JPH0269596A - 硬化型潤滑組成物 - Google Patents

硬化型潤滑組成物

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JPH0269596A
JPH0269596A JP22205888A JP22205888A JPH0269596A JP H0269596 A JPH0269596 A JP H0269596A JP 22205888 A JP22205888 A JP 22205888A JP 22205888 A JP22205888 A JP 22205888A JP H0269596 A JPH0269596 A JP H0269596A
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JP
Japan
Prior art keywords
powder
boron nitride
lubricating composition
graphite powder
epoxy adhesive
Prior art date
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Pending
Application number
JP22205888A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimi Kobayashi
小林 利美
Tatsuya Honda
本多 立也
Koji Futatsumori
二ツ森 浩二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、金属間の摺動面に潤滑性を確保すると共に、
との摺動面を介して通電することの要求される装置1例
えばパンタグラフの集電板等において有用な硬化型潤滑
組成物に関するものである。
(従来技術と発明が解決しようとする課題)従来、この
種の目的に使用される硬化型潤滑組成物は、特開昭54
−133256号および同55−3375号公報に示さ
れているように、摺動部の所定の場所に液状で充てんし
た後、熱圧成形により硬化させるものであった。この方
法は現場合わせや加工がしにくいという欠点があった。
したがって、本発明の目的は摺動部の所定の場所への充
てんを容易に行なうことができ、硬化後の成形物が金属
間の摺動面において充分な潤滑性を確保すると共に、金
属間の摩擦発熱に充分に耐える耐熱性を保有して通電に
支障を与えない硬化型潤滑組成物を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本発明による硬化型潤滑組成物は、 1)黒鉛粉末=35〜47重量%。
2)窒化ボロンの粉末:0.1〜13重量%、および3
)エポキシ系接着剤、硬化剤、および硬化促進剤:52
〜61重量% からなるものである。
本発明の潤滑組成物はまた、上記組成物において、 1)黒鉛粉末に代えて黒鉛粉末とカーボン短繊維との混
合物を使用すること、 2)窒化ボロンに代えて窒化ボロンと二硫化モリブデン
および/または三酸化アンチモンとの混合粉末を使用す
ること、および 3)エポキシ系接着剤に代えてエポキシ系接着剤とハロ
ゲン化エポキシとの混合物を使用すること、のいずれか
、またはすべてを包含することを、好適とする。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の潤滑組成物の第1成分として用いられる黒鉛粉
末は本組成物に潤滑性と導電性を付与するために用いら
れるもので、吸油量が45〜124DBP−ml/10
0gのものがよく、これが35重量%未満では導電性が
充分でなく、47重量%を超えると潤滑性が低下するの
で、35〜47重量%の範囲内で使用される。この黒鉛
粉末はカーボン短繊維との混合物として使用してもよく
、この場合のカーボン短繊維は繊維長が2m以下で、そ
の使用割合が黒鉛粉末1に対しo、oos〜0.15の
範囲であることが好ましく、この添加により抗折強度が
向上する。
第2成分としての窒化ボロンの粉末は高温下での潤滑性
付与のために用いられるもので、平均粒径が1〜10−
のものがよいが、これが13重量%を超えると導電性が
低下し、0.1重量%未満では上記・の効果が得られな
いので、0.1〜13重量%の範囲内で使用される。こ
の窒化ボロンは低温域における潤滑性改善のため二硫化
モリブデンを加えた混合粉末としてもよく、また難燃性
を与えるため三酸化アンチモンを加えた混合粉末として
用いてもよく、あるいはこれら王者の混合粉末でもよい
その場合の二硫化モリブデンおよび三酸化アンチモンの
窒化ボロンに対する使用割合はそれぞれ1:1以上、お
よび1:1〜1 : 1,000であることが好ましい
第3成分としてのエポキシ系接着剤、硬化剤。
および硬化促進剤は、本発明の潤滑組成物を充てん使用
時には液状を保ち、充てん後は硬化させるために用いる
もので、これらが52重量%未満では組成物が流動性を
失い、61重量%を超えると潤滑性を低下させるので、
52〜61重量%の範囲内であることが必要とされる。
またこのエポキシ系接着剤、硬化剤、および硬化促進剤
のそれぞれの使用割合は1 : 0.5 : 0.01
〜l : 2 :0.10であることが好ましい。さら
に、このエポキシ系接着剤は難燃性付与のためにハロゲ
ン化エポキシと併用するのが好ましく、その場合の添加
割合はエポキシ系接着剤に対し0.05〜0.30であ
る。なお、ここで使用されるエポキシ系接着剤にはエポ
キシ化ビスフェノールAなどが、硬化剤には4−メチル
へキサヒドロ無水フタール酸などが、さらに硬化促進剤
にはイミダゾールなどが例示される。
本発明による潤滑組成物は上記各成分をゲートミキサー
またはニーダ−を用いて常温で約20分混合することに
よって液状で得られるので、これを金属間の潤滑面に設
けたれた溝、凹み等の所定の場所に流し込んだ後、11
0℃で120分加熱硬化して実用に供する。
(実施例) 以下、本発明の具体的態様を実施例および比較例に基づ
いて説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。なお、本例における、潤滑性、耐熱性、および導電
性の各試験値は下記の方法で得られたものである。
〔試験法〕
第1図に示す、幅(W□)30m、厚さ(T)10m、
長さ(L)60ma+の長方体状をした銅系焼結合金1
の上面Aの中央に、長さ方向に幅(W、) 10mm、
深さ(D)5■、長さ(L )60mmの溝2を設け、
この溝2に試料の潤滑組成物3を充満させ、110℃で
120分加熱硬化して、試験片4とする。
この試験片4を、第2図に示す潤滑試験機の回転円板5
と定荷重バネ6との間にセットし、回転円板5をモータ
ー7により一定速度で回転させる。
回転円板5には周縁部に銅製のリング8が取付けてあり
、この銅製のリング8と試験片4の溝2内の硬化した潤
滑組成物3とが一定荷重で接触するようになっている。
このときの摺動方向は第1図における矢印の方向であり
、その速度は摺動点で50km/hである。回転円板5
と試験片4との間には50Aの電流により25Vの電圧
が加えられる。なお、図中の9は絶縁カプラーである。
潤滑性は、この条件で2時間連続試験を行なった後のA
面の摩耗深さと、この時のモーター7の電流値によって
示す。
耐熱性は、2時間の試験による試験片4中の硬化組成物
3の軟化、ふくれ、発煙の状態をチエツクして評価する
。潤滑組成物としてはこれらの現象の発生しないことが
必要である。この際の温度は焼結合金1のB点における
測定値である。
導電性は抵抗値で示す、この値が5X10”Ω/a1以
下であることが要求される。
実施例 1゜ 吸油量45DBP−ml/100 gの黒鉛粉末:94
0.0g窒化ボロン粉末(平均粒径3jJ)  :  
2.Qnエポキシ化ビスフェノールA   : 558
.6 N4−メチルへキサヒドロ無水フタール酸:47
4.0 # イミダゾール         :  25.4nを5
Qのゲートミキサーで20分混合し液状組成物を得た。
これをパテナイフで第1@に示した焼結合金1の溝2に
充てんし、110℃で120分加熱硬化した。
実施例 2゜ 吸油量45DBP−ml/100 gの黒鉛粉末: 7
00.Og窒化ボロン粉末(平均粒径3,1111) 
 :  40.0.。
二硫化モリブデン       :  40.01Fエ
ポキシ化ビスフエノールA   :644.2#4−メ
チルへキサヒドロ無水フタール酸:546.6 If イミダゾール         :  29.3nを前
例と同様に混合し泥状組成物を得た。これを前例と同様
に加熱硬化した。
実施例 3゜ 前例の黒鉛粉末: 700.Ogに代えて、同じ黒鉛粉
末:650.Ogと平均長0.5−のカーボン短繊維:
so、o gとしたほかは、前例と同じ配合で同様に混
合し加熱硬化した。
実施例 4゜ 吸油量45DBP−ml/100 gの黒鉛粉末ニア0
0.0g窒化ボロン粉末(平均粒径37j11)  :
 4o、on三酸化アンチモン       :180
.Q〃二硫化モリブデン       :  40.0
7Fブロム化エポキシ(M化成@製、AER755):
lOO,O# エポキシ化ビスフェノールA   : 449.On4
−メチルへキサヒドロ無水フタール酸:466、QII イミダゾール         :  12.5#を前
例と同様に混合したところ糊状組成物が得られた。これ
を前例と同様に加熱硬化した。
比較例 1゜ 実施例1の黒鉛粉末940gに代えて、吸油量45DB
P−ml/100 gの黒鉛粉末をsso、o gと二
硫化モリブデンを26.0 gとしたほかは、実施例1
と同様に混合し加熱硬化した。
比較例 2、 実施例1の黒鉛粉末940gと窒化ボロン粉末2.0g
に代えて、吸油量450BP−+I11/100 gの
黒鉛粉末:1ooo、o gを実施例1と同様に混合し
たところ、ゲートミキサー内でボール状に固まり、充分
な混合ができず、2インチ3本ロールで20分間混合を
やりなおした。得られた組成物はパテナイフが入らない
ほど硬く、第1図に示した治具の溝に充てんしても硬化
後気泡の多いものであった。
以上の各実施例および比較例で得られた各試験片を、前
述した潤滑性試験機に装着して測定した、摩耗量、モー
ター電流値、抵抗値、耐熱性等の値を次表に示した。
(発明の効果) 本発明による硬化型潤滑組成物は ■埋込布てんの際、液状ないしパテ状であり、かつそれ
自身が接着性を有するため、摺動面の純滑剤の埋込溝の
形状の如何に拘らず、装てんまたは埋設の作業を、簡単
かつ楽に行なえる。
■得られた硬化物は耐熱性が高く潤滑性に優れ導電性が
ある。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本発明の実施例における各特性値の試験
方法に係わるもので、第11(a)は本試験に供する試
験片の平面図、(b)はその側面図、第2図は試験装置
の概略説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、1)黒鉛粉末:35〜47重量%、 2)窒化ボロンの粉末:0.1〜13重量%、および3
    )エポキシ系接着剤、硬化剤、および硬化促進剤:52
    〜61重量% からなる硬化型潤滑組成物。 2、黒鉛粉末が、カーボン短繊維を含有する請求項1記
    載の硬化型潤滑組成物。 3、窒化ボロンの粉末が、二硫化モリブデンおよび/ま
    たは三酸化アンチモンの粉末を含有する請求項1記載の
    硬化型潤滑組成物。 4、エポキシ系接着剤が、ハロゲン化エポキシを含有す
    る請求項1記載の硬化型潤滑組成物。
JP22205888A 1988-09-05 1988-09-05 硬化型潤滑組成物 Pending JPH0269596A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1350817A1 (en) * 2002-04-02 2003-10-08 Ford Motor Company A low wear and low friction coating for an article
JP2007169598A (ja) * 2005-11-28 2007-07-05 Ngk Spark Plug Co Ltd 潤滑剤組成物および焼付防止剤ならびにセンサ
US8518862B2 (en) 2005-11-28 2013-08-27 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Anti-seizing agent, sensor and assembly including sensor
CN111073742A (zh) * 2019-12-23 2020-04-28 潍坊春丰新材料科技有限公司 一种具有高润滑大比表面积的氮化硼粉末及其制备方法

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