JPH0266124A - 等速ジョイント外輪の高周波焼入方法 - Google Patents

等速ジョイント外輪の高周波焼入方法

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Publication number
JPH0266124A
JPH0266124A JP63218897A JP21889788A JPH0266124A JP H0266124 A JPH0266124 A JP H0266124A JP 63218897 A JP63218897 A JP 63218897A JP 21889788 A JP21889788 A JP 21889788A JP H0266124 A JPH0266124 A JP H0266124A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jig
outer ring
cup part
cup
cup portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP63218897A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromitsu Nomura
裕充 野村
Mamoru Kaneda
金田 衛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP63218897A priority Critical patent/JPH0266124A/ja
Publication of JPH0266124A publication Critical patent/JPH0266124A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

Landscapes

  • Heat Treatment Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、等速ジヨイント外輪に高周波焼入れする方法
に係り、特にバーフィールド型(BJ型)等速ジヨイン
トのカップ部内面に高周波焼入れする方法に関する。
(従来の技術) BJ型等速ジヨイントは、第7図と第8図に示すように
、カップ部2および軸部3を有しかつ前記カップ部2に
6個のボール溝4を有する外輪lと、同じく6個のボー
ル溝6を有する内輪5と、前記各ポール溝4.8間に介
在して外輪lと内輪5とを連結するポール7と、該ポー
ル7を保持するケージ8とから成っている。か−るBJ
型等速ジ、インドにおいて、前記外輪1のカップ部2は
ポール7を円滑に転勤させてジヨイントの等速性を保証
する重要な役割りをなし、強度的、精度的に優れている
ことが要求される・そして、この要求にそうべく、外輪
1のカップ部2は焼入によって仕上げられていた。
ところで、上記カップ部2に対する焼入れは、従来第9
図に示すように、カップ部2が下向きとなるように外輪
1を治具9上にセットし、下方からカップ部2内に高周
波コイル10を装入し、カップ部2を内面から誘導加熱
する方法を採用していた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上記従来の焼入方法によれば、カップ部2
の内面形状が複雑であるため、焼入ひずみが一様に発生
せず、第10図に破線で示すように、カー、ブ部2の内
面形状が複雑に変化する。特にこの変化量は、カップ部
2の内径り。
に比してボール溝4の底のピッチ円径D2で大きく表わ
れ(通常、その差は40〜7呻])、ボール溝4の断面
形状が複雑に変化して、焼入れのま覧ではボール溝4の
精度保証が困難で、別途研摩によるボール溝4の仕上が
必要となって、加工工数の増大はもちろん、生産性の低
下やコスト上昇を招いていた。
なお、上記問題の対策として、第11図に示すように、
カップ部2の開口端部の外周を異形断面の治具10′で
拘束しつ一高周波焼入れをする試みがなされているが、
この対策によっても上記ボール溝2の精度悪化を避ける
ことは困難であった。
本発明は、上記従来の問題を解決することを課題として
なされたもので、その目的とするところは、焼入れに伴
うカップ部の変形を抑制し、もって焼入れま−でも所望
のポール溝精度を確保し得る等速ジヨイント外輪の高周
波熱処理方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するため、カップ部の開口端
部を軸径方向へ拘束すると共に、カップ部の全体を軸方
向に拘束しつ一高周波焼入れをするように構成したこと
を要旨とする。
本発明において、カップ部の拘束には治具を用いるが、
軸径方向へ拘束するには、カップ部の内面と外面とを治
具で押え、また軸方向に拘束するには、カップ部の端面
と軸部の端面とを治具で押えるようにすれば良い、また
この時、前記カップ部の開口端のテーパ面に前記内面を
押える治具を角当りさせることにより、該治具を軸径方
向と軸方向との押えに共用させることができる。
(作用) 上記構成の等速ジゴイントの高周波焼入方法において、
カップ部を軸径方向および軸方向に拘束しつ\、高周波
焼入れすることにより、焼入ひずみによるカップ部の変
形が抑えられ、ポール溝精度が向上する。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明する
第1図は、本発明にか〜る高周波焼入方法の一実施例を
示したものである。なお前出の第9図に示した部分と同
一部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する0
本実施例においては、カップ部2の開口端部の内側に有
するテーパ面2aに係合する第1の押え治具11と、カ
ップ部2の開口端部の外周面に係合する第2の押え治具
12と、加圧手段(図示路)により上下動して軸部3の
端面に係合する第3の押え治具13とを用意する。これ
ら治具類の内、第1の押え治具11は、前記カップ部2
のテーパ面2aに角当りとなるように、その上端部外周
に、前記テーパ面2aの傾斜角度θlより0.5〜lO
°程度小さい角度θ2をなすテーパ面11!1を有する
形状としておく、また第2の押え治具12は、前記第1
の押え治具11上に外輪lをセットした状態において、
カップ部2に対してわずか係合できる程度にその押え幅
W (1”lOmm)を設定しておく、なお、この第2
の押え治具12は、カップ部2の外周面に密着させる必
要はなく、該外周面との間にわずかのクリアランスl 
(0,2mm以下)を有する大きさに形成して良い。
高周波焼入れに際しては、予め第1の押え治具11内か
ら高周波コイル9を延出させておき、先ずカップ部2を
下向きとして外輪1を第1の押え治具11上にセットし
、続いて第3の押え治具13を下動させて軸部3の端面
を押える。この時、カップ部2のテーパ面2aに第1の
押え治具11が角当りしており、この角当り部に発生す
る水平分力と第2の押え治具12の押え力とによりカッ
プ部2は軸径方向に拘束され、一方前記角当り部に発生
する垂直分力と前記第3の押え治具13の押え力とによ
りカップ部2は軸方向に拘束される0次にこのセット状
態のもと、高周波コイル9に高周波電力を供給してカッ
プ部2を誘導加熱し該カップ部2に焼入れを施す。この
焼入れに際し、マルテンサイト変態に起因して焼入ひず
みが発生し、カップ部2は変形しようとする。しかして
該カップ部2は前記したように軸径方向と軸方向との双
方に拘束されているため、前記変形はそのま一抑えられ
、カップ部2は異常に変形することがなくなる。
こへで、カップ部2のテーパ面2aの角度θ1と第1の
押え治具11のテーパ面11aの角度θ2との差を3°
、第2の押え治具12のカップ部2に対する押え幅Wを
5■、第2の押え治具12のカップ部2に対するクリア
ランス2を0.3raraにそれぞれ設定し、周波数8
KHz、出力200kw、加熱時間5.0秒の条件のも
と、高周波コイル9による高周波焼入れを実行し、カッ
プ部2の寸法変化量を測定した結果、第10図に示した
内径D1 とボール溝4の底のピッチ円径D2との差は
10〜154層であり、従来の高周波焼入を施したもの
における差(40〜70ル謬)に比して著しく小さくな
ることが確認できた。
また上記条件により高周波焼入れを施したものについて
、第2図に示す要領で、B、B、0寸法、B、B、D相
互差、ボール溝4のピッチ誤差およびボール溝4の中心
Aのオフセット量Sをそれぞれ測定したところ、第3図
〜第6図に示すような結果が得られた。なお、測定数は
13とし、また比較のため、全く焼入れを施さないもの
(非熱処理品)、第9図に示した従来の方法により高周
波焼入れを実施したもの(従来品)についても測定した
この結果、本発明品は、B、B、0寸法、B、B、D相
互差、ポール溝ピツチ誤差、オフセット量共に規格範囲
(図中、ハツチで表わす)に入っており、ポール溝精度
に優れていることが明らかになった。特に注目すべきこ
とは、本発明品は、何れの特性においても非熱処理品と
同等のレベルとなり1本高周波焼入方法がカップ部2の
形状変化の抑制に極めて有効に作用することが確認でき
た。これに対して、従来品は、平均値(図中、黒丸で表
わす)で規格を外れることはないものの、各特性におい
てバラツキが非常に大きく、規格を外れるものも多く出
て品質的に極めて不安定であることが明らかとなった。
このように、本発明にか−る高周波焼入方法によれば、
焼入れのま−でも十分にポール溝精度を保証でき、した
がって研摩による仕上げが不要になる。しかもこの研摩
仕上げを不要としたことにより、高周波焼入れにより発
生した表面圧縮残留応力がそのま一残留し、強度特に疲
労強度が高水準に維持されるようになる。因みに研摩仕
上げをした場合には、前記した表面圧縮残留応力が開放
されるため、疲労強度が10〜15%低下することが明
らかになっている。
また上記実施例にあっては、カップ部2の開口端テーパ
面2aを押え治具11で角当りに押えるようにしている
ので、1つの治具11を軸径方向と軸方向との押えに共
用することができ、治具構成を簡略化できる。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したように、本発明にか−る高周波焼
入方法によれば、焼入れのま〜でも十分にポール溝精度
を保証でき、面倒な研摩仕上げが不要になって加工工数
の削減、生産性の向上、製造コストの低減に大きく寄与
する効果を奏した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にか−る高周波焼入方法の一実施例を模
式的に示す断面図、第2図はポール溝精度の測定要領を
示す説明図、第3図〜第6図は本発明の方法により得た
外輪のポール溝精度を比較量と対比して示すグラフ、第
7図はBJ型等速ジヨイントの断面図、第8図は前記等
速ジヨイントを構成する外輪の平面図、第9図は従来の
外輪の高周波焼入方法を模式的に示す断面図、第1θ図
は従来の外輪に生じる不具合例を示す説明図、第11図
は従来の高周波焼入方法の変形例を示す断面図である。 1 ・・・ 外輪 2 ・・・ カー2プ部 軸部 ポール溝 高周波コイル 11.12.13・・・ 押え治具 (ほか2名) 筒2 図 第 図 ぼ 4 図 寥 閃 第6 図 第 図 ] 第9 ′A 第10 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)等速ジョイント外輪のカップ部内に高周波コイル
    を装入し、該カップ部を高周波焼入れする方法において
    、前記カップ部の開口端部を軸径方向へ拘束すると共に
    、カップ部の全体を軸方向に拘束しつゝ高周波焼入れを
    することを特徴とする等速ジョイント外輪の高周波焼入
    方法。
JP63218897A 1988-09-01 1988-09-01 等速ジョイント外輪の高周波焼入方法 Pending JPH0266124A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63218897A JPH0266124A (ja) 1988-09-01 1988-09-01 等速ジョイント外輪の高周波焼入方法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63218897A JPH0266124A (ja) 1988-09-01 1988-09-01 等速ジョイント外輪の高周波焼入方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0266124A true JPH0266124A (ja) 1990-03-06

Family

ID=16727022

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63218897A Pending JPH0266124A (ja) 1988-09-01 1988-09-01 等速ジョイント外輪の高周波焼入方法

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JP (1) JPH0266124A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007138221A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Ntn Corp リング状品の型焼入れ方法および装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007138221A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Ntn Corp リング状品の型焼入れ方法および装置

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