JPH0253987A - ガラス用合紙の製造方法 - Google Patents

ガラス用合紙の製造方法

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JPH0253987A
JPH0253987A JP19970088A JP19970088A JPH0253987A JP H0253987 A JPH0253987 A JP H0253987A JP 19970088 A JP19970088 A JP 19970088A JP 19970088 A JP19970088 A JP 19970088A JP H0253987 A JPH0253987 A JP H0253987A
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JP
Japan
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whiteness
sodium silicate
ratio
glass
hydrogen peroxide
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Pending
Application number
JP19970088A
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English (en)
Inventor
Katsuji Yasuda
安田 克爾
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、積層ガラス板などを輸送、保管するときに、
隣接するガラス間に挟み込んで使用するガラス台紙の製
造方法に関ずる。
[従来の技術] 古紙を製紙原料とするガラス用合紙の製造方法では、製
紙原料に使用する古紙の割合を多くすればずるほと、原
料コストおよび製造コストを低減ずることができるが、
紙を丈夫なものとしながら薄葉化するためには、砕木パ
ルプに比較して2倍程度の樹脂分が紙に含有され、特に
印刷された新聞などの古紙においては、印刷インク中の
樹脂分も加わって、古紙使用の割合が多くなるほど、製
紙原料の樹脂分含有量が増大する。
ガラス用合紙の樹脂分含有量(エーテル抽出量)が多い
と、台紙の吸湿、吸水性か悪化し、カラス表面の水分を
台紙で確実に吸収することができず、カラスのヤケを招
来し、かつ含有樹脂分の揮発、溶出、転移によるカラス
表面への付着量が多くなってガラスへの紙肌付着を招来
する。
このため、従来にあっては、製紙原料に対して脱樹脂の
ために、処理用薬剤として珪酸ソーダ、苛性ソーダ、過
酸化水素などを使用していた。また、処理用薬剤として
苛性ソーダのみを使用する例もあった。
この場合、前記の薬剤使用量としては、恣意的かつ経験
的に決められているのが実情であった。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のガラス用合紙の製造方
法にあっては、製紙原料の繊維から樹脂分を抜く各薬剤
の配分比として適正なものが決まっていなかったので、
例えば、苛性ソーダが相対的に多いと、繊維表面がキズ
つき、分離した樹脂分が再付着しやすくなる。このよう
に、樹脂分を効率的に扱くことができないという問題点
があった。
また、苛性ソーダが多いと、原料滞留時間が長引いた場
合には、黄変(苛性ヤケ)が生じるという問題点もあっ
た。
[課題を解決するための手段] 本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
のであって、処理用台薬剤の配分比を適正に決めること
により樹脂分を効率的に減らすとともに、白色度を効率
的に上げるようにしたガラス用合紙の製造方法を提供す
ることを目的としている。
この目的を達成するために、本発明は、古紙を製紙原料
として該製紙原料に対して脱樹脂用およ白色度向上用各
薬剤として珪酸ソーダ、苛性ソーダおよび過酸化水素を
添加するガラス用合紙の製造方法において、前記各薬剤
の配分比を所定の関係式に基づいて決めるようにしたも
のである。
製紙原料に対して添加する各薬剤としては、珪酸ソーダ
、苛性ソーダ、および過酸化水素を用い、これらの配分
比を以下に述べるような関係式に基づいて決める。以下
において、kΩ/lは製紙原料1トンあたりの薬剤の使
用量(kg)を示す。
まず、白色度(J’IS  P  8123による)に
対する珪酸ソーダ量(kg/l)を決める。この場合、
珪酸ソーダlyと白色度×(%)との関係式としては、
例えば次式■を用いる。
x=0.50y+28.66 (r=0.93>・・・
■ 次に、白色度および樹脂分(JIS  P  8205
による)に対する珪酸ソーダと過酸化水素との比を決め
る。この場合、珪酸ソーダと過酸化水素との比yと白色
度Xとの関係式としては、例えば次式■を用いる。
x=8.4y+31.56 (r=0.76)・ ・ 
・■ また、珪酸ソーダと過酸化水素との比yと樹脂分×(%
)との関係式としては次式■を用いる。
y=−1,89x+3.16 (r=0.73)・・・
■ 次に、白色度に対する珪酸ソーダと苛性ソーダとの比を
決める。この場合、珪酸ソーダと苛性ソーダとの比yと
白色度Xとの関係式としては、例えば次式■を用いる。
x=5.33y+37.95 (r=0.89>・・・
■ したがって、式■〜■を用いることにより、所定の白色
度および樹脂分を得るための珪酸ソーダ、過酸化水素お
よび苛性ソーダの配分比が1ηられる。
[作用] 本発明においては、各薬剤の配分比を所定の関係式に基
づいて適切に決めるようにしたため、製紙原料の繊維か
らの樹脂分の分離が促進され、また、珪酸ソーダの緩効
性から繊維表面に傷がつきにくくなり、分離した樹脂分
が再付着しにくくなる。すなわち、樹脂分を効率的に減
少させることかできる。
また、アルカリ調整が主として珪酸ソーダにより行なわ
れ、苛性ソーダが相対的に減少するので、滞沼時間か置
引いても苛性ヤケ(黄変)か牛しない なお、苛性ソーダと過酸化水素か相対的に減少するため
、水酸化物形成による影響度か小さくなり、水中のCa
 、Mgの影響か小さくなる。
[実施例] 以下、本発明をさらに具体的に明らかにするために、本
発明の詳細な説明するが、本発明かかかる実施例の記載
により何等の制約を受Cプるものではない。
まず、白色度に対する珪酸ソーダff1(kcl/士〉
の分布を調査し、珪酸ソーダ量yと白色度Xとの関係式
(回帰式)を求めた。その結果を第1図に示す。図中■
印Aは白色度に対応する珪酸ソーダ@(kg/l)を示
し、実線13はその関係式を示す。
関係式Bとしては、 x=0.50y+28.66 (r−=0.93>が1
qられた。第1図から明らかなように、例えば白色度を
53%にするには、珪酸ソーダ量を48.7kc+/l
とすれば良い。
次に、白色度および樹脂分くニーデル抽出物)に対する
珪酸ソーダと過酸化水素との比の分布を調査し、白色度
および樹脂分と珪酸ソーダと過酸化水素との比との関係
式(回帰式)を求めた。その結果を第2図に示す。
第2図中■印Cは樹脂分に対する比の分布を、実線りは
樹脂分Xに対する珪酸ソーダと過酸化水素との比yの関
係式を示す。関係式〇としでは、’s/−−1.89x
+3.16 (r=0.73>が得られた。
また、第2図中■印Eは白色度に対する比の分布を、点
線Fば白色度Xに対する珪酸ソーダと過酸化水素との比
yの関係式を示ず。関係式Fとしは、x=8.4y+3
L 56 (r=0.76>か得られた。
第2図から明らかなにうに、例えば白色度を53%にす
るには、珪酸ソーダと過酸化水素との比を2.55:1
とすれば良い。したがって、前述したように、珪酸ソー
ダ量を48.7 (kg/l)とすると、過酸化水素量
としては19.1 (kg/l)となる。
また、樹脂分を0.2%とするには珪酸ソーダと過酸化
水素との比を2.8.:1とすれば良い。
次に、白色度に対する珪酸ソーダと苛性ソーダとの比の
分布を調査し、白色度と、珪酸ソーダと苛性ソーダとの
比との関係式をぞれぞれ求めた。
その結果を第3図に示す。
第3図中■印Gは白色度に対lる比の分布を、実線ト(
は白色度Xと、珪酸ソーダと苛性ソーダとの比yとの関
係式を示す。関係式Hとしては、x=5.33y+37
.95 (r=0.89>が得られた。
第3図から明らかすにうに、例えば白色度を53%にす
るには、珪酸ソーダと苛性ソーダとの比を2.82:1
とずれば良い。したがって、前述したように、珪酸ソー
ダ最を/18.7 (kg/l)とすると、苛性ソーダ
最としては17.3(kg/l)となる。
以上のように、本実施例では、例えば白色度を53%と
するには、珪酸ソーダを48.7 (kQ/l)、過酸
化水素を19.1 <kg/l)、苛性ソーダを17.
3 (kca/l)とすれば良い。
また、例えば、樹脂分を0.2%とするには、珪酸ソー
ダと過酸化水素との比を2.8:1とすれば良い。
ここで、樹脂分および白色度に対する珪酸ソダと過酸化
水素との比、珪酸ソーダと苛性ソーダとの比、珪酸ソー
ダ、過酸化水素および苛性ソーダの配分比を表に示す。
表から明らかなように、所定の白色度および所定の樹脂
分を得るためには、表に示すような配分比とすれば良い
ことがわかる。
過酸化水素との比との関係を示すグラフ、第3図は白色
度と、珪酸ソーダと苛性ソーダとの比との関係を示すグ
ラフである。
特許出願人 日本板硝子株式会社 代理人 弁理士 宮 内 佐一部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)古紙を製紙原料として該製紙原料に対して脱樹脂
    用および白色度向上用各薬剤として珪酸ソーダ、苛性ソ
    ーダおよび過酸化水素を添加するガラス用合紙の製造方
    法において、前記各薬剤の配分比を所定の関係式に基づ
    いて決めるようにしたことを特徴とするガラス用合紙の
    製造方法。
  2. (2)前記珪酸ソーダ量yと白色度xとの関係式を、x
    =0.50y+28.66(r=0.93には相関係数
    を示す。以下同様。)としたことを特徴とする前記請求
    項1記載のガラス用合紙の製造方法。
  3. (3)前記珪酸ソーダと過酸化水素との比yと白色度x
    との関係式を、 x=8.4y+31.56(r=0.76)としたこと
    を特徴とする前記請求項1記載のガラス用合紙の製造方
    法。
  4. (4)前記珪酸ソーダと前記過酸化水素との比yと樹脂
    分xとの関係式を、 y=−1.89x+3.16(r=0.73)としたこ
    とを特徴とする前記請求項1記載のガラス用合紙の製造
    方法。
  5. (5)前記珪酸ソーダと苛性ソーダとの比yと白色度x
    との関係式を、 x=5.33y+37.95(r=0.89)としたこ
    とを特徴とする前記請求項1記載のガラス用合紙の製造
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5755926A (en) * 1992-02-24 1998-05-26 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Integrated pulping process of waste paper yielding tissue-grade paper fibers
WO2019208690A1 (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 王子ホールディングス株式会社 ガラス合紙とその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5755926A (en) * 1992-02-24 1998-05-26 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Integrated pulping process of waste paper yielding tissue-grade paper fibers
WO2019208690A1 (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 王子ホールディングス株式会社 ガラス合紙とその製造方法
JPWO2019208690A1 (ja) * 2018-04-26 2021-05-13 王子ホールディングス株式会社 ガラス合紙とその製造方法

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