JPH0257710A - 固定ネジを固定するための遠隔操作しうる装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、固定ネジを固定するための遠隔操作しうる装
置に関する。

〔従来の技術〕

少なくとも２個の部品を組立てるにはネジ−ナツト系、
カラーまたはクランプジョー（クランプ）が用いられる
。

これらの公知の組立手段は、接続すべき部品の少なくと
も一方に接続しかつ緊締手段と連携する機械的部材から
なり、前記組立手段を緊締することにより各部品の接続
が確保される。

この組立手段はナツト、カラー　クランプ（クランプジ
ョー）および緊締手段（すなわちネジ）とすることがで
きる。

接続された各部品は応力、特に振動を受けた際にも保持
されることが一般に望ましい。特に装置を回転させる場
合、この種の振動がネジを弛緩させるということがしば
しば観察される。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明の課題は、上記の問題を解決するネジ固定装置を
提供することにある。

この装置は、ヘッドと本体の一部とが組立てるべき部品
の外部に緊締状態で保持されている限り、任意のネジに
つき使用することができる。これは遠隔操作しうろこと
が特に望ましい。本明細書において、「遠隔操作」とは
、問題とする装置から遠隔制御されかつ機械によって行
なわれる任意の操作を意味する。

〔課題を解決するための手段〕

本発明による装置は、ヘッドと本体の一部とがクランプ
部材の外側に保持される固定ねじを固定するための遠隔
操作しうる装置において、ネジの周囲に配置された環状
の凹部が設けられている固定支持部を備え、前記凹部は
ショルダーとその底部に設けたバネとにより部分的に閉
塞されたネジのヘッド方向への単一の開口部を備え、さ
らに他のショルダーを有すると共にその内面に相補的な
形状によりネジで支持されたリング手段と連携しうる手
段を有する可動部材を備え、この可動部材は前記凹部内
に装着されかつその内部で、バネを圧縮しかつリングを
解除する非固定位置と、両ショルダーが接触して前記可
動片の手段がリング手段と連携する固定位置との間を、
軸方向に並進的にではあるが非回転的に移動することを
特徴とする。

本明細書において、バネは可動部材の変位を可能にする
ように弾性変形しうる任意の手段、特に慣用のバネを意
味すると理解される。

前記可動部材は前記環状凹部内で非回転的に「摺動」し
て、装置の回転を確実に阻止する。

これは任意の手段、特に可動部材の外面の形状と支持体
におけるショルダーの内面の形状の特異性によって得る
ことができ、これらの形状は固定位置にて対向する。

可動部材の外面は、環状凹部内で抗トルクの役割を果す
ようにされねばならない。前記可動部材および前記ショ
ルダーのそれぞれ外面および内面は多角形、特に六角形
、正方形などとすることができる。

さらに、回転阻止は他の手段により、特にピン型システ
ムにより得ることができる。

固定位置において、ネジと可動部材は、それぞれネジに
より支持されたリングおよび可動部材の内面に位置する
手段によって接続される。

これらの手段は相補的形状により連携する。有利には、
この手段は溝部またはその均等物であるのが好ましい。

これらは固定位置にて互いに嵌合し、かつたとえばネジ
を捩る際にリングを解除させかつネジと可動部材との連
結を解除させるよう変位させられうる。

この種の変位を行うには、ネジの軸に沿って可動部材に
圧力を加えれば充分である。

本発明による装置の支持部は任意のフレーム、特にクラ
ンプすべき部品の少なくとも１つの表面に固定すること
ができる。

ネジの回転軸線に対して垂直な表面に固定されるが好ま
しい。

任意の固定方式、特に溶接が適している。

本発明による装置はクランプ、カラーなどと組合せて使
用される固定ネジにつき有利に使用される。

この装置は設計および操作が簡単であるという利点を有
する。

事実、これは少数の部材で構成され、機械加工が容易で
あり、かつたとえばネジドライバ装置を当接してネジを
捩る際に可動部材に対し簡単に接触して機能する。

したがって、これはたとえば遠隔操作機、ロボットなど
により完全に遠隔操作に適し、したがって人間が接近し
えない領域、たとえば放射能領域に有利に使用すること
ができる。

さらに、軸を任意の方向、特に水平面、垂直面、傾斜面
に配向させたネジについても用いうろことが注目されよ
う。

〔実　施　例〕

以下、添付図面を参照して本発明による装置を実施例に
つき一層詳細に説明する。

それぞれ表面３．４を備え、その形状が互いに一致して
それらの間の良好な接触を確保するような部品ｌおよび
２を接続する。

組立手段はクランプ５であって、その緊締はブロック７
上で同時に作用するネジ６により調節される。前記ブロ
ックはネジに沿って摺動し、かくして部品１および２を
包囲するクランプの位置決めする方向の移動またはその
反対方向の移動を生ぜしめる。ネジの脚部８を正確に案
内するため、ネジと接触する部品２の外表面に四部９が
設けられる。

部品１および２をその表面３，４により互いに接触させ
、クランプがこれらの部品を包囲するようクランプとネ
ジとを設置する。次いで、ネジをそのヘッド１０により
緊締し、ブロック７を上昇させ、かくしてクランプの脚
部１１とネジの脚部８とを部品１，２に接触させ、所望
の圧力が得られるまで緊締を続ける。

この装置およびその操作は完全に周知のものである。

本発明によれば、このようにして得られた組立体を固定
するための装置が提供される。

これは部品２、より正確にはその表面１３に固定された
支持部１２を備えている。この支持部は溶接部１４によ
って固定されている。

支持部１２はネジの周囲に配置された部材１５を備え、
ここに環形状の凹部１６を配置してその回転軸をネジの
回転軸に一致させる。四部１６は、ネジ１０のヘッド方
向に１個のみの開口部を有する。この開口部は凹部の全
面を占めることなく、支持部のショルダー１７がこれを
部分的に閉塞する。この四部には可動部材１８が自由摺
動し、この可動部材にはショルダー１９を設けて、ショ
ルダー１７に接触した際にこの部材が凹部から離脱する
のを防止する。前記四部の幅は、摺動を確保すべくショ
ルダー１９の幅よりも若干大である。

部材１８の内面（ネジとは反対側）に溝部を設けてその
溝部が歯付き部分２０を形成するようにし、この歯付き
部分はネジにより支持される、同寸法の溝部を同様に設
けたリング２１に嵌合することができる。

リング２１の変位はネジによって調節される。

可動部材１８の変位はネジとは独立している。これは操
作員により可動部材１８の表面２２（すなわちネジ・ヘ
ッドに指向する表面）に加えられる力で調節される。凹
部の底部に設けたバネ２３がネジ脚部の方向への変位を
緩衝する。

操作員が圧力を解除すると、可動部材１８はバネの作用
下で反対方向に移動して四部のショルダー１７に当接す
る。

これらの変位に際し、可動部材の歯付き部分は歯付きリ
ングに接触するか或いはそれから離間する。凹部におけ
る可動部材のストローク長さは、歯付き部材間のこの接
触と非接触とが可能となるような大きさである。凹部お
よびバネの長さはこのデータから選択される。

ネジ操作に際し、操作員は可動部材１８の面２２に対し
圧力を加えて歯付き部分２０をリング２１から離間させ
る。このようにして解除されたネジを緊締するが、この
操作に際し可動部材が回転しないようにすることがで１
（抗トルクの役割）、これは適切な外部形状（この実施
例の場合は六角形）としかつ対向支持面も同形状とする
ことによって得られる。第１図において、それは可動部
材の外面２４とショルダー１７の内面２５との問題であ
る。この操作に際しネジをその軸に維持するには、停止
部２６を設けてこれを支持部に接触させる。

ネジ操作を停止して、操作員は可動部材１８に対する圧
力を解除する。かくして弛緩するバネ２３の作用の下で
可動部材１８はショルダー１７゜１９が当接するまで上
昇する。かくして、リング２１と歯付き部材２０とが接
触する。かくして嵌合溝部が横方向運動（すなわちネジ
の回転軸に対し垂直方向の運動）を防止する。かくして
固定が得られ、ネジ弛緩の可能性が防止される。

ショルダー１７．１９が当接するので、この接触はもは
やネジヘッド方向への可動部材の変位によって崩しえな
い。

第２図は、第１図の装置の諸部材を図示し、これは特に
可動部材１８の外部形状を一層よく示している。

例 ネジの寸法：φ−１６ｍ＋ｓ（直径） 環状凹部の寸法： 長さ一１６順 外径−５０ｍｒｓ 内径−３２ｍｍ ネジヘッド（その六角形の面間距離は２４關である）に
加えられるクランプトルク−６ｍ　／　ｋｇ鋼材バネ。

この装置は核燃料を処理するためのフレームにモータを
固定するのに有用である。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によれば、振動によるネジの弛緩
を防止でき、しかも遠隔操作が可能な装置が提供される
。

【図面の簡単な説明】

第１図はクランプと組合せて使用されるネジを固定する
ための本発明による装置の側部断面図であり（固定位置
の状態が図面の左側部分に示されかつ右側部分に非固定
位置の状態が示さている）第２図は第１図による本発明
の装置の部材を示す分解斜視図である。 １．２・・・部品 ３．４・・・表面 ５・・・クランプ ６・・・ネジ １２・・・支持部 １６・・・凹部 １７．１９・・・ショルダー ２１・・・リング ２３・・・バネ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ヘッドと本体の一部とがクランプ部材の外側に保持
   される固定ねじを固定するための遠隔操作しうる装置に
   おいて、 ネジ（６）の周囲に配置される環状の凹部（１６）が設
   けられている固定支持部（１２）を備え、前記凹部はシ
   ョルダー（１７）とその底部に設けたバネ（２３）とに
   より部分的に閉塞されたネジ（１０）のヘッド方向への
   単一の開口部を備え、さらに ショルダー（１９）を有すると共にその内面に相補的な
   形状によりネジで支持されたリング手段（２１）と連携
   しうる手段（２０）を有する可動部材（１８）を備え、
   この可動部材（１８）は前記凹部（１６）内に装着され
   かつその内部で、バネ（２３）を圧縮しかつリング（２
   １）を解除する非固定位置と、ショルダー（１７）およ
   び（１９）が接触して前記可動部材（１８）の手段（２
   ０）がリング手段（２１）と連携する固定位置との間を
   、軸方向に並進的にではあるが非回転的に移動すること
   を特徴とする遠隔操作しうる装置。 ２、可動部材（１８）の外面（２４）とショルダー（１
   ７）の内面（２５）とが回転阻止を確保する形状である
   請求項１記載の装置。 ３、外面および内面（２４）および（２５）が多角形（
   たとえば六角形）である請求項２記載の装置。 ４、可動部材（１８）の手段（２０）とリング手段（２
   １）とが溝部を備える請求項１〜３のいずれか一項に記
   載の装置。 ５、支持部（１２）が、クランプすべき部材の少なくと
   も一表面に固定される請求項１〜４のいずれか一項に記
   載の装置。 ６、支持部（１２）が、ネジの回転軸に対して垂直な表
   面に固定される請求項１〜５のいずれか一項に記載の装
   置。 ７、ネジをクランプと組合せて使用する請求項１〜６の
   いずれか一項に記載の装置。 ８、ネジをカラーと組合せて使用する請求項１〜６のい
   ずれか一項に記載の装置。