JPH0251700A - 真空断熱配管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は真空断熱配管に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の真空断熱配管では、積層断熱材や０リングが使用
されているため、真空排気作業時のベーキング温度は８
０℃〜１２０℃糧度に抑えられ、このため真空排気作業
は約１か月余りを要していた。

なお、この種の真空断熱配管として関連するものには、
例えば、特開昭５５−１５０４６１号公報、特開昭６０
−２０１１９７号公報等が挙げられる。

〔発明が解決しようととする課運〕

上記従来技術は、構成部材の中に積層断熱材や０リング
などの合成樹脂またはゴム系の材料が使用されているた
め、製作過程においても、また完成後においても約１０
０℃以上に温度を上げることができず、このため、断熱
真空槽の真空排気作業時の脱ガス処理のベーキング温度
についても約１００℃にしか加熱できず、排気時間は数
百時間を要していた。

さらに、それでも完全に脱ガスをすることはできず、経
時変化で真空圧力は上昇し、運転開始後も一定期間経過
後に再排気を必要としていた・本発明は、これらの問題
点を解決し、脱ガス処理を簡単に行なうことのできる真
空断熱配管を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、低温流体を移送する内管と、内管の外側に
真空断熱空間を形成する外管と、内管な外管内に支持す
るスペーサとを有する真空断熱配管において、真空断熱
配管の構成部品を耐熱性材で構成するとともに、内管の
外表面に耐熱性のある幅射反射膜を設けることにより、
達成される。

〔作　　用〕

真空断熱配管の構成部材を耐熱性の材料にすることによ
り、真空排気時の脱ガス処理温度を高鳴することができ
、これにより、排気時間を数時間にまで短縮できるとと
もに、はぼ完全に脱ガスすることができる。

また、内管の外面に耐熱性のある幅射反射膜を設けるこ
とにより、断熱性能を確保することができる。

〔実　施　例〕

以下１本発明の一実施例を第１図から第３図により説明
する。

極低温液化ガス、例えば、液体窒素を移送する内管２は
、その外周に断熱真空層５を形成するように外管ｌによ
つて包込まれている。内管２には、外管ｌとの熱伸縮差
を吸収するベローズ３が配設してあり、また、外管１と
の間の同心性を保持するためにスペーサ４によって支持
されている。また、内管２の外面には輻射率の小さい輻
射防止材、例えば、Ｍ箔８が装着しである。また、外管
１には真空排気口９が取付けられている。

これらの部材の中でスペーサ４は熱の不良導体で、耐熱
性の優れた１例えば、セラミイクス１石英などにより製
作しである。

このように構成した真空断熱配管では、真空排気時の脱
ガス温度を十分に高鳴上げることができるため、脱ガス
効果が良く、例えば３００℃〜４００℃に加熱して排気
すれば、数時間でほぼ完全に脱ガス処理することができ
、真空封じ切り可能となる。したがって、従来脱ガス処
理に数百時間すなわち約ｌか月余りを要していた真空排
気封じ切り作業が１日〜数日で完了することができる。

なお、この封じ切りは、この場合、真空排気口９の真空
排気ポートを鋼管として、封じ切り方法にローラ等によ
る溶断、ふち（縁）付は法を用いて封じ切っている。

断熱性能面では、内管ｌの外面にＭ箔を装着することで
輻射率がステンレス鋼地肌の一〜特となり、真空断熱配
管としその性能を十二分に満足することができる。また
、輻射防止用のＡｅ箔の代わりに、内管の外面にＭＩＡ
肴や銀メヴキ等を施したり、片面または両面にＡＩ蒸着
を施したポリイミドシート（約６００℃程度までの耐熱
を有する）を１層または多層に巻装して設けても良い。

また、Ｍ箔についても多層に巻装しても良い。

以上、本実施例によれば、高温での脱ガス処理を可能と
したので、真空断熱配管を製作する上で最も時間を要す
る真空排気作業を従来の４゜−１／ｌ。

に短縮、すなわち、１日〜数日で完了できるという効果
がある。

また、真空層に接する部材にアウトガスが出易い有機材
料（従来の積層断熱材、０リング、スペーサ等）を用い
ず、Ｍ箔等の金属材料や石英等を用いたので、脱ガス処
理がほぼ完全に行なえ、封じ切りが可能となり、その後
の再排気作業が不要にできるという効果がある。さらに
、これによって１ｇ１作費の低減と共に製作工程の短縮
および使用途中での再排気を必要としない、安価で取扱
性の優れた真空断熱配管が得られる効果がある。

なお１本−実施例では、低温流体として、移送効率が少
し悪い場合でも安価な液体窒素を例にしたが、これに限
られるものではない。例えば、ガス状のものでも良いし
、真空断熱層に冷却された熱シールドパイプを設けて熱
侵入を防ぎ、液体ヘリウムや液体水素等の極低温流体を
流しても良い。

〔５も明の効果〕 本発明によれば、真空断熱配管の断熱性能を損なうこと
なく、脱ガス処理を簡単に行なうことができるという効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である真空断熱配管を示す全
体構成図、第２図は＠１図のλ部の詳細縦断面図、第３
図は第２ｔ９ＡをＢ−８から見た側断面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、低温流体を移送する内管と、該内管の外側に真空断
   熱空間を形成する外管と、前記内管を前記外管内に支持
   するスペーサとを有する真空断熱配管において、前記真
   空断熱配管の構成部品を耐熱性材で構成するとともに、
   前記内管の外面に耐熱性のある幅射反射膜を設けたこと
   を特徴とする真空断熱配管。 ２、請求項１記載の真空断熱配管において、真空断熱空
   間内の真空排気時に温度を１５０℃〜５００℃の高温に
   保持して脱ガスベーキングする真空断熱配管。