JPH0257039A - モデム装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、例えばＱＡＭ方式のデータ伝送等に好適な
モデム装置の改良に関する。

（従来の技術） 第４図は、従来ＱＡＭ方式のデータ伝送に用いられてい
るモデム装置の構成を概略的に示すブロック図である。

同図に示されるように、このモデム装置は、受信信号を
ゲイン可変増幅部１．復調部２２等化および位相制御部
３および符号判定部４に順に通ずことによって、受信信
号を構成する符号列を順次再生出力するように成されて
いる。

ゲイン可変増幅部１は、受信信号のレベルを一定化する
ためのもので、この制御は振幅判定部５から出力される
低速増幅信号および高速増幅信号に基づいて行われる。

すなわち、振幅判定部５は、受信信号の平均値が規定値
よりも小さいときには低速増幅信号を、また波高値が一
定時間連続して規定値より小さいときには高速増幅信号
を出力するようになっている。

そして、ゲイン可変増幅部１におけるゲインは、低速増
幅信号がオンした場合緩やかに増加するのに対し、高速
増幅信号がオンした場合には急激に増加することとなる
。

従って、例えば第５図に示されるように、受信信号に瞬
断が発生したような場合には、先ず低速増幅信号がオン
することによって増幅部１のゲインは緩やかに増加して
ゆき、その後高速増幅信号がオンすることによって増幅
部１のゲインは急激に増加することとなる。

一方、等化および位相制御部３においては、誤差信号検
出部６において検出されかつ誤差信号切換部７を介して
供給される誤差信号に基き、所定の等化修正および位相
修正を行っており、この修正動作は誤差信号に基き修正
用補正値を逐次更新させっつ行われている。

そして、この修正用補正値の値は、受信信号に瞬断が生
じたような場合には、瞬断復旧時に修正動作に乱れが生
ずるのを防止するため、その間瞬断直前の状態に保持す
るようになっている。

従来、この修正用補正値の保持動作は、第５図に示され
るように、低速増幅信号がオンするタイミングで行われ
るようになっていた。

尚、第ξ５図生捕正値Ａと記される部分は、補正値が逐
次更新されている状態を示し、補正値１」と記される部
分は、補正伯が保持されている状態を示すものである。

（発明が解決しようどする課題） しかしながら、この様な従来のモデム装置にあっては、
回線特性の変動等によって受信信号のレベルが頻繁に低
下するようになると、第６図に示されるように、その都
度（１１速増分信号がオンすることによって、頻繁に修
正用補正値が保持されてしまい、その結果モデムの特性
が劣化すると苦う問題点があった。

この発明は、上記の問題を解決するために成されたもの
で、その目的とするところは回線特性の変動等により受
信信号のレベルか頻繁に低下するような状態が１じたと
しても、等化ａ３よひ位相側細部３に於ける修正動作を
継続的に行い、モデムの特性劣化を生ずることが無いよ
うにしたモデム装置を提供することにある。

（発明の構成〕 （課題を解決するための手段） この発明は、上記の目的を達成づ−るために、受信信号
の平均値が規定値より小ざいときには低速増幅信号を、
沫だ波几値が一定時間連続して規定値より小さい時には
高速増幅信号を出力する振幅判定部を備え、前記受信信
号を増幅する可変ゲイン増幅部に対して、前記低速増幅
信号により緩やかなゲイン修正を、また前記高速増幅信
号により急激なゲイン修正をかけるとともに、回線瞬断
が検出されるときには等化及び位相制御部に於ける修正
動作用補正値をその間保持させるようにしたモデム装置
において、前記回線瞬断の検出を前記高速増幅信号の出
力タイミングに基づいて行うことを特徴とするものであ
る。

（作用） このような構成によれば、回線特性の変動等によって受
信信号のレベルが頻繁に低下でるようなことがあっても
、高速増幅信号についてはオフ状態に保たれているため
、このような受信信号のレベル変動によっては等化およ
び位相制御部３における保持動作は行われることがなく
、このためモデムの特性を劣化さゼることもない。

一方、瞬断が生じた場合には、高速増幅信号のオンとと
もに、等化および位相制御部において修正用補正値の保
持動作が行われるため、瞬断復旧時において修正動作に
乱れを生ずることもない。

（実施例） 第１図は、本発明に係わるモデム装置の一実施例を示す
ブロック図である。

尚、同図において曲記第４図の従来例と同一構成部分に
ついては同符号を付して説明は省略する。

この実施例装置の特徴は、誤差信号切換部７を経由して
等化および位相制御部３に対し高速増幅信号を供給する
ことによって、等化および位相制御部３に於ける回線瞬
断の検出を、高速増幅信号の出力タイミングに基づいて
行わせるようにしたことにある。

すなわち、第２図に示されるように、受信信号に瞬断が
発生したような場合、増幅部１のゲインは低速増幅信号
、高速増幅信号の各Ａンタイミングに応じて、当初緩や
かにその後急激に増加する。

また、等化および位相制首り部３にａ＞ける修正動作用
補正値は、高速増幅信号がオンされると同時に保持され
、これにより従来同様瞬断復旧時にｄ３いて修正動作に
乱れを生じさせることはない。

一方、回線特性の変動等によって、受信信号のレベルが
頻繁に低下するような状態が生じた場合には、第３図に
示されるように、低速増幅信号はその都度オンされるも
のの、修正動作用補正値の保持動作は行われないから、
修正動ｆ［用補正値の値は逐次更新され、このようなレ
ベル変動に拘らず等化修正および位相修正についてはこ
れを継続的に行い、モデム特性の劣化を防止づることが
出来る。

〔発明の効梁〕

以上の説明で明らかなように、この発明にょる部、６・
・・誤差信号検出部、７・・・誤差信丹切換部。

モデム装置によれば、瞬断復旧時において等化および位
相制ｕＤ部に於【づる修正動作をスムーズに継続さゼる
ことがてきる一方、受信信号レベルの小さな変動に刻し
ては、それに構わず等化および位相制御部に於【プる修
正動作を継続さゼることができ、このため特にレベル変
動の頻繁な回線に於いて高速モデムを使用することが可
能となり、通信費の低減と伝送信頼度の向上を図ること
がてぎる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本弁明に係わるモデム装置の構成を概略的に示
づブロック図、第２図は同装置における瞬断発生時の信
号状態を示す波形図、第３図は同装置における受信悟り
レベル低下時の状態を示す、波形図、第４図は従来装置
の構成をＷ＆略的に示すブロック図、第５図は同従来装
置における瞬断発生時の状態を示す波形図、第６図は従
来装置における受信信号レベル低下時の状態を示す波形
図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 受信信号の平均値が規定値より小さいときには低速増幅
   信号を、また波高値が一定時間連続して規定値より小さ
   い時には高速増幅信号を出力する振幅判定部を備え、 前記受信信号を増幅する可変ゲイン増幅部に対して、前
   記低速増幅信号により緩やかなゲイン修正を、また前記
   高速増幅信号により急激なゲイン修正をかけるとともに
   、回線瞬断が検出されるときには等化及び位相制御部に
   於ける修正動作用補正値をその間保持させるようにした
   モデム装置において、 前記回線瞬断の検出を、前記高速増幅信号の出力タイミ
   ングに基づいて行うことを特徴とするモデム装置。