JPH02634A - 芳香族ポリエステルとその製造法 - Google Patents

芳香族ポリエステルとその製造法

Info

Publication number
JPH02634A
JPH02634A JP23271988A JP23271988A JPH02634A JP H02634 A JPH02634 A JP H02634A JP 23271988 A JP23271988 A JP 23271988A JP 23271988 A JP23271988 A JP 23271988A JP H02634 A JPH02634 A JP H02634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
phenyl
hydroxyphenyl
bis
aromatic polyester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23271988A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2551982B2 (ja
Inventor
Shigeru Murakami
滋 村上
Hideji Sakamoto
坂元 秀治
Shigenori Shiromizu
重憲 白水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority to JP63232719A priority Critical patent/JP2551982B2/ja
Publication of JPH02634A publication Critical patent/JPH02634A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2551982B2 publication Critical patent/JP2551982B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種光学機器用素材として有用な新規な芳香
族ポリエステルとその製造法に関するものである。
〔従来の技術〕
プラスチック光学素子は、ガラス製のものに較べて軽い
、耐衝撃性に優れる、研磨が不用である、大量生産が容
易である、非球面レンズが量産できるなどの利点を有す
ることから、近年その需要が増大している。ポリエステ
ル樹脂は、耐熱性、透明性に優れ、また、屈折率も高く
強靭な樹脂であるが、耐透湿性が低いうえ、流動性が低
(、成形時の歪みにより光学異方性が発生しやすく、光
学。
材料としては不適な樹脂であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、従来のポリエステル樹脂のもつこのような難
点を解消し、耐透湿性にすぐれ、流動性もよく、光弾性
係数も低く、成形時の残留応力による歪みの小さく、光
学的に均質な成形品を提供しうる新規な芳香族ポリエス
テルを提供しようとするものである。
また、本発明は、このような新規な芳香族ポリエステル
を製造する方法をも提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは前記目的を達成するために鋭意研究を重ね
た結果、芳香核の密度の高い特定構造を有する芳香族ポ
リエステルにおいて前記目的が達成されることを見出し
、この知見に基づいて本発明を完成するに到った。
(式中、Xは一〇−1−s−−(−cnz)a−R′ 還元粘度が0.2d/g未満では、成形品の機械的強度
が充分でない、また、本発明の芳香族ポリエステルの還
元粘度の好ましい範囲は、0.2〜4゜0d17gであ
る。還元粘度が4.Oj!/gを超えると、流動性が低
下することがある。
本発明の芳香族ポリエステルにおいて好ましいポリエス
テルは、−数式 ただしR1およびR2はそれぞれ水素原子、炭素数1〜
6のアルキル基、またはフェニル基でアリ、mは2〜1
0の整数であり、nは4〜8の整数である。) で表される繰り返し単位を有し、かつ塩化メチレンを溶
媒とする0、58/d1濃度の溶液の20℃における還
元粘度が0.2 a/ g以上であることを特徴とする
新規な芳香族ポリエステルを提供するものである。
で表される繰り返し単位と、−数式 一般式(I)と−数式(n)で表される繰り返し単位の
割合は任意の割合とすることができ、CI)が100モ
ル%であッテも(II)が100モル%であってもよい
本発明の新規な芳香族ポリエステルは、例えば、本発明
の製造法に従い、−数式 で表される二価フェノールと、テレフタル酸および/ま
たはイソフタル酸、あるいはテレフタル酸の反応性誘導
体および/またはイソフタル酸の反応性誘導体とを反応
させることにより製造することができる。
本発明の製造法において用いられる一般式(■)の二価
フェノールとしては、例えば、ビス(3−フェニル−4
−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(3−フェニル
−4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(3−フ
ェニル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、1.2−ビ
ス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、
1゜3−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル
)プロパン、1.4−ビス(3−フェニル−4−ヒドロ
キシフェニル)ブタン、1.6−ビス(3−フェニル−
4−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、1.8−ビス(3
−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)オクタン、1.
10−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)
デカン、1゜1−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシ
フェニル)エタン、1,1−ビス(3−フェニル−4−
ヒドロキシフェニル)プロパン、l−フェニル−1,1
−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)メタ
ン、2.2−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、2,2−ビス(3−フェニル−4−ヒ
ドロキシフェニル)ブタン、3.3−ビス(3−フェニ
ル−4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、1−フェニル
−1,1−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン、1.1−ビス(3−フェニル−4−ヒドロ
キシフェニル)シクロヘキサン、1.1−ビス(3−フ
ェニル−4−ヒドロキシフェニル)シクロペンクン、2
.2−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)
オクタン、ジフェニル−ビス(3−フェニル−4−ヒド
ロキシフェニル)メタンなどを挙げることができる。
これらの中でも、2.2−ビス(3−フェニル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、1−フェニル−1,1−
ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)エタン
が好適である。
本発明において、イソフタル酸の反応性誘導体とはイソ
フタル酸エステル、例えばイソフタル酸ジフェニルエス
テル、およびイソフタル酸ハライド、例えばイソフタル
酸ジクロリドを意味する。
本発明において、テレフタル酸の反応性誘導体とはテレ
フタル酸エステル、例えばテレフタル酸ジフェニルエス
テル、およびテレフタル酸ハライド、例えばテレフタル
酸ジクロリドを意味する。
本発明の製造法を実施するにあたっては、溶融重合法、
溶液重合法、および界面重合法のいずれをも採用するこ
とができる。
溶融重合法の場合、−数式(III)の二価フェノール
の酢酸エステルとイソフタル酸および/またはテレフタ
ル酸、あるいは二価フェノールとイソフタル酸ジフェニ
ルエステルおよび/またはテレフタル酸ジフェニルエス
テルとを、溶融させ、通常120〜300°Cの温度で
、減圧下に1〜10時間反応させ、本発明の新規芳香族
ポリエステルを得る。
溶液重合法の場合、−数式(III)の二価フェノール
とイソフタル酸ハライドおよび/またはテレフタル酸ハ
ライドとを、有機溶媒中、脱ハロゲン酸剤の存在下、5
〜100 ’Cの温度で、1〜lO時間反応させ、本発
明の新規ポリエステル樹脂を得る。使用しうる有機溶媒
としては、ベンゼン、トルエン、クロロホルム、1.2
−ジクロロエタン、クロロベンゼン等が挙げられる。ま
た、使用しうる脱ハロゲン酸剤としては、トリエチルア
ミン等のアミン類が挙げられる。この方法においては、
触媒は必須ではないが、通常、第4級アンモニウム塩、
スルホニウム塩などが触媒として用いられる。
界面重合法の場合、−数式(II[)の二価フェノール
をアルカリ水溶液に溶解し、イソフタル酸ハライドおよ
び/またはテレフタル酸ハライドを水と混ざらない溶媒
に溶解し、得られた両溶液を撹拌混合して反応させ、本
発明の新規芳香族ポリエステルを得る。反応温度は通常
、2°Cから使用する有機溶媒の沸点以下、好ましくは
5〜50℃であり、反応時間は通常1分から24時間、
好ましくは0.1〜2時間である。アルカリ水溶液とし
ては、例えば水酸化カリウム水溶液、水酸化ナトリウム
水溶液、水酸化リチウム水溶液を用いることができ、使
用するビスフェノール類を完全に溶解する濃度とする。
上記の水と混ざらない溶媒としては、塩化メチレン、四
塩化炭素、クロロホルム等を用いることができる。さら
に、重縮合反応を促進するために、トリエチルアミンな
どの第3級アミン類、トリメチルベンジルアンモニウム
クロリドなどのアンモニウム塩等の触媒を添加して反応
を行うことが望ましい、触媒の添加量はポリマー1モル
に対し0.1〜100ミリモルとすることが好ましい、
イソフタル酸ハライドおよび/またはテレフタル酸ハラ
イドは通常有機溶剤に1〜40W/V%、好ましくは5
〜30W/V%、ビスフェノール類はアルカリ水溶液に
通常1〜30W/V%、好ましくは5〜20W/V%の
濃度になるようにして反応させる。また、重合度を調整
するために、フェノール、O−フェニルフェノール等の
フェニルフェノール、ハロゲン化フェノール、p−t−
7’チルフエノール、ノニルフェノール、オクチルフェ
ノール、ヒドロキシ安息香酸エステル類、ヒドロキシフ
ェニルカルボン酸エステル類などの分子量調節剤を添加
することが望ましい。
このようにして得られた本発明の芳香族ポリエステルは
、耐透湿性にすぐれ、流動性もよく、光弾性係数も低く
、従って成形時に発生する歪みが小さく、光学的に均質
な成形品を提供しうるものである。
本発明の新規な芳香族ポリエステルは、通常ポリエステ
ル樹脂の成形に用いられている方法、例えば射出成形、
押出成形、プロー成形等により成形することができ、通
常使用されている成形装置を適用することができる。
前記成形法においては、本発明の芳香族ポリエステルを
そのまま成形してもよいが、必要に応じ、酸化防止剤、
t1燃剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤、着色剤等
、通常ポリエステル樹脂に添加される添加剤を配合する
ことができる。
使用される酸化防止剤としては、例えば、2゜6−ジー
t−ブチル−p−クレゾール、ブチル化ヒドロキシアニ
ソール、2,6−ジーt−ブチル−4−エチルフェノー
ル、ステアリル−β−(3゜5−ジーも一ブチルー4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,2′〜メチ
レンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、
2.2’メチレン−ビス(4−エチル−6−t−ブチル
フェノール)、4.4’−チオビス(3−メチル−6−
t−ブチルフェノール)、4.4’−ブチリデンビス(
3−メチル−6−1−ブチルフェノール)、テトラキス
〔メチレン−3−(3’  5ジーL−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネートコメタン、1,1.
3−)リス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブ
チルフェニル)ブタン等のフェノール系化合物、フェニ
ル−β−ナフチルアミン、N、N’−ジフェニル−P−
フェニレンジアミン等のアミン系化合物、トリス(ノニ
ルフェニル)ホスファイト、トリフェニルフォスファイ
ト、トリオクタデシルフォスファイト、ジフェニルイソ
デシルフォスファイト等のリン系化合物、ジラウリルチ
オジプロピオネート、シミリスチルチオジプロピオネー
ト、ジステアリルチオジプロピオネート等の硫黄化合物
などが挙げられる。
使用される難燃剤としては、例えば、ポリブロモスチレ
ン、デカブロモジフェニルエーテル、テトラブロモビス
フェノールA等のハロゲン系難燃剤、リン酸アンモニウ
ム、トリクレジルホスフェート、トリエチルホスフェー
ト、酸性リン酸エステル等のリン系難燃剤、酸化スズ、
二酸化アンチモン等の無機系難燃剤が挙げられる。
使用される紫外線吸収剤としては、例えば、フェニルフ
ェノ−ル、p−t−プチルフェニルサリシレート等のサ
リチル酸系紫外線吸収剤、2゜4−ジヒドロキシベンゾ
フェノン、2−ヒドロキシー4−メトキシベンゾフェノ
ン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、2− (2’ 
−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2(2′−ヒドロキシ−5’ −t−ブチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール系紫
外線吸収剤等が挙げられる。
使用される帯電防止剤としては、例えば、ポリオキシエ
チレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルア
ミド等の非イオン系帯電防止剤、アルキルスホネート、
アルキルベンゼンスルホネート等のアニオン系帯電防止
剤、第4級アンモニウムクロライド、第4級アンモニウ
ムサルフェート等のカチオン系帯電防止剤、アルキルベ
タイン型、アルキルイミダシリン型等の両性帯電防止剤
等が挙げられる。
使用される滑剤としては、脂肪族系炭化水素、高級脂肪
族系アルコール、脂肪酸アマイド系、金属石鹸系、脂肪
酸エステル系などの滑剤が挙げられる。
使用される着色剤としては、プラスチックの着色に使用
される通常の着色剤を使用することができる。
さらに、本発明の芳香族ポリエステルには、成形に際し
、さらに他の成分、例えば着色や透明性の劣化を防止す
るための亜リン酸エステル類、メルトインデックス値を
増大させるための可塑剤等を添加することができる。
この際使用される亜リン酸エステル類としては、例えば
トリブチルホスファイト、トリス(2−エチルヘキシル
)ホスファイト、トリデシルホスファイト、トリスステ
アリルホスファイト、トリフェニルホスファイト、トリ
クレジルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホス
ファイト、2−エチルへキシルジフェニルホスファイト
、デシルジフェニルホスファイト、フェニル−ジー2−
エチルへキシルホスファイト、フエニルジデシルホスフ
ァイト、トリシクロヘキシルホスファイト、ジステアリ
ルペンタエリスリチルジホスファイト、ジフェニルペン
タエリスリチルジホスファイトなどが挙げられる。
また、可塑剤としては、例えば2−エチルへキシルフタ
レート、n7−ブチルフタレート、イソデシルフタレー
ト、トリデシルフタレート、ヘプチルフタレート、ノニ
ルフタレート等のアルキルフタレート類、2−エチルへ
キシルアジペート、2−エチルへキシルセバケート等の
二塩基酸のアルキルエステル類、リン酸トリブチル、リ
ン酸トリオクチル、リン酸トリクレジル、リン酸トリフ
ェニル等のリン酸アルキルエステル類、エポキシ化オレ
イン酸オクチル、エポキシ化オレイン酸ブチル等のエポ
キシ化脂肪酸エステル類、あるいはポリエステル形可塑
剤、塩素化脂肪酸エステル類などが挙げられる。
また、本発明の芳香族ポリエステルの特性を損なわない
範囲で、他の樹脂を配合して成形してもよい。
本発明の芳香族ポリエステルは新規なものであって、成
形性および光学的性質に優れており、スチールカメラ、
ビデオカメラ、望遠鏡、眼鏡、コンタクトレンズ、プリ
ズム類、オプティカルファイバー、ビデオディスク、オ
ーディオディスク、光メモリ−ディスクなどの光学機器
用素材や透明電極、導電性フィルムなど各種産業用資材
の素材として好適に使用できる。
〔実施例〕
次に実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本
発明はこれらの例によってなんら限定されるものではな
い。
実施例1 反応器中で38.0 gの2.2−ビス(3−フェニル
−4−ヒドロキシフェニル)プロパンおよび50mgの
p−t−ブチルフェノールをI M−KO)1400d
に溶解させた。液温を20°Cに調節し、触媒としてト
リエチルアミン0.7 dを加え、激しく攪拌した。
一方、イソフタル酸クロライド20.3 gを塩化メチ
レン150dに溶解させ、先に調製したアルカリ水溶液
中に速やかに添加した。添加後も攪拌を続け、30分間
反応させた。反応終了後、撹拌を停止し、塩化メチレン
400mを加えて静置分離した。有機相を希塩酸にて中
和洗浄し、さらに水洗を4回繰り返した。得られた重合
体の塩化メチレン溶液を約52のメタノールに注入して
ポリマーを沈澱、単離した。得られたポリマーの還元粘
度(ηSp/c :塩化メチレンを溶媒として0.5g
/dJl濃度溶液の20℃での還元粘度、以下同様)は
0.75dl/g、ガラス転移温度は155°Cであっ
た。
また、得られたポリマーの赤外線吸収スペクトル分析の
結果、1780cm−’の位置にカルボニル基による吸
収、1250C11−’の位置にエーテル結合による吸
収が確認され、これらのことから、下記の繰り返し単位
を有するものと認められた。
二のポリエステル樹脂の光弾性係数および透湿度は、第
1表に示すとおりであった。
実施例2 イソフタル酸クロライド20.3 gの代わりに、テレ
フタル酸クロライド20.3 gを用いた以外は実施例
1と同様の操作を行った。
77 sp/cは0.65d/g、ガラス転移温度は1
62°Cであった。
得られたポリマーの赤外線吸収スペクトル分析の結果は
、実施例1と同様であり、下記の繰り返し単位を有する
ものと認められた。
二のポリエステル樹脂の光弾性係数および透湿度は、第
1表に′示すとおりであった。
実施例3 反応器中で、500rIt1.の水に水酸化カリウム1
4.8gを溶解し、続いてこの水溶液中に2,2−ビス
(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン3
8.0g、トリメチルベンジルアンモニウムクロリド0
.17g、およびO−フェニルフェノール0.2gを溶
解し、液温を10°Cに調整した。
一方、テレフタル酸クロリド、イソフタル酸りロリド各
10.1 gを塩化メチレン308gに溶解し、得られ
た溶液を10℃に調節した。この酸クロリドの塩化メチ
レン溶液を激しく攪拌しつつ、先に調整した2、2−ビ
ス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン
のアルカリ水溶液に速やかに添加した。添加後も攪拌を
続け、50分間反応させた。反応終了後、攪拌を止め、
静置分離して有機相を希塩酸で中和洗浄した後、水洗を
5回繰り返した。得られた全芳香族ポリエステル共重合
体の塩化メチレン溶液を31のメタノールに注入してポ
リマーを沈澱させ、単離した。得られたポリマーのフレ
ークを80°Cで24時間乾燥した。得られたポリマー
の還元粘度は0.50a/gであり、ガラス転移温度は
178°Cであった。また、得られたポリマーの赤外線
吸収スペクトル分析の結果は、実施例1と同様であり、
下記の繰り返し単位からなるものと認められた。
また、このポリエステル樹脂の光弾性係数および透湿度
は、第1表に示すとおりであった。
実施例4 2.2−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル
)プロパンの代わりに、1−フエニル−1.1−ビス(
3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)エタンを用い
た以外は実施例3と同様の操作を行った。
得られ、たポリマーの還元粘度は、0.55dl/gで
あり、ガラス転移温度は185°Cであった。また、赤
外線吸収スペクトル分析の結果は、実施例1と同様であ
り、下記の繰り返し単位からなるも2.2−ビス(3−
フェニル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンの代わり
に、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
を用いた以外は実施例3と同様の操作を行った。
また、得られたポリエステル樹脂の還元粘度〔ηsp/
c ]は0.57准/gであり、ガラス転移温度は18
8℃であった。
このポリエステルは、下記の繰り返し単位からなるもの
であることが認められた。
このポリエステル樹脂の光弾性係数および透湿度は、第
1表に示すとおりであった。
比較例1 また、このポリエステルの光弾性係数および透湿度は、
第1表に示すとおりであった。
第1表 は大である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xは−O−、−S−、−(−CH_2)_m−
    、▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化
    学式、表等があります▼であり、 ただしR^1およびR^2はそれぞれ水素原子、炭素数
    1〜6のアルキル基、またはフェニル基であり、mは2
    〜10の整数であり、nは4〜8の整数である。) で表される繰り返し単位を有し、かつ塩化メチレンを溶
    媒とする0.5g/dl濃度の溶液の20℃における還
    元粘度が0.2dl/g以上であることを特徴とする芳
    香族ポリエステル。 2、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xは−O−、−S−、−(−CH_2)_m−
    、▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化
    学式、表等があります▼であり、 ただしR^1およびR^2はそれぞれ水素原子、炭素数
    1〜6のアルキル基、またはフェニル基であり、mは2
    〜10の整数であり、nは4〜8の整数である。) で表される二価フェノールと、テレフタル酸および/ま
    たはイソフタル酸、あるいはテレフタル酸の反応性誘導
    体および/またはイソフタル酸の反応性誘導体とを反応
    させることを特徴とする一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xは上記と同じ意味を有する。) で表される繰り返し単位を有し、かつ塩化メチレンを溶
    媒とする0.5g/dl濃度の溶液の20℃における還
    元粘度が0.2dl/g以上である芳香族ポリエステル
    の製造法。
JP63232719A 1987-10-16 1988-09-19 芳香族ポリエステルとその製造法 Expired - Lifetime JP2551982B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63232719A JP2551982B2 (ja) 1987-10-16 1988-09-19 芳香族ポリエステルとその製造法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62-259662 1987-10-16
JP25966287 1987-10-16
JP63232719A JP2551982B2 (ja) 1987-10-16 1988-09-19 芳香族ポリエステルとその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02634A true JPH02634A (ja) 1990-01-05
JP2551982B2 JP2551982B2 (ja) 1996-11-06

Family

ID=26530622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63232719A Expired - Lifetime JP2551982B2 (ja) 1987-10-16 1988-09-19 芳香族ポリエステルとその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2551982B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9487324B2 (en) 2009-08-17 2016-11-08 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Sheet packaging material for producing sealed packages of pourable food products

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9487324B2 (en) 2009-08-17 2016-11-08 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Sheet packaging material for producing sealed packages of pourable food products

Also Published As

Publication number Publication date
JP2551982B2 (ja) 1996-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6646101B2 (en) Use of copolycarbonates
CN102959012B (zh) 聚碳酸酯树脂组合物及成型品
CN108431078B (zh) 含1,4:3,6-双脱水己糖醇和各种环状二醇的芳香族热塑性共聚酯
JPH0625398A (ja) 高屈折率低複屈折性ポリカーボネート樹脂
US4617368A (en) Process for the production of colorless aromatic polyester and polyester carbonates
GB2035346A (en) Aromatic copolyester
US4225698A (en) Optical components consisting of aromatic polyesters molded in the form of an optical lens
US4059565A (en) Process for producing a branched polycarbonate or poly(ester-carbonate)
CN101945920B (zh) 用于调节分子量的烷基酚和具有改进性质的聚碳酸酯组合物
US6740714B2 (en) Polycarbonate blends
US4294953A (en) Process for preparing a branched polycarbonate
JPH02634A (ja) 芳香族ポリエステルとその製造法
US20030027971A1 (en) Preparation of copolycarbonates
CN113929893A (zh) 一种高折射率、低双折射率的共聚碳酸酯
JPH0441524A (ja) ポリエステルカーボネートとその製造法及びそれからなる光学材料
JP2574797B2 (ja) 新規ポリカ−ボネ−ト系重合体とその製法
JPH0298845A (ja) 光ディスク基板
CN115873226B (zh) 一种共聚碳酸酯及其制备方法和用途
JP2556859B2 (ja) 新規ポリカ−ボネ−ト系共重合体とその製造法
JP2624711B2 (ja) 新規ポリエステルカーボネートおよびその製造法
JPH059452B2 (ja)
JPH03221523A (ja) ポリホルマール樹脂とその製造法及びそれよりなる光学材料
KR20040044469A (ko) 특정 디페놀로부터 제조된 폴리에스테르 폴리카르보네이트
JP3789379B2 (ja) 含硫ジアセテート化合物および該化合物を用いたジヒドロキシ化合物の製造方法
JPH03237130A (ja) ポリエーテル樹脂とその製法及びそれよりなる光学材料