JPH0256090B2 - - Google Patents

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JPH0256090B2
JPH0256090B2 JP61215191A JP21519186A JPH0256090B2 JP H0256090 B2 JPH0256090 B2 JP H0256090B2 JP 61215191 A JP61215191 A JP 61215191A JP 21519186 A JP21519186 A JP 21519186A JP H0256090 B2 JPH0256090 B2 JP H0256090B2
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bag
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dust collection
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Koichi Sagawa
Masayuki Takagi
Hiroki Ishikawa
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は通気性および可撓性を有する紙等の濾
材で形成された袋状体と塵濾吸込口を有する厚紙
等で形成した支持板とで構成した電気掃除機の集
塵フイルターに係るものである。
〔従来の技術とその問題点〕
従来この種集塵フイルターは特開昭48−104365
号公報に記載されているように塵埃吸込口を有す
る支持板が二重となつており、掃除機に装着する
際に不便であり、材料も無駄であつた。
さらに、紙袋が長大であるため挿込む際に手間
どる欠点があつた。
また、小型紙袋式掃除機において十分な微細塵
の集塵量を得ようとすると、集塵室よりも広い紙
袋を効果的に広げて使う必要があつた。しかし狭
い集塵室に広い紙袋を入れるには、小さく折りセ
ツト風圧により押広げる事が必要であつたが従来
の折り方では、広がりが悪く互いに重なり合い有
効面積が低下する場合があつたので集塵室より広
い紙袋は使えなかつた。
そこで本発明は前記問題点を解決し、集塵フイ
ルターの紙袋の容積よりもそれが装着される電気
掃除機の集塵室の容積の方が狭いものにおいて
も、該紙袋を目一杯拡げて使用できると共に、該
集塵フイルターの電気掃除機への装着の際及び使
用後の取り出しの際に、その取扱性の良い集塵フ
イルターを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段及びその作用〕
上記の目的を達成するため本発明の集塵フイル
ターは、通気性および可撓性を有する紙等の濾材
で横長筒状に形成され、該筒の一部でかつ長手方
向に沿つて蛇腹部が設けられた袋状体と、前記袋
状体の吸入口に取付けられる塵埃吸込口を有する
厚紙等で形成された支持板とを備え、前記袋状体
の吸込口を横長筒状の貼着合せ目をはずして形成
し、かつ該筒の開放両側端縁を後方内側に巻き込
み接着すると共に、前記袋状体の両側部が、前記
蛇腹部に対して直交方向でかつ筒の長手方向側の
前記支持板の両側辺部位から該支持板の背面側に
折りたたまれて前記両側端縁の巻き込み接着部が
前記支持板の背面側に位置し、かつ該折りたたみ
形状が前記両側方向の横幅を縦幅より小さく設定
されているものである。前記の如く、後方内側へ
の巻き込み接着と、支持板の背面側への折りたた
みと、更に前記折りたたみ形状によつて、その取
扱性が向上し、しかも狭い集塵室内でそれより容
積の大きい袋状体を確実に目一杯拡げて使用する
ことが可能となる。
さらに、本発明は平型の電気掃除機などのよう
に狭い集塵容器内に広い紙袋を入れた場合フイル
ターを蛇腹状に折り、さらに折りたたんだ方が吸
塵量が多い事に着目し、同効果をより簡単な折り
方で出させるために風圧により拡がる時に一度に
拡がらずにフイルター相互に層間剥離を起こしな
がら徐々に拡がる様な折り方を見出し、蛇腹折り
同等の吸塵特性を得るようにしたものである。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。
この電動掃除機は、本体ケース1とダストケー
ス2とから構成されている。
本体ケース1とダストケース2は第6図に示す
ように着脱自在に結合されている。この結合は、
第7図に示すように本体ケース1の下部に設けら
れている受け溝3にダストケース2の下部に設け
た引掛部4を差込み、ダストケース2の上部に設
けたハンドル5の基板6の後側を本体ケース1の
ハンドル基板受け凹部7に挿入し、本体ケース1
の上部に設けたクランプ8の係合爪9をハンドル
5の基板6に係合することによりなされる。
本体ケース1は内部に電動送風機10およびコ
ード巻取装置11が設けられている。
この本体ケース1は縦の分割面をもつて左右に
分割される左側本体ケース部1aと右側本体ケー
ス部1bとから構成されている。左右本体ケース
部1a,1bはねじ(図示せず)により固定され
る。
左右本体ケース部1a,1bは、前壁12に連
通口13が後壁に排気口15が設けられている。
更に中央の電動送風機収納室16と下側のコード
巻取装置収納室17は仕切板18にて仕切られて
いる。電動送風機収納室16の上側には後で詳述
する第1細目集塵フイルター19の余備品を収納
する予備フイルター収納室20が設けられてい
る。予備フイルター収納室20と電動送風機収納
室16は仕切板21にて仕切られている。
上記仕切板18,21は本体ケース1の分割面
に対し直角に、かつ左側本体ケース1a,1bの
内方にそれぞれ延在している。
前記予備フイルター収納室20は、右側本体ケ
ース部1bについては外側壁面に開口部をもつて
開口している。この開口部より、予備の第1細目
集塵フイルター19は予備フイルター収納室20
内に出し入れされる。通常は、その開口部に着脱
自在なる蓋22を取付けて開口部を閉じておく。
この蓋22は把手穴23および係止用爪を有し、
同爪により蓋22は開口部に着脱自在に係止され
る。
本電気掃除機の使用時に、電動送風機10から
発生した音は本体ケース1の外部にもれるが、本
体ケース1の内部上側は予備フイルター収納室2
0により二重の仕切構造になつているので、外部
へもれる音を低減でき、騒音の低減を計ることが
できる。また予備フイルター収納室20、電動送
風機収納室16およびコード巻取装置収納室17
は、本体ケース1の分割面側に抜く成形用の金型
により形成できる。仮に、予備フイルター収納室
20を本体ケース1の外側面壁に縦方向に形成す
るとすれば、成型用の金型が複雑になるとともに
成型の作業性も悪くなる。
次にダストケース2の構成について説明する。
ダストケース2は、第6図および第7図に示すよ
うに、筒形の形状を有する。
ダストケース2の前側には、第1細目集塵フイ
ルター19を出し入れする第1細目集塵フイルタ
ー用開口部が形成されている。この第1細目集塵
フイルター用開口部には開閉自在なるフイルター
支持板36が設けられている。このフイルター支
持板36は第1細目集塵フイルター用開口部の下
部に設けた支軸37にて回転自在に支持され、こ
の支軸37を支点として同支持板36は前側に倒
すように回動できる。
フイルター支持板36の丈は第1細目集塵フイ
ルター用開口部のほぼ半分の高さを有するので、
フイルター支持板36を閉成すると第1細目集塵
フイルター用開口部の下半分はふさがれる。
フイルター支持板36の表面には上端に抜ける
凹部38が形成され、この凹部38の左右上端に
は前記第1細目集塵フイルター19の一部を受け
る段状の受部39が形成されている。
また第1細目集塵フイルター用開口部の上側に
は同じく第1細目集塵フイルター19の一部を受
ける段状の受部40が形成されている。
これらの受け部39,40および凹部38の機
能については後で詳述する。
ダストケース蓋43は、第1細目集塵フイルタ
ー用開口部をフイルター支持板36の外側から閉
成するもので、ダストケース2の下部に支軸44
をもつて回動自在に支持され、この支軸44を支
点として同蓋体43は前側に倒すように回動でき
る。
このダストケース蓋体43は吸込ホース(図示
せず)を挿入するホース接続口45およびクラン
プ46を有する。
クランプ46には係合爪47が設けられてお
り、この係合爪47はダストケース2に設けられ
ている係合部48に係脱する。ダストケース2の
第1細目集塵フイルター用開口部は、クランプ4
6の係合爪47を係合部48に係合することによ
り、ダストケース蓋体43にて閉成される。
ダストケース2の後側は本体ケース1が着脱自
在に結合される。このダストケース2の後側には
接合部側開口部が設けられており、この結合部側
開口部より後で詳述する集塵フイルターユニツト
49はダストケース2内に出し入れされる。
ダストケース2は内壁面に第1細目集塵フイル
ター19を外周から保持する複数のフイルター保
持リブ50を有する。このフイルター保持リブ5
0は、前記結合部側開口部の奥の部分から第1細
目集塵フイルター用開口部に向つて延在してい
る。
またフイルター保持リブ50の間には、同リブ
50と同方向に延びるフイルター引出し案内リブ
50′が第1細目集塵フイルター用開口部側に寄
せて設けられている。このフイルター引出し案内
リブ50′は第1細目集塵フイルター用開口部側
に向つて高くなるように傾斜している。
ダストケース2の内側上部には天上板55が形
成され、この天上板55の上側には前記ハンドル
5の基板6を挿入する挿入部56が設けられてい
る。
次に第1図に示す第1細目集塵フイルター19
を詳細に説明する。袋状体65は濾紙や不織布等
の濾材65aを第4図に示す如く、筒状に折り曲
げ、上下縁部を内折状にして蛇腹部を形成し、横
長筒体の端部をのり付け等により接合したものの
両端開口65bを第5図に示す如く折りたたんで
ふさぎ、その部分をのり付けなどにより接合し、
袋状に仕上げるものである。このときの濾材65
aの重ね合せ及び折りかえしの方向は、第2図及
び第3図に示す如く、横長筒状の袋状体65に設
けられる吸入口65cを有する前面に対し裏面側
になるよう接合されるものである。この裏面側と
云うのは、塵埃が吸入口65c側より表面をなぞ
らえ進入した場合、濾材65aの端面や重ね合せ
部分に引掛からない方向になつていることを意味
するものとする。
支持板66はボール紙等の硬質紙に形成されて
いる。支持板66と袋状体65は接着剤により接
着されている。
支持板66には袋状体65の吸入口65cに対
応する塵埃吸込口67およびふさぎ蓋部68を有
する。また塵埃吸込口67は袋状体65の前面上
部に位置して設けられ且つ本体へ装着したときに
も吸込口67は集塵室内の上部に位置して取付く
よう形成されている。また支持板66の塵埃吸込
口67と袋状体65の吸込口65cとは吸込口6
5cの外径より塵埃吸込口67の外径の方が大き
くなるよう構成されている。ふさぎ蓋部68は支
持板66の一辺に形成した折曲げ線69により簡
単に折曲げることができる。ふさぎ蓋部68の先
端には二つの切込み線70が設けられている。こ
の両切り込み線70にて形成された係合片71
は、切込み線70により比較的に曲げやすいもの
である。この支持板66は一枚の板材を打抜いて
形成するので簡単にできる。折曲げ線69は支持
板66とふさぎ蓋部68の境界に形成され、折曲
げ線69の両端より支持板66の外部に抜ける切
込み溝145が形成されている。
すなわち、支持板と一体に形成するとともに、
該支持板よりも小さい幅に形成し、かつ支持板の
下端面146と接する側端面147との接点部分
より支持板66の吸込口67に向つて切込み溝1
45を設けた。この切込み溝145があるので、
折曲げ線69を支持板66の外縁よりも内方に取
ることができる。つまり、ふさぎ蓋部68を塵埃
吸込口67に近づけることができるのでふさぎ蓋
部68を含めた支持板66の外寸を小さくするこ
とができる。それだけ材料費を抑えることができ
る。
ふさぎ蓋部68は、これを折曲げ、支持板66
に合わせることにより第8図に示す如く、塵埃吸
込口67を閉成する。この状態にふさぎ蓋体68
を保つために、係合片71を少なく曲げ、塵埃吸
込口67の内側口縁部に係合する。
第1細目集塵フイルター19は、使用前には袋
状体65を第1図及び第2図に示すように支持板
66の幅と略同じになるように縦長状に折りたた
んでいる。
即ち、袋状体の両側部は蛇腹部に対して直交方
向でかつ前記両側方向の横幅が縦幅より小さくな
るようにして支持板の背面側に折りたたんでいる
ので、非常にコンパクトである。このため、第1
細目集塵フイルター19の保管は大きな場所を取
らず、かつ第1細目集塵フイルター収納室20へ
の同フイルター19の出し入れも容易に行われ
る。
次に第1細目集塵フイルター19のダストケー
ス2への取付けについて述べる。
第1細目集塵フイルター19のふさぎ蓋部68
を開き、第7図に示すように、ふさぎ蓋部68を
フイルター支持板36の凹部38に差込むととも
に袋状体65をダストケース2内に挿入し、支持
板66の上部と下部を受部39,40に嵌めるこ
とにより、第1細目集塵フイルター19はダスト
ケース2の第1細目集塵フイルター用開口部側に
保持される。
この後、ダストケース蓋体43を閉成すること
により、本電気掃除機は使用に備えられる。
このように、第1細目集塵フイルター19の取
付けはダストケース2の受部39,40に支持板
66を嵌め込むことにより、簡単に行われる。
このように紙袋状の集塵フイルター19を装着
して蓋体を閉じ、使用する場合電動送風機より発
生した吸引力により吸込口より吸込まれた塵埃は
気流ガイドとフイルター支持板吸込口部をへて紙
袋フイルターに吸塵され、左右が折り重ねられた
フイルターは支持板に近い前方に折られた方から
徐々に層間剥離を起しながら拡がりつぎに後方に
折られたフイルターが徐々に層間剥離を起こしな
がら拡がり全体が有効に拡がり吸塵される、吸塵
終了後前蓋を開いて支持板を持ち紙袋を引出して
捨てる、つぎに新しい紙袋をセツトし再び上記動
作がくり返えされる。
以上のとおり紙袋の容積よりも集塵室の容積が
狭いものにおいて紙袋を一杯に拡げ微細塵の集塵
量を増すとい言う効果がある。
次にダストケース蓋体43の内側構成について
述べる。第6図に示すように、ダストケース蓋体
43の内側には内側カバー板75が設けられてい
る。この内側カバー板75はねじ座76に螺合す
るねじ77によりダストケース蓋体43に固定さ
れる。
内側カバー板75の中央より上側には偏向吸込
口78が設けられている。この偏向吸込口78の
吐出部は下方に向けられ、ガイド79の曲部には
通気孔80が設けられている。
偏向吸込口78の接続口部はシールパツキング
85を介し前記ホース接続口45の内側先端に接
続される。シールパツキング85には逆流防止弁
86が一体に形成されている。この逆流防止弁8
6はゴムまたは軟質塩化ビニール等の弾性体で形
成されている。逆流防止弁86はシールパツキン
グ85との連接部を中心として可動する。
逆流防止弁86は偏向吸込口78の内側に位置
し、ホース接続口45を通る気流の力により自動
的に開かれ、気流のない時は自動的に閉成され
る。
内側カバー板75は、外周に蓋体用シールパツ
キング90が取付けられている。蓋体用シールパ
ツキング90の内側面には環状の舌片91が形成
されている。この舌片91は、前記ダストケース
蓋体43を開成すると、ダストケース2の第1細
目集塵フイルター開口部の外周側端面に接合し、
ダストケース2とダストケース蓋体43との気密
が保たれる。
偏向吸込口78の外周には吸込口用シールパツ
キング92が取付けられている。この吸込口用シ
ールパツキング92には係止用突起93が形成さ
れており、この係止用突起93を内側カバー板7
5の係止穴に差込むことにより、吸込口用シール
パツキング92は内側カバー板75に取付けられ
る。また吸込口用シールパツキング92は前記蓋
代用シールパツキング90に連結部94をもつて
一体に形成されている。
吸込口用シールパツキング92は、ダストケー
ス蓋体43を閉成した際に、前記第1細目集塵フ
イルター19の支持板66に当接し、これにより
支持板66と内側カバー板75側との気密を保
つ。
またダストケース蓋体43を閉成した状態にあ
つては、偏向吸込口78が支持板66の塵埃吸込
口67を通して袋状体65内に臨む。
以上は、一実施例に示す本電気掃除機を主とし
て構成上の観点から述べたものであるが、次にこ
の構成に基づく動作について説明する。
電動送風機10を運転すると、塵埃を含む気流
は吸込ホース、ホース接続口45および偏向吸込
口78を通り、第1細目集塵フイルター19の袋
状体65内に流入する。ここで、粗塵および細塵
は捕集され、空気およびわずかの微細塵は袋状体
65の通気目を通り、更に粗目集塵フイルター1
05,106を通り、第2細目集塵フイルター1
07側に流れる。ここで微細塵は再捕集され、空
気は第2細目集塵フイルター107の通気目を通
り、本体ケース1の排気口15より排気される。
次に集塵フイルターの使用状況を説明する。
第1細目集塵フイルター19は、ダストケース
2に取付けた段階では袋状体65が折りたたまれ
た状態になつているが、袋状体65内に空気が流
入すると、この風圧および袋状体65の外周面に
かかる静圧により、袋状体65はふくらむ。ふく
らんだ袋状体65は粗目集塵フイルター105お
よびフイルター保持リブ50にて外周が押えられ
るので、これ以上はふくらまず、この状態で集塵
が行われる。
袋状体65側周は前述のように粗目集塵フイル
ター105およびフイルター保持リブ50にて押
えられてはいるが、袋状体65の通気性は損なわ
れない。すなわち、粗目集塵フイルター105は
通気性が十分にあり、フイルター保持リブ50の
各間には通気路があるので、袋状体65の外周へ
の気流は阻止されない。
袋状体65内の集塵は、粗目集塵フイルター1
05に対向する部分から進行する。この対向する
部分の目づまりが進むと、ほとんどの気流は、フ
イルター保持リブ50に対向する部分を通り、更
に粗目集塵フイルター枠体100の側部および上
側に設けられている粗目集塵フイルター105を
通つて第2細目集塵フイルター107側に流れる
という状態をとることになる。
こうして第1細目集塵フイルター19の袋状体
65の集塵は行われるのである。
袋状体65および第2細目集塵フイルター10
7の塵埃付着量が増加し、吸込力が低下した場合
は、コード巻取装置11のコードリール31を回
転させるか、あるいは除塵子用手動ハンドル10
9を回転させると前述したように除塵子110の
作動より第2細目集塵フイルター107の除塵は
行われるとともに打撃杆122の作動により袋状
体65の除塵も行われる。
袋状体65の除塵は、前記したように、打撃杆
122の作動により粗目集塵フイルター105側
の振動により行われるので、袋状体65が損傷す
ることは起きない。
すなわち、袋状体65は、紙等の比較的弱い材
料で形成されているので、除塵子110のような
もので袋状体65の外面を直接擦するとやぶれて
しまう。しかし、粗目集塵フイルター105を介
して袋状体65に除塵振動力を加えるものである
ので、袋状体65をやぶるような無理な力はかか
らないのである。
このように、第1細目集塵フイルター19等の
除塵を適時に繰返しながら使用することになり、
第1細目集塵フイルター19内に余力な空間を残
すことなく塵埃は充満する。
この時には、塵埃の充満した第1細目集塵フイ
ルター19をダストケース2から外し、新しい第
1細目集塵フイルター19を取付ける。
すなわち、第1細目集塵フイルター19の取外
しは、クランプ46を操作してダストケース蓋体
43を開き、前述したように第1細目集塵フイル
ター19のふさぎ蓋体68で塵埃吸込口67を閉
成する。この後支持板66をもつて第1細目集塵
フイルター19を外側に引張ることにより、フイ
ルター支持板36は開かれるので、第1細目集塵
フイルター19はダストケース2の外部に楽に引
出すことができる。
この引出しに際し、ふさぎ蓋体68で塵埃吸込
口67は閉成されているので、同吸込口67から
塵埃がこぼれない。引出した第1細目集塵フイル
ター19は塵埃を収納したまま捨てられる。また
フイルター引出し案内リブ50′により、より容
易に第1細目集塵フイルター19は引出しが行わ
れる。
第1細目集塵フイルター19の取外しおよび新
しい第1細目集塵フイルター19の取付けは、以
上に説明したようにダストケース蓋体43を開い
てダストケース2の前側にある第1細目集塵フイ
ルター用開口部より行われるので、前記集塵フイ
ルターユニツト49の取り外しとは無関係に行う
ことができ取扱性の面でよい。
〔発明の効果〕
本発明は上記の構成であるから次の効果が期待
できるものである。
(イ) 袋状体の両側部が厚紙等で形成された支持板
の両側辺部位から支持板の背面側に折りたたま
れ、かつ、該折りたたみ形状が袋状体の両側方
向の横幅を縦幅より小さくしたので、袋状体の
広がり内部空間を大きくするために、蛇腹部を
有する横長筒状に形成されていても、全体とし
て嵩張りのないコンパクトな集塵フイルターと
なる。その結果、支持体を、電気掃除機の集塵
室開口等に係止等して、集塵フイルターを電気
掃除機に装着する際、比較的小さい集塵室開口
であつても、袋状体は全く障害とならず、支持
板を持つて袋状体を折りたたんだ状態で、その
装着を難なく行うことができ、集塵フイルター
装着時の取扱性がきわめてすぐれている。
(ロ) 横長筒状の両側部が、蛇腹部に対して直交方
向で、かつ、筒の長手方向側の支持板の両側辺
部位から支持板の背面側に折たためば、袋状体
の両側部は、その開放両側端縁の折り繰し接着
によつて固くなつた部分を除いて折りたたま
れ、かつ、折りたたみ寸法が十分に採れるた
め、折りたたみが容易であり、かつ、折りたた
み後の形状の保形性がすぐれている点と、袋状
体の両側部の折り返し接着によつて固くなつた
2個所の部分が支持板の背面側に近接した状態
となるため、折りたたまれた状態の集塵フイル
ター全体の腰が強くなる点とが、相俟つて、折
りたたまれた状態の集塵フイルター全体として
の剛性が増した状態となる。このことからも、
電気掃除機の集塵室開口への集塵フイルター装
着が、より一層容易となり、電気掃除機の取扱
性が向上する。また、折りたたまれた状態の集
塵フイルター全体としての剛性が増すことは、
集塵フイルターを、包装袋や予備収納室などに
収納する場合、その収納作業をも円滑に行わせ
ることができる。
(ハ) 支持板の両側辺部位で、袋状体が折りたたま
れてコンパクト化し、その取扱性が向上した集
塵フイルターは、その集塵フイルターが装着さ
れる電気掃除機の、装着用開口の開口面積を小
さくすることを可能にし、その結果、電気掃除
機全体の大きさを小形化することを可能にして
いる。また、電気掃除機に予備フイルターの収
納室があるタイプにおいては、集塵フイルター
を上記のごとくコンパクト化した結果、その収
納室もコンパクト化できるので、より一層、電
気掃除機全体の大きさをコンパクト化すること
ができる。
(ニ) 通気性および可撓性を有する紙等の濾材で形
成され塵埃を収集する横長筒状の袋状体と、該
袋状体の前面吸入部に取付けられる集埃吸込口
を有する厚紙等で形成された支持板とを備えた
集塵フイルターの、筒状両側端縁を後方内側に
巻き込み接着したから、掃除機を使用し、袋状
体内に空気が流入するにつれてふくらみ、集塵
が行なわれ、そして、集塵フイルター内は余分
な空気が無い位に塵埃が充満してふくらんで
も、この塵埃の充満した集塵フイルターを前記
の如く開口部が奥側より狭い部分のあるダスト
ケースから取り出す時でも、前記の如く筒状両
側端縁を後方内側に巻き込み接着したことによ
つて、スムーズに引き出すことができ、前記巻
き込み接着部分がダストケース開口部の狭い部
分に引掛つて破損するおそれが少ない。
また、本願発明に係る集塵フイルターは筒状
両側端縁が後方内側に巻き込み接着されている
と共に、更に袋状体の両側辺部位が前記蛇腹部
に対して直交方向で前記支持板の背面側に折り
たたまれているので、電気掃除機に当該集塵フ
イルターを装着する際に、前記巻き込み接着さ
れた両側端縁部分が、前記折りたたみ構造によ
つて保護され、ダストケースのリブ等に引掛る
恐れを低減できる。その結果、筒の両端縁部分
に巻き込み接着部分を有する袋状体を用いたタ
イプの集塵フイルターを電気掃除機へ装着する
時、及び掃除を終了して該フイルターを掃除機
から取り出す時のいずれの時においても、前記
巻き込み接着部分の破損の恐れを低減すること
ができる。
以上のとおり集塵フイルターの取扱性が向上で
き、狭い集塵室内で、それより容積の大きい袋状
体を確実に目一杯拡げて使用することができる。
さらに、フイルターの両側部が相互に層間剥離
を起しながら徐々に拡がる様な折り方をしたか
ら、優れた吸塵特性が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は集塵フイルターの正面斜視図、第2図は同フイ
ルターの背面斜視図、第3図は同フイルターの平
面図、第4図は同袋状体の斜視図、第5図は同袋
状体の要部拡大図、第6図は本電気掃除機全体の
縦断面図、第7図は本電気掃除機を分解した分解
斜視図、第8は同フイルターの吸込口を閉塞した
状態図、第9図は同フイルターの吸込特性を示す
図である。 19……第1集塵フイルター、65……袋状
体、66……支持板、67……塵埃吸込口、68
……蓋部、69……折曲げ線、70……切込み
線、71……ふさぎ蓋部、145……切込み溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 通気性および可撓性を有する紙等の濾材で横
    長筒状に形成され、該筒の一部でかつ長手方向に
    沿つて蛇腹部が設けられた袋状体と、前記袋状体
    の吸入口に取付けられる塵埃吸込口を有する厚紙
    等で形成された支持板とを備え、前記袋状体の吸
    入口を横長筒状の貼着合せ目をはずして形成し、
    かつ該筒の開放両側端縁を後方内側に巻き込み接
    着すると共に、前記袋状体の両側部が前記蛇腹部
    に対して直交方向でかつ筒の長手方向側の前記支
    持板の両側辺部位から該支持板の背面側に折りた
    たまれて前記両側端縁の巻き込み接着部が前記支
    持板の背面側に位置し、かつ該折りたたみ形状が
    前記両側方向の横幅を縦幅より小さく設定されて
    いることを特徴とする電気掃除機の集塵フイルタ
    ー。
JP21519186A 1986-09-12 1986-09-12 電気掃除機の集塵フイルタ− Granted JPS62194828A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3297231A (en) * 1964-03-11 1967-01-10 Studley Paper Company Inc Disposable filter bag

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