、ボンネツト1裏面にランプリツド2後端縁に
近接して弾性表面を有するプロテクタ7が配置さ
れる。従来かかるプロテクタ7として、EPDM
等のゴム部材8に芯金9をインサート成形したも
のが知られており、このプロテクタ7は、芯金9
部分にてブラケツト10にタツピングスクリユー
11を介して固定されている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 前述のような構造を有するプロテクタ7にあつ
ては、ゴム部材8よりなるプロテクタ7の形状を
維持するため芯金9が使用されるため、重量が増
し(約240g)、プラスチツクフアスナー等の簡易
な固定手段では、強度が不十分である。それ故、
従来この固定手段としてタツピングスクリユー1
1が使用されるのであるが、プラスチツクフアス
ナーに比べて固定操作に時間がかかるという欠点
がある。
また、自動車が低速走行しているとき、あるい
は停車時において、エンジンルーム内の熱気が、
プロテクタ7下端とシユラウドアツパー4との間
隙を通つて、ラジエータ(図示せず)の前方に抜
け(矢印c)、再度ラジエータに送給されること
により、エンジンの冷却効率を低下させるという
問題がある。
さらに、雨滴が、ランプリツド2とプロテクタ
7の間隙を通つて、矢印dにて示す如くエンジン
ルームへ侵入するという問題がある。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
のであり、軽量化を図つて、その固定操作を簡易
化するとともに、熱気或いは水滴の通り抜けを阻
止するシールリツプを一体成形した自動車リトラ
クタブル ヘツドランプ プロテクタを提供する
ものである。尚、実開昭59−120639公報にも、本
考案と同様なリトラクタブル ヘツドランプにお
ける指はさみ防止用のプロテクタ(ストツパ部
材)が開示されているが、このものにおいても上
述の熱気等の通り抜けを阻止する機能はない。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案に係る自動車リトラクタブル ヘツドラ
ンプ プロテクタは、少なくとも一部に硬質部材
を含むプロテクタ本体と、該プロテクタ本体の下
端に該プロテクタ本体と一体成形された硬質部材
よりなるシールリツプとを備えてなる。
〈作用〉 プロテクタの形状を維持する硬質部材にてプロ
テクタは、ボンネツト裏面に固定される。プロテ
クタ本体下端に一体成形された硬質部材によりヘ
ツドランプ収納室とエンジンルームとは遮断さ
れ、熱気の通り抜け或いは水滴の侵入は阻止され
る。
〈実施例〉 第1図において、12は、プロテクタで、ラン
プリツド2後端縁に近接し、その回動面に対応し
た湾曲面Aを有するプロテクタ本体13、及びこ
のプロテクタ本体13下端に一体形成されたシー
ルリツプ14よりなる。プロテクタ本体13は、
その前面(図中左側表面)が、硬度約50〜60度の
軟質部材15にて、またその後面(図中右側表
面)が硬質部材16にて形成される。ここで硬質
部材15として、例えばオレフイン系TPEを、
また硬質部材16としてポリプロピレンを使用す
ることができる。17は、硬質部材16に一体形
成された腕部で、プラスチツクフアスナー18を
介して、ブラケツト10に固定される。シールリ
ツプ14は、プロテクタ本体13の下端に、硬質
部材15を延長して形成され、その先端は、シユ
ラウドアツパー4に当接する。
第2図イ,ロは、本考案に係るプロテクタ12
の製造工程を示す。まず、硬質部材16は、図イ
に示す金型19,20にて形成される。金型19
は、硬質部材14の成形金型としても兼用され、
硬質材料注入孔21及び軟質材料注入孔22を有
している。金型19,20により形成された空間
に注入孔21より加熱溶融された硬質材料例えば
前述のポリプロピレンが注入され、これが硬化し
た後、金型20は図ロに示す金型23と交換され
る。しかる後、この金型19,23にて形成され
る空間に注入孔22より、溶融状態にある軟質材
料例えばオレフイン系TPEが注入される。かく
して軟質材料は、硬質部材15との接触面におい
てこれに融着し、一体成形される。
このようにして一体成形されたプロテクタ12
は、従来と略同一の大きさであつても重量を約90
gとすることができ、プラスチツクフアスナー1
8により十分なグ強度をもつてブラケツト10に
固定することができた。
〈考案の効果〉 本考案によれば、以下のような効果が得られ
る。
プロテクタを軟質部材とこの軟質部材の形状
を維持する硬質部材にて構成し、かつ両部材を
融着等により一体成形したものであるから、従
来の芯金が不要となり、その重量を1/2以下に
抑えることが可能である。これにより、プラス
チツクフアスナーを利用したたプロテクタのワ
ンタツチ固定が可能となり、プロテクタ組付作
業の簡易化、迅速化が促進される。
プロテクタの下端に軟質部材にてシールリツ
プが一体成形されるから、このシールリツプに
よりプロテクタとシユラウドアツパーの間の間
隙が塞がれる。これによりエンジンルーム内の
熱気が上記間隙を通つて外部(ラジエータ前
方)へ洩れる惧れはない。また、ランプリツド
開放時このランプリツド後端縁とボンネツトの
間から侵入した水滴がさらにエンジンルーム側
へ侵入する惧れはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案一実施例断面図、第2図イ,
ロは、同例プロテクタの製造工程を示す断面図、
第3図は、自動車のリトラクタブル ヘツドラン
プの外観(収納状態)を示す斜視図、第4図は、
第3図A−A断面に対応する従来例断面図であ
る。 1……ボンネツト、2……ランプリツド、4…
…シユラウド アツパー、5……ヘツドランプ、
7,12……プロテクタ、8……ゴム部材、9…
…芯金、13……プロテクタ本体、14……シー
ルリツプ、15……軟質部材、16……硬質部
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車リトラクタブル ヘツドランプのランプ
    リツド後端縁に近接してボンネツト裏面に固定さ
    れ、リトラクタブル ヘツドランプの閉鎖駆動時
    上記ランプリツドとボンネツト間隙への指等の挟
    み込みを防止するプロテクタにおいて、少なくと
    も一部に硬質部材を含むプロテクタ本体と、該プ
    ロテクタ本体の下端に該プロテクタ本体と一体成
    形されるとともに、その先端がシユラウドアツパ
    ー上面に当接する硬質部材よりなるシールリツプ
    とを備えたことを特徴とする自動車リトラクタブ
    ル ヘツドランプ プロテクタ。
JP17697484U 1984-11-20 1984-11-20 Expired JPH027719Y2 (ja)

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JPS63173833A (ja) * 1987-01-12 1988-07-18 Daikyo Kk ガスケット部付き合成樹脂製カバーの製造法
JP6261868B2 (ja) * 2013-02-12 2018-01-17 株式会社東海理化電機製作所 車両用ミラー装置

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