JPH0258031B2 - - Google Patents

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JPH0258031B2
JPH0258031B2 JP57226888A JP22688882A JPH0258031B2 JP H0258031 B2 JPH0258031 B2 JP H0258031B2 JP 57226888 A JP57226888 A JP 57226888A JP 22688882 A JP22688882 A JP 22688882A JP H0258031 B2 JPH0258031 B2 JP H0258031B2
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JP
Japan
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welding
weaving
frequency component
consumable electrode
torch
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Application number
JP57226888A
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JPS59120369A (ja
Inventor
Shinichi Sarugaku
Akira Dobashi
Yukiro Tsuji
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Hitachi Ltd
Hitachi Keiyo Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Keiyo Engineering Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/565,199 priority patent/US4556777A/en
Priority to EP83113125A priority patent/EP0112579B1/en
Priority to DE8383113125T priority patent/DE3376964D1/de
Publication of JPS59120369A publication Critical patent/JPS59120369A/ja
Publication of JPH0258031B2 publication Critical patent/JPH0258031B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K9/00Arc welding or cutting
    • B23K9/12Automatic feeding or moving of electrodes or work for spot or seam welding or cutting
    • B23K9/127Means for tracking lines during arc welding or cutting

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
  • Arc Welding In General (AREA)
  • Machine Tool Copy Controls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 この発明は消耗電極を用いたウイービング溶接
法における溶接トーチの制御方法および装置に関
し、特に消耗電極である溶接ワイヤーを流れる溶
接電流の変化によつて溶接トーチを溶接線に沿つ
て倣い制御をする方法および装置に関するもので
ある。
〔従来技術〕
従来からウイービング溶接法は消耗電極式アー
ク溶接法の一例として知られている。この方法は
V開先を有した鋼板同士を突合せ溶接したり、壁
面と壁面との交差部を隅肉溶接したりする場合に
広く用いられている溶接法である。このウイービ
ング溶接法においては、溶接トーチを周期的に揺
動させることから、このトーチの揺動周期の左右
のピーク時の溶接電流を比較することによつてト
ーチの揺動中心を修正し、溶接線を追従する溶接
線倣い制御技術も知られている。
この溶接線倣い制御技術を図面を参照して説明
する。第1図はV開先を有した鋼板板との突
合せ溶接におけるウイービング溶接法を示す。溶
接トーチTは点Pを中心としてV開先の先端を狙
う状態から左右に一定の振幅と周期を有して揺動
(O→A→O→B→O……)させられる。このよ
うに溶接トーチTを揺動させた場合に、トーチの
揺動量の変化△Xに応じて、溶接ワイヤーWを流
れる溶接電流の変化△iが生ずる(第2図)。こ
の際、溶接トーチTがウイービング振幅のピーク
であるAおよびBの位置に来たときに、溶接電流
変化のピークが現われることになるので、溶接電
流変化の波形はウイービング揺動運動の2倍周期
となる。次に、溶接トーチTのウイービング動作
の中心がV開先の先端からηだけずれた場合の溶
接トーチTのウイービング振幅およびそれに応じ
た溶接電流の変化を第3図によつて説明する。
今、溶接トーチTがV開先の先端に向けられた状
態O′とウイービング振幅の中心Oとの変位がη
とすると、そのウイービング振幅は第3図上方の
波形に示すように、第2図のそれを比較して上方
にηだけ平行に移動したものになる。この際に溶
接トーチTがAおよびBの位置にある場合に溶接
電流変化のピークが出ることは第2図の場合と同
じであるが、溶接トーチTから伸びた溶接ワイヤ
ーWの先端と被溶接鋼板のV開先面との距離が相
違するために、ピークの出方に高低が生じる。つ
まり、Aの位置に対応する溶接電流は大きく、B
の位置に対応する溶接電流は小さくなる。また溶
接電流の変化の各の部分も、第2図におけるOの
位置に対応する溶接電流値から、第3図において
溶接トーチTがV開先の先端を狙うO′の位置に
偏移する。
従来、このような溶接トーチTのV開先先端か
ら偏移を修正するために、AおよびBの位置に対
応する溶接電流のピーク時の大きさを比較した
り、一定期間の溶接電流値を積分したものを比較
したりして溶接トーチTの修正制御信号を算出す
るものが知られていた。
このようにウイービングを用いた消耗電極式ア
ーク溶接において、溶接電流変化をとらえて、ト
ーチの揺動中心位置の制御を行なう方法は、トー
チ位置検出用の特別のセンサーが不要になり、ト
ーチまわりの構造が簡単で、小形化されて狭い所
での溶接にも適用できるという利点がある。ま
た、アーク現象によつて生ずる熱、光、スパツ
タ、ヒユームなどの影響を受けないという利点も
ある。しかしながらその反面、アーク現象は、被
溶接物の表面状態の変化により、影響を受けるほ
か、消耗電極の熱による溶融と、その電流変化に
より、複雑な変化をするという問題もある。
アーク現象は一般的にシヨートアークとスプレ
ーアークに大別されるが、シヨートアーク状態で
は、揺動周期よりはるかに短い周期で大きな電流
変化が起る。つまり、シヨートアーク状態におい
ては、消耗電極がフイーダにより供給されてワー
クに接触するという短絡電流が流れ、それによつ
て消耗電極が溶けて、アーク電流が流れ、順次消
耗電極が供給されるので次々と以上の現象をくり
返すことがよく知られている。この現象は、30Hz
の比較的安定した周期で第4図に示すように激し
く変化する。このためトーチの揺動周期による電
流変化がとらえにくく、特に、揺動に起因するピ
ーク電流をとらえて制御することは不可能に近
い。
また、スプレーアークでも、大電流においては
被溶接物が大電流によつて溶け、また溶けたワイ
ヤーが球状体となつてV開先内に存在するため、
溶接中のワークの表面が丸味おび、例え溶接トー
チを揺動させても、ワーク表面と溶接トーチから
伸びた溶接ワイヤーW先端の距離が変化しないの
で溶接電流の変化も第2,3図で示したもののよ
うに周期的でなく、極めて複雑なものでこれを制
御情報とすることは困難である。
〔発明の目的〕
この発明は、以上に説明した従来技術の欠点を
克服するために開発されたものであり、複雑な溶
接電流変化の波形から特定の周波数成分のみを取
り出して、それを溶接トーチの修正のため利用し
て追従精度の高い溶接線倣い制御方法および装置
を提供することを目的とするものである。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するために、この発明は消耗電
極を、一定の周期で揺動させながら溶接線に沿つ
て被溶接物を電気溶接するウイービング溶接にお
いて、消耗電極を流れる溶接電流の変化の波形を
周波数分析して、上記周期及びその1/2周期の
周波数成分のみに着目して、揺動周期の周波数成
分を減少させるようにウイービング動作を制御す
るようにしたものである。
従来技術の項でも説明をしたように、水平隅
肉、開先きの溶接線は、2つの壁の会わせ部分に
ある。その2つの壁に接近するようアーク溶接し
ながら揺動するとき大局的には壁では電流は、極
大になり、溶接線附近では極小になる。
したがつて、一周期揺動する間に2回のピーク
と2回の底がある。上記、2回のピークの高さを
等しくすれば溶接線は、揺動の中心に来ることは
知られている。アーク現象は、複雑で、変化が激
しいが、上記の一周期毎に起る2回のピークに注
目してそれを等しくするために、揺動周期とその
1/2周期に着目することが特に意義がある。
そのために、この出願は消耗電極をウイービン
グさせながら溶接をする際に、消耗電極を流れる
溶接電流の変化を検出して溶接トーチを溶接線に
沿つて倣い制御するものにおいて、上記検出され
た溶接電流の変化から、ウイービング周期に等し
い揺動周波数成分と、その1/2周期に等しい2
倍揺動周波数成分とを取り出し、その周波数成分
から計算された制御出力によつてウイービング動
作の揺動中心の位置を修正するように構成した溶
接線倣い制御方法の発明に関するものである。
さらにこの出願は、消耗電極である溶接ワイヤ
ーを備えた溶接トーチと、該溶接トーチを少くと
も2方向に移動可能に支持するためのトーチ支持
手段と、該トーチ支持手段を一方の方向にウイー
ビング動作させるための揺動手段と、該トーチ支
持手段を溶接線に沿う方向に移動させるための移
動手段と、消耗電極を流れる溶接電流の変化を検
出するための検出手段と、該検出手段による検出
電流変化からウイービング周期に等しい揺動周波
数成分と、その1/2周期に等しい2倍揺動周波
数成分とを取り出すためのフーリエ関数変換手段
と、該周波数変換手段からの出力を制御出力とし
て前記溶接トーチのウイビング動作の揺動中心位
置を修正するための制御手段とから構成される溶
接線倣い制御装置の発明に関するものである。
この発明の基本的な考え方をさらに詳細に説明
する。既に従来技術の説明において、ウイービン
グ溶接動作中の消耗電極の位置の変化による溶接
電流の変化で、ウイービング動作の揺動中心がV
開先先端に一致した場合のものが第2図に示され
ている。これによつて、第3図に示したような、
ウイービングの揺動中心がV開先先端に対してη
だけ偏移した場合を考える。この時の溶接電流
は、第3図における消耗電極の移動量X0X1…に
対応する、第2図の状態における溶接電流I0I1
を求めることによつて得られる。
このようにして得られた第3図における溶接電
流変化の波形は、第2図に示すような溶接電流変
化の波形の周波数成分(ウイービング動作の揺動
周期の1/2周期に等しい。前述の2倍揺動周波
数成分)と、それの1/2の周波数成分(ウイー
ビング動作の揺動周期に等しい。前述の揺動周波
数成分)との合成波として近似されることがわか
る。
これらのことから、ウイービング動作の揺動中
心がV開先先端に一致している場合には、溶接電
流変化の波形はウイービング周期の1/2周期に
等しい2倍揺動周波数成分から成るもので、ウイ
ービング動作の揺動中心がV開先先端から偏移し
た場合には、上記2倍揺動周波数成分と、その
1/2の周波数(2倍の周期)のウイービング周
期に等しい揺動周波数成分との合成波となること
が判明した。従つて、溶接電流変化の波形から、
揺動周波数成分と2倍揺動周波数成分とを取り出
し、溶接電流変化の波形から揺動周波数成分がな
くなつた、2倍揺動周波数成分が顕著になるよう
にウイービング動作の揺動中心の位置を制御すれ
ば溶接線に沿つた溶接トーチの倣い制御が達成出
来ることが理解できる。
さらに、この出願の発明における一つの好まし
い実施態様として、ウイービング動作の揺動中心
の位置を修正するために出力される制御出力は、
ウイービング動作の揺動波形が特定の状態になつ
たときに出力されるように構成することができ
る。
また、さらにこの出願の発明の別の好ましい実
施態様として、ウイービング動体の揺動波形は所
望の振幅Aを有した正弦波であり、該ウイービン
グ動作によつて生ずる溶接電流の変化から取り出
された揺動周波数成分の振幅がD1であり、かつ
2倍揺動周波数成分の振幅がD2であるとすると、
−jA/4・D1/D2に応じて制御出力が出力されること ができる。また、ウイービング動作の揺動波形
は、周期を異にする2種以上の正弦波群より成つ
た正弦波とすることもできる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照しな
がらさらに詳細に説明する。第5図は、本発明を
実施するための自動溶接装置であり具体的には直
交形ロボツトを用いた自動溶接装置である。ここ
においてはTはアーク溶接トーチ、2は先端部に
溶接トーチTを支持し、前後方向(図中X方向)
に移動可能とされた前後軸、3はその前後軸2を
X方向に移動させるための駆動モートル、4は上
記前後軸2を支持し、それを上下方向(図中Z方
向)に移動可能にした上下軸、5はその上下軸4
をZ方向に移動させるための駆動モートル、6は
ロボツト1全体を溶接方向に移動させる走行軸、
7は溶接機電源、8は溶接ワイヤー送給モート
ル、9は溶接ワイヤーリール、10は溶接ワイヤ
ー、およびは被溶接材である。
この自動溶接装置は、被溶接材とをV開先
突合せ溶接するもので、図面に直方した方向に伸
びている溶接線に沿つて、ロボツト1が走行軸6
上を走行しながら溶接トーチTをX方向にウイー
ビングさせつつ溶接をしていくものである。この
自動溶接装置に用いたロボツトは直交形のものが
図示されているが、これは極座標形ロボツトであ
つても関節形ロボツトであつてもよい。
次に、第5図に示した自動溶接装置を制御する
ための制御回路のブロツク図を第6図に示す。
第6図において3は第5図の前後軸モートル、
5は同じく上下軸モートル、7は溶接機電源を示
す。13は溶接電流検出装置で、アーク溶接時の
溶接機電源の変化をとらえて制御信号にするため
の装置である。14は、フーリエ関数変換器
(FFT)で14aのA/D変換器、14bの周波
数解析器、14cのスペクトル出力器よりなつて
いる。これにおいてスペクトル出力器14cは、
揺動周波数成分、2倍揺動周波数成分、定数成分
をそれぞれの処理装置に分配出力する。このよう
なフーリエ関数変換器は従来から公知のものであ
り、これをそのまま利用してもよい。15は、揺
動周波数成分D/A変換器、16は2倍揺動周波
数成分D/A変換器で、それぞれFFT14内の
スペクトル出力器14Cから出力を受け、信号処
理器に出力するためD/A変換を行なう。ここに
おいて揺動周波数成分とは、前述したように、溶
接電流の周期的変化の中に含まれている溶接トー
チのウイービングの揺動中心がV開先先端からズ
レることによつて発生する周波数成分であり、2
倍揺動周波数成分とは、上記揺動周波数成分を2
倍した周期の周波数成分であり正常なウイービン
グ運動に起因して発生するものである。
17は、信号処理器で、揺動周波数成分D/A
変換器15と2倍揺動周波数成分D/A変換器1
6との出力比をとり、揺動に対して信号を出力す
る。17aは前記揺動周波数成分と2倍揺動周波
数成分とを比較する比較器であり、17bはこの
比較器17aからの出力に応じて適当な制御信号
を発生する信号制御装置である。
18は信号制御装置17bからの制御信号に応
じて前後軸モートル3に制御指令を与える第1サ
ーボ制御装置である。19は揺動指令装置で第1
サーボ制御装置18に揺動指令を与えて前後軸モ
ートル3を揺動させるとともに、スペクトル出力
器14cを制御して揺動周波数と2倍揺動周波数
を指令する。また、信号処理器17を制御して、
信号制御装置17bが出力するタイミングを指令
する。
20はCPUで、この自動溶接装置の溶接作業
内容を記憶した記憶装置を内蔵して、揺動指令装
置19に揺動波形を指令し、第1サーボ制御装置
18に作業位置、作業速度、作業加速度を指令し
て制御し、かつ、第1サーボ制御装置18が信号
処理器17の出力指令を演算するための指令を行
なう。
21は、定数成分D/A変換器で、定数成分設
定器22の設定値と比較して、上下軸モートル5
の上下方向位置の制御を行なう。すなわち、溶接
電流の定数成分が、設定器22での設定値と等し
くなるよう、消耗電極10のワーク,よりの
高さを制御して、それを所定の値に制御する。
24は第2サーボ制御装置で、第1サーボ制御
装置と同様に、CPU20より作業位置、作業速
度、作業加速度の指令を受けて、上下軸モートル
5を制御する。
次に、第6図に示した本発明の制御装置におけ
る周波数解析のやり方、およびその理論的根拠を
以下で具体的かつ詳細に説明する。
今、第5図において消耗電極10の位置のウイ
ービング揺動中心からの距離をXとし、その揺動
中心がワーク,のV開先先端11を適度溶接
線(図面に垂直方向)よりもηだけずれていると
し、ウイービングの揺動振幅をA、その揺動関数
を時間の関数としてW(t)とすると(ただし1W
(t)1≦1)、 X=A・W(t)+η (1) である。さらにW(t)として左右対称な周期律
揺動関数を選ぶものとし、その周期をTとする
と、 W(t+T/2)=−W(t) (2) である。
また、第7図のウイービング溶接時のV開先部
分の略図において、溶接トーチから伸びた消耗電
極10の先端のV開先先端からの距離をl0とする
と、ウイービングにおけるX軸方向の偏移はXで
あるから、その消耗電極10のV開先側面からの
高さhは、Xの関数で表わすことができる。
h=f(x)+l0 (3) このときの溶接電流Iは、このhの一次関数と
して表わされることが実験によつて明らかにされ
た。
I=−ah+b (4) ここにおいて、a.bは正の定数である。
(1),(3),(4)を用いることにより、溶接電流Iは
時刻tの関数として I(t)=−a(f(AW(t)+η)+l0)+b と表わすことができる。
これをフーリエ変換すると下記のようになる。
G(k)=∫〓+T〓I(t)e-jktdt (5) ここにおいて、ρは任意の実数である(比例定
数は簡単のためにはぶく)。今、揺動周波数のn
倍の成分を考える。
G(nw)=∫〓+T〓I(t)e-jnwtdt ここで、式(2)の性質を用いることにより、 G(nw)=∫T/2 -T/2I(t)e-jnwtdt (6) となる。ただし、ω=2π/T0ここで ∫T/2 -T/2C・e-jnwtdt=0 (7) であるから、式(5)は以下のようになる。
G(nw)=−a∫T/2 -T/2f(x)e-jnwtdt (8) 今.f(x)=g(x/A)、η=Aξとすると f(AW(t)−η)=g(W(t)+ξ) (9) となり、これをξのまわりにテーラ展開すると、 g(W(t)+ξ)=m=0 W(t)/m!・g(m)(ξ) (10) ただし g(m) (S)=dng(S)/dSm ∴G(nw)=−a∫T/2 -T/2∞m=0 W(t)m/m!g(m)(ξ)e-jnwtdt (11) (10)の項別積分を行なうと G(nw)=−am=0 g(m)(ξ)/m!∫T/2 -T/2Wm(t)・e-jnwtdt (12) となる。こゝで Cm,n=∫T/2 -T/2W(t)me-jnwtdt (13) とするとCm,nは揺動関数W(t)によつて定
まる定数である。
(11)において Dn=g(m)(ξ)/m! (14) とすると G(nw)=−am=0 Cmn Dm (15) G(nw)は、数値積分で求められる値である。
したがつて、G(nw)/−a、Dmをベクトル〓、〓 とし、Cm,nをマトリツクスMとすると 〓=M〓 (16) これにより、代数的手法によつて 〓=M1〓 (17) が求められる。
今あるmに対しg(m)-1がわかれば(14)より、 ξ=g(m)-1(m!Dm) (18) したがつて、下記により η=Ag(m)-1(m!Dm)=A1-mf(m)-1(m!Dm)
(19) ηが求められる。
すなわち、揺動関数W(t)を適切に選び、溶
接電流を揺動関数の関数として表わせば、フーリ
エ変換と、演算とにより第3図の揺動中心のずれ
ηを求めることができる。
ηを求めて、これを検出値としてx方向の修正
値として指令してやれば、自動溶接装置はトーチ
を溶接線上に位置決めすることができる。
例えば x=Asin wt+η W(t)=Asin wt f(x)=−x2/B とすれば(Bは0でない実数) I=a/Bx2+l0+b g(y)=f(Ay)=−A2/By2 g(1)(y)=−2A2/By g(2)(y)=−2A2/B,g(3)(y)=0 (13)より、Co,n=0,C1.1=T/2j、C2.1=0 C1.2=0,C2.2=−T/4(14)よりD1=−2A2/B ξ D2=−2A2/2B (15)より G(w)/−a= 〓m Cm1Dm=C11D1 =T/2j(−2A2/Bξ)=−TAjη/B G(2w)/−a= 〓m Cm2Dm=C22D2 =−T/4(−2A2/2B)=TA2/4B 従つて η=−jA/4・G(w)/G(2w) (20) となり実数η、すなわち第6図の第1サーボ制御
装置18の出力が決定される。この式(20)はη
がG(W)即ち揺動周波数成分に比例し、G(2W)
即ち2倍揺動周波数成分に反比例していることを
表しており、また上記(20)式を導くための途中
の式 G=(W)/−a=−TAjη/B は、ηが揺動周波数成分に単独に比例しているこ
とを示している。
上記式(20)において、複素単位jがかかつて
いるが、G(W)とG(2W)が複素数として求ま
るため、η自身は実数となる。
左右どちらにずれたかはηの虚数部の符号で判
定出来る。これは、G(W)が左にずれた時と右
にずれた時で位相が180゜変化するためである。
今、位相をψとすると ψ=tan-1Re(G(w))/Im(G(w)) ここにRe(G(W))はG(W)実数部、Im(G
(W))はG(W)の虚数部を示す。またtan-1は−
180゜<tan-1x≦180゜をとるものとする。
第3図のようにずれている場合は G(W)=aTAjη/Bとなる(η>0)。
このため、ψは0となる。
また逆方向にずれている時は G(W)=aTAj(−η)/B となる(η>0、−η<0)。
このためψは180゜となる。
実際の制御では多少のノイズが乗るがψが0付
近であれば第3図の方向にψが180゜付近であれ
ば、その逆方向にずれていると判定出来る。ただ
し、実際の制御上のψを計算する必要はなく式
(20)で求めたηの符号によつて判定し、制御す
れば良い。
〔発明の効果〕
この発明は以上のように構成したことにより、
従来の溶接電流のピークを検知して倣い制御をす
る方法と比較すると、実際の複雑な電流変化の波
形であつても溶接線に対して精度の高い追従が達
成されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はV開先を有したウイービング溶接の説
明図、第2,3図は第1図に示すようなウイービ
ング溶接を行つた際の論理的なウイービング揺動
運動と溶接電流の変化との関係を示した波形図、
第4図は実際の溶接電流の変化を示した波形図、
第5図は本発明の方法を実施するための自動溶接
装置を示す概略図、第6図は本発明の装置を制御
するための制御回路のブロツク図、第7図は本発
明の基本的考え方を説明するための説明図であ
る。 1…自動溶接ロボツト、10…消耗電極、T…
溶接トーチ、14…フーリエ関数変換器、17…
信号処理器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 消耗電極をウイービングさせながら溶接をす
    る際に、消耗電極を流れる溶接電流の変化を検出
    して溶接トーチを溶接線に沿つて倣い制御する溶
    接線倣い制御方法において、上記検出された溶接
    電流の変化から、ウイービング周期に等しい揺動
    周波数成分を取り出し、この周波数成分を減少さ
    せるようにウイービング動作の中心位置を制御す
    ることを特徴とする溶接線倣い制御方法。 2 上記取り出されたウイービング周期に等しい
    揺動周波数成分の大きさに応じて制御出力が出力
    されることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の溶接線倣い制御方法。 3 消耗電極をウイービングさせながら溶接をす
    る際に、消耗電極を流れる溶接電流の変化を検出
    して溶接トーチを溶接線に沿つて倣い制御する溶
    接線倣い制御方法において、上記検出された溶接
    電流の変化からウイービング周期に等しい揺動周
    波数成分を取り出すと共にウイービング周期の
    1/2周期に等しい2倍揺動周波数成分を取り出
    し、(揺動周波数成分)/(2倍揺動周波数成分)
    が小さくなるようにウイービング動作の中心位置
    を制御することを特徴とする溶接線倣い制御方
    法。 4 上記検出された溶接電流の変化からウイービ
    ング周期に等しい揺動周波数成分と共にウイービ
    ング周期の1/2周期に等しい2倍揺動周波数成
    分を取り出し、(揺動周波数成分)/(2倍揺動
    周波数成分)の大きさに応じて制御出力が出力さ
    れることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載
    の溶接線倣い制御方法。 5 ウイービング動作の揺動波形は所望の振幅A
    を有した正弦波であり、上記ウイービング動作に
    よつて生ずる溶接電流の変化から取り出された揺
    動周波数成分の複素振幅がD1であり、かつ2倍
    揺動周波数成分の複素振幅がD2であるとすると、
    (−jA/4)・(D1/D2)の大きさに応じて制御
    出力が出力されることを特徴とする特許請求の範
    囲第4項記載の溶接線倣い制御方法。 6 消耗電極である溶接ワイヤーを備えた溶接ト
    ーチと、上記溶接トーチを少なくとも2方向に移
    動可能に支持するためのトーチ支持手段と、上記
    トーチ支持手段を一方の方向にウイービング動作
    させながら溶接線に沿う方向に移動させるための
    駆動手段と、消耗電極を流れる溶接電流の変化を
    検出するための検出手段と、上記検出手段による
    検出電流変化からウイービング周期に等しい揺動
    周波数成分を取り出すためのフーリエ関数変換手
    段と、上記フーリエ関数変換手段からの出力を揺
    動周波数成分の大きさに応じて駆動手段を制御し
    て溶接トーチのウイービング動作の中心位置を制
    御する制御手段からなることを特徴とする溶接線
    倣い制御装置。
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