JPH0270443A - インク容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、インクジェット記録装置に装備するインク容
器に関する。

従来のインクジェット記録装置、とシわけインクジェッ
ト方式のプリンター等に於ては、インクの補充の簡便さ
からカートリッジ式のインク容器が、多く用いられてい
る。このカートリッジ式のインク容器を用いた場合には
、インクの補充が容器の交換だけで出来ることや補充量
の判断が不要であること、及び補充に際してのインクに
よる汚染がほとんど起きないこと等の利点がある。

その反面では、このカートリッジ式の容器を用いる場合
には、これと容器内のインクをインクジェットヘッドに
供給するための供給路との結合を行なう（・−・一般に
は、針を用−て行なう）ことが必要になるが、特に、記
録装置全体が持ち運びされ九り、過って転倒されたとき
、或は、結合を解いたときに前記結合部からインクが漏
れ出易いと言う不都合があった。

本発明の目的は、この様な従来の欠点を除去シ、インク
ジェットヘッドへのインク供給が安全にして確実に為さ
れる、所謂、カートリッジ式のインク容器を提供するこ
とにある。

斯かる目的を達成した本発明のインク容器は、インクを
貯溜する容器と、この容器内のインクを外部へ導出する
ための導出管とを有し、剛性リングを環装した封止用弾
性部材に前記導出管の外方端部を挿着することによシ前
記容器を封止したことを特徴とする。

以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。

第１図（ａ）及び第１図中）によって本発明インク容器
の一実施例を説明するが、第１図（ａ）　ｄ、インク容
器の平面図、第１図中）はその一部破断側面図である。

ここで、符号１０は２層構造の高分子フィルム、例えば
ポリエチレンフィルム上にナイロンを被着して形成した
１枚のフィルムを、折シ曲げて重ね合せ、その周囲の３
辺（１０ｘ、１０ｙ、１０ｚ）’に熱溶着等によシ接合
して形成しに袋状容器である。

３辺の接合面のうち１辺１０Ｘの接合面には、容器１０
内部のインクを外部へ導出するためのインク導出管１１
を挿着する。符号１２はゴム等の弾性体の成形品からな
る段付円柱形状の結合部材で、その大径部１５内には空
所１４を設け、この空所１４から小径部１３の端面に通
じる小孔１６をあける。袋状容器１０ｉＣ挿着したイン
ク導出管１１の一端をこの小孔１Ｇから空所１４に押入
して固着する。

そして、結合部材１２の外方端部１７により容器１０の
内部のインクが封止される。

尚、この外方端部１７には金属製の剛性リング１８が環
装してあって、その弾性体部分１９がこのリング１８に
よって若干、緊縮されるようになっている。

ところで、前述のとおり、結合部材１２Ｖ！、、ゴム等
の弾性体の成形品であるが、本発明に於ては、これをそ
の圧縮永久ひずみ〔・・・ＪＩＳ％に６３０１−１９７
５に従って測定した値〕が１０％（７０±Ｉ　Ｃ／２２
時間）以下の範囲となるゴムによシ構成するのがとりわ
け有効である。そして、ここに適用されるゴムとしては
、シリコーンゴム、ウレタンゴム、塩素化ポリエチレン
、エピクロルヒドリンゴム、ニトリルゴム（ＮＢＦＬ）
、イソ７’ｌ／ンゴム、ブタジェンゴム、クロログレン
ゴム、フッ素ゴム等を挙げることができる。中でも、シ
リコーンゴムは、弾性復元力に富み、後に詳述される針
等：（よ、６刺し孔の密閉度及び抜き孔の閉塞性に於て
非常に優れており、且つ、インク溶媒に対する耐性にも
優れているので最適なものである。

本発明の実施例では、東し・シリコーン５Ｈ８４１Ｕ（
商品名；シリコーンゴム）１−用いて最良の結果を得る
ことができた。

第２図は、紙上のように構成したインク容器を装備する
インクジェット記録装置の一例全示し、ここで、２０ｔ
−！記録ヘッドで、キャリッジ２１上に固着される。キ
ャリッジ２１はシャフト２２に沿って移動可能に取付け
られて、キャリッジ駆動モータ（図示せず）の制御の下
にシャフト２２に沿って往復移動する。記録ヘッド２０
のノズル２０Ａと反対側端部に跋可撓性インク供給路２
３°の一端を接続する。可撓性インク供給路２３の他端
を、インクジェット記録装置の基台２４て固着されたジ
ヨイント２５の一端に挿着する。ジヨイント２５の他端
には針状管路２６を挿着し、ジヨイント２５の内部て設
けた通路２７を介して両管路２３と２６とを連通させる
。

ここで、第１図（ａ）及び第１図中）に示した本発明に
よる偏平袋状インク容器を基台２４上に載置して図示矢
印の方向へ動かして、その結合部材１２を針状管路２６
に押圧して、針状管路２６を結合部材１２に貫入させ、
それによシ容器ｌＯをインクジェット記録装置に装着す
る。記録ヘッド２０のノズル２０Ａから印字紙（図示せ
ず）にインクを吐出して数字や文字等を印字すると、記
録ヘッド２０のノズル２ＯＡの表面張力によってインク
容器ＩＮＯから供給路２３を介して記録ヘッド２０にイ
ンクが供給される。本発明では、容器１０ｔ−偏平状【
形成したので、容器１０内のインクが減少してもインク
の水位の変化は少す＜、記録ヘッド２０へのインク供給
能力はほぼ一定であり、終始、安定したインクの供給が
可能となる。又、本発明ではインク容器１０をインクジ
ェット記録装置に装着する際には、弾性体から成る結合
部材１２に針状管路２６を貫入させるだけでよいので、
容器交換作業が容易になるばかシか、インクで周囲を汚
染することもない。

第３図は、第１図（ａ）及び第１図（ｂ）に示した袋状
インク容器１０を筐体３１内に収納してその取扱いを一
層容易にしたカセット式のインク容器の一例を示すイン
クカセット３３の一部破断斜視図でちる。そして、第４
図には、この第３図のＡ−Ａ線切断面を示す。図に於て
、袋状容器１０の導出管１１に接続した結合部材１２は
、上下に２分割された筐体３１の上部筐体３１Ａと下部
筐体３１Ｂの同一平面をなす一外壁に形成した開口ａｉ
ｐ２通して、結合部材１２の外方端部１７の端面を上述
の一外壁より突出させて、挟持する。ここで、符号３２
は筐体３１内を常時大気と連通ずるための通気孔である
。このように構成したインクカセット３３は、第２図と
ほぼ同様のインクジェット記録装置例装着することがで
きる。

又、このインクカセット３３に於ては、第４図に示すよ
うに、結合部材１２の大径部１５が筐体３１の環状凹部
３１Ｒに嵌合して固定されているので、結合部材１２に
外圧が加わった場合にも、これが筐体３１の外壁から脱
落することがないし、ここでは不図示の針状管路との接
続操作が容易に行なえる。

更て、袋状容器１０の一部１０ａが筐体３１の壁面に接
合等して固定されているので、インクカセット３３の取
扱い中に袋状容器１０が筐体３１内を移動して、インク
導出管１１から脱落してインク漏れを起こす恐れは全く
ない。

このよう【、本例でに、可撓性材料からなる袋状容器１
０を剛体である筐体３１内に収容してインクカセット３
３を構成することにより、インクジェット記源装置への
容器１０の装着に際して、可撓性の袋状容器１０に１直
接触れる必要がなく、剛体のインクカセット３３を１っ
て装填操作すればよいので取、り扱いがより一層容易と
なる。

第５図（ａ）、　（ｂ）は、インクカセット３３全イン
クジエツト記録装置に装着した際の結合部の詳細全示す
。ここで３４　ｆ’：！インクジェット記録装置の基台
に固着したジヨイントで、その中心部には針状管路３５
を貫入させておく。

針状管路３５の一端（第５図では右端）には、記録ヘッ
ドへ記録液全供給するための供給路３６を接続しておく
。そして、不図示のインクカセットの結合部材１２全ジ
ヨイント３４の側端面に圧接させると、その針状管路３
５は結合部材１２ンこ刺し込まれ、その空所１４まで貫
入する。これによりインクカセット内の不図示の袋状容
器と供給路３６とが導出管１１ｔ−介して連通し、袋状
容器内から記録ヘッドへインクが供給可能になる。

尚、このとき、結合部材１２を前記のとおり圧縮永久ひ
ずみが１０％以下となるゴノ・ヲ用いて構成するならば
、第１図（ｂ）や、第４図に示したようなリング１８を
必ずしも環装しなくても良い。但し、このリング１８を
併用した場合にμ、請合部材１２に貫入し九針状管路３
５が緊縮力を受けて結合部材１２と完全して密着するの
で多少の振動が加わったとしてもインク漏れの余地にな
いし、又、針状管路３５が抜き取られた後、結合部材１
２（（残る刺通孔が直ちに閉塞されてインクが潟れ出る
ことが皆無となり、−層、効果的である。

ここで、第６図及び第７図に本発明インク容器に於ける
結合部材１２の変形例を示す。

第６図及び第７図に於て、弾性体から成る結合部材１２
の外方端部１７に環装し次リング１８の側面１８ｘｉ針
受はガイドを兼ね、その底部の開口１８ｐｔ以て位置決
めして、針状管路３５の刺通を許すよう罠なっている。

この様に結合部材１２を構成すると、針状管路３５が斜
め刺９等して、インク容器との連通の不具合を生じるこ
とがほとんどなくなる。

以上説明したように本発明インク容器によれば、袋状容
器を偏平に形成し、しかもこれをインクジェット記録装
置の底面に対して平行に配置するので、袋状容器から取
り出されるインクにはほとんど圧力がかからず、記録ヘ
ッド近傍にも圧力がかからな−０よってノズルからの不
要なインク漏れやスプラッシュ等の印字不良は発生しな
い。しかも、袋状容器内のインクが減少しても、従来の
ような縦な 型の容器と異り、インク供給能力に変化がな八 いので、特別なポンプや圧力調整弁を必要とせず装置の
小型化に寄与するところ大である。

また、容器の装着は簡単な構成による結合部材とジヨイ
ント部を結合するだけでよく、極めて容易Ｋかつ確実に
装着することができる。

また本発明においてに、袋状容器を筐体に収容してイン
クカセットを形成すれば、°インク容器の取扱いが容易
となシ、かかるインクカセットに極めて簡単な構成でよ
く、シかもまたインクジェット記録装置のインク供給路
に対して、容易ＩＣして確実に着脱することができ、し
かも着脱の際にインク漏れのおそれもな（へ。

更に、本発明インク容器に圧縮永久ひずみの小さい弾性
体を用い友結合部材によって封止されているのでインク
漏れが全くないし、結合部材に於ける針等の抜き孔の閉
塞性が良好でありインク容器を交換するときにも、イン
クによる汚染が生じることがない。

又、結合部材に剛性リングを環装して緊線して−るので
、これに針状管路を接続した場合、脱落することがなく
確実にインクの送出が行なえる。

等々、種々の効果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）　ｔｉｔ本発明インク容器の一例を示す平
面°図、第１図Φ）はその一部破断側面図、第２図は第
ｔｑ（ａ）および第１１ｊ羽Φ）Ｋ示したインク容器を
インクジェット記録装置に装着する説明図、第３図Ｕｇ
ｌ！６（ａ）および第１図（ｂ）　Ｋ示した袋状容器が
収容されたインクカセットの一部彼断斜視図、第４図鉱
第３図のλ−Ａ線切断面図、第５図（ａ）及び第５図Φ
）は共に本発明インク容器の結合部の一例を示す説明図
、第６図及び第７図は何れも、本発明インク容器に係る
結合部材の変形例を示す説明図である。 図に於て、ｌＯは袋状容器、１１はインク導出管、１２
は結合部材、１３は小径部、１４は空所、１５は大径部
、１６は小孔、１７は外方端部、１８はリング、１９は
弾性体部分、２０は記録ヘッド、２０Ａｌｊノズル、２
１にキャリッジ、２２にシャフト、２３゜３６は供給路
、２４は基台、２５．３４はジヨイント、２６．３５は
針状管路、２７は通路、３１に筐体、３１Ａに上部筐体
、３１８ｒよ下部筐体、３２は通気孔、３３はインクカ
セット、１８ｘに側面、１８ｐけ開口、３１ｐは開口、
３１Ｒはり状凹部である。 男 図 男３ 叉 手糸売ネ甫正書（自発） 平成　１年　６月２８日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、インクを貯溜する容器と、この容器内のインクを外
   部へ導出するための導出管とを 有し、剛性リングを環装した封止用弾性部 材に前記導出管の外方端部を挿着すること により前記容器を封止したことを特徴とす るインク容器。 ２、前記容器及び導出管を筐体内に収納すると共に、こ
   の筐体の一部に前記封止用弾性 部材を嵌合し固定して成る特許請求の範囲 第１項記載のインク容器。