JPH026051Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH026051Y2
JPH026051Y2 JP20053485U JP20053485U JPH026051Y2 JP H026051 Y2 JPH026051 Y2 JP H026051Y2 JP 20053485 U JP20053485 U JP 20053485U JP 20053485 U JP20053485 U JP 20053485U JP H026051 Y2 JPH026051 Y2 JP H026051Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
entrance
goods
air
transport
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP20053485U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62108384U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP20053485U priority Critical patent/JPH026051Y2/ja
Publication of JPS62108384U publication Critical patent/JPS62108384U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH026051Y2 publication Critical patent/JPH026051Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Elevator Door Apparatuses (AREA)
  • Ventilation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は半導体製造工場などの清浄空気雰囲
気で物品を製造し、搬送する工場における物品搬
送装置に関する。
従来の技術 半導体部品、医薬品や医療機器などの超高精度
が要求される物品の製造は、無塵、無菌の清浄空
気雰囲気内での作業が、益々必要不可欠の条件と
なつている。特に、半導体製造産業界において
は、超LSI化時代への突入で、半導体製造工場の
作業室は超清浄空気雰囲気が要求されている。
このような要求は、作業室を天井から床へのク
リーンエアー〔清浄空気〕のダウンフローによつ
て清浄空気雰囲気に維持し、作業室内や、同じ階
の複数の作業空間の物品搬送を無人搬送車などを
使つて無人で行うことで実現され、このような水
平方向の物品搬送システムは物品汚染防止に相当
な成果が期待できている。しかし、工場の立地条
件の問題などから、1つの建造物内に多層階にわ
たり作業室を設け、各作業室をクリーエアーのダ
ウンフローで清浄空気雰囲気に保つと共に、各階
の作業室間で物品を上下に搬送するようにした工
場での、上下方向の物品搬送システムにおいて
は、物品汚染防止対策が未だ不十分であるという
問題が残されている。
例えば、各階の作業室間での無人の物品搬送シ
ステムはエレベータ方式を利用したものが一般的
で、その基本構造例を第5図を参照して説明す
る。第5図において、A1,A2,…は各階の作業
室で、図面では5階までを例示する。Bは各作業
室A1〜A5を上下に貫通する物品搬送室〔エレベ
ータ室〕、1は物品搬送室B内を上下動する搬送
ボツクス〔エレベータ〕、2は搬送ボツクス1を
上下動させる懸垂駆動機などのボツクス駆動系で
ある。各作業室A1〜A5には天井から床にクリー
ンエアー3をダウンフローさせて清浄空気雰囲気
に保つクリーンユニツト4,4…が装備され、ま
た物品搬送室Bにも同様なクリーンユニツト4′
が装備される。各作業室A1〜A5と物品搬送室B
は仕切壁に設けた物品出入口5,5…で通じてお
り、この物品出入口5,5…は物品搬送室Bの側
に上下に開閉可能に設置した外扉6,6…で、平
常時は閉じられている。搬送ボツクス1は物品7
を収納するもので、前面に上下に開閉する内扉8
を、上部に物品収納室にクリーンエアーをダウン
フローするクリーンユニツト9を有する。
物品7を収納した搬送ボツクス1は内扉8を閉
じて、物品搬送室Bを上下動し、所望の階、例え
ば3階の作業室A3の物品出入口5の手前定位置
で停止すると、この物品出入口5の外扉6と、搬
送ボツクス1の内扉8が開き、搬送ボツクス1内
の物品7が作業室A3内に移される。また、必要
に応じ作業室A3から搬送ボツクス1内に別の物
品7が搬入されると、両扉6,8が閉じ、搬送ボ
ツクス1が上昇又は下降する〔実願昭60―14388
号〕。
考案が解決しようとする問題点 上記の物品クリーン搬送システムにおいて、各
作業室A1〜A5は天井から床までの距離が比較的
小さくて、クリーンエアーのダウンフローによる
室内の空気清浄度は極めて高く維持できるが、物
品搬送室Bは上下に長くて、クリーンエアーのダ
ウンフローによる空気清浄効果は薄く、而も物品
搬送室Bにはボツクス駆動系2のワイヤなどの金
属屑や油屑などを飛散させる発塵源が数多く存在
しているので、物品搬送室Bの空気清浄度は高く
期待されていない。そこで、この汚染空気雰囲気
にある物品搬送室Bを上下動する搬送ボツクス1
にクリーンユニツト9を設けて自浄機能を持た
せ、物品搬送室Bの汚染空気から搬送ボツクス1
内の物品7を保護するようにしている。ところ
が、搬送ボツクス1を、例えば作業室A3の物品
出入口5の手前定位置に停止させ、両扉6,8を
開いて物品7の受け渡しを行う際に、物品出入口
5と搬送ボツクス1との隙間から、物品搬送室B
の汚染空気が作業室A3内や、搬送ボツクス1内
に流入して、この時に物品7が汚染されることが
ある。
この問題を解決するものとして、作業室と搬送
ボツクス間の物品受け渡し時に、作業室の物品出
入口と、搬送ボツクスとの間の空間を物品搬送室
から一時的に遮断するシール手段を、搬送ボツク
ス側に設けたものが提案されている。例えば、上
記搬送ボツクス1に対して、第6図乃至第8図に
示す動きをするシール手段10が付設される。こ
のシール手段10は搬送ボツクス1の物品出し入
れ用開口11の周辺部に装着されて、軸方向に伸
縮するもので、例えば第9図に示すように、開口
11の周辺部に一端が固定された2重筒状の蛇腹
状シール材12,12′と、シール材12,1
2′の先端に固定されたロ字状のパツキン材13
と、搬送ボツクス1の下部に固定されてシール材
12,12′を軸方向に伸縮させるエアーシリン
ダなどのシール駆動源14で構成される。尚、第
6図乃至第8図における、15は外扉6の開閉駆
動機構、16は内扉8の開閉駆動機構である。
上記シール手段10は次の作用をする。第6図
に示すように、搬送ボツクス1が、例えば作業室
A3の物品出入口5の手前定位置に停止すると、
先ずシール駆動源14が作動してシール材12,
12′を伸ばし、第7図に示すように、パツキン
材13を物品出入口5の周辺部に押し付けて密着
させる。これによつて、物品出入口5と搬送ボツ
クス1の間の物品出入用空間mがシール材12,
12′によつて、物品搬送室Bから遮断される。
次に、第8図に示すように、内外両扉6,8を開
いて物品7の受け渡しを行う。この物品受け渡し
が完了すると、両扉6,8が閉じられ、その後シ
ール材12,12′がパツキン材13と共に搬送
ボツクス側に縮められて、搬送ボツクス1が上昇
又は下降する。
このように、シール手段10は物品受け渡しの
際に、物品出入用空間mを物品搬送室Bの汚染空
気から遮断して、物品7の汚染を防止する。とこ
ろが、この物品汚染防止対策には、次のような不
備な点があつた。即ち、第6図の状態の時、閉じ
た外扉6と内扉8の間の局所空間mは、物品搬送
室Bの汚染空気雰囲気にあり、この状態で第7図
に示すように、シール材12,12′を伸ばすと、
局所空間mは汚染空気を閉じ込めた空間となる。
そのため、両扉6,8を開くと、局所空間mの汚
染空気が物品7を汚染する可能性があつた。この
ような可能性は僅かであるが、超LSIの製造工場
のような超清浄空気雰囲気内での製造が要求され
る物品製造工場においては、僅かの物品汚染の可
能性も品質や歩留まりに大きな影響を与え、上述
可能性を皆無にする新技術の出現が要望されてい
る。
問題点を解決するための手段 本考案は上記要望に鑑みてなされたもので、清
浄空気雰囲気に維持された作業室と、この作業室
に扉で開閉される物品出入口で通じる物品搬送室
と、この物品搬送室内を移動し、前記物品出入口
の手前定位置にて作業室との間で物品の受け渡し
が行われる物品収納搬送用搬送ボツクスとを備
え、前記搬送ボツクスは前記物品出入口の手前定
位置に在る時に、物品出入口周縁部との隙間を遮
断する軸方向伸縮自在の筒状シール手段を有する
ものである物品搬送装置において、前記搬送ボツ
クスに、前記シール手段が前記物品出入口周縁部
まで伸張した時に、シール手段と物品出入口の扉
及び搬送ボツクスで囲まれた空間の空気を吸引し
て作業室内の清浄空気を導入するバキユーム手段
を付設したことにより、上記従来問題点を解決す
るようにしたものである。
作 用 上記本考案における搬送ボツクスに付設された
バキユーム手段は、物品受け渡しの状態にある作
業室と搬送ボツクス間に在つて、搬送ボツクスか
ら伸張したシール手段で囲まれた空間の空気が汚
染空気であつても、これを系外に吸引して、作業
室の清浄空気に入れ替える作用をし、従つて、こ
の空気入れ替え後に、物品出入口の扉を開いて物
品受け渡しの作業を始めれば、物品は汚染空気に
触れることが無くなる。
実施例 本考案の一実施例を第1図乃至第4図に基づ
き、以下説明する。尚、この実施例は第6図乃至
第8図の物品搬送装置に適用したもので、第1図
乃至第4図において第6図乃至第8図と同一のも
のには同一参照符号を付す。
第1図乃至第4図は示す実施例の従来装置との
相違点は、搬送ボツクス1にクリーンユニツト9
を真空引きの用力源として利用したバキユーム手
段17を付設したことである。ここで第1図は外
扉6が開く前の状態、第3図はその部分を拡大し
て示すものである。また第2図は外扉6が少しだ
け開いたときの動作状態、第4図はその部分を拡
大して示すものである。この構成において、バキ
ユーム手段17における、18,18…はシール
手段10の外側シール材12と内側シール材1
2′を貫通して外部に導出されたフルキシブルな
パイプで、これはロ字状シール材12,12′の
例えば上下左右の計4箇所に設置される。19は
4本の搬送室18,18…の外側端部に連結され
た中継管で、搬送ボツクス1の上部に固定され
る。20は中継管19を介してパイプ18,18
…に連結され連通するダクトで、略中央部に内部
空気流路を適宜遮断する電磁弁等のバルブ21を
有する。ダクト20の非パイプ側の先端開口は、
搬送ボツクス1のクリーンユニツト9の空気取入
口の一部に設定される。
尚、クリーンユニツト9は、フアン22と、こ
れを回転させるフアン駆動源23、及びエアーフ
イルタ24を具え、フアン22の回転で空気取入
口25から物品搬送室Bの空気を吸引して、エア
ーフイルタ24で除塵し、クリーンエアーにし
て、搬送ボツクス1内にダウンフローするもので
ある。また、このクリーンユニツト9は、図示し
ないが、搬送ボツクス1内をダウンフローしたク
リーンエアーを循環させて吸引するものであつて
もよい。
バキユーム手段17のバルブ21は平常時は閉
状態にあり、第2図の状態の時にだけ所定時間開
く。即ち、搬送ボツクス1が、例えば作業室A3
の物品出入口5の手前定位置で停止〔第1図の状
態〕し、シール手段10のシール材12,12′
を伸ばしてパツキン材13を物品出入口5の周辺
部に密着させてから、第2図に示すように外扉6
が少しだけ開いた時に、バルブ21は全開する。
すると外扉6、シール材12,12′、内扉8で
囲まれた局所空間mの空気〔汚染空気〕が内側シ
ール材12′の4箇所より突出するパイプ18,
18…で吸引されて、ダクト20からクリーンユ
ニツト9に吸引される。このパイプ18,18…
の空気吸引に応じて、少し開いた外扉6と物品出
入口5との隙間から、作業室A3の洗浄空気が局
所空間mに流入する。従つて、局所空間mの空気
は急速に清浄空気に入れ替わり、この空気入れ替
えが十分に行われる時間でもつて、バルブ21を
タイマコントロール等で自動的に閉じる。その
後、外扉6を全開し、内扉8を開いて、作業室
A3と搬送ボツクス1間の物品受け渡し作業を行
う。この時、局所空間mは洗浄空気に入れ替わつ
ているので、物品7が汚染される心配はほぼ皆無
となる。
尚、本考案は上記実施例に限らず、搬送ボツク
ス前面のシール手段にリング状の風船を使用した
ものにも同様に適用できる。また、バキユーム手
段は、シール手段のシール材にバキユームパイプ
を貫通させるものに限らず、シール手段を避けて
バキユームパイプを配置することも可能である。
考案の詳細な説明 本考案によれば、搬送ボツクスの通る物品搬送
室の空気の洗浄度が悪くても、搬送ボツクスと作
業室の間の物品受け渡しの直前で、搬送ボツクス
と作業室の間のシール手段で仕切られた物品出入
用空間の空気がバキユーム手段にて清浄化される
ので、物品受け渡し時の物品汚染問題が解決さ
れ、超LSIなどの超高清浄空気雰囲気下での製造
や搬送が要求される物品の搬送装置として、好適
なものが提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に係る物品搬送装置
の一実施例を示す各動作状態での要部側断面図、
第3図は第1図の部分拡大図、第4図は第2図の
部分拡大図である。第5図は物品上下搬送システ
ムにおける従来の物品搬送装置の概略側断面図、
第6図乃至第8図は本考案の前提となる物品搬送
装置の各動作状態での要部側断面図、第9図は第
6図の一部の拡大図である。 A1〜A5……作業室、B……物品搬送室、1…
…搬送ボツクス、5……物品出入口、6……扉
(外扉)、7……物品、10……シール手段、17
……バキユーム手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 清浄空気雰囲気に維持された作業室と、この作
    業室に扉で開閉される物品出入口で通じる物品搬
    送室と、この物品搬送室内を移動し、前記物品出
    入口の手前定位置にて作業室との間で物品の受け
    渡しが行われる物品収納搬送用搬送ボツクスとを
    備え、前記搬送ボツクスは前記物品出入口の手前
    定位置に在る時に、物品出入口周縁部との隙間を
    遮断する軸方向伸縮自在の筒状シール手段を有す
    るものである物品搬送装置において、 前記搬送ボツクスに、前記シール手段が前記物
    品出入口周縁部まで伸張した時に、シール手段と
    物品出入口の扉及び搬送ボツクスで囲まれた空間
    の空気を吸引して作業室内の清浄空気を導入する
    バキユーム手段を付設したことを特徴とする物品
    搬送装置。
JP20053485U 1985-12-26 1985-12-26 Expired JPH026051Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20053485U JPH026051Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20053485U JPH026051Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62108384U JPS62108384U (ja) 1987-07-10
JPH026051Y2 true JPH026051Y2 (ja) 1990-02-14

Family

ID=31163129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20053485U Expired JPH026051Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH026051Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2591792B2 (ja) * 1988-05-26 1997-03-19 株式会社日立製作所 清浄作業台
JP5419334B2 (ja) * 2007-07-23 2014-02-19 キヤノン株式会社 生化学反応装置
JP5789121B2 (ja) * 2011-04-27 2015-10-07 大塚製薬株式会社 昇降アイソレータ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62108384U (ja) 1987-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5401212A (en) Environmental control system
US5431599A (en) Environmental control system
KR100281942B1 (ko) 도킹 및 환경 정화 시스템
US5195922A (en) Environmental control system
WO1990005549A1 (en) Clean air cabinets
JPH026051Y2 (ja)
JPH0231496Y2 (ja)
WO2021017149A1 (zh) 高密闭制粒、干燥、混合一体机
JP2000085963A (ja) クリーン作業装置
JP2004269214A (ja) 浄化空気通風式の保管設備
JPH0334581Y2 (ja)
CN214486984U (zh) 连续灭菌超净工作台
JP6329195B2 (ja) クリーンルーム構造体
JP2006284025A (ja) 清浄度が保持される製造設備
JPH0240002Y2 (ja)
JPH03158320A (ja) クリーンチューブ搬送装置
JPH0332697B2 (ja)
JPH03177732A (ja) 半導体の無塵化製造システム
JP4660954B2 (ja) アイソレータからの物品排出装置
JP4350502B2 (ja) パスボックス及び搬送システム
JP3747377B2 (ja) 半導体ウエハなどの保管方法
JP2652796B2 (ja) バイオハザード・アンティルーム
JP2000085962A (ja) クリーン作業装置
JPS6328046A (ja) カセツト搬送ボツクス
JPH068696B2 (ja) 搬送兼エア−シャワ−装置