JPH0264138A - 重合性シリカゾルおよびそれを用いた硬化性被覆用組成物 - Google Patents

重合性シリカゾルおよびそれを用いた硬化性被覆用組成物

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JPH0264138A
JPH0264138A JP63215684A JP21568488A JPH0264138A JP H0264138 A JPH0264138 A JP H0264138A JP 63215684 A JP63215684 A JP 63215684A JP 21568488 A JP21568488 A JP 21568488A JP H0264138 A JPH0264138 A JP H0264138A
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JP
Japan
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polymerizable
silica sol
parts
silica
unsaturated double
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Application number
JP63215684A
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English (en)
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Kazuhiko Ide
和彦 井出
Yoshiaki Takenaka
義彰 竹中
Shinichi Tamura
信一 田村
Jun Satake
順 佐武
Takehiro Suzuki
健弘 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の目的) 〔産業上の利用分野〕 本発明は9重合性シリカゾルおよびそれを用いた紫外線
や電子線などで硬化する硬化性被覆用組成物に関するも
のである。さらに詳しくは、紫外線や電子線などの放射
線照射により、優れた耐擦傷性、耐溶剤性を有する硬化
物が得られ、また各種基材に対して良好な密着性を有す
る放射線硬化性組成物に関する。
〔従来の技術〕
ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネートその他の
プラスティックスは、軽量性、透明性、耐衝撃性、加工
性等に優れた特性を有していることから種々の分野で利
用されつつある。一方、これらのプラスティックスは、
耐溶剤性に劣り、また耐擦傷性が低い等の問題点がある
。これらの問題点を解消するためプラスティクスを保護
するハードコーティング剤が多数開発されている。これ
らの中で熱硬化型シリコン系組成物が多数提案されてい
るが、これらは一般に硬化触媒を必要とするため塗液の
保存安定性は十分なものではない。また、硬化に際して
は30分以上の長時間を要し、また多大なエネルギーを
必要とすることから、生産性、経済性に劣るものである
。従って、紫外線照射により短時間に硬化し得るハード
コーティング剤は産業上非常に有意なものである。
この様な紫外線硬化性被覆用組成物としては、コロイダ
ルシリカ、アクリロキシ官能性シランもしくはその加水
分解物、及びアクリレート化合物よりなる紫外線硬化性
組成物もしくは製造法として2例えば特表昭57−50
0984.特開昭62−256874号公報などに開示
されている。これらはコロイダルシリカを含有するため
耐擦傷性を向上することが出来るとするものである。し
かしながら、これらはコロイダルシリカの分散媒中にア
クリロキシ官能性シランもしくはその加水分解物が溶解
または分散しているために、シリカ微粒子と紫外線硬化
成分との間の結合が十分形成されない。またシリカ微粒
子と紫外線硬化成分との間の結合を十分に形成せしめる
ためには、いわゆるシランカップリング剤を大量に用い
る必要がある。これは、得られる硬化物の耐擦傷性、耐
溶剤性、耐水性、可撓性、経済性を低下させる原因とな
るものである。また、親水性のアクリレート化合物を用
いなければならない等の制限があり1組成設計の自由度
を大きく阻害するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、紫外線や電子線などの放射線を照射すること
により短時間のうちに硬化する事が可能で。
組成設計の幅が広く、得られた硬化物が高い耐擦傷性を
持ち良好な耐溶剤性を有すると同時に適度な可撓性を持
ち、またブライマーを併用しなくても基材との密着性に
優れた硬化性被覆用組成物の提供を目的とする。
(発明の構成) 〔課題を解決するための手段〕 本発明は、上記目的を達成するために鋭意研究を行った
結果、水を分散媒とするSiO□微粒子表面のシラノー
ル基に1重合性不飽和二重結合を存するアルコキシシラ
ン化合物を反応させ、さらに分散媒を有機溶媒に置換す
ることにより得られるラジカルにより(共)重合可能な
シリカ分散体を用いることにより、全ての反応、処理を
室温付近で行うことが可能で、耐擦傷性、耐溶剤性が向
上された硬化物が得られることを見いだし1本発明を完
成するに至ったものである。
即ち本発明は、水分散型コロイド状シリカに9重合性不
飽和二重結合を有するアルコキシシラン化合物を反応さ
せ9次に分散媒を有a熔媒に置換せしめてなる重合性シ
リカゾルであり、好ましくはアルカリ性の水分散型コロ
イド状シリカを使用してなる重合性シリカゾルであり、
さらに (A)水分散型コロイド状シリカに1重合性不飽和二重
結合を有するアルコキシシラン化合物を反応させ2次に
分散媒を有機溶媒に置換せしめてなる重合性シリカゾル
(固形分)40〜75重量%;(B)分子内に重合性不
飽和二重結合を少なくとも1個以上有する単量体を25
〜60重量%;および、必要に応じて (C)重合開始剤を(A)及び(B)の固形分の合計重
量に対して、0.1−10重量%;を含有する硬化性被
覆用組成物に関する。
水分散型コロイド状シリカは、酸性タイプ、アルカリ性
タイプのいずれで使用出来るが、pH8以上のアルカリ
性タイプで、低ナトリウム分含有タイプを用いることが
望ましい。
重合性シリカゾルは1粒子表面に重合性不飽和二重結合
を有する(共)重合可能なシリカ分散体であり、水分散
型コロイド状シリカと1例えば以下に列記するようなア
ルコキシシラン化合物を反応させることにより得ること
が出来る。この様なアルコキシシラン化合物としては、
たとえば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエト
キシシラン、ビニルトリプロポキシシラン、ビニルトリ
ブトキシシラン。
ビニルメチルジメトキシシラン ビニルメチルジェトキ
シシラン、ビニルメチルジプロポキシシラン。
ビニルメチルジブトキシシラン、ビニルジメチルモノメ
トキシシラン、ビニルジメチルモノエトキシシラン、ビ
ニルジメチルモノプロポキシシラン、ビニルジメチルモ
ノブトキシシラン、T−アクリロキシプロピルトリメト
キシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリエトキシシ
ラン、γ−アクリロキシプロピルトリプロポキシシラン
、T−アクリロキシプロピルトリプトキシシラン、T−
アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、T−ア
クリロキシプロピルメチルジェトキシシラン、T−アク
リロキシプロピルメチルジプロポキシシラン、γ−アク
リロtジプロピルメチルジブトキシシラン、T−メタク
リロキシプロピルトリメトキシシラン、T−メタクリロ
キシプロピルトリエトキシシラン、T−メタクリロキシ
プロピルトリプロポキシシラン、T−メタクリロキシプ
ロピルトリブトキシシラン、T−メタクリロキシプロピ
ルメチルジメトキシシラン、T−メタクリロキシプロピ
ルメチルジェトキシシラン、T−メタクリロキシプロピ
ルメチルジプロポキシシラン、γ−メタクリロキシプロ
ピルメチルジブトキシシラン、ビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリプロポキシ
シラン、ビニルトリプトキシシラン、ビニルフエニルジ
メトキシシラン、ビニルフエニルジエトキシシラン、ビ
ニルフエニルジプロポキシシラン、ビニルフエニルジブ
トキシシラン、ビニルジフェニルモノメトキシシラン、
ビニルジフェニルモノエトキシシラン、ビニルジフェニ
ルモノエトキシシラン、ビニルジフェニルモノブトキシ
シラン、T−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン
、T−アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、T−
アクリロキシプロピルトリプロポキシシラン、γ−アク
リロキシプロピルトリブトキシシラン、T−アクリロキ
シプロピルフエニルジメトキシシラン、γ−アクリロキ
シプロピルフエニルジエトキシシラン、T−アクリロキ
シエチルフエニルジエトキシシラン、T−アクリロキシ
プロピルフエニルジブトキシシラン、γ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプ
ロピルトリエトキシシラン、T−メタクリロキシプロピ
ルトリプロポキシシラン、T−メタクリロキシプロピル
トリプトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルフエ
ニルジメトキシシラン、γメタクリロキシプロピルフエ
ニルジエトキシシランT−メタクリロキシプロピルフエ
ニルジプロポキシシラン、γ−メタクリロキシプロピル
フェニルジプトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン
、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリプロポキシシ
ラン、ビニルトリプトキシシラン、ビニルメチルジメト
キシシラン、ビニルメチルジェトキシシラン、ビニルメ
チルジプロポキシシラン、ビニルメチルジブトキシシラ
ン、ビニルジメチルモノメトキシシラン、ビニルジメチ
ルモノエトキシシラン、ビニルジメチルモノプロポキシ
シラン、ビニルジメチルモノブトキシシラン1 γ−ア
クリロキシエチルトリメトキシシラン、γ−アクリロキ
シエチルトリエトキシシラン、T−アクリロキシエチル
トリプロポキシシラン、T−アクリロキシエチルトリブ
トキシシラン。
γ−アクリロキシエチルメチルジメトキシシラン。
T−アクリロキシエチルメチルジェトキシシラン。
T−アクリロキシエチルメチルジプロポキシシランγ−
アクリロキシエチルメチルジブトキシシランT−メタク
リロキシエチルトリメトキシシラン。
T−メタクリロキシエチルトリエトキシシラン、γ−メ
タクリロキシエチルトリプロポキシシラン、Tメタクリ
ロキシエチルトリプトキシシラン、γメタクリロキシエ
チルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシエチ
ルメチルジエトキシシラン。
T−メタクリロキシエチルメチルジプロポキシシラン、
γ−メタクリロキシエチルメチルジブトキシシラン、ビ
ニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、
ビニルトリプロポキシシラン、ビニルトリプトキシシラ
ン、ビニルフエニルジメトキシシラン、ビニルフエニル
ジエトキシシラン、ビニルフエニルジプロポキシシラン
、ビニルフエニルジブトキシシラン、ビニルジフェニル
モノメトキシシランビニルジフェニルモノエトキシシラ
ン、ビニルジフェニルモノエトキシシラン、ビニルジフ
ェニルモノブトキシシラン、T−アクリロキシエチルト
リメトキシシラン、γ−アクリロキシエチルトリエトキ
シシラン、γ−アクリロキシエチルトリプロポキシシラ
ン、γ−アクリロキシエチルトリブトキシシラン、T−
アクリロキシエチルフエニルジメトキシシラン、T−ア
クリロキシエチルフエニルジエトキシシラン、γ−アク
リロキシエチルフエニルジプロポキシシラン、T−アク
リロキシエチルフエニルジブトキシシラン、T−メタク
リロキシエチルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキ
シエチルトリエトキシシラン、T−メタクリロキシエチ
ルトリプロポキシシラン、T−メタクリロキシエチルト
リブトキシシラン、T−メタクリロキシエチルフエニル
ジメトキシシラン、T−メタクリロキシエチルフエニル
ジエトキシシラン、T−メタクリ口キジエチルフェニル
ジプロポキシシラン、T−メタクリロキシエチルフエニ
ルジブトキシシラン等を挙げることが出来る。これらの
化合物は1種類以上で使用することが出来る。これらの
アルコキシシラン化合物は、水分散型コロイド状シリカ
の固形分100重量部に対し5〜50重量部の範囲で用
いることが望ましい。シリカ固形分に対してアルコキシ
シラン化合物が少なすぎると硬化物の耐擦傷性、耐溶剤
性などが劣り。
また、アルコキシシラン化合物が大すぎると凝集物が生
じ使用できない。なお、有機溶媒分散型コロイド状シリ
カを用いた場合には、シリカ表面がアルコキシル化して
いるため前記例示したアルコキシシラン化合物類との反
応性が劣り、硬化物の耐擦傷性。
耐溶剤性などが劣る。
水分散型コロイド状シリカと上記アルコキシシラン化合
物との反応方法は特に制限されないが通常室温で1〜2
4時間行われる。この様にして得られる、表面に脂肪族
不飽和二重結合を持つシリカ分散体組成物に有a溶媒を
加え、共沸脱水などの方法を用い実質的に系から水を除
く事により(共)重合可能な有機溶媒分散型シリカゾル
を得ることが出来る。
この様な有機溶媒としては、比較的低い温度で水と共沸
出来るものが好ましい。例えば、メタノール。
エタノール、インプロパツール、n−ブタノール及びイ
ソブタノールなどが好適である。有機溶媒に置換するこ
とにより、単量体との相溶性が良好となるこの様にして
得られる表面に脂肪族不飽和二重結合を持つシリカ分散
体組成物を以下9重合性シリカゾルと呼ぶ。重合性シリ
カゾルは、(A)〜(C)の合計量100重量部に対し
て固形分として40〜75重量部配合することが出来る
。40重量部未満であると、硬化物の耐擦傷性、耐溶剤
性などが低下し、また75重量部より多いと造膜性が劣
る。
本発明組成物中(B)成分の1分子内に脂肪族不飽和二
重結合を少なくとも1個以上有する単量体としては1例
えば、エチレングリコールアクリレートジエチレングリ
コールアクリレート、トリエチレングリコールアクリレ
ート、ポリエチレングリコルアクリレート、プロビレン
グリコールアクリレト、ジプロピレングリコールアクリ
レート、トリプロピレングリコールアクリレート、ポリ
プロピレングリコールアクリレート、エチレングリコー
ルジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレー
トトリエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレ
ングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジ
アクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート
、トリプロピレングリコールジアクリレートポリプロピ
レングリコールジアクリレート、ポリエステルアクリレ
ート、ポリエステルジアクリレート、ポリエステルポリ
アクリレート、ポリウレタンアクリレート 1,3−ブ
チレングリコールジアクリレート 1.4−ブチレング
リコールジアクリレート、1.6−ヘキサングリコール
ジアクリレート ネオペンチルグリコールアクリレート
、22゛−ビス(4−アクリロキシプロビロキシフェニ
ル)プロパン、2.2’−ビス(4−アクリロキシジェ
トキシフェニル)プロパン、トリメチロールプロパント
リアクリレート、トリメチロールエタントリアクリレー
ト、テトラメチロールメタントリアクリレートテトラメ
チロールメタンテトラアクリレートエチレングリコール
メタクリレート、ジエチレングリコールメタクリレート
、トリエチレングリコールメタクリレート、ポリエチレ
ングリコールメタクリレートプロピレングリコールメタ
クリレート、ジプロピレングリコールメタクリレート、
トリプロピレングリコールメタクリレートポリプロピレ
ングリコールメタクリレート、エチレングリコールジメ
タクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート
、トリエチレングリコールジメタクリレート ポリエチ
レングリコールジメタクリレート、プロピレングリコー
ルジメタクリレート、ジプロピレングリコールジメタク
リレート トリプロピレングリコールジメタクリレート
、ポリプロピレングリコールジメタクリレート、ポリエ
ステルメタクリレート、ポリエステルジメタクリレート
、ポリエステルポリアクリレートポリウレタンメタクリ
レト、1.3−ブチレングリコールジメタクリレート1
.4−ブチレングリコールジメタクリレート1.6−ヘ
キサングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコ
ールメタクリレート 2.2“ビス(4−メタクリロキ
シプロビロキシフェニル)プロパン、2.2°−ビス(
4−メタクリロキシジェトキシフェニル)プロパン、ト
リメチロールプロパントリメタクリレート、トリメチロ
ールエタントリメタクリレート、テトラメチロールメタ
ントリメタクリレート、テトラメチロールメタンテトラ
メタクリレート等を挙げることが出来る。これらの化合
物は1種類以上で使用することができ、(A)〜(C)
の合計量100重量部に対して25〜60重量部使用す
ることが出来る。これらの化合物が少なすぎると硬化物
が造膜せず、また多すぎると耐擦傷性、耐溶剤性が低下
する。
上記(A)、(B)の混合物は熱ラジカル反応。
電子線の照射等によっても硬化せしめることができるが
、比較的安価な設備により十分な表面硬度、耐擦傷性、
耐溶剤性など得るためには紫外線照射による硬化が有効
である。この時必要とされる光重合開始剤としては9例
えば、1−4(−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロ
キシ−2−メチルプロパン1−オン、2−ヒドロキシ−
2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、2.2
−ジメトキシ−2=フエニルアセトフエノン、2−メチ
ル−[4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォリ
ノーlプロパノン、■、4−ジベンゾイルベンゼン、1
゜2−ジフェニルエタンジオン等が挙げられる。
本発明の硬化性組成物には、上記の成分のほかに、他の
成分を含有せしめることができる。例えば。
固形分調整、相溶性改良などのための有機溶媒1着色剤
、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤等である。
前記のようにして調整された本発明の硬化性組成物によ
りコーティングを行うには、常法1例えばデイツプコー
ティング法、刷毛塗り法、スプレー法。
スピンコーティング法、ロールコーティング法、フロー
コーティング法等により塗液を塗布することが出来る。
これらの方法によりコーティングを施した後、溶媒を除
去し放射線の照射により硬化せしめる。溶媒の除去は9
通常25°C〜130 ”Cで0.5〜30分行うが、
より好ましくは、80−120″Cで0.5〜5分で行
われる。放射線による硬化は通常、以下のような条件で
行われる。電子線照射による場合には加速電圧150〜
300kV・吸収線量3〜30Mradで、また、紫外
線照射による場合には照射線量0.5〜5J/cm”で
行われる。
実施例および比較例により本発明を更に詳しく説明する
が、この発明は以下の実施例により何等制限を受けるも
のではない。また、得られた硬化被膜の評価は以下の方
法により行った。
なお3部1%は重量基準である。
[耐擦傷性J:#OOOスティールウールで硬化被膜を
数回手動で摩擦し9表面についた傷を以下の3段階に評
価した。
A:摩擦しても傷がつかない B:数本傷がつく C:細かい傷が無数につく 「耐溶剤性」 :メチルエチルケトンを含浸させた清浄
で柔らかい布で硬化被膜をラビングし被膜が侵されるま
での往復回数により以下の3段階に評価したA: 10
0往復以上ラビングしても被膜が侵されない B:10〜100往復のラビングで被膜が侵される C: 10往復以下のラビングで被膜が侵される「耐摩
耗性」 :テーバー摩耗試験機を用い、摩耗輪C5−1
0F、荷重5.OOgf、100サイクルの摩耗を硬化
被膜に施した後のヘイズ値により表した重合性シリカゾ
ル(I)、(n)、(1)の調整実施例1−重合性シリ
カゾル(1) 反応器にハイドロシリカゾルとしてスノーテックス N
(日産化学SiO□分20%のアルカリ性水分散型コロ
イド状シリカ)を500部と、T−メタクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン10部とを入れ、十分撹拌しな
がら25〜30°Cで24時間反応させた後、n−ブタ
ノール800部を添加し。
減圧下30〜40°Cで水の400部を留出させた。
得られた重合性シリカゾルの固形分は約20%であった
実施例2−重合性シリカゾル(II) 反応器にハイドロシリカゾルとしてスノー−テックス 
Nを500部と、T−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン15部とを入れ、十分撹拌しながら25〜3
0°Cで24時間反応させた後、n−ブタノール800
部を添加し、減圧下30〜40″Cで水の400部を留
出させた。得られた重合性シリカゾルの固形分は約20
%であった。
実施例3−重合性シリカゾル(1) 反応器にハイドロシリカゾルとしてスノーテックス 0
(日産化学SiO□分20%)を500部と、γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン20部とを入れ
、十分撹拌しながら25〜30°Cで4時間反応させた
後、n−ブタノール800部を添加し、減圧下30〜4
0°Cで水の400部を留出させた。得られた重合性シ
リカゾルの固形分は約20%であった。
比較例1−シラン変性オルガノシリカゾル(IV)の調
整 オルガノシリカゾル(触媒化成cataloid 03
CAL−1432、IP八骨分散体5iOz 30χ)
に100部にT−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シランを15部を混合し、このT−メタクリロキシプロ
ピルトリメトキシシランのメトキシ基1モルに対して1
. 5モルの水が加わるように0.5%塩酸水溶液を添
加し1力月間熟成させた。固形分は約30%であった。
実施例4 重合性シリカゾル(1)270部、テトラエチレンオキ
サイドジアクリレート(大阪有機ビスコート335)(
P)72部、トリメチロールプロパントリアクリレート
(新中村化学A−TMPT)108部、光重合開始剤と
して2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパ
ン−1−オン9部を混合し、メチルエチルケトンを加え
塗液の固形分を20%に調整した。この様にして得た塗
液を8011II11×80mmX1mmのポリカーボ
ネート板(三菱瓦斯化学スービロンE−2000)に#
20バーコーターで塗布し風乾した後、IJ/cm2な
るエネルギーの紫外線を照射して硬化被膜を形成した。
実施例5 重合性シリカゾル(n)375部、ポリエチレンオキサ
イドジアクリレート(新中村化学M−600)38部、
トリメチロールプロパントリアクリレート(A−TMP
T)88部、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニ
ルプロパン−1−オン10部を混合し、メチルエチルケ
トンを加え塗液の固形分を20%に調整した。この様に
して得た塗液を実施例4と同様な方法で塗布、硬化させ
た。
実施例6 重合性シリカゾル([[)140部、テトラエチレング
リコールジアクリレート(335)(P)105部、ト
リメチロールプロパントリアクリレート(A−TMPT
)105部、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニ
ルプロパン−1−177部1!合り、メチルエチルケト
ンを加え塗液の固形分を20%に調整した。この様にし
て得た塗液を実施例4と同様な方法で塗布、硬化させた
実施例7 重合性シリカゾル(I[[)160部、ポリエチレンオ
キサイドジアクリレート(M−600)24部。
トリメチロールプロパントリアクリレート(A−TMP
T)216部、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェ
ニルプロパン−1−オン8部を混合し2メチルエチルケ
トンを加え塗液の固形分を20%に調整した。この様に
して得た塗液を実施例4と同様な方法で塗布、硬化させ
た。
実施例8 重合性シリカゾル(III)300部、テトラエチレン
グリコールジアクリレート(335HP)80部、トリ
メチロールプロパントリアクリレート(A−TMPT)
120部、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル
プロパン−1−オン10部を混合し、メチルエチルケト
ンを加え塗液の固形分を20%に調整した。この様にし
て得た塗液を実施例4と同様な方法で塗布、硬化させた
比較例2 重合性シリカゾル(Il)45部、テトラエチレングリ
コールジアクリレート(335HP)162部トリメチ
ロールプロパントリアクリレート(A−TMPT)24
6部、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロ
パン−1−オン9部を混合し。
メチルエチルケトンを加え塗液の固形分を20%に調整
した。この様にして得た塗液を実施例4と同様な方法で
塗布、硬化させた。
比較例3 重合性シリカゾル(In)380部、テトラエチレング
リコールジアクリレート(335HP)28重量部、ト
リメチロールプロパントリアクリレート(A−TMPT
)67部、2−ヒドロキシ−2−メチルーl−フェニル
プロパン−1−オン10部を混合し、メチルエチルケト
ンを加え塗液の固形分を20%に調整した。この様にし
て得た塗液を実施例4と同様な方法で塗布、硬化させた
比較例4 シラン変性オルガノシリカゾル(rV) 315部。
ポリエチレンオキサイドジアクリレート(M−600)
68部、トリメチロールプロパントリアクリレト(A−
TMPT)68部、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−
フェニルプロパン−1−オン9部を混合し、メチルエチ
ルケトンを加え塗液の固形分を20%に調整した。この
様にして得た塗液を実施例4と同様な方法で塗布、硬化
させた。
比較例5 反応器にオルガノシリカゾルとしてcataloid 
GSCAL−1432(触媒化成IPA分散体5i02
30χ)を固形分として240部と、ポリエチレンオキ
サイドジアクリレート(M−600)120部、トリメ
チロルプロパントリアクリレー) (A−TMPT)4
0部、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロ
パン−1−オン8部を入れ室温で4時間撹拌し。
メチルエチルケトンを加え塗液の固形分を20%に調整
した。この様にして得た塗液を実施例4と同様な方法で
塗布、硬化させた。
比較例6 反応器にハイドロシリカゾルとしてスノーテックス 0
(日産化学)を固形分として200部、IFA600部
、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン25
部、テトラエチレングリコールジアクリレート(335
HP)100部、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート(A−TMPT)100部、2−ヒドロキシ−2−
メチル−1−フェニルプロパン−1−オン8部を入れ室
温で4時間撹拌しメチルエチルケトンを加え塗液の固形
分を20%に調整した。この様にして得た塗液を実施例
4と同様な方法で塗布、硬化させた。
実施例4〜8及び比較例2〜6により得られた硬化被膜
性能の試験結果を表1に示した。
筑1百の続き 社内 2丁目3番13号 東洋インキ製造株式会

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水分散型コロイド状シリカに、重合性不飽和二重結
    合を有するアルコキシシラン化合物を反応させ、次に分
    散媒を有機溶媒に置換せしめてなることを特徴とする重
    合性シリカゾル。 2、アルカリ性の水分散型コロイド状シリカを使用する
    請求項1記載の重合性シリカゾル。 3、(A)水分散型コロイド状シリカに、重合性不飽和
    二重結合を有するアルコキシシラン化合物を反応させ、
    次に分散媒を有機溶媒に置換せしめてなる重合性シリカ
    ゾル(固形分)40〜75重量%;(B)分子内に重合
    性不飽和二重結合を少なくとも1個以上有する単量体を
    25〜60重量%;および、必要に応じて (C)重合開始剤を(A)及び(B)の固形分の合計重
    量に対して、0.1〜10重量%; を含有することを特徴とする硬化性被覆用組成物。
JP63215684A 1988-08-30 1988-08-30 重合性シリカゾルおよびそれを用いた硬化性被覆用組成物 Pending JPH0264138A (ja)

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