JPH0251831A

JPH0251831A - 陰極線管

Info

Publication number: JPH0251831A
Application number: JP20151288A
Authority: JP
Inventors: Ryuji Takauchi; 龍治高内
Original assignee: Fujitsu General Ltd
Current assignee: Fujitsu General Ltd
Priority date: 1988-08-12
Filing date: 1988-08-12
Publication date: 1990-02-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、テレビ受像機等の表示部に用いられる陰極
線管に係り、更に詳しくは高精細化、大型化ができる陰
極線管に関するものである。

［従　来　例コ従来、この陰極線管は１例えば第３図に示すように、漏
斗状の形をしたガラスの外管（ガラスバルブ）１の中に
、電子銃２と蛍光面３を封入した構造となっている。ガ
ラスバルブ１は、前方の膨らんでいるコーン部１ａと、
後方の円筒状のネッ゛り部１ｂとに分かれ、コーン部１
ａの底に蛍光面３が塗布され、その内部は真空に排気さ
れている。

電子銃２は電子を放射するカソード２ａと、その電子を
ビームとする円筒電極２ｂとから構成される。その円筒
電極２ｂの最終電極はネック部１ｂやコーン部１ａの内
面に塗布されている導電膜４に接続され、さらにその導
電膜４は蛍光面３を覆っているアルミ膜５に接続される
。

また、上記電子銃２からの電子ビームを蛍光面３上に走
査するために、上記ネック部１ｂの外側には偏向コイル
６が配設される。この偏向コイル６にて電子ビームを磁
気的に偏向し、その電子ビームを蛍光面３上に走査する
ようにしている。

ここで、第４図に示されるように、その蛍光面（画面に
相当）３が平面的である場合、電子ビームの発射点が一
点であることから、画面の端部における電子ビームの画
面に対する角度θ゛１（〈θ、）が小さくなってしまう
、その結果、その電子ビームの当たる面積が大きくなり
、端部における像に歪みが生じるだけでなく、その端部
における単位面積当たりの電子ビームのエネルギーが低
下し、像が暗くなると共に、解像度が低下することにな
る。

ところで、電子銃２と蛍光面３との距離を大きくとれば
上記の点を解決することができるが、スペース等の点か
ら合理的でない。そこで、現在では上記コーン部１ａの
前方（蛍光面３に相当）を球面に近づけたり、さらに画
面の垂直方向における電子ビームの走査を非線形に制御
している。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、上記陰極線管の構造においては。

上記コーン部１ａの前方を球面に近くしているため、そ
の分どうしても見る画面が小さくなり、画面の端部にお
ける画像の劣化を避けるこ・とができない、また、近年
の陰極線管の画面は大きいものが好まれるようになり、
画面の大型化に伴い、特に蛍光面をより平面的とした際
、その画面端部の解像度劣化を改善し、画質を上げるこ
とが急務となっている。

さらに、陰極線管をより薄型化する上で、上記コーン部
１ａの前方が球面になっていることが障′害になってい
た。

この発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目
的は陰極線管の前部を平面的な構造としても像の歪みや
解像度の低下が改善でき、しかも画面の大、型化や薄型
化を実現することができる陰極線管を提供することにあ
る。

［課題を解決するための手段］上記目的を達成するために、この発明は、電子銃から発
射された電子ビームを蛍光面に走査し。

その電子ビームの作用により光学像を表示する陰極線管
において、上記蛍光面の後方に複数の上記電子銃を配置
し、上記複数の電子銃を所定順序に駆動することにより
、それら電子銃から発射された電子ビームが上記蛍光面
全体を走査するようにしたものである。

［作　　用］上記構成としたので、陰極線管に表示しようとする光学
像の映像信号が前記複数の電子銃の受は持つ領域に対応
して分けられ、それら映像信号に基づいて複数の電子銃
が決められた順序で駆動される。すると、それら電子銃
から発射された電子ビームは当該映像信号に応じて偏向
されて蛍光面の所定領域に走査される。このようにして
、全ての電子銃から順次発射された電子ビームにより、
陰極線管の画面には上記光学像が表示される。

［実　施　例］以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。な
お１図中、第３図と同一部分には同一符号を付し重複説
明を省略する。

第１図において、陰極線管１０は２つのガラスバルブ１
（第３図に示す）を上下に結合し、一体成形されている
。陰極線管１０の画面は略平面的であり、したがって塗
布される蛍光面３も同じく略平面的となっている。なお
、その画面の横と縦の比は従来の陰極線管と同じになっ
ている。また、陰極線管１０の上部分１１と下部分１２
にはそれぞれ後方にネック部１１ａ、１２ａが設けられ
、そのネック部１１ａ、１２ａの内部には電子銃２が備
えられている。

さらに、それら電子銃２からの電子ビームを蛍光面３の
上部面Ａと下部面Ｂ上に走査するために。

それらネック部１ｂ、ｌｂの外側にはそれぞれ偏向コイ
ル６．６が配設されている。したがって、それら偏向コ
イル６．６の制御は、上部分の電子銃２からの電子ビー
ムが上部面Ａを走査するように行なわれ、下部分の電子
銃２からの電子ビームが下部面Ｂを走査するように行な
われる。

次に、上記構成の陰極線管の作用を第２図の画面図に基
づいて説明する。

まず、この陰極線管１０に映像を映し出すものとすると
、その映像の上半分は蛍光面（画面に相当）３の上部面
Ａに映され、残りの下半分は蛍光面３の下部面Ｂに映し
出される。この場合、通常のテレビ放送の走査線数が５
２５本であるため、例えば上部分１１の電子銃２は２６
２．５本の走査を行ない、下部分１２の電子銃２は２６
２．５本の走査を行なうようにする。なお１画面の真中
の走査線は、上部分１１と下部分１２の電子銃２を水平
同期信号により蛍光面３の中心Ｏで切り替えるようにす
る。

このように、２つの電子銃２，２にて一つの画面を分割
して受は持つようにしたので、電子ビームの発射点が増
加し、その電子ビームの画面に対する角度θａ、θｂが
小さくならない。そのため、電子ビームの当たる面積が
広くならず、しかも電子ビームのエネルギーが低下する
こともない、したがって、その画面の端部における解像
度を上げることができ、しかも画面の端部分を明るくす
ることができる。

また、上記電子ビームの画面に対する角度θａ。

θｂが大きいので、その分画面を大きく１画面の大型化
が望める。さらに、画面が略平面的となるので、陰極線
管１０の薄型化が望める。

なお、上記実施例では、電子銃２が２つの場合について
説明したが、その電子銃２が２″′）以上であってもよ
い。この場合、その電子銃２の数に応じて画面を等面積
に分割し、その分割部分の中心に対応して電子銃２を配
置すればよい。そして。

画面の走査、１１５２５本をそれら分割数に応じて分け
、各電子銃にてその分割本数の電子ビームを走査すれば
よい、このようにすることで１画面はより大型にでき、
しかも陰極線管１ｏをより薄型にもでき゛る。

［発明の効果コ以上説明したように、この発明の陰極線管によれば１画
面を等面積に分割し、この分割数の電子銃をその分割面
の中心に対応する所定位置に配置するようにしたので、
陰極線管の画面を平面的としてもそれら電子銃から発射
される電子ビームの画面に対する角度が小さくならず、
画面の端部における像の歪みや解像度の低下を改善する
ことができる。また、この発明によれば、電子ビームの
画面に対する角度が大きくできるので、画面の大型化、
陰極線管の薄型化が実現できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】第１図はこの発明の実施例を示す陰極線管の概略的側断
面図、第２図は上記陰極線管の画面図。第３図は従来の陰極線管の概略的側断面図、第４図は第
３図の陰極線管の電子ビームと画面との関係を説明する
ための図である。図中、２は電子銃、３は蛍光面（画面に相当）。６は偏向コイル、ｌＯは陰極線管、１１は上部分（陰極
線管１０の）、１２は下部分（陰極線管１０の）である
。第１図特許出願人　　株式会社富士通ゼネラル代理人　弁理士
　　　大　原　　拓　也第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）電子銃から発射された電子ビームを蛍光面に走査
し、その電子ビームの作用により光学像を表示する陰極
線管において、前記蛍光面の後方に複数の前記電子銃を配置し、前記複
数の電子銃を所定順序に駆動することにより、それら電
子銃から発射された電子ビームが前記蛍光面全体を走査
するようにしたことを特徴する陰極線管。
（２）前記蛍光面は前記複数の電子銃に対して等面積に
分割され、それら等面積の中心後方には前記電子銃を有
するネック部が設けられている請求項（１）記載の陰極
線管。