JPH025517Y2 - - Google Patents

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JPH025517Y2
JPH025517Y2 JP13212683U JP13212683U JPH025517Y2 JP H025517 Y2 JPH025517 Y2 JP H025517Y2 JP 13212683 U JP13212683 U JP 13212683U JP 13212683 U JP13212683 U JP 13212683U JP H025517 Y2 JPH025517 Y2 JP H025517Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は可聴音が低、中、高の音域のいずれに
属するかを識別し、この識別信号に基づいて、
低、中、高の音域のうちの少なくとも2つの音域
のそれぞれを受け持つ装飾用ランプの点滅を制御
する音域感応型装飾用ランプの点滅制御装置に関
するものである。
従来のこの種装置は、低、中、高の3種類の音
域または低、高の2種類の音域の周波数範囲の設
定が人間の聴感を考慮することなく行なわれてい
た。このため、人間の耳には中音域と感じられる
可聴音であつても、低音域用や高音域用の装触用
ランプが点滅するなど装飾用ランプの点滅が聴感
と一致せず、人間に違和感を与え、装飾効果を減
少せしめるという欠点があつた。さらに、低、
中、高の3種類の音域の周波数範囲の設定が重複
したり、離れすぎたりしていたため、低、中、高
の各音域を受け持つ装触用ランプが同時に点滅し
たり、全く点滅しなかつたりするという欠点があ
つた。
本考案は上述の欠点を除去するためになされた
もので、低、中、高の3つの音域のそれぞれを識
別する3つのフイルタのうちの少なくとも2つの
フイルタを設け、これらのフイルタの低音域と中
音域の境界をほぼ300Hzに、中音域と高音域の境
界をほぼ3000Hzに設定してなり、フイルタからの
識別信号に基づいて低、中、高の3種類の音域の
うちの少なくとも2種類の音域のそれぞれを受け
持つ装飾用ランプの点滅を制御して聴感と視感の
一致をとり、装飾効果を増大せしめるようにした
ものである。ここで、ほぼ300〜3000Hzの周波数
帯域を中音域としたのは、人間が高音とも低音と
も感じない音の高さの中心値が600Hzであること、
聞こえる音の高さの心理尺度(メル尺度)と周波
数の関係が第1図のように表わされ、この図から
600Hzの2倍の高さと感じる音の周波数が約2000
Hz、半分の高さと感じる音の周波数が約300Hzで
あり、人間の可聴範囲が約20Hz〜20KHzであり、
この範囲を対数目盛で3等分した場合の1/3の点
が200Hz、2/3の点が2KHzであり、人間の外耳道
(直径0.7cm、長さ2.7cm程度の閉じた管)の共振
周波数がほぼ3KHz〜4KHzであり、さらに楽器の
音の使用頻度および音量が同程度となるように考
慮して設定されたものである。
以下、本考案の一実施例を第2図および第3図
に基づいて説明する。第2図は本考案による装置
の電気回路を示し、この図において1はAC電源
である。このAC電源1には、電源回路2,3を
介して、電源表示用のネオンランプ4と抵抗5の
直列回路、低音域表示用のネオンランプ6と抵抗
7と第1SCR8のアノード・カソードの直列回
路、中音域表示用のネオンランプ9と抵抗10と
第2SCR11のアノード・カソードの直列回路お
よび高音域表示用のネオンランプ12と抵抗13
と第3SCR14のアノード・カソードの直列回路
がそれぞれ並列に接続されている。前記低音域表
示用のネオンランプ6と抵抗7の直列回路には低
音域を受け持つ装飾用ランプ15a,15b……
15jの直列回路が並列に接続され、前記中音域
表示用のネオンランプ9と抵抗9と抵抗10の直
列回路には中音域を受け持つ装飾用ランプ16
a,16b……16jの直列回路が並列に接続さ
れ、前記高音域表示用のネオンランプ12と抵抗
13の直列回路には高音域を受け持つ装飾用ラン
プ17a,17b……17jの直列回路が並列に
接続されている。18は可聴音入力部としてのマ
イクロフオンで、このマイクロフオン18の出力
側はアンプ19を介して昇圧トランス20の1次
側に接続されている。この昇圧トランス20の2
次側は主感度調節用可変抵抗21の固定側の両端
に接続され、この両端のうちの一方は、前記電源
線路2,3のうちの一方であつて、前記第1、第
2、第3SCR8,11,14のカソード側の電源
線路3に接続されている。この電源線路3と前記
主感度調節用可変抵抗21の摺動子側の中間端子
22との間には、低音域と、中音域と、高音域の
それぞれの感度を調節するための第1、第2、第
3可変抵抗23,24,25の固定側の両端が接
続されている。前記第1可変抵抗23の摺動子側
の中間端子26は、ローパスフイルタ27を介し
て前記第1SCR8のゲートに接続されている。前
記ローパスフイルタ27は抵抗28とコンデンサ
29とからなり、約300Hz以下の周波数信号を通
過せしめるように構成されている。前記第2可変
抵抗24の摺動子側の中間端子30は、バンドパ
スフイルタ31を介して前記第2SCR11のゲー
トに接続されている。前記バンドパスフイルタ3
1は抵抗32,33,34とコンデンサ35,3
6とからなり、約300〜3000Hzの周波数信号を通
過せしめるように構成されている。前記第3可変
抵抗25の摺動子側の中間端子37はハイパスフ
イルタ38を介して前記第3SCR14のゲートに
接続されている。前記ハイパスフイルタ38はコ
ンデンサ39と抵抗40とからなり約3000Hz以上
の周波数信号を通過せしめるように構成されてい
る。
つぎに本考案の作用を説明する。予め、低、
中、高の各音域の感度調節用の第1、第2、第3
可変抵抗23,24,25の摺動子を調節して、
ローパスフイルタ27、バンドパスフイルタ31
およびハイパスフイルタ38の周波数特性曲線
イ,ロ、ハの出力レベルが、第3図に示すよう
に、約300Hzと3000Hzとで曲線イとロ、ロとハが
それぞれ同一レベルであり、かつ約300Hz前後で
曲線イとロの出力レベルが逆転し、約3000Hz前後
で曲線ロとハの出力レベルが逆転するように調整
されている。
いま、マイクロフオン18に300Hz以下の周波
数の音楽や歌声などの可聴音が入力すると、この
可聴音信号がアンプ19で増幅され、昇圧トラン
ス20で昇圧されて主感度調節用の可変抵抗21
の両端に現われる。このため、第1可変抵抗23
の両端にも300Hz以下の周波数の信号が現われ、
これがローパスフイルタ27を介して第1SCR8
のゲートへ入力する。するとこの第1SCR8は、
AC電源1の半サイクル毎にオンするので、低音
域表示用ネオンランプ6と低音域装飾用ランプ1
5a,15b…15jが点灯する。同様にして、
300〜3000Hzの周波数の可聴音がマイクロフオン
18から入力すると、第2SCR11がAC電源1
の半サイクル毎にオンし、中音域表示用ネオンラ
ンプ9と中音域装飾用ランプ16a,16b…1
6jが点灯する。同様にして約3000Hz以上の周波
数の可聴音がマイクロフオン18から入力する
と、第3SCR14がAC電源1の半サイクル毎に
オンし、高音域表示用ネオンランプ12と高音域
装飾用ランプ17a,17b…17jが点灯す
る。上述のように、マイクロフオン18から入力
する可聴音の周波数が300Hz以下の低音であるか、
300〜3000Hzの中音であるか、3000Hz以上の高音
であるかをローパスフイルタ27、バンドパスフ
イルタ31、ハイパスフイルタ38がそれぞれ識
別して、低音域装飾用ランプ15a,15b…1
5j、中音域装飾用ランプ16a,16b…16
j、高音域装飾用ランプ17a,17b…17j
のそれぞれを独立して点灯する。このため、マイ
クロフオン18に楽器音や歌声のような周波数の
変化する可聴音が入力すると、その周波数が低、
中、高の音域のいずれに属するか否かに対応し
て、それぞれの音域を受持つている低、中、高の
各々の音域装飾用ランプが点滅し、幻想的効果、
装飾的効果がもたらされる。このとき、300〜
3000Hzの周波数の可聴音を中音域として識別する
フイルタを設けることによつて、300Hz以下の周
波数を低音域、3000Hz以上の周波数を高音域とし
て識別しているので、聴感と視感とがほぼ一致
し、装飾的効果が増大する。
前記実施例では、フイルタは、300Hz以下の周
波数の可聴音を識別するためのローパスフイルタ
と、300〜3000Hzの周波数の可聴音を識別するた
めのバンドパスフイルタと、3000Hz以上の周波数
の可聴音を識別するためのハイパスフイルタとで
構成したが、本考案はこれに限るものでなく、略
300〜3000Hzの周波数帯域の可聴音を中音域とし
て識別するものであればよい。例えば、300Hz以
下の周波数の可聴音を識別するローパスフイルタ
と、3000Hz以上の周波数の可聴音を識別するハイ
パスフイルタとでフイルタを構成し、結果として
300〜3000Hzの周波数の可聴音を中音域として識
別するものであつてもよい。
前記実施例では、音域装飾用ランプは、低、
中、高の3つの領域のそれぞれを受け持つランプ
で構成したが、これに限るものでなく、少なくと
も2つの音域を受け持つランプであればよい。例
えば、低音域装飾用ランプと高音域装飾用ランプ
とで構成し、前者は300Hz以下の周波数の可聴音
を識別するローパスフイルタの識別信号で、後者
は3000Hz以上の周波数の可聴音を識別するハイパ
スフイルタの識別信号でそれぞれ点滅制御するよ
うにしてもよい。
本考案による点滅制御装置は上記のように構成
したので、楽器音や歌声などの可聴音の音域を識
別してその音域に対応した装飾用ランプを点灯す
る場合、人間の聴感と視感とが略一致するように
点滅制御できる。このため幻想的効果、装飾的効
果をもたらすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は音の高さ(メル尺度)と周波数の関係
を表わす特性図、第2図は本考案による音域感応
型装飾用ランプの点滅制御装置の一実施例を示す
電気回路図、第3図は第2図のフイルタの周波数
特性図である。 15a,15b〜15j……低音域を受け持つ
装飾用ランプ、16a,16b〜16j……中音
域を受け持つ装飾用ランプ、17a,17b〜1
7j……高音域を受け持つ装飾用ランプ、27…
…ローパスフイルタ、31……バンドパスフイル
タ、38……ハイパスフイルタ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 可聴音の音域の違いを識別して対応する音域
    の装飾用ランプを点滅制御するものにおいて、
    低、中、高の3つの音域のそれぞれを識別する
    3つのフイルタのうちの少なくとも2つのフイ
    ルタを具備してなり、これらのフイルタの低音
    域と中音域の境界をほぼ300Hzに、中音域と高
    音域の境界をほぼ3000Hzに設定したことを特徴
    とする音域感応型装飾ランプの点滅制御装置。 (2) フイルタは、ほぼ300Hz以下の周波数の可聴
    音を識別するためのローパスフイルタと、ほぼ
    300〜3000Hzの周波数の可聴音を識別するため
    のバンドパスフイルタと、ほぼ3000Hz以上の周
    波数の可聴音を識別するためのハイパスフイル
    タとからなり、前記3つのフイルタからのそれ
    ぞれの識別信号に基づいて低、中、高の音域の
    それぞれを受け持つランプの点滅を制御するよ
    うにした実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    音域感応型装飾用ランプの点滅制御装置。 (3) フイルタは、ほぼ300Hz以下の周波数の可聴
    音を識別するためのローパスフイルタと、ほぼ
    3000Hz以上の周波数の可聴音を識別するための
    ハイパスフイルタとからなり、前記2つのフイ
    ルタからのそれぞれの識別信号に基づいて低、
    高の音域のそれぞれを受け持つランプの点滅を
    制御するようにした実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の音域感応型装飾用ランプの点滅制御
    装置。
JP13212683U 1983-08-26 1983-08-26 音域感応型装飾用ランプの点滅制御装置 Granted JPS6039599U (ja)

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JPS6039599U JPS6039599U (ja) 1985-03-19
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