JPH0276512A

JPH0276512A - コンバインの穀稈掻込装置

Info

Publication number: JPH0276512A
Application number: JP22710588A
Authority: JP
Inventors: Eiji Shinozaki; 栄治篠崎
Original assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Current assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date: 1988-09-09
Filing date: 1988-09-09
Publication date: 1990-03-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、コンバインの穀稈掻込装置に関する。

従来の技術刈取装置の上方にあって前方の穀稈を係合して後方へ掻
込む掻込リールをこの刈取装置に対して昇降自在に設け
ると共に、刈取装置を車体に対して昇降自在に設ける形
態のコンバインにあって、刈取作業時には掻込リールを
穀稈に対する適正掻込作用位置へ昇降操作し、刈取行程
の終端における回向時には、この掻込リールを下降させ
て刈取穀（Ｉが刈取装置からこぼれ落ちないように掻込
リールを下降操作していた。

発明が解決しようとする課題従って、刈取作業中において穀稈が倒伏しているときは
、車速を遅くする変速操作と、この倒伏穀稈に対する適
正掻込作用位置へ掻込リールを下降操作する必要があり
、又、刈取端部の回向時においては、車速を遅くする変
速操作、刈取装置を車体に対して上昇させる刈取装置の
上げ操作、掻込リールの下降操作、及び車体の回向操作
を行う必要があり、これら一連の操作が煩雑であった。

そこでこの発明は、車速が減速すると掻込り−ルを下降
し、増速すると上昇復帰するように制御して、この掻込
リールの昇降操作を自動的に、かつ適確に行うことを目
的とする。

課題を解決するための手段この発明は、車体（１）に対して昇降自在の刈取装置（
２）の上方にあって穀稈を係合して後方へ掻込む掻込リ
ール（３）を該刈取装置（２）に対して昇降自在に設け
、該車体（１）の走行速度を検出する車速センサ（４）
の検出結果にもとずいて、この走行速度が減速すると該
掻込リール（３）を下降し、増速すると上昇復帰するよ
うにＲ降制御する昇降制御装置（５）を設けてなるコン
バインの穀稈掻込装置の構成とする。

発明の作用、および効果刈取装置（２）を車体（１）に対して下降して所定の刈
高さ位置とし、掻込リール（３）は穀稈に対して適正な
掻込作用位置へ昇降して、回転しながら前方の穀稈を係
合して後方へ掻込み、刈取装置（２）で刈取作業が行わ
れる。

この刈取作業中において、車体（１）の走行速度が車速
センサ（４）によって検出される。

刈取作業中に穀稈が倒伏しているときには、車速を遅く
して刈取作業が行われるが、この４！速か減速したこと
ば車速センサ（４）によって検出され、昇降制御装置（
５）が作動して掻込リール（３）は刈取装置（２）に対
して下降制御されて、適正に穀稈に掻込作用して倒伏穀
稈を引起し、刈取作業が行われる。

倒法穀手すが、なくなって車速を増速すると、この車速
が増速したことを車速センサ（４）が検出し、昇降制御
装置（５）によって掻込リール（３）は元の高さへ上昇
復帰され、穀稈の掻込みが行われる。

刈取端部において車体（１）を次の刈取行程へ回向する
とき、刈取が終って車速を減速するとこの車速が減速し
たことを車速センサ（４）が検出し、昇降制御装置（５
）によって掻込リール（３）は下降される。この掻込リ
ール（３）で刈取穀稈を係合して刈取装置（２）からの
刈取穀稈のこぼれが防止され、車体（１）は回向される
。回向が終って車体（１）を増速すると掻込リール（３
）は元の高さにＬ昇復帰され、穀稈の掻込みが行われる
。

このように走行速度が減速すると掻込リール（３）を下
降し、増速するとｋ　Ｉｔするようにｙ降制御装置（５
）によって昇降制御するものであるから、この走行速度
の変化を適正な所定範囲とすることによって、刈取走行
時における負荷変動による速度の変化には関係なぐ、穀
稈が倒伏している場合や回向時等において、走行速度が
所定範囲以上に増減速されたときに掻込リール（３）を
Ａ降制御できるから、この掻込リール（３）のＡ降操作
を忘れることなく、自動的にかつ適確にＡ降制御するこ
とができる。

実施例なお、回倒において、コンバインは左右走行装置（６）
を有した車体（１）上に、扱胴及び選別装置等を備えた
脱穀装置（７）を搭載し、前部に刈取装置（２）を眉降
シリンダ（８）−２の油圧操作によって昇降自在に設け
ている。又、該車体（１）」二の脱穀装置（７）の横側
に穀粒タンク（９）を設け、この前側に操縦席を内装す
るキャビン（１０）を設け、該穀粒タンク（９）内の穀
粒を機外へ排出する排出オーガ（１１）を方向回動自在
に設けた構成としている。

刈取装置（２）は、先端部左右に分草体（１２）を分草
杆（１３）に支持させて設け、これら左右の分草杆（１
３）の間に亘って下部に刈刃装置（１４）を設けている
。

刈刃装置（１４）の後方には、この刈刃装置（１４）で
刈取られた穀稈を掻込集送するオーガ（１５）を左右の
分草板壁（１Ｂ）の間に軸架して設け、このオーガ（１
５）の後方に該オーガ（１５）で掻込集送された刈取穀
稈を受継して後方の脱穀装置（７）へ搬送する搬゛送装
置（２２）を設けている。

刈刃装置（１４）の前部上方に、この刈取幅方向に沿う
リール軸（１７）回りに回転しなから穀稈を係合して後
方へ掻込む掻込タイン（１８）を回転周部に配設した掻
込リール（３）を設けている。

該掻込リール（３）は、搬送装置（２２）を内装する搬
送ケース（１９）に対して基部を支軸（２ｏ）回りに回
動自在に枢着された左右支持アーム（２１）に支持され
て設けられ、該−側の支持アーム（２１）と分草板壁（
１Ｂ）との間に油圧シリンダ（２３）を設けて、この油
圧シリンダ（２３）の伸縮によって掻込リール（３）が
支軸（２０）回りに昇降自在の構成としている。該支持
アーム（２１）の回動角を検出する角度センサ（２８）
を設けている。

左右走行装置（６）は原動機側から伝動される油圧無段
変速装置によって前後進に無段変速される構成で、この
左右走行装置（６）への伝動経路に走行速度を検出する
車速センサ（４）を設けている。

キャビン（ｌＯ）内には、該油圧無段変速装置を前後進
に変速操作する変速レバー（２４）を設け、前記掻込リ
ール（３）の油圧シリンダ（２３）の電磁弁（２７）を
電磁的に切換作動させるト下レバー（２５）を設けてい
る。又、該掻込リール（３）が最下限位置へ下降すると
当接してＯＦＦとなる下限スイッチ（２８）を設けてい
る。

第１図は制御ブロック図で、ＣＰＵ、メモリ、及び入出
力回路を備えた昇降制御装置（５）に対して、掻込リー
ル（３）を昇降させる上下レバー（２５）の操作情報、
角度センサ（２Ｂ）　、下限スイッチ（２６）及び車速
センサ（４）の検出情報が入力されると、該昇降制御装
置（５）から油圧シリンダ（２３）の電磁弁（２７）の
上昇、又は下降ソレノイドへ出力されて油圧シリンダ（
２３）を伸縮制御するよう構成している。

原動機の駆動によって刈取装置（２）及び脱穀装置（７
）へ伝動して、変速レバー（２４）を前進変速操作し、
走行装置（６）へ伝動すると車体（１）が走行する。刈
取装置（２）を所定の刈高さ位置へ下降し、−Ｌ下レバ
ー（２５）を下げ操作して掻込リール（３）を適正掻込
作用位置へ下降すると、穀稈は回転する掻込リール（３
）の掻込タイン（１８）によって後方の左右分草板壁（
１６）内へ掻込まれ、刈刃装置（１４）で刈取られて、
この刈取られた穀稈はオーガ（１５）によって掻込み集
送され、搬送装置（２２）で脱穀装置（７）へ搬送供給
されて脱穀処理される。

このコンバイン作業中において、走行速度は車速センサ
（４）によって検出されて昇降制御装置（５）へ入力さ
れ、又、掻込リール（３）の高さ位置は角度センサ（２
８）で検出される。穀稈が倒伏しているときは走行速度
を減速して刈取作業が行われるが、この走行速度が所定
範囲量ｌ−減速したことを昇降制御装置（５）によって
検出されると、電磁弁（２７）の下降ソレノイドへ出力
されて油圧シリンダ（２３）を縮小し、掻込リール（３
）は下限スイッチ（２６）に当接する位置迄下降される
。従って掻込リール（３）の掻込タイン（１８）によっ
て倒伏穀稈が引起されて適確に穀稈を刈地ることかでき
る。

その後、走行速度が所定範囲以上増速しぢことを昇降制
御装置（５）が検出すると、電磁弁（２７）の上昇ソレ
ノイドへ出力して油圧シリンダ（２３）を伸長して、掻
込リール（３）は角度センサ（２８）で検出されて昇降
制御装置（５）に記憶された元の高さ位置へ上昇復帰さ
れる。

刈取終端部における回向時には、穀稈を刈終って刈取装
置（２）を車体（１）に対して１昇させ、走行速度を減
速すると、掻込リール（３）は下限位置へ下降されるか
ら刈取穀稈がこぼれ落ちることなく、車体（１）の回向
操作を行うことができ、回向を終えて次の刈取条列に沿
って刈取装置（２）を下降して走行速度を増速すると、
掻込リール（３）は元の設定高さ位置へ上昇復帰され４
従って回向時において、上下レバー（２５）による掻込
リール（３）の昇降操作を必要としないで、昇降制御装
置（５）によって自動でしかも適確に掻込リール（３）
の昇降が制御されるから、レバー操作を簡単にすること
ができる。

走行速度の変化の所定範囲を適正に決めることによって
、コンバイン作業中における負荷変動による車速の変化
等には関係なく、昇降制御装置（５）によって適確に掻
込リール（３）を昇降制御することができる。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の一実施例を示すもので、第１図は制御
ブロック図、第２図はコンバインの側面図である。図中、符号（１）は重体、（２）は刈取装置。（３）は掻込リール、（４）は車速センサ、（５）は昇
降制御装置を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

車体（１）に対して昇降自在の刈取装置（２）の上方に
あって穀稈を係合して後方へ掻込む掻込リール（３）を
該刈取装置（２）に対して昇降自在に設け、該車体（１
）の走行速度を検出する車速センサ（４）の検出結果に
もとずいて、この走行速度が減速すると該掻込リール（
３）を下降し、増速すると上昇復帰するように昇降制御
する昇降制御装置（５）を設けてなるコンバインの穀稈
掻込装置。