JPH0260A - イオンビーム加工装置 - Google Patents

イオンビーム加工装置

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JPH0260A
JPH0260A JP1117302A JP11730289A JPH0260A JP H0260 A JPH0260 A JP H0260A JP 1117302 A JP1117302 A JP 1117302A JP 11730289 A JP11730289 A JP 11730289A JP H0260 A JPH0260 A JP H0260A
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ion
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博司 山口
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宮内 建興
Akira Shimase
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はマスク等の特に1.5μ以下の微細な回路パタ
ーンを有する被加工物をイオンビームによって修正加工
するイオンビーム加工方法及びその装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、半導体集積回路(IC)は微細化、高集積化が著
しく進み、配線パータンの寸法は3μから2μへと移行
しつつあり、数年後には1〜1.5μパターンの実現が
予測されている。
第1図(a)に、フォトマスクの断面を示す。
この図に示されるフォトマスクは、ガラス基板1の上に
クロムなどの金属材料、酸化鉄などの金属化合物材料等
、露光用の光に対して、透過率の低い材料の薄膜(厚さ
数100〜数1000人)を蒸着してフォトエツチング
技術により所望のパターン2に形成されている。ここで
、寸法Aはパターンの間隔9寸法Bはパターンの幅であ
る。
第1図(b)は、さらに微細な配線パターンの形成に用
いられるX線露光用マスクの断面を示す。
この図に示されるマスクは、Siの支持基板3に支えら
れ厚さ数μのパリレン4上に、厚さ200人程度のCr
薄膜5を有し、その上にX線に対する吸収の大きいA 
u 6の数1000人の膜によりパターンが形成されて
いる。A u 6の上部にある厚さ約1000人のCr
7は、Au6をエツチングしてパターンを形成する際の
マスクとなるよう、リフトオフ法により形成されたもの
である。
第2図は、これらのマスクの一部を上から見た図である
この図に示されるマスクは、ガラス基板8の上に配線パ
ターン9が形成されており、この配線パターン9はたと
えば金属Crの薄膜により形成されている。このような
マスクには、符号10.11゜12で示される欠陥が、
パターン形成工程で発生するのが普通である。これは、
主としてフォトエツチング工程における異物の介在によ
る。符号10゜11は、黒点欠陥と呼ばれ、金属Crが
本来存在してはならない場所に存在するものである。符
号12は、白点欠陥と呼ばれ、本来存在すべき場所の金
属Crが欠落したものである。このような欠陥のあるフ
ォトマスクをそのまま使用すれば、この欠陥がそのまま
ウェハー上の素子パターンに転写され、ICの不良を生
じる。前記2種の欠陥のうち、黒点欠陥の方が数が多い
第3図は、前述のごときマスクの欠陥検査装置の従来例
を示し、第4図は該装置の2値化回路の機能を示す。
前記第3図に示される装置において、検査すべきマスク
13はXY子テーブル4の上に固定される。
そして、光源15から出た光は光ファイバ16により導
かれてマスク13を下方から照射する。この透過光照明
のもとで、対物レンズ17はマスクパターンの像を光学
素子1g、 19.20をへて微小な光電変換素子を一
列に配置したリニアイメージセンサ21の上へ結像する
このリニアイメージセンサ2Iの出力は、2 M他回路
23に入れられて2値化される。すなわち第4図(a)
のごときリニアイメージセンサ21の出力を、任意に設
定された出力レベルhよりも高いか低いかによって、第
4図(b)のごとく、0レベルとルベルとから成るディ
ジタル信号に置換する。これは、マスクパターン像をと
らえたリニアイメージセンサ21からの電気的出力が、
光学的。
電気的、その他の要因によって影響を受け、SZN比が
悪くなっているのを改善するためである。
XY子テーブル4は、制御装置で制御される駆動モータ
によりリニアイメージセンサ21の配列の方向と垂直に
移動する。したがって、2値化回路23からの出力はマ
スクパターンの像を2次元的に走査するものとなる。
一方、磁気テープ24に貯えられる正確な原パターンの
情報は、−旦高速の読み出しが可能な磁気ディスク25
に保存される。XY子テーブル4の位置は、刻々リニア
エンコーダ26.27により読み取られ、対応する場所
における磁気ディスク25からの原パターンの情報と2
値化回路出力との比較が比較回路28において行われる
このようにして、原パターンとは異なったパターン、す
なわち欠陥の位置が欠陥位置配線回路29によってカセ
ットテープ30に記録される。
第5図は、以上のようにして見出されたマスクの欠陥の
レーザによる修正装置の従来例を示す。
この装置では、レーザ発振器31から出たレーザビーム
32は反射ミラー33により反射され、アパーチャ(矩
形開口)47を介し半透過ミラー34を通過した後、レ
ンズ35により集光され、微動載物台36の上に設置さ
れたマスク37の欠陥38に照射されてこれを除去する
修正中、ハーフミラ−39,照明ランプ40.凹面ミラ
ー41.コンデンサレンズ42から成る照明光学系によ
り、試料であるマスク37の表面を照明する。
ここで欠陥の位置出しについては、第3図に示される欠
陥検査装置により欠陥位置の情報を記録したカセットテ
ープ45からの情報に基づいて載物台36の恥動制御装
置46によって欠陥位置が接眼レンズ43.44の視野
の中に入るように、マスクを載せた載物台36が移動し
た後、観察しながら載物台36を微動させることによっ
て行う。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上説明したマスクの欠陥検査・修正に関する従来技術
には、次のような欠点がある。すなわち、(1)欠陥の
検査を光学的な方法によって行っているため、光の回折
限界以下の分解能をうろことは不可能であり、実用的な
分解能はおよそ065μが限界であると考えられる。し
たがってVLSI等の微細パターンの、0.5μ以下の
欠陥を検査することはできない。
(2)欠陥の除去修正をレーザ装置により行っているた
め、レーザ光の集光限界以下の精度で除去修正を行うこ
とは困難である。実用的な除去修正精度は、0.5μが
限界と考えられるため、1.5μ以下のVLSIの微細
パターンの修正には適さない。
(3)欠陥の検査と修正とを別々の装置によって行って
いるため、装置が高価となり、工数も増えている。特に
、位置検出−位置決めを繰り返すため、この部分の機構
と工程が重複し、無駄である。
本発明の目的は、以上のような従来技術の欠点をなくし
、微細な回路パターンを有する被加工物について0.5
μ以下の分解能でもって修正加工を行いうるようにした
イオンビーム加工方法及びその装置を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、本発明は上記目的を達成するために高輝度イオン
源から高輝度イオンビームを引出し、静電レンズで集束
し、集束イオンビームを偏向電極により広い走査域にな
るように走査して微細回路パターンを有する被加工物か
ら発生する2次荷電粒子を検出器で検出して拡大SIM
像を得て修正個所を検出し、集束イオンビームを偏向電
極により上記修正個所に狭い走査域になるように走査し
て修正し、ブランキング電極によりイオンビームの上記
被加工物への照射、停止を行うことを特徴とするイオン
ビーム加工方法である。
更に本発明は、高輝度イオン源と、該高輝度イオン源か
ら高輝度イオンビームを引出す引出し電極と、該引出し
電極から引き出された高輝度イオンビームを集束させる
静電レンズと、該静電レンズで集束された集束イオンビ
ームを偏向させる偏向電極と、イオンビームの微細回路
パターンを有する被加工物への照射、停止を行うブラン
キング電極と、上記被加工物から発生する2次荷電粒子
を検出する2次荷電粒子検出器と、該2次荷電粒子検出
器から得られるSIM像を表示する表示手段と、上記被
加工物上の修正個所を検出する際広い走査域になるよう
にし、上記修正個所を加工する際狭い走査域になるよう
にする制御手段とを備えたことを特徴とするイオンビー
ム加工装置である。
C作用〕 上記構成により、被加工物にダメージを与えることなく
修正個所・を検出することができ、微細な回路パターン
に対して微細な修正作業を正確に行うことができる。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第6図は、本発明方法を実施するための、マスクの欠陥
検査・修正装置の一例を示す。
この第6図において、架台47にはエアサーボ48によ
り防諜措置が講じられており、前記架台47の上に真空
容器49が設置されている。
前記真空容器49には、下半部に試料室50が設けられ
、その側部に試料交換室51が設けられている。
真空容器49の上半部と試料室501Jはゲートバルブ
52により仕切られ、試料室50と試料交換室51とは
他のゲートバルブ53により仕切られている。また。
真空容器49には真空引き手段が連結されている。
前記真空引き手段は、真空容器49の上半部側と試料室
50と試料交換室51とに接続された真空パイプ54.
55.56.オイルロータリポンプ57.オイルトラッ
プ58.イオンポンプ59.ターボ分子ポンプ60およ
びバルブ61.62.63.64とを有し、前記真空容
器49内と試料室50と試料交換室51とを10−’ 
t。
rr以下の真空に排気しうるようになっている。
前記架台47上の試料室50には、載物台65が設置さ
れ、該載物台65の上に試料台70が載置され、その上
にマスクである試料74が設置されるようになっている
。また、試料台70には引き出し具70’ が付設され
ている。
前記載物台65は、回転導入端子71.72.73を介
して試料室50の外部からX方向駆動モータ66、Y方
向駆動モータ67、Z方向微動マイクロメータ68およ
びθ方向(回転)移動リング69により、X。
Y方向の移動、2方向および水平面内の回転角の微調整
を行いうるように構成されている。前記X。
YI[動モータ66、67、Z方向微動マイクロメータ
68およびθ方向移動リング69は、制御装置103に
接続され、これにより制御されるようになっている。
前記真空容器49の内部には、上方より載物台65方向
に向かって順次、高輝度イオン源である液体金属イオン
源75と、コントロール(バイアス)電極76と、イオ
ンビーム78の引き出し電極77と、アパーチャ(円形
開口)79およびマイクロメータ付アパーチャ(矩形開
口)106と、静電レンズ80.81゜82と、ブラン
キング電極83と、アパーチャア9′ と、X、Y方向
の偏向電極84.85と、2次荷電粒子検出器95とが
設けられている。
前記液体金屑イオン源75のフィラメントは、電源86
に接続され、該電源86により加熱される。
前記コントローラ電極76は、電源87に接続され、液
体金属イオン源75のフィラメントに設けられたチップ
の先端付近に、低い正負の電圧を印加して電流を制御す
る。
前記引き出し電極77は、電源88に接続され、液体金
属イオン源75のフィラメントに電流を流して加熱した
うえで10−’ torr以下の真空中において電源8
8により引き出し電極77に数KV〜数10KVの負の
電圧を印加すると、前記フィラメントに設けられたチッ
プの先端よりイオンビーム78が引き出される。
前記アパーチャア9は、引き出されたイオンビーム78
の中央部分を取り出す。
前記静電レンズ80.81は、電源89.90に接続さ
れ、これらの静電レンズ80.81とその下位に設置さ
れた静電レンズ83とで、前記アパーチャア9により取
り出されたイオンビーム78を0.5μφ以下の微細な
領域に集束する。
前記ブランキング電極83は、電源92に接続され、き
わめて速い速度でイオンビーム78を走査し、アパーチ
ャア9′の外信へ外し、試料74へのイオンビームの照
射を高速で停止させる。
前記偏向電極84.85は、電源93に接続され静電レ
ンズ80.81.82で集束されたイオンビーム78に
X、Y方向の偏向を与え、試料74の表面にスポット7
8′  を結ばせる。
前記2次荷電粒子検出器95は、試料室50に配置され
、資料74にイオンビーム78が照射されたとき、資料
74から発生する2次荷電粒子である2次電子または2
次イオンを受は止め、その強度を電流に変換し、その出
力をSIM@察装置96に送入するようになっている。
前記液体金属イオン源75のフィラメント用の電源86
と、コントロール電極用の電源87と引き出し電極用の
電源88と静電レンズ用の電源89.90とは、数10
KVの高圧電源91に接続されている。また。
前記ブランキング電極用の電源92と偏向電極用の電源
93とは、制御装置94に接続され、一定のパタ7ンに
従ってイオンビーム78を走査させるようになっている
前記偏向電極用の電源93と2次荷電粒子検出器95と
は、SIMli%%装置96に接続されている。このS
IMI察装置96は、偏向電極用の電源93からのイオ
ンビーム78のX、Y方向の偏向量に関する信号を受け
、これと同期させてブラウン管97の輝点を走査し、か
つその輝点の輝度と2次荷電粒子検出器95からの電流
強度に応じて変化させることにより、試料74の各点に
おける2次電子放出能に応じた試料の像をうるというS
 I M (5cann]ngI on  Micro
scope :走査型イオン顕微鏡)の機能によって試
料面の拡大1mを行いうるように構成されており、その
情報を試料74の検査装置に送入するようになっている
前記試料74の検査装置は、メモリコープ98と比較回
路99と磁気ディスク100とを備えている。前記メモ
リスコープ98は、2次荷電粒子検出器95からの信号
に基づ<SIMwi察装置96の画像を一緒に記録する
。前記磁気ディスク100には磁気テープ101を通じ
て原パターンの情報が格納される。
そして、前記比較回路99は載物台65の制御装置10
3からの画像位置の情報に基づいて、該情報に対応する
位置における試料74のパターンの画像をメモリスコー
プ98から引き出し、原パターンの情報を磁気ディスク
100から引き出して両パターンを比較し、両パターン
が不一致のとき、欠陥有りと判定する。
前記試料74の検査装置には制御系102が接続され、
該制御系102には前記高圧電源91と制御装置94と
が接続されている。そして、この制御系102は高圧電
源91と制御装置94とに接続された電源を、試料74
のwl察および欠陥検査時には小電流、低加速電圧、広
い走査域のイオンビーム取り出し条件に切り換え、試料
74のパターンの欠陥を検出後、該欠陥の除去・修正時
には大電流、高加速電圧。
狭走査域のイオン取り出し条件に切り換え制御しうるよ
うに構成されている。
なお、第6図中104.105はそれぞれ第3図におけ
るリニアエンコーダ26.27に相当するものである。
次に、前記実施例のマスクの欠陥検査・修正装置の作用
に関連して、本発明方法を説明する。
試料室50へ試料74を入れる前に、真空引き手段によ
り真空容器49全体の真空引きを行う。
ついで、試料台70に付設された引き出し具70’を介
して試料台70を試料交換室51に引き出し、ゲートバ
ルブ53を閉じ、試料交換室51の扉を開き、試料台7
0上にマスクである試料74を設置し、試料交換室51
の予備排気を行ってから試料室50に入れ、載物台65
の定位置に試料台70を載置し、制御装置103により
X、Y方向駆動モータ66、67を作動させ、載物台6
5を試料74の検査スタート位置に移動調整し、さらに
Z方向微動マイクロメータ68とθ方向移動リング69
とを作動させ、Z方向および水平面に対する回転角を微
調整する。
次に、制御系102により高圧電極91および制御装置
94を切り換え、各電極86〜90.92.93を試料
74の観察および欠陥検査時に適する小電流、低加速電
圧、広い走査域のイオンビーム取り出し条件にセットし
たうえで、試料74の観察および欠陥検査に入る。
そして、電源86により液体金属イオン源75のフィラ
メントに電流が供給されて加熱され、10’−St。
rr以下の真空中で、電源88により引き出し電極77
に数KV〜数10KVの負の電圧が印加されると、液体
金属イオン源75のフィラメントに設けられたチップの
先端の極めて狭い領域からイオンビーム78が引き出さ
れる。このイオンビーム78の引き出し時において、電
源87を通じてコントロール電極76から液体金属イオ
ン源75のフィラメントの先端付近に低い正負の電圧を
印加し、電流を制御する。
前記液体金属イオン源75から引き出されたイオンビー
ム78は、アパーチャア9によりその中央部分のみが取
り出され、さらに電源89.90を通じて電圧が印加さ
れる静電レンズ80.81と他の静電レンズ82とによ
り0.5μφ以下のスポット78′になるように集束さ
れ、電源93から電圧が印加されて作動する偏向電極8
4.85によりX、Y方向に偏向され、試料74の表面
にスポット78′が結ばれ、試料74の表面にイオンビ
ーム78が照射される。
前述のごとく、試料74の表面にイオンビーム78を照
射すると、試料74から2次荷電粒子が発生する。この
2次荷電粒子である2次電子または2次イオンは、2次
荷電粒子検出器95により受は止められ、その強度が電
流に変換されてSIM[察装置96に送入される。
また、SIM観察装置96は偏向電極用の電源93から
イオンビーム78のx、Y方向の偏向量に関する信号を
受け、これと同期させてブラウン管97の輝点を走査し
、かつその輝点の輝度を2次荷電粒子検出器95からの
電流強度に応じて変化させることにより、試料74の各
点における試料の像を得て試料面の拡大観察を行う。
ついで、SIM11察装置96で得られた試料74の画
像を、試料74の検査装置のメモリスコープ98に記録
する。
次に、試料74の検査装置の比較回路99において。
メモリスコープ98から試料74の画像を取り出し、載
物台65の駆動系の制御装置103からの画像位置情報
に基づき、磁気ディスク100に格納されている原パタ
ーンの情報中より前記試料74の画像に対応する位置の
パターンの情報を取り出し、前記試料74の画像と原パ
ターンの情報とを比較し、両者が不一致のときに欠陥有
りと判定する。
このように、0.5μφ以下のイオンビーム78の走査
による2次電子像または2次イオン像を用いることによ
って0.5μ以下のパターンの欠陥を検査することがで
きる。
試料74の1察、検査後は、ブランキング電極83を作
動させ、きわめて速い速度でイオンビーム78を走査さ
せ、アパーチャア9′の外側に外し試料74へのイオン
ビーム78の照射を高速で停止させる。
前記試料74の検査装置の比較回路99により試料74
のパターン中に欠陥を検出したときは、制御系102を
修正に適する大電流、高加速電圧、狭い走査域のイオン
ビーム78の取り出し条件に切り換え、液体金屑イオン
源75から大電流のイオンビーム78を取り出し、コン
トロール電極76により高加速電圧を与え、静電レンズ
80.81.82により0.5μφ以下のイオンビーム
78のスポットに集束しかつ偏向電極84.85により
走査範囲を限定し、パターンの欠陥位置にイオンビーム
78を照射し、スパッタリング除去により欠陥を修正す
る。また、前記イオンビーム78を欠陥位置に結像投影
させてスパッタリング除去するようにしてもよい。
このように、マイクロイオンビームを用いて修正を行う
ことにより、0.5μ以下の微細な欠陥をも除去・修正
することができる。
前記試料74のパターンの欠陥を修正した後、再び制御
系を試料74のw4察、検査に適する値に切り換え、前
述の動作を繰り返し、修正後の試料74を検査すること
もできる。
試料74のパターンの欠陥を完全修正後は、各電源を作
動停止させた後、真空容器49の上半部と試料室50間
のゲートバルブ52を閉じ、他のゲートバルブ53を開
け、引き出し具70′ を介して試料台74を試料交換
室51へ引き出し、修正された製品であるマスクを取り
出す。
なお、本発明では前記高圧電源91に代えて分割抵抗器
を用いる場合もある。
また、2次荷電粒子検出器95に2値化回路を接続し、
基準レベルにより高いか、低いかによって0レベルとル
ベルとの2値化信号に変換したうえでSIM[察装置に
送入するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば高輝度イオン源から
のイオンビームを、荷電粒子光学系により0.5μφ以
下の微細な領域に集束して走査し、イオンビームのスポ
ットを微細な回路パターンに照射し、その2次荷電制御
粒子の強度を測定して修正個所を検出する際は広い走査
域となるようにし、修正する際は狭い走査域となるよう
に制御して、0.5μ以下の分解能で修正作業を行うこ
とができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本発明で対称とするマスクの一
例を示す断面図、第2図は同平面図、第3図はマスクの
欠陥の検査装置の従来例を示す図、第4図(a)、(b
)は前記検査装置中の2値化回路の機能説明図、第5図
はマスクの欠陥装置の従来例を示す図、第6図は本発明
方法を実施する装置の一例を示す系統図である。 10、11.12・・・マスクの配線パターンの欠陥。 47・・・架台、       49・・・真空容器、
50・・・試料室、      51・・・試料交換室
、54〜64・・・真空引き手段を構成する部材、65
・・・載物台、 66、67・・・X、Y方向叩動モータ、68・・・Z
方向微動マイクロメータ、69・・・θ方向移動リング
、70・・・試料台、71〜73・・・回転導入端子、
74・・・マスクである試料、75・・・高輝度イオン
源である液体金属イオン源、76・・・コントロール電
極、 77・・・イオンビームの引き出し電極、78・・・イ
オンビーム、 78′ ・・・イオンビームのスポット。 79、79’・・・アパーチャ、80〜83・・・静電
レンズ、84・・・ブランキング電極、84.85・・
・偏向電極、86〜90・・・電源、     91・
・・高圧電源、92、93・・・電源、 94・・・ブランキング電極および偏向電極の電源の制
御装置、 95・・・2次荷電粒子検出器、 96・・・SIN@察装置、  98・・・メモリスコ
ープ。 99・・・試料のパターンの画像と原パターンの情報と
の比較回路、 100・・・原パターンの情報の格納用の磁気ディスク
、102・・・観察・検査時と欠陥修正時とで電源の作
動条件を切り換える制御系、 103・・・載物台の駆動系の制御装置。 鴇 図 (α) (b) 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、高輝度イオン源から高輝度イオンビームを引出し、
    静電レンズで集束し、集束イオンビームを偏向電極によ
    り広い走査域になるように走査して微細回路パターンを
    有する被加工物から発生する2次荷電粒子を検出器で検
    出して拡大SIM像を得て修正個所を検出し、集束イオ
    ンビームを偏向電極により上記修正個所に狭い走査域に
    なるように走査して修正し、ブランキング電極によりイ
    オンビームの上記被加工物への照射、停止を行うことを
    特徴とするイオンビーム加工方法。 2、高輝度イオン源と、該高輝度イオン源から高輝度イ
    オンビームを引出す引出し電極と、該引出し電極から引
    き出された高輝度イオンビームを集束させる静電レンズ
    と、該静電レンズで集束された集束イオンビームを偏向
    させる偏向電極と、イオンビームの微細回路パターンを
    有する被加工物への照射、停止を行うブランキング電極
    と、上記被加工物から発生する2次荷電粒子を検出する
    2次荷電粒子検出器と、該2次荷電粒子検出器から得ら
    れるSIM像を表示する表示手段と、上記被加工物上の
    修正個所を検出する際広い走査域になるようにし、上記
    修正個所を加工する際狭い走査域になるようにする制御
    手段とを備えたことを特徴とするイオンビーム加工装置
JP1117302A 1989-05-12 1989-05-12 イオンビーム加工装置 Granted JPH0260A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1117302A JPH0260A (ja) 1989-05-12 1989-05-12 イオンビーム加工装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0780731A2 (en) 1995-12-22 1997-06-25 Mitsubishi Chemical Corporation Photopolymerizable composition for a color filter, color filter and liquid crystal display device
US6521538B2 (en) 2000-02-28 2003-02-18 Denso Corporation Method of forming a trench with a rounded bottom in a semiconductor device
WO2015083804A1 (ja) 2013-12-04 2015-06-11 協同油脂株式会社 等速ジョイント用グリース組成物及びそのグリース組成物を封入した等速ジョイント

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