JPH0275472A - アーク溶接用電極チップの先端形状 - Google Patents

アーク溶接用電極チップの先端形状

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JPH0275472A
JPH0275472A JP22469988A JP22469988A JPH0275472A JP H0275472 A JPH0275472 A JP H0275472A JP 22469988 A JP22469988 A JP 22469988A JP 22469988 A JP22469988 A JP 22469988A JP H0275472 A JPH0275472 A JP H0275472A
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JP
Japan
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tip
chip
wire
electrode
spatters
Prior art date
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Pending
Application number
JP22469988A
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English (en)
Inventor
Minoru Kawahara
河原 稔
Hiroyasu Shiozu
塩津 弘康
Akinori Motojima
本嶋 明典
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、アーク溶接用電極チップの先端形状に関し、
特に、スパッターがチップ先端面に付着しにくい形状と
して寿命を伸ばすことができるアーク溶接用電極チップ
の先端形状に関する。
従来の技術 アーク溶接法は最も汎用的な溶接法であり、溶接局所の
シールド法の違いなどによって類別される。そこで、消
耗電極式ガスシールドアーク溶接法を第9図及び第10
図に基づいて説明すると、この溶接法はアルゴン(Ar
)や炭酸ガス(CO,)などのシールドガス中でアーク
を発生させて溶接するもので、中空円筒状のトーチll
内に配設された電極チップ1′の中心部を貫通するワイ
ヤ送給路2によって導かれてチップ先端面3から突出し
たワイヤ12を陽極とし、母材13を陰極としてトーチ
ll先端から矢印で示したシールドガス14を溶接部に
供給しながら破線で示したアーク15を発生させて溶接
する。ワイヤ送給路2内をワイヤ送給ローラ16によっ
て送給されるワイヤ12への電極チップ1′からの給電
は、ワイヤ送給路2の内壁とワイヤ12の外壁とが接触
してなされ、従って、ワイヤ送給路2の直径り、はワイ
ヤ12の直径dよりやや大きい程度で、たとえばd=1
.2xmのワイヤに対してはチップ1′を使用している
。そして、電極チップ1′の先端部は熱容量を確保する
ための肉厚を大きくとることに力点がおかれており、た
とえばd=1.2xmのワイヤに対しては通常チップ先
端面直径D1が6〜8jIjIの電極チップを使用して
いる。
なお、第1O図に示したように従来のアーク溶接用電極
チップの先端形状では、ワイヤ送給路2の開口部外周側
に広い平坦面が形成されており、電極チップ1′の先端
直径D0はチップ先端面直径D1と一致している。
上述したアーク溶接用電極チップの先端形状によれば、
先端部の熱容量が大きいためアーク熱を受けても高温に
なりにくく、先端部が高温となって軟化するまでの時間
が長くなる。このため、送給されるワイヤ12と接触し
ているワイヤ送給路2の直径り、が摩耗によって拡大し
、ワイヤ12の先ぶれが大きくなって導通不良や溶接不
良を発生するまでの時間、すなわち電極チップ1′の寿
命は長くなる。なお、d=1.2zgのワイヤに使用さ
れるワイヤ送給路2の直径は通常D*= 1.3xgか
ら1.5xm程度まで摩耗拡大して寿命となる。
発明が解決しようとする課題 ところで、電極チップの寿命は、前述したワイヤ送給路
の摩耗拡大に加えてスパッター付着の影響を強く受けて
いる。発明者の試験によれば、ワイヤ送給路が摩耗拡大
して寿命となる前に、アーク移行中に発生したスパッタ
ーがチップ先端面を直撃して付着し、ワイヤ送給路から
供給されたワイヤとチップ先端面とがチプ先端面に付着
したスパッターを介して溶着してワイヤ送給不良となる
ことが確認されている。これは、従来の電極チップの先
端形状が、先端部の肉厚を大きくすることによって熱吸
収量を確保し、先端部の軟化を防ぐことに力点をおいた
ためで、結果的に平坦面の広いチップ先端面が形成され
ていた。このため、発生したスパッターは広いチップ先
端面の外周側から付着を始めて徐々に内側へ進み、最初
に付着したスパッターの上に徐々に積って大きな塊に成
長する。そして、ついにはワイヤとチップ先端面とが大
きな塊に成長したスパッターを介して溶着してしまい、
ワイヤ送給不良となって電極チップを交換していた。
そこで、本発明は、チップ先端面にスパッターが付着し
にくいアーク溶接用電極チップの先端形状を開発し、電
極チップの寿命を大巾にのばすことを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、前述の課題を解決するもので、中心部を貫通
するワイヤ送給路が円形のチップ先端面に開口している
アーク溶接用電極チップの先端形状において、前記チッ
プ先端面の直径をワイヤ直径の1.5〜1.9倍の範囲
に設定すると共に、前記チップ先端面の外周側にスパッ
ターがはね返される角度の傾斜面を形成したことを特徴
とするアーク溶接用電極チップの先端形状である。
作用 前述の手段によれば、チップ先端面の平坦部は狭くなり
、しかも、その外周側にはスパッターをはね返す角度の
傾斜面が形成されている。このため、広い平坦部を有す
る従来のチップ先端面の外周側から付着を始めて成長し
ていたスパッターは、平坦なチップ先端面ではなく傾斜
面に当ってはね返されることになり、付着・成長がしに
くくなる。
実施例 本発明の一実施例を第1図ないし第8図に基づいて説明
すると、略円柱状の電極チップ1には中心を貫通させて
ワイヤ送給路2を設けてあり、その一端は円形のチップ
先端面3に開口している。
このチップ先端面3の外周側には破線で示したチップ先
端の角部4を面取りしてスパッターがはね返る角度の傾
斜面5を形成してあり、電極チップ1の面取り前の先端
直径をり。、チップ先端面3の直径をり8、ワイヤ送給
路2の直径をり2、図示省略のワイヤ直径をd1傾斜面
5の角度をαとすると、各種試験の結果、ワイヤ直径d
に対するチップ先端面直径り、の最適直径比R(D 、
/d)を1.5ないし1.9の範囲とし、かつ傾斜面5
の角度αを45度とした電極チップの先端形状が最も長
寿命となる。
ところで、前述したように電極チップlの寿命はワイヤ
送給路2の摩耗による直径拡大やチップ先端部へのスパ
ッター付着によって短かくなる。
そこで、スパッターの付着がない場合の最適先端形状を
知るために、Do=6mm、D+=2xx、D。
=1.3amの電極チップの傾斜面角度αを変化させ、
スパッターを除去しなからd =1.21JIのワイヤ
を送給して溶接し、第2a図及び第2b図に示す如く、
1.3amのワイヤ送給路直径り、が楕円長軸り、′−
1,5xxに摩耗拡大するまでのワイヤ通過長りを測定
して第3図に示している。この試験結果によれば、傾斜
面角度αが小さい程ワイヤ通過長しは長くなっており、
すなわち、電極チップlの寿命は傾斜面角度αが小さい
程長いことを示している。
次に、D o= 6 zx、 D t= 1.3jlx
 、α=45度の電極チップの゛先端面直径D1を変化
させて同様の測定を行うと、第4図に示す如く、Dlが
大きい程電極チップ1の寿命は長くなっている。これら
第3図及び第4図の試験結果からは、チップ先端部の肉
厚が大きい程熱吸収量も大となり、高温となって軟化す
るまでの時間を要して寿命が長くなっていることが分か
る。しかし、スパッターの除去をやめて同様の試験をす
ると、第5図に示す如く、傾斜面角度αは45度、チッ
プ先端面直径り、は2Hの場合のワイヤ通過長しが最も
長く、寿命の長いアーク溶接用電極チップの先端形状で
あることを示している。しかも、この場合のワイヤ通過
長りは、いずれの試験結果を見てもスパッターを除去し
ながら試験した第3図及び第4図の値より短くなってお
り、このことは、ワイヤ送給路2の直径り、が摩耗拡大
して寿命に至る以萌にスパッター付着に起因するワイヤ
とチップ先端との溶着が生じていることを示している。
最後に、ワイヤ直径dとチップ先端面直径D1との最適
直径比Rを試験によって定める。第6図は通常使用され
ている4種類のワイヤ直径dに適用可能なチップ先端面
直径DIをO印で示してあり、各々5回の試験の平均値
をワイヤ通過長しとして第7図に示している。この試験
結果に基づいて、4種類のワイヤ直径dごとにワイヤ通
過iLが最大となったチップ先端面直径を最適チップ先
端面直径り、とじ、最適直径比R1すなわちD 、/d
を計算して第8図に示しである。この結果、最適直径比
Rが1.5すいし1.9の範囲でかつ傾斜面角度αが4
5度の電極チップ先端形状とすれば、寿命の長い電極チ
ップとなる。
上述した電極チップの先端形状によれば、チップ先端部
の肉厚は従来に比べてかなり薄くなり、熱容量も低下し
ている。しかし、第5図に示した試験結果からも明らか
なように、実際には摩耗による寿命に至る前にスパッタ
ー付着に起因するワイヤとチップ先端面との溶着が発生
しており、電極チッ・ブの寿命をのばすためにはスパッ
タ一対策が重要であることが分かる。そして、チップ先
端部へのスパッター付着は、外周部から始まって徐々に
内側へ進み、最初に付着したスパッターの上に徐々に積
りで大きな塊に成長することが知られているが、本発明
による電極チップの先端形状はこのようなスパッターの
付着特性を考慮し、チップ先端面3の直径D1を極力小
さくして最適直径比Rを1.5ないし1.9の範囲にす
ると共に、チップ先端面3の外周側にスパッターをはね
返して付着しにくい角度、好適には45度の角度の傾斜
面5を形成してスパッター付着による電極チップの寿命
低下を防止している。なお、本発明による電極チップの
先端形状をガスシールドアーク溶接法に適用した場合に
は、傾斜部5がシールドガスのガス流によって効果的に
冷却されるため、肉厚の大きい従来形状の電極チップと
比較してワイヤ送給路2の耐摩耗性に大差のない試験結
果が得られた。
発明の効果 前述の本発明によれば、電極チップの先端部にスパッタ
ーが付着しにくくなり、ワイヤとチップ先端部とが成長
したスパッターを介して溶着するワイヤ送給不良に至る
までのワイヤ通過長が長くなり、電極チップの寿命が大
巾に向上する。このことは第5図に示した試験結果から
も明らかで、傾斜面角度αが45度でしかもチップ先端
面直径り、が2wytの本発明による電極チップのワイ
ヤ通過長しが約70!であるのに対して、実質的に従来
例と同じ先端形状である傾斜面角度αが0度の電極チッ
プではワイヤ通過長しが約42mとなっており、2倍に
近い寿命の向上が確認されている。なお、スパッターの
付着はパイプなどの上向溶接時に特に発生しやすく、従
って、本発明による電極チップの先端形状を上向溶接に
適用すればより一層の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による電極チップの先端形状を示す断面
図、第2a図及び第2b図は第1図のU−■線に沿って
見た図で、第2a図は摩耗前のワイヤ送給路を示す図、
第2b図は摩耗拡大したワイヤ送給路を示す図、第3図
及び第4図はスパッターを除去しながら溶接した場合に
1.3ixのワイヤ送給口直径り、が1.5zxの楕円
長軸り、′に摩耗拡大するまでのワイヤ通過長りを示し
、第3図は傾斜面角度αを変化させた場合を示す図、第
4図はチップ先端面直径り、を変化させた場合を示す図
、第5図はスパッター除去をやめて溶接した場合に1 
、3zxのワイヤ送給口直径り、が1,5xxの楕円長
軸り、′に摩耗拡大した時のワイヤ通過長りを示す図、
第6図はワイヤ直径dに対して適用可能なチップ先端面
直径DIを示した図、第7図はスパッター除去やめた場
合のチップ先端面直径D1とワイヤ通過長しとの関係を
ワイヤ直径dごとに示した図、第8図はワイヤ直径dご
とに最適直径比Rを計算して示した図、第9図は消耗電
極式ガスシールドアーク溶接法の概要を示す図、第10
図は従来の電極チップの先端形状を示す断面図である。 l・・電極チップ、2・・ワイヤ送給路、3・第4図 第2α図    第2b図 第3図 第4図 第5図 第す図 第7図 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  中心部を貫通するワイヤ送給路が円形のチップ先端面
    に開口しているアーク溶接用電極チップの先端形状にお
    いて、前記チップ先端面の直径をワイヤ直径の1.5〜
    1.9倍の範囲に設定すると共に、前記チップ先端面の
    外周側にスパッターがはね返される角度の傾斜面を形成
    したことを特徴とするアーク溶接用電極チップの先端形
    状。
JP22469988A 1988-09-09 1988-09-09 アーク溶接用電極チップの先端形状 Pending JPH0275472A (ja)

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