JPH0254053A - 絶縁防水工法 - Google Patents

絶縁防水工法

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JPH0254053A
JPH0254053A JP63204277A JP20427788A JPH0254053A JP H0254053 A JPH0254053 A JP H0254053A JP 63204277 A JP63204277 A JP 63204277A JP 20427788 A JP20427788 A JP 20427788A JP H0254053 A JPH0254053 A JP H0254053A
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須賀 和男
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裕二 中沢
Takefumi Kinoshita
武文 木下
Yoshinori Takahashi
芳徳 高橋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は陸屋根、ベランダ、廊下、室内床などの建築物
及び、貯水槽、蓄熱槽、プールなどの各種構造物の防水
工法に関し、特に、防水対象面と防水層の接合が部分的
になされるいわゆる絶縁防水工法に関する。又、本発明
は、この絶縁防水工法に適した防水シート用摺動自在接
合金具および緩衝用シートに関する。
(従来の技術) 建築物又は各種構造物の防水工法の代表的なものとして
は、アスファルト防水工法、シート防水工法が挙げられ
る。
これらの防水工法には、いずれも防水対象面と防水層の
接合が全面にわたって行われるいわゆる「全面密着工法
」と、部分的に行われるr絶縁防水工法」と称される二
つの工法がある。
この内、「絶縁防水工法」は防水層が全面的に固定され
ていないため固定されていない部分の防水層全体で外力
を受けとめるため、防水層にかかる外力が局部的に集中
しないので、防水対象面に発生するクラックや1版状の
下地材の継ぎ目部分に起こる振動による防水層の破断が
発生しにくい点で、優れた防水工法として知られている
又、軟質ポリ塩化ビニル樹脂系やクロロスルフォン化ポ
リエチレン系の防水シートを用いるものについては、r
浮かし張り工法」と称される特殊な絶縁防水工法が提案
されている。
この「浮かし張(貼)り工法」は、通常水のような方法
が採られている。これは、防水対象面に接着剤等の接着
手段を用いないで単に緩衝用シートを載置した後に、該
緩衝用シートの上面に固定金具を一定間隔に取り付ける
ための墨打ちを行い、該固定金具の取り付は位置を割り
付ける。その後、割り付けた位置に、固定金具を緩衝用
シートの上から金属製のビスで固定し、防水シートと該
固定金具の上面のみを接着剤を用いて接合する。又、隣
接する防水シート同士はその重なり幅が一定になるよう
にしながら、接着剤を用いて接合する。
前記緩衝用シートは防水対象面の突起により、防水シー
トに局部的な外力が作用しないようにするために用いら
れるもので、通常1〜2■厚程度の発泡ポリエチレンシ
ートなどが使われている。緩衝用シートの上に取り付け
られる固定金具は、帯状のものは幅40〜80m、長さ
1.5〜3m、円盤状のものは直径60〜100■の鋼
販で何れも厚さは0.5〜1.5■のものが通常用いら
れ、その取り付は箇所は帯状のものは防水対象面の周縁
部、入り隣線部、出隅線部と該固定金具の上に張設され
る防水シートの端部に当たる位置に取り付ける1円盤状
の固定金具は帯状の固定金具と併用される事もあり、防
水対象面の周縁部、入り隅線部、出隅線部以外の箇所に
、30am〜8001間隔で固定する。防水シートと該
固定金具との接合手段は(a)ロール状に巻かれた防水
シートを防水すべき面に広げながら、順次固定金具の上
面に接着剤を塗布して、その上に防水シートを貼り付け
るという方法と、(b)固定金具を防水対象面にビス等
で取り付けた後に、防水シートを防水対象面全面に広げ
た後に、固定金具に当接している防水シートに低粘度の
接着剤をいれた注射器の注射針を刺し込み、該固定金具
と防水シートの間に接着剤を注入して圧着する方法であ
る。この接着剤は用いられている被着体となる防水シー
トと固定金具の表面部材との材質にあうものが使用され
るが、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、クロロスルフォン化ポ
リエチレンといった、溶剤溶着や加熱溶着が可能な材料
が使用されている防水シートの場合は、第1図に示した
様に、固定金具の上面にも、予め防水シートと同質のシ
ートを積層しておけば、溶剤溶着や加熱溶着によって防
水シートを接合することが可能であり、比較的多く用い
られている。
r浮かし貼り工法」は前述のように、防水対象面の動き
に充分対応できるだけでなく、防水対象面に対して、防
水シートが直接接着されないため、施工に際して防水対
象下地の種類、形状及びその湿潤程度(コンクリートの
水ぬれの状態)に関係無く施工可能であり、又、下地(
たとえばコンクリート)に含まれる水分の気化、膨張に
よる防水層のふくれ防止が可能な点で、優れた工法の一
つと言われている。
しかし、該「浮かし貼り工法」では以下の様な難点が指
摘されている。前述の固定金具と防水シートの接合にあ
たり(a)の方法を採用する場合、固定金具のビス穴1
2の形状が第1図に示す様になっており、自由度がほと
んど無い状態で下地に固定さtているので、熟練者でな
いと防水シートにしわを発生させたままシートと固定金
具を接合させてしまう可能性が大きい、このしわは、結
局は防水シート内部に応力を偏在させることになり、こ
の内部応力の偏在は長期間の内には防水層の劣化を促進
させるという難点もあり、美観上の問題だけでなく防水
層の耐久性の点からも支障がある。又、前述の(b)の
方法は、施工時に防水シートのしわが寄らない様に配慮
された方法であるが、この場合、接着剤の注入状態を視
認できないため、接着剤の注入が適正かどうか確認でき
ないこと、又、注射針によって、防水シートを傷つける
結果になり、その傷を別途手段によりシールする必要が
生じる。又、シーリング材でその傷を補修したとしても
その傷が防水層の弱点部となり、施工後に発生する下地
のクラック等による局部外力の発生で防水シートが伸ば
された状態が長期間続けば、その傷から防水シートの破
断が生じる恐れもあり、防水層の耐久性にも支障が生じ
る。
又、防水シートと固定金具との接合手段を前述の何れを
採るにしても、固定金具の取り付は位置を割り付けるた
めの墨打ちは必要となる。
この墨打ちは施工が無風状態で行われたとしても非常に
繁雑であり、作業層重の低下が著しい。
又、少し風がある状態で作業を行おうとすると、緩衝用
シートが風に煽られて、墨打ちを行う事が非常に困難と
なるという問題点がある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記の既存の「浮かし貼り工法」の持つ難点を
解決するためになされたもので、■防水シートを傷つけ
ることなく、且つ防水シート内部に応力の偏在を生じさ
せることなく防水対象面に固定可能で、■形成された防
水層は破断が起こらず、長期間にわたって高い防水性能
が維持されるといった絶縁防水工法を提供するものであ
る。又、■その施工に際しては墨打ちという非常に繁雑
な作業を行うこと無く施工可能な絶縁防水工法を提供す
るものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の絶縁防水工法は、防水対象面に一定の間隔で予
め穴をあけた穴あき緩衝用シートを接着剤等の接着手段
を用いないでただ単に載置した後、たとえば後述のスラ
イド式接合金具を該穴あき緩衝用シートの穴の位置に、
該穴あき緩衝用シートの上からビスで防水対象下地に取
り付ける。その後、該スライド式接合金具の上に防水シ
ートをその隣り合う防水シート同士が一定の幅で重なり
合うような関係を保ちながら防水シートと該スライド式
接合金具の上面を、接着剤、溶剤、又は熱風により接合
して張設する。ついで隣り合う防水シートの重なり部を
同様に接合して、−枚の大きな防水層として防水対象面
を被覆するものである。
本発明の絶縁防水工法においては、金属片が任意の水平
方向に摺動自在な状態で固定されることが重要であり、
これにより、従来の「浮かし張り工法」以上に防水シー
トの伸縮が自在となるため、応力の発生を未然に防ぐこ
とができる。
すなわち、本発明の防水シート用摺動自在接合金具は、
(A)金属片の中央部位に設けられた中央凹設部、該凹
設部のさらに中央部位に設けられた中央開口部をもつ接
合金具本体と(B)接合金具本体の中央凹設部より小さ
い寸法をもち、中心部にビス用穴を設けたワッシャおよ
び(C)ビスとの組合わせよりなることを特徴とするも
のである。
このように、金属片を任意の水平方向に摺動自在な状態
にするための1つの具体的接合金具としては、以下に説
明するスライド式接合金具が挙げられる。
このスライド式接合金具は、接合金具本体く第2図)、
ワッシャ(第3図)、ビスから成っており、第4図に示
したように下地に固定した際に、前記金属片に相当する
接合金具本体のみは水平方向に摺動が可能となるもので
ある。
接合金具本体(第2図)およびワッシャ(第3図)の材
質はステンレス鋼板、アルミニウム板、防錆処理鋼板等
の汎用の金属を用いることが可能であるが、防食のため
に同種の金属を用いることが好ましい。
又、接合金具本体には、後に行う防水シートとの接合を
考えると、その表面に防水シートと同質の材料よりなる
層を形成しておくことが望ましい。
接合金具本体の形状はその取り付は後の摺動可能巾に方
向性がないことからディスク状が有利であるが、多角形
など任意の形状のものでも使用できる。接合金具本体の
中央部は好ましくは円形状に凹設し、その中央凹設部8
の中心に好ましくは円形の中央開口部9を設ける。ここ
で、中央凹設部および中央開口部の形状は多角形など任
意の形状を採ることもできる。又この形状を細長い四角
形として接合金具本体の移動方向を特定することも可能
であるが、該スライド式接合金具の上面に防水シートを
しわがよった状態で接合した場合、スライド式接合金具
の移動可能な範囲内において、防水シートを動かしてそ
のしわを解消する目的から、水平方向には全ての方向に
移動可能にすることが望ましく。
その点で円形が望ましい、又、中央凹設部の深さは穴あ
き緩衝用シートの厚さとほぼ同一の深さとするのが好ま
しい。
ワッシャ(第3図)はその中央部に下方への凸部lOを
有したもので、その材質は接合金具本体と同質のものが
好ましい、下方への凸部を含めたワッシャの厚さは、ワ
ッシャおよび取り付けに使用するビスの頭が第4図に示
したように接合金具本体より突出しない様に設定する。
それは、接合金具と防水シートを接合した後に、ワッシ
ャおよびビス類によって防水シートが傷付かないように
するためと、接合金具本体の水平方向の移動を円滑に行
うためである。第3図では該ワッシャの中央部を凹設し
て下方への凸部を形成すると共に、取り付けに使用する
金属ビスの頭が突出することを防止しているが、凹設す
ること無く平らなものであってもビス類が接合金具本体
より突出しないものであれば、何等差障りがない。
接合金具本体−とワッシャの外端部13.13’は、や
や下方はわん曲している(第7図、第8図参照)のが好
ましい、接合金具本体の外端部13が下方にわん曲して
いれば防水シートが外端部により破損するおそれがなく
、又、ワッシャの外端部13′がわん曲していればワッ
シャと接合金具本体との接触面積が小さくなり、摺動の
ための抵抗がすくなくてすむ。
接合金具本体およびワッシャの大きさを図で示すと以下
のようになる。第2図に示した接合金具本体の中央開孔
部9の直径は、取り付けに併用する第3図に示したワッ
シャの下方への凸部10の直径よりも大きくシ、且つワ
ッシャの半径とワッシャの下方への凸部の半径の和より
も小さくする。又、ワッシャの凸部の高さは接合金具本
体の厚さよりも高くすることによって、第4図に示した
ようにアンカービスを用いて防水対象下地に取り付けた
時に、接合金具が防水対象面と水平方向に自由にスライ
ド出来るようにする。
又、第2図の斜線部分を防水シートとの接合に用いるが
、この面積は、接合に用いる接合手段によって得られる
単位面積当たりの付着強度と接合面の面積の乗数が接合
金具と防水対象面の取り付けに用いられるビスの引き抜
き強度とほぼ同一になるように設定するのが合理的であ
り、好ましく、このことから接合金具本体の直径を設定
することができる。
接合金具本体の防水シートとの接着面には、防水シート
との接着に好都合な樹脂をあらかじめコーティングして
おくことが好ましい、このような処理をしておくと、接
着剤を適用したときコーティング部分のみが選択的に防
水シートと接着し、他の部分が接着することがないので
、スライドがスムースであり、好ましい。
接合金具のスライド可能な範囲は、防水シート敷き込み
時の作業精度と施工後の防水シートの寸法安定性から設
定することができる。接合金具本体およびワッシャの厚
さは、後述するビスの引き抜き強度と同じ程度の機械的
強度を有するように設定−することができる。
スライド式接合金具の取り付けに使用するビスは、プラ
スチック製のカールプラグを併用するものでも良いが、
ハンマーでビス類を叩くことによりビスの先端が開いて
下地にしっかりと固定されるものの方が作業性の点で好
ましい。
該ビスの選定にあたっては下地に対する引き抜き強度に
留意する必要がある。この引き抜き強度が小さい場合は
、単位面積当たりのスライド式接合金具の個数を多くす
る必要があり、大きい場合は少数ですむ。しかし、前述
のようにビスの引き抜き強度から接合金具本体の直径を
設定して接合金具の大きさを大きくすると、その後に行
う防水シートとの接合がやりにくくなる。
その点から該ビスの下地に対する引き抜き強度は100
kgf〜500kgf程度のものが好ましい。
本発明の絶縁防水工法で用いる穴あき緩衝用シートは、
予めあけられている穴の位置に前述のスライド式接合金
具を取り付けるだけでよく、墨打ちによる接合金具の取
り付は位置の割り付けを行う工程を省略可能なものであ
る。
その材質は、下地の突起により防水シートに局部的な外
力が作用しないものであれば、特にこだわらない。例え
ば、発泡ポリエチレンシートやその他の合成高分子系発
泡シート成いはそれらの片面もしくは両面に織布、不織
布、プラスチックフィルム等の補強シートを積層したも
のを用いることもできる。
該穴あき緩衝用シートは、予め幅、長手両方向とも一定
の間隔で穴があけられているか、或いは穴の形に切れ込
みを入れておいて、施工現場において簡単にちぎり取っ
て穴をあけられる様な状態にしたものとする。特に後者
のものは対象となる防水層と下地の必要接着強度に応じ
て、スライド式接合金具の個数を設定し、それに必要な
数だけの穴をちぎり取って使用するものであり、その際
、スライド式接合金具を取り付けない部分は本来の緩衝
機能を持つという点で好ましいものである。穴の間隔は
長手、幅方向で異なっていてもかまわないが、通常10
0〜1000na、好ましくは300〜800mとする
のが防水シートの耐風圧性および接合金具の取り付けの
作業性から好ましい。
穴の大きさは、前述のスライド式接合金具(第2図)の
中央凹設部8が移動する範囲より大きく、且つ、スライ
ド式接合金具の外径よりいくぶん小さくして、スライド
式接合金具の水平方向への移動が緩衝用シート上で自由
に行われ、又該穴あき緩衝用シートが風によって飛散し
ないようにするのが好ましい。
穴あき緩衝用シートは、下地の不陸や突起によって防水
シートが損傷を受けるのを防止することを目的としてお
り、その点から厚い方が好ましい、しかし、厚過ぎると
作業性および経済性に難点が生じるため、穴あき緩衝用
シートの厚さは、通常1〜10mm、好ましくは2〜5
1程度の厚さが適当である。穴あき緩衝用シートの幅は
任意で良いが、穴の間隔の整数倍とするのが好ましい、
それは、隣接する穴あき緩衝用シートの穴の位置を一定
間隔にすることができるからである。
又、穴あき緩衝用シートは版状体でも良が、その施工時
及び運搬時の作業性からロール状のものが好ましく、そ
の点から幅は800〜1200 m、長さはロール状に
した時の巻き径が300〜1200鵬のものを用いるの
が適当である。
(実 施 例) つぎに、防水シートとして軟質ポリ塩化ビニル樹脂シー
トを使用した実施例を第5図を用いてその概要を以下説
明する。
用意した材料は以下のとおりである。
防水シート:軟質ポリ塩化ビニルシート厚さ1 、5 
m 、幅1.2ml、長さ1011穴あき緩衝用シート
: 発泡ポリエチレンシート 厚さ3m、幅1.16m、長さ50m 両側端部から2901111の位置で該シートの長手方
向には300++e間 隔で直径80■の穴の形に第6図 に示した様に破線状の切れ込み 11をいれたもの(対称的な2個 所のみを残し他の全部が切断さ れていても可)。
スライド式接合金具: 接合金具本体:厚さ0.8−の亜鉛メツキ鋼板に0.5
m厚さの軟質ポリ 塩化ビニルをコーティング したもの、直径120m+、中 央凹設部直径55m、中央開 口部直径26■ ワッシャ:厚さ0.8■の亜鉛メツキ鋼板直径42−1
凸部直径12m、 凸部高さ3■ ビ ス :打ち込み式アンカービス 直径6.5閣、長さ39m 接着剤:テトラヒドロフランによる溶剤溶着本実施例に
於いて、第一工程で穴あき緩衝用シート3の端部を重ね
ること無く、又、接着剤等の接着手段を用いずに防水対
象面に載置し、その端末部、入り隅及び出隅部は、従来
の「浮かし貼り工法」でも用いられる通常の塩ビ被覆鋼
販で固定した。その後、第二工程に入る前に穴あき緩衝
用シートの穴を、穴あき緩衝用シートの長手方向には1
個おきにちぎり取ってあけた状態にした0次いで穴あき
緩衝用シートの穴の部分に、スライド式接合金具4をワ
ッシャを併用してビスで下地に固定する。その後、第三
工程に於いて、防水シート5を接合金具の上面に溶剤溶
着で接合した後、隣り合う防水シートの重なりが40m
幅になるよう防水シートを調整した、調整は接合金具本
体がスライドするのでスムースであった。ここで、防水
にしわが寄った場合でも、接合金具本体をスライドさせ
ることによりそのしわを解消できた。その後、隣り合う
防水シート同士の重なり部を溶剤溶着で水密的に接合し
て防水層を形成した。
(作用及び効果) 本発明の絶縁防水工法によれば、穴あき緩衝用シートに
予め一定間隔で穴があれられており、その穴にスライド
式接合金具を取り付けるだけでよく、墨打ち−という非
常に繁雑な工程を経ることが無く、接合金具の割り付け
ができ、作業能率が大幅に向上した。又、防水シートと
接合金具の接合に際しては、もし防水シートにしわが寄
っても、接合金具本体のスライドする範囲内に於いては
容易に修正が可能であった。このため、防水シートを広
げた後に、固定金具に当接している防水シートに低粘度
の接着剤を入れた注射器の注射針を差し込んで、接着剤
を注入して圧着するといった方法を採らなくても、防水
シートの巻きほぐしと平行して、接着剤の塗布を視認し
ながら行って防水シートにしわを寄せること無く張設が
可能であった。本発明によって形成された防水層は、長
期間に渡って高い防水性能が維持されている。
以上、本発明によれば、防水対象面の状態、種類に関係
無く、防水シートに傷を付けることも無く、又、高度の
熟練を要することもなく、健全且つ耐久性の高い良好な
防水層が得られることが判明した。
又、本実施例に用いた穴あき緩衝用シートを用いること
によって、更に次の様な効果も得られることが判明した
。一般に強風によって防水層を飛散させようとする力の
大きさは、その風速と屋根の形状によって左右され一様
ではない。
又、防水層の下地への接着力は強風によって飛散しない
程度の大きさであれば良いことになる。
本実施例で用いた穴あき緩衝用シートを用いることによ
って、施工現場に於いてちぎり取って、穴をあけた状態
にする作業を、例えば1個おきにするとかして、単位面
積当りの接合金具の個数を簡単に調節することが可能と
なる。この調節により、防水シートの下地への接着強度
を調節でき、その建物および部位に合った接着強度を簡
単に付与することが可能となる。又、本実施例の穴あき
緩衝用シートであれば、接合金具を取り付けない部分の
穴はちぎり取らないで本来の緩衝機能を持たしたまま、
その上に防水シートを配置できることが可能であり健全
な防水層の形成がより簡単にできることが判明した。
【図面の簡単な説明】
第1図(Aは斜視図、Bは断面図)は従来の浮かし張り
工法にて用いられている円盤状の固定金具の一例であり
、第2図(Aは斜視図、Bは断面図)は本発明において
使用される接合金具本体の一例、第3図(Aは斜視図、
Bは断面図)は接合金具本体の取り付けに併用されるワ
ッシャ、第4図は接合金具の取り付は状態の一例を示し
たものである。又、第5図は本発明の一実施例を示した
ものである。第6図は、本発明において使用される穴あ
き緩衝用シートの1例である。又、第7図、第8図(い
ずれもAは斜視図、Bは断面図)は第2図、第3図の接
合金具本体とワッシャの変形例である。 1・・・防水対象面   2・・・ビ ス3・・・穴あ
き緩衝用シート 4・・・スライド式接合金具 5・・・防水シート   6・・・ワッシャ7・・・接
合金具本体  8・・・中央凹設部9・・・中央開口部
   10・・・ワッシャ凸部11・・・切れ込み線 
  12・・・ビス穴13.13’・・・外端部 特許出願人 田島ルーフィング株式会社帛4回 馬6図 鷺2回

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、防水対象面に緩衝用シートを載置し、その上に金属
    片を金属製のビスを用いて緩衝用シートを抑えた状態で
    固定し、ついで、該金属片の表面に接着剤を用いて金属
    片と防水シートを貼り付けるシート防水工法に於いて、
    該金属片を任意の水平方向に摺動可能な状態で固定し、
    緩衝用シートとしては予め所定の位置に穴があけられて
    いる穴あき緩衝用シートを用いることを特徴とする絶縁
    防水工法。 2、(A)金属片の中央部位に設けられた中央凹設部、
    該凹設部のさらに中央部位に設けられた中央開口部をも
    つ接合金具本体と (B)接合金具本体の中央凹設部より小さい寸法をもち
    、中心部にビス用穴を設けたワッシャおよび (C)ビスとの組合わせよりなることを特徴とする防水
    シート用摺動自在接合金具。 3、予め所定の位置に、極く一部をのぞいて切りこみが
    はいっている切取用穴部を有することを特徴とする緩衝
    用シート。
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