JPH0253451A

JPH0253451A - 粒状食材の製造方法

Info

Publication number: JPH0253451A
Application number: JP63205486A
Authority: JP
Inventors: Takeji Sasaki; 佐々木　武二
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1988-08-18
Filing date: 1988-08-18
Publication date: 1990-02-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は粒状食材の製造方法に関するものである。

従来の技術従来より食品産業においては、御飯や粥などを長期保存
が可能なように瓶や缶などに詰めて販売しているものが
ある。この種の御飯や粥は一旦米を炊いた後に高温殺菌
化処理されて容器に詰められ、保存期間中の容器内での
雑菌などの繁殖が防止されている。

発明が解決しようとする課題しかしながら、この種の食品によれば、高温殺菌化処理
工程が不可欠であり、かつ瓶や缶などの容器を使用して
いるため、この分だけ原価が高くなってしまう問題があ
った。また、瓶や缶などの容器を使用するた゛め、その
内容量に比べて嵩張り。

持ち運びに関しても良好なものではなかった。

本発明は上記課題を解決するもので、原価が高くなるこ
となく、保存性に優れ、しかも持ち運びにも便利な粒状
食材を得ることのできる製造方法を実現することを目的
とするものである。

課題を解決するための手段上記課題を解決するために本発明は、穀物材料に牛乳や
レシチンを混合浸透させてα化し、このα化した穀物材
料を一定の大きさの粒状に整形した後、乾燥するもので
ある。

作用上記構成により、粒状食材をα化した状態で乾燥して製
造しているので、得られた粒状食材は湯または水を浸透
させるだけで容易に御飯や粥などの食することのできる
状態となる。また、乾燥された状態で製品化されるため
、長期保存ができるとともに１粒状に乾燥されているた
め、容器を選ばず、例えばビニール袋などで包装するこ
とにより安価でしかも嵩張ることがなく持ち運びに便利
なものとなる、実施例以下、本発明の詳細な説明する。

本発明の粒状食材の原料の一例としては玄米が用いられ
る。先ず、玄米を３０メツシュ程度の大きさに細かく粉
砕し、この粉砕した玄米２５ｋｇに生牛乳を重量比で２
８％、即ち７ｋｇ、　レシチンを５００　ｇ　。

また必要に応じて他の栄養成分をそれぞれ加えて混合し
、これらの生牛乳およびレシチンを粉砕した玄米中に吸
収させる。さらに、ＰＨ調整剤を添加して、ＰＨが４．
５前後になるように調整する。

そして、この生牛乳およびレシチンなどの栄養成分が吸
収されかつＰＨ調整された玄米をα化用装置内に入れ、
空気とともに圧縮する。上記圧縮室内はその圧縮空気に
より高圧高温化され、２００℃程度まで昇温された状態
で保持され、これにより上記玄米は完全にα化され、細
径の孔から排出される際に切断されて、米粒はどの一定
の大きさに整形される。その後、このα化および粒状化
された玄米に高周波を放射し、この玄米は高周波エネル
ギの吸収により自ら約２５０℃まで発熱して乾燥状態と
なり、牛乳およびレシチンなどの栄養成分を含んだ約３
０．３ｋｇの製品としての粒状食材が得られる。なお、
包装時には包装内に炭酸ガスを封入して空気と置換する
。この粒状食材５００　ｇに熱湯を２３５ｇ程度添加し
て３分間経過すると炊飯された御飯のような状態となり
１食べることのできる粒状食材が極めて容易に得られる
。また、熱湯の量を上記量より多めにすることにより消
火のよい粥状にすることができる。なお、熱湯の代わり
に冷水を用いてもよい。

この粒状食材によれば、乾燥され、包装内が炭酸ガスで
満たされて穀物成分が冬眠状態となるように包装されて
いるために長期保存ができ、さらにＰＨが調整されてい
るために病因菌の生息と繁殖が防止されて、その保存状
態も良好となる。また、包装容器を自由に選べて例えば
袋などに入れて密閉状態で包装することによりその原価
は安価となり、しかも嵩張らないため持ち運びに便利で
、湯または水を注ぐだけで容易に食べられる。さらに、
牛乳やレシチンなどの栄養成分を含有するため、この栄
養成分中に含まれるカルシウム、鉄、リンなどのミネラ
ル分や繊維、ビタミンなどが豊富となり、この粒状食材
を食べることにより現代人に不足しがちなこれらの成分
が十分に補われ。

特に老人食や美容食としても最適である。ここで、上記
玄米を原料として製造した粒状食材の成分を玄米や精白
米に対して比較した表を第１表に示す。

〈以下余白〉第１表第１表に示すように、粒状食材には精白米に対してはも
ちろんのこと玄米に対しても多くのミネラルや繊維質が
含有されていることがわかる。

なお、粒状食材の原料としては玄米に限るものではなく
、大豆、小豆、とうもろこしなどの穀物材料を用いても
よく、第２表にとうもろこしを原料として上記製造方法
により製造した粒状食材の成分をとうもろこし原料と比
較して示す。

第表容易に食べられる上に、牛乳やレシチンを含有するため
、ミネラル、繊維、ビタミンを含む健康食となる。

代理人　　　森　　本　　義　　弘第２表かられかるように１粒状食材には原料よりも多量
のミネラルや繊維質が含まれる。

発明の効果以上のように、本発明によれば、乾燥して製品とするた
め、長期保存ができるとともに原価を安くでき、かつ持
ち運びに便利な粒状食材を得ることができ、さらにα化
をして乾燥しているため。

Claims

【特許請求の範囲】

１、穀物材料に牛乳やレシチンを混合浸透させてα化し
、このα化した穀物材料を一定の大きさの粒状に整形し
た後、乾燥し、湯または水を浸透させることにより食す
ることのできる粒状食材を得る粒状食材の製造方法。