JPH0270539A - 警報線付トロリ線 - Google Patents

警報線付トロリ線

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JPH0270539A
JPH0270539A JP22423888A JP22423888A JPH0270539A JP H0270539 A JPH0270539 A JP H0270539A JP 22423888 A JP22423888 A JP 22423888A JP 22423888 A JP22423888 A JP 22423888A JP H0270539 A JPH0270539 A JP H0270539A
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JP
Japan
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wire
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alarm
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contact wire
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Pending
Application number
JP22423888A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Tominaga
晴夫 冨永
Teruyuki Takayama
高山 輝之
Akito Kurosaka
昭人 黒坂
Kazuhiko Tomomatsu
友松 和彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本・発明は電車のパンタグラフ等が摺動し、このパンタ
グラフに給電するトロリ線に関し、特に、その摩耗を監
視するための警報線を備えた警報線付トロリ線に関する
[従来の技術] 従来のトロリ線はアーク放電又はパンダグラフの摺動に
より摩耗が進行してその取換えを要する時期になっても
その交換の必要性を知らせる機能を有しないか、又はト
ロリ線が断線したときに始めてその断線の位置を検知す
る警報線を設けたものであった。
このように、トロリ線が交換時期を知らせる機能を有し
ないため、電車線の摩耗状況を管理するためには、トロ
リ線のパンタグラフとの摺動面に光をあて、その反射光
の幅を光の明暗から検出するビデオセンサーといわれる
検出器を列車に据え付け、深夜電車の運行がないときに
、この列車を走行させて反射面の幅を測定することによ
り、摩耗状況を検知していた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述の如く、ビデオセンサーによりトロ
リ線の摺動面からの反射光の幅を検出して摩耗を監視す
る方法は摩耗状況を常に監視・測定するための人員及び
設備を必要とするため、その作業が煩雑でコストが高い
という欠点を有する。
また、トロリ線の断線位置を検知する警報線を備えてい
ても、断線してからその位置が検出されるものであるた
め、運行停止により乗客へ迷惑をかけることは避けられ
ないという難点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
トロリ線本体の摩耗の状況を人間の視覚にたよらず検出
することができ、断線前にその交換を可能とする警報線
付トロリ線を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る警報線付トロリ線は、その周方向の1又は
複数の所定位置にその長手方向に沿って形成された凹所
を有するトロリ線本体と、絶縁層を介して銅又は銅合金
の被覆部に囲まれており前記凹所内に埋設されて固定さ
れた警報線と、を有することを特徴とする。
[作用] 本発明においては、警報線が絶縁層を介して銅又は銅合
金の被覆部に囲まれており、このような複合構造を有し
た状態でトロリ線本体の凹所内に埋設されて固定されて
いる。
このため、トロリ線本体の摩耗が進行してその所謂大弧
面側の摺動面が前記凹所内まで到達すると、この凹所内
に埋設された警報線を覆う銅又は銅合金被覆部及び絶縁
層が摩耗し、やがて警報線が露出する。そうすると、パ
ンダグラフを介して警報線とトロリ線本体とが導通する
。そこで、この警報線とトロリ線本体との導通を監視し
ていれば、その導通の検知によりトロリ線本体の摩耗が
前記凹所の配設位置まで到達したことが検出される。そ
こで、トロリ線を新しいものと交換すればよい。
警報線は銅又は銅合金の被覆層に囲まれているから、通
常、銅又は銅合金でつくられるトロリ線本体との接触部
において、異種金属の接触に起因して発生する腐食は回
避される。
[実施例] 以下、本発明の実施例について添付の図面を参照して説
明する。
第1図は本発明の実施例に係るトロリ線を示す断面図で
ある。トロリ線本体1は上方に偏った位置の2カ所にト
ロリ線本体1の長手方向に延長する溝部2が設けられて
おり、この溝部2を介して圧着スリーブにより握持する
ことによりトロリ線本体1を架設する。
一方、トロリ線本体1の周方向に離隔し、水平方向に対
向する2カ所の位置には、凹所3がトロリ線本体1の長
手方向に沿って形成されている。
、二のトロリ線本体1は、銅線、銅合金線又は銅若しく
は銅合金の層で鋼線芯材を被覆した複合線である。
警報線5はNi線等の導電性線材で成形されており、こ
の警報線5を絶縁被膜(図示せず)を介して銅又は銅合
金からなる被覆部6により被覆して構成される複合線4
がトロリ線本体1の凹所3内に嵌め込まれている。そし
て、この複合線4は溶接付け7によりトロリ線本体1に
固定され、凹所3内に埋設されている。
銅又は銅合金の被覆部6は、管材であってもよいし、層
状のものであってもよい。また、この被覆部6と警報線
5との間には絶縁被膜が介装されている。この絶縁被膜
は、複合線4をトロリ線本体1に固定するための溶接に
よる熱で溶融してしまうことがない材料で形成する。ま
た、電車走行時のスパークにより発生する熱によっても
絶縁が破壊されない材料で絶縁被膜を形成することが好
ましい、このような絶縁被膜用材料としては、例えば、
無機絶縁材料若しくは耐熱性を有するプラスチック材料
又は雲母テープ等がある。
警報線5の端末においては、警報線5がトロリ線本体か
ら分離され、外部に導出されている。トロリ線は張力を
印加して架設するなめ、その両端末部には引留め金具と
いわれる圧着スリーブが取り付けられている。そして、
トロリ線の一端側は圧着スリーブを介して固定されてお
り、他端側には、輪車といわれる輪軸を応用した張力付
加機構が同様に圧着スリーブを介して取付けられている
このため、警報線5はこのトロリ線の圧着スリーブ取付
位置よりも若干中央側の位置でトロリ線本体1から分離
され、導通を監視する監視装置に導出されて接続される
上述の如く構成された警報線付トロリ線は、警報線5を
含む複合線4が凹所3内に埋設されているから、従来の
トロリ線の断面形状と実質的に同一の断面形状を有する
。即ち、警報線5はトロリ線本体1の周面から外部に突
出することなくトロリ線本体1に縦添えされている。従
って、このトロリ線の製造後にこれをドラムに巻き取る
際に、警報線5が邪魔をすることがなく、その断線も防
止される。
また、このトロリ線は溝部2を介して圧着スリーブによ
り握持することにより張架される。この場合に、複合線
4はその外面に被覆部6の銅又は銅合金が存在するから
、複合線4とトロリ線本体1とは同種金属同士の接触と
なるので、その使用の過・程で異種金属の接触に起因す
る腐食が発生することが回避される。
而して、トロリ線の架設後、この警報線5の端末部は監
視装置に接続され、警報線5とトロリ線本体1との間の
導通発生が監視装置により監視される。この場合に、ト
ロリ線本体1の摩耗によりこの摺動面(大弧面側)が上
昇してきて凹所3に到達し、更に、摩耗が進行すると、
やがては凹所3内の警報線5の絶縁被膜が除去され、警
報線5が露出する。そうすると、警報線5とトロリ線本
体1との間がパンダグラフを介して導通するので監視装
置によりこの警報線5とトロリ線本体1との導通が検出
される。これにより、トロリ線本体1の摩耗が凹所3内
にまで到達したことが検出されるので、このときに、ト
ロリ線を新しいものと交換すればよい。
上述から明らかであるが、凹所3はトロリ線の摩耗限界
点の位置又はこれよりも若干下方、即ち、摺動面側の位
置に設けることが好ましい。
また、警報線5はトロリ線本体1の周方向の1カ所では
なく、水平方向に対向する2カ所に設けることが好まし
い。トロリ線はその摺動面を水平にして摩耗していくば
かりではなく、電車線のカーブ等の位置では、トロリ線
の片減りが多発するからである。
次に、本発明の実施例に係るトロリ線を製造し、その特
性を調べた結果について説明する。
全長10mのトロリ線本体の両端末の1mづつの部分に
、鋼管対の直径が2朋のセラミック絶縁電線(芯線は0
.2龍径のNi線、被覆外径は1mm )をハンダ付け
した。この全長10mの電車線における中央部8mの部
分は鋼管を20cmおきに点付けした。セラミックス絶
縁電線の端末は架線前にハンダを溶かし、警報線として
取出してトロリ線との間で導通があった場合に警報が出
るようにシステム構築した。そして、自然環境条件下で
腐食による劣化の程度も見ながら摩耗試験を行った。そ
の結果、警報線の方は摩耗限界に達したところで予想通
りの警報を発し、腐食の方は4年経過しても、警報線を
囲む鋼管又は銅被覆が腐食して警報線が垂れ下がるとい
う事態には至らなかった。
[発明の効果コ 以上説明したように、摩耗限界点又はその直前で露出す
るように警報線が埋め込まれているので、ビデオセンサ
等による事前の測定なしにトロリ線の交換時期を予知で
きる。
また、凹所に警報線が収納されているので、トロリ線の
完成品をドラムに巻込み、又は完成品をドラムから引出
すときに警報線を傷めて断線させてしまうことがない。
更に、警報線は、銅又は銅合金の被覆部に囲まれ、この
被覆部が銅系トロリ線に接して溶接されているので、異
種金属の接触に起因する腐食が抑制されて耐食性が優れ
ている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る警報線付トロリ線を示す
断面図である。 1;トロリ線本体、2;溝部、3;凹所、5;警報線、 6 ; 被覆部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)その周方向の1又は複数の所定位置にその長手方
    向に沿って形成された凹所を有するトロリ線本体と、絶
    縁層を介して銅又は銅合金の被覆部に囲まれており前記
    凹所内に埋設されて固定された警報線と、を有すること
    を特徴とする警報線付トロリ線。
  2. (2)前記凹所は前記トロリ線本体の摩耗限界点又はそ
    れよりも若干摺動面側の位置に設けれらていることを特
    徴とする請求項1に記載の警報線付トロリ線。
  3. (3)前記警報線はその端末において前記凹所から分離
    され、警報線とトロリ線本体との導通を電気的に監視す
    る監視装置に接続されることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の警報線付トロリ線。
JP22423888A 1988-09-07 1988-09-07 警報線付トロリ線 Pending JPH0270539A (ja)

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