JPH0250935A - 熱交換器部材用アルミニウム製ブレージングシート - Google Patents
熱交換器部材用アルミニウム製ブレージングシートInfo
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- JPH0250935A JPH0250935A JP19993188A JP19993188A JPH0250935A JP H0250935 A JPH0250935 A JP H0250935A JP 19993188 A JP19993188 A JP 19993188A JP 19993188 A JP19993188 A JP 19993188A JP H0250935 A JPH0250935 A JP H0250935A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野〕
本発明は主として熱交換器のろう付けに使用する熱交換
器部材特にチューブ材、ヘッダー材用等のアルミニウム
製ブレージングシートに関するものであり、特にその強
度と耐孔食性を改善したものである。
器部材特にチューブ材、ヘッダー材用等のアルミニウム
製ブレージングシートに関するものであり、特にその強
度と耐孔食性を改善したものである。
(従来の技術〕
従来熱交換器、特に自動車用熱交換器であるフジエータ
−、ヒーター、オイルクーラー及びエアコン用エバポレ
ーター、コンデ゛ンサー等の多くはA1合金製であり、
主にろう(t &プエ法により組み立てられている。例
えばオイルクーラ及びエアコン用エバポレーターとして
積層型エバポレーターは第3図に示すようにプレス成形
したタンクプレート(9)とフィン(10)を図に示す
ように組み付け、ろう付けにより組み立てている。
−、ヒーター、オイルクーラー及びエアコン用エバポレ
ーター、コンデ゛ンサー等の多くはA1合金製であり、
主にろう(t &プエ法により組み立てられている。例
えばオイルクーラ及びエアコン用エバポレーターとして
積層型エバポレーターは第3図に示すようにプレス成形
したタンクプレート(9)とフィン(10)を図に示す
ように組み付け、ろう付けにより組み立てている。
これ等熱交換器用材料にはJIS 1000系合金。
JIS 3000系合金又はこれ等合金を芯材としてA
1−5:系合金ろう材を片面又は両面にクラットしたブ
レージングシートが使用されている。
1−5:系合金ろう材を片面又は両面にクラットしたブ
レージングシートが使用されている。
またラジェータのヘッダー材やチューブ側のように冷却
水が循環する内側にはJIS 1070合金。
水が循環する内側にはJIS 1070合金。
JIS 7072合金、A、e−Zn−M9系合金等を
犠牲陽極層としてクラッドし、絹通孔食発生を防止して
いる。
犠牲陽極層としてクラッドし、絹通孔食発生を防止して
いる。
またラジェータのタンク部に使用されるヘッダー材は第
4図に示すように樹脂タンク(14)をゴムバッキング
(13)を介してヘッダー+J(12)の爪(11)を
曲げて機械的にかしめている。このようなヘッダー材で
は強度とかしめ部かゆるんだ場合の補修時に再かしめ性
か求められている。
4図に示すように樹脂タンク(14)をゴムバッキング
(13)を介してヘッダー+J(12)の爪(11)を
曲げて機械的にかしめている。このようなヘッダー材で
は強度とかしめ部かゆるんだ場合の補修時に再かしめ性
か求められている。
(発明か解決しようとする課題)
近年熱交換器の軽量化、コスト低減のため熱交換器用部
材の薄肉化が要求されている。そこで種々の合金開発か
試みられている。しかじ熱交換器用材料、特にろう付は
工法により製造されるものにあっては、ろう付加熱時(
約600’C)の強度及びろう付後の強度が共に高く、
かつろう付後の耐孔食性等か要求される管種々の性能を
併せ持つ必要かある。
材の薄肉化が要求されている。そこで種々の合金開発か
試みられている。しかじ熱交換器用材料、特にろう付は
工法により製造されるものにあっては、ろう付加熱時(
約600’C)の強度及びろう付後の強度が共に高く、
かつろう付後の耐孔食性等か要求される管種々の性能を
併せ持つ必要かある。
従来芯材に用いられているJIS 3003合金ではろ
う付は加熱後の強度か低いため、薄肉化が困難でめった
。また強度の高いJIS B951合金を芯材とした場
合、粒界腐食感受性が高く、ヘッダー材として使用した
場合には再かしめ性が劣り、曲げ部に亀裂が発生し易い
。
う付は加熱後の強度か低いため、薄肉化が困難でめった
。また強度の高いJIS B951合金を芯材とした場
合、粒界腐食感受性が高く、ヘッダー材として使用した
場合には再かしめ性が劣り、曲げ部に亀裂が発生し易い
。
本発明はこれに鑑み種々検討の結果、ろう付は性か良好
であり、ろう付は後の強度、耐孔食性に優れた熱交換器
部材用アルミニウム製ブレジングシートを開発したもの
である。
であり、ろう付は後の強度、耐孔食性に優れた熱交換器
部材用アルミニウム製ブレジングシートを開発したもの
である。
即ち本発明ブレージングシートの一つは、Si0.4〜
1.2wt%(以下wt%を%と略記)。
1.2wt%(以下wt%を%と略記)。
F e 0.15〜1.0%、 Cu0.4〜1.0%
、Mn0.5〜1.2%、My0.05〜0.8%、N
10.05〜3.0%を含み、更にCr0.OOl 〜
0.5%、7r0.001〜O13%、Hto、ooi
〜1.5%2丁0、001〜0.5%、 130.00
01〜0.1%の範囲内で何れか1種又は2種以上を含
み、残部Alと不可避的不純物からなる合金を芯材とし
、その少なくとも片面ににSi5%以上を含むA1合金
ろう材をクラッドしたことを特徴とするものである。
、Mn0.5〜1.2%、My0.05〜0.8%、N
10.05〜3.0%を含み、更にCr0.OOl 〜
0.5%、7r0.001〜O13%、Hto、ooi
〜1.5%2丁0、001〜0.5%、 130.00
01〜0.1%の範囲内で何れか1種又は2種以上を含
み、残部Alと不可避的不純物からなる合金を芯材とし
、その少なくとも片面ににSi5%以上を含むA1合金
ろう材をクラッドしたことを特徴とするものである。
また本発明ブレージングシートの他の一つは、Si0.
4〜1.2%、 Fe0.15〜1.0%、 Cu
0.4〜1.0%、 Mn0.,5〜1.2%、M70
.05〜0.8%、 N i 0.05〜3.0%を含
み、更にOr0.001 〜0.5 %、 Z ro
、ool 〜0.3 %、Hf0.001 〜1.5
%、 T i 0.001 〜0.5 %、B0
、0001〜0.1%の範囲内で何れか1種又は2種以
上を含み、残部AJ2と不可避的不純物からなる合金を
芯+オとし、その片面にSi5%以上を含むA1合金ろ
う材をクラッドし、その反対側の面に芯材より50m
V以上卑な電位を有するA1合金皮材をクラッドしたこ
とを特徴とするものである。
4〜1.2%、 Fe0.15〜1.0%、 Cu
0.4〜1.0%、 Mn0.,5〜1.2%、M70
.05〜0.8%、 N i 0.05〜3.0%を含
み、更にOr0.001 〜0.5 %、 Z ro
、ool 〜0.3 %、Hf0.001 〜1.5
%、 T i 0.001 〜0.5 %、B0
、0001〜0.1%の範囲内で何れか1種又は2種以
上を含み、残部AJ2と不可避的不純物からなる合金を
芯+オとし、その片面にSi5%以上を含むA1合金ろ
う材をクラッドし、その反対側の面に芯材より50m
V以上卑な電位を有するA1合金皮材をクラッドしたこ
とを特徴とするものである。
本発明において芯材の組成を上記の如く限定したのは、
次の理由によるものでおる。
次の理由によるものでおる。
3iはろう付は加熱によりマトリックス中に固溶し、強
度を向上させ、更にろう付は加熱後の冷却時及び冷却後
に室温におかれることにより、M7と共に極めて微細な
M9zSlを析出し、芯材強度を向上させる。しかして
3i含有量を0.4〜1.2%と限定したのは、0.4
%未満ではろう付は後の強度か十分でなく、1,2%を
越えると固相線温度が低くなり、ろう付は加熱時に溶融
する恐れがあるためである。
度を向上させ、更にろう付は加熱後の冷却時及び冷却後
に室温におかれることにより、M7と共に極めて微細な
M9zSlを析出し、芯材強度を向上させる。しかして
3i含有量を0.4〜1.2%と限定したのは、0.4
%未満ではろう付は後の強度か十分でなく、1,2%を
越えると固相線温度が低くなり、ろう付は加熱時に溶融
する恐れがあるためである。
「eは芯材の結晶粒を微細にし、成形性を向上させ、特
にヘッダー材として繰り返し曲げ性を向上させる。しか
してFe含有量を0.15〜10%と限定したのは、0
.15%未満ではその効果が十分でなく、1.0%を越
えると材Hの耐食性を劣化するためである。
にヘッダー材として繰り返し曲げ性を向上させる。しか
してFe含有量を0.15〜10%と限定したのは、0
.15%未満ではその効果が十分でなく、1.0%を越
えると材Hの耐食性を劣化するためである。
Cuは/’1−Cu系、A1−CL)−M9系の微細な
析出物を生じ、ろう例は加熱後の強度に寄与すると共に
、材料の電位を肖にして耐食性を向上させる。しかして
Cu含有量を0.4〜1.0%と限定したのは、0.4
%未満ではその効果が十分でなく、1.0%を越えると
繰り返し曲げ性を劣化し、またろう付(ブ加熱時に溶融
する恐れか生じるためである。
析出物を生じ、ろう例は加熱後の強度に寄与すると共に
、材料の電位を肖にして耐食性を向上させる。しかして
Cu含有量を0.4〜1.0%と限定したのは、0.4
%未満ではその効果が十分でなく、1.0%を越えると
繰り返し曲げ性を劣化し、またろう付(ブ加熱時に溶融
する恐れか生じるためである。
Mnは強度を向上させるもので、その含有量を0.5〜
1.2%と限定したのは、0,5%未満ではその効果か
十分でなく、12%を越えると鋳造時に巨人金属間化合
物を生じ、÷A料の延性を低下させ、繰り返し曲げ性を
低下させるためである。
1.2%と限定したのは、0,5%未満ではその効果か
十分でなく、12%を越えると鋳造時に巨人金属間化合
物を生じ、÷A料の延性を低下させ、繰り返し曲げ性を
低下させるためである。
MJはろう付は加熱によりマトリックス中に固溶し、強
度向上に寄与し、更にろう付は加熱後に室温に放置する
ことにより、微細なMHz3iの析出物を生じ、強度向
上に寄与する。しかしてMy含有量を0105〜0.8
%と限定したのは、0.05%未満ではその効果が十分
でなく、0.8%を越えるとろう付は性を低下するため
である。
度向上に寄与し、更にろう付は加熱後に室温に放置する
ことにより、微細なMHz3iの析出物を生じ、強度向
上に寄与する。しかしてMy含有量を0105〜0.8
%と限定したのは、0.05%未満ではその効果が十分
でなく、0.8%を越えるとろう付は性を低下するため
である。
NiはAj!3Niの微細な析出物を生じ、芯材の強度
を向上させ、耐食性や疲労強度を向上させる。しかして
Ni含有量を0.05〜3,0%と限定したのは、0,
05%未満ではその効果か十分でなく、3.0%を越え
ると繰り返し曲げ性を低下するためである。
を向上させ、耐食性や疲労強度を向上させる。しかして
Ni含有量を0.05〜3,0%と限定したのは、0,
05%未満ではその効果か十分でなく、3.0%を越え
ると繰り返し曲げ性を低下するためである。
Cr、Zr、Hf、王i、[3はtJ料の組iを均一微
細にし、繰り返し曲げ性を損なうことなく材料強度を向
上させる効果があり、また不溶性化合物の析出による粒
界周辺の電位差の緩和により、耐食性を向上する。しか
してその含有量をCr 0.001〜0.5%、 Z
ro、ool 〜0.3%。
細にし、繰り返し曲げ性を損なうことなく材料強度を向
上させる効果があり、また不溶性化合物の析出による粒
界周辺の電位差の緩和により、耐食性を向上する。しか
してその含有量をCr 0.001〜0.5%、 Z
ro、ool 〜0.3%。
H−ro、ooi〜1.5%、Ti0.001〜0,5
%、Bo、 oooi〜0.1%の範囲内で何れか1種
又は2種以上と限定したのは、何れも下限未満ては効果
が不十分であり、上限を越えると鋳造時に粗大な金属間
化合物を生じて芯材の延性や繰り返し曲げ性を低下する
ためで必る。
%、Bo、 oooi〜0.1%の範囲内で何れか1種
又は2種以上と限定したのは、何れも下限未満ては効果
が不十分であり、上限を越えると鋳造時に粗大な金属間
化合物を生じて芯材の延性や繰り返し曲げ性を低下する
ためで必る。
本発明は上記組成の芯材の少なくとも片面にS+5%以
上を含むA1合金ろう祠をクラッドしたもので、ろう材
の3i含有量を5%以上と限定したのは、5%未満では
液相線温度が高く、十分なろう付は性が困難となるため
である。通常ろう材としてはSi5〜15%を含有する
ものが使用され、更にはろう付性改善の目的でBe。
上を含むA1合金ろう祠をクラッドしたもので、ろう材
の3i含有量を5%以上と限定したのは、5%未満では
液相線温度が高く、十分なろう付は性が困難となるため
である。通常ろう材としてはSi5〜15%を含有する
ものが使用され、更にはろう付性改善の目的でBe。
B+、My等を少量添加する場合もある。ろう材は芯材
の片面又は両面にそれぞれ全板厚の3〜30%、好まし
くは3〜15%の範囲でクラッドする。
の片面又は両面にそれぞれ全板厚の3〜30%、好まし
くは3〜15%の範囲でクラッドする。
また本発明は上記組成の芯材の片面にSi5%以上を含
むA1合金ろう材をクラッドし、その反対側の面に芯材
より50m V以上卑な電位を有するA1合金皮材をク
ラッドすることができる。これは芯材より卑な電位を有
するA1合金をクラットすることにより、この合金層か
陰極防食におりる犠牲層として作用し、その芯材を保護
するものでおる。しかしてその電位差を50mV以上卑
としのたけ、50m V未満では十分な効果が得られな
いためである。尚この犠牲層は全板厚の1〜20%好ま
しくは2〜10%の範囲でクラッドするとよい。
むA1合金ろう材をクラッドし、その反対側の面に芯材
より50m V以上卑な電位を有するA1合金皮材をク
ラッドすることができる。これは芯材より卑な電位を有
するA1合金をクラットすることにより、この合金層か
陰極防食におりる犠牲層として作用し、その芯材を保護
するものでおる。しかしてその電位差を50mV以上卑
としのたけ、50m V未満では十分な効果が得られな
いためである。尚この犠牲層は全板厚の1〜20%好ま
しくは2〜10%の範囲でクラッドするとよい。
本発明ブレージングシートは以上の構成からなり、フラ
ックスろう付は法、不活性ガス雰囲気ろう付は法、真空
ろう付は法管種々のろう付は工法によりラジェーターヘ
ッダー材、チュブ材、エバポレーター、プレー1〜材等
の熱交換器部材用のブレージングシートとして使用する
ことができる。
ックスろう付は法、不活性ガス雰囲気ろう付は法、真空
ろう付は法管種々のろう付は工法によりラジェーターヘ
ッダー材、チュブ材、エバポレーター、プレー1〜材等
の熱交換器部材用のブレージングシートとして使用する
ことができる。
実施例(1)
第1表に示す組成の合金をDC鋳造により厚さ70M、
巾300.の鋳塊とし、これを片面3mづつ面側し、5
80°Cで3時間均質化処理を施した後、その両面にJ
IS 4004合金(A、l!−3i合金)ろう材を、
片面につき全板厚の15%となるようにクラッドし、熱
間圧延と冷間圧延により厚さ0.6.の板材とした。こ
れを仕上げ焼鈍として400 ’Cて2時間焼鈍処理を
施してブレージングシートを作製した。尚第1表中丁は
JIS3003合金を、UはJIS 6951合金を芯
材とした。
巾300.の鋳塊とし、これを片面3mづつ面側し、5
80°Cで3時間均質化処理を施した後、その両面にJ
IS 4004合金(A、l!−3i合金)ろう材を、
片面につき全板厚の15%となるようにクラッドし、熱
間圧延と冷間圧延により厚さ0.6.の板材とした。こ
れを仕上げ焼鈍として400 ’Cて2時間焼鈍処理を
施してブレージングシートを作製した。尚第1表中丁は
JIS3003合金を、UはJIS 6951合金を芯
材とした。
このブレージングシートを第3図に示す形状の積層型エ
バポレーター用プレー1へ材としてプレス成形、組みつ
け、ろう付をおこなった。このエバポレーターにO乃至
151fgf/−の繰り返し内圧を加え、もれが発生す
るまでの繰り返し数を測定した。耐食性評価としてコア
にCASS試験をおこない200時間後の最大孔食深さ
を測定した。ろう付は5 x 10−5 Torrの真
空度で610°Cに5分間加熱しておこなった。引張試
験は焼鈍々Aおよびろう付加熱後室温に10日間放置し
た材料でおこなった。その結果を第2表に示ず。
バポレーター用プレー1へ材としてプレス成形、組みつ
け、ろう付をおこなった。このエバポレーターにO乃至
151fgf/−の繰り返し内圧を加え、もれが発生す
るまでの繰り返し数を測定した。耐食性評価としてコア
にCASS試験をおこない200時間後の最大孔食深さ
を測定した。ろう付は5 x 10−5 Torrの真
空度で610°Cに5分間加熱しておこなった。引張試
験は焼鈍々Aおよびろう付加熱後室温に10日間放置し
た材料でおこなった。その結果を第2表に示ず。
第1表及び第2表から明らかなように、本発明ブレージ
ングシートNo、 1〜10に比べ本発明ブレージング
シート芯材組成範囲を外れる比較ブレージングシートN
o、11〜19および従来ブレージングシートNo、2
0.21はろう付は後強度、耐繰り返し加圧破壊性、耐
食性のいずれか一つ以上の性能か劣っている。なお、比
較ブレージングシートNα11はろう付加熱性に溶融し
、No、12.15゜17、19は焼鈍材のプレス加工
性が悪くエバポレータの形状に成形できなかった。
ングシートNo、 1〜10に比べ本発明ブレージング
シート芯材組成範囲を外れる比較ブレージングシートN
o、11〜19および従来ブレージングシートNo、2
0.21はろう付は後強度、耐繰り返し加圧破壊性、耐
食性のいずれか一つ以上の性能か劣っている。なお、比
較ブレージングシートNα11はろう付加熱性に溶融し
、No、12.15゜17、19は焼鈍材のプレス加工
性が悪くエバポレータの形状に成形できなかった。
実施例(2)
第1表に示す組成の合金をDC鋳造により厚さ70#、
巾300.の鋳塊とし、これを片面3Mづつ面側し、5
80’Cで3時間均質化処理を施した後、その片面にJ
IS 4045合余(Au−3i合金)ろう材を、その
反対側の面にJIS 7072合余を皮材とし、それぞ
れ全板厚の10%となるようにクラッドし、熱間圧延と
冷間圧延により厚さ1Mの板材とした。これを仕上げ焼
鈍として400°Cで2時間焼鈍処理を施してブレージ
ングシートを作製した。尚第1表中下はJIS 300
3合余を、UはJIS 6951合余を芯材とした。
巾300.の鋳塊とし、これを片面3Mづつ面側し、5
80’Cで3時間均質化処理を施した後、その片面にJ
IS 4045合余(Au−3i合金)ろう材を、その
反対側の面にJIS 7072合余を皮材とし、それぞ
れ全板厚の10%となるようにクラッドし、熱間圧延と
冷間圧延により厚さ1Mの板材とした。これを仕上げ焼
鈍として400°Cで2時間焼鈍処理を施してブレージ
ングシートを作製した。尚第1表中下はJIS 300
3合余を、UはJIS 6951合余を芯材とした。
これ等ブレージングシートを供試材とし、焼鈍材、ろう
付は加熱後及びろう付は加熱後10日間室温に放置した
ものの機械的性質を測定すると共に、ろう付は性、耐食
性及び再かしめ性を評価した。これ等の結果を第3表に
示す。
付は加熱後及びろう付は加熱後10日間室温に放置した
ものの機械的性質を測定すると共に、ろう付は性、耐食
性及び再かしめ性を評価した。これ等の結果を第3表に
示す。
ろう付は性評価は、第1図(a)に示すように芯vJ’
(1) (7)下面IIS 7072合金皮材(3)ヲ
、上面にJIS 4045合余ろう材(2)をクラッド
したブレージングシート(巾30#1I11.長さ50
#)の上面中央部に、JIS 3003合金板(4)(
巾30#、長さ50#)を一端に直径3Irunのステ
ンレス線(5)を介在させて垂直に固定した。これを前
処理後フルオロアルミシン ス懸濁液を塗布して乾燥後、N2ガス雰囲気中610′
Cで5分間ろう付は加熱を行ない、第1図(b)に示す
ようにろう材の間隙充填長さ(×)を測定した。この試
験で間隙充填長さ15#以上を良と判定した。
(1) (7)下面IIS 7072合金皮材(3)ヲ
、上面にJIS 4045合余ろう材(2)をクラッド
したブレージングシート(巾30#1I11.長さ50
#)の上面中央部に、JIS 3003合金板(4)(
巾30#、長さ50#)を一端に直径3Irunのステ
ンレス線(5)を介在させて垂直に固定した。これを前
処理後フルオロアルミシン ス懸濁液を塗布して乾燥後、N2ガス雰囲気中610′
Cで5分間ろう付は加熱を行ない、第1図(b)に示す
ようにろう材の間隙充填長さ(×)を測定した。この試
験で間隙充填長さ15#以上を良と判定した。
耐食性評価は幅50,長ざ100.のブレージングシー
トをN2ガス雰囲気中610’Cで5分間ろう付は加熱
を施した後、JIS 4045合余ろう材面及び端面を
シールし、JIS 7072合金皮材面に対してCAS
S試験を行ない、500時間後の最大孔食深さを測定し
た。またろう付は加熱を行なったブレージングシートか
らろう材と皮材を除去した後、5%NaC,+2水溶液
(25°C)中で飽和カロメル電極を基準として芯材の
自然電位を測定した。
トをN2ガス雰囲気中610’Cで5分間ろう付は加熱
を施した後、JIS 4045合余ろう材面及び端面を
シールし、JIS 7072合金皮材面に対してCAS
S試験を行ない、500時間後の最大孔食深さを測定し
た。またろう付は加熱を行なったブレージングシートか
らろう材と皮材を除去した後、5%NaC,+2水溶液
(25°C)中で飽和カロメル電極を基準として芯材の
自然電位を測定した。
また再かしめ性の評価は、N2ガス雰囲気中610’C
て5分間ろう付は加熱した幅30#,長さ200#のブ
レージングシートを使用し、繰り返し曲げ試験を行なっ
た。
て5分間ろう付は加熱した幅30#,長さ200#のブ
レージングシートを使用し、繰り返し曲げ試験を行なっ
た。
即ち第2図(a)に示すように直角三角形状の凹型治具
(6)上にブレージングシート(7)を置き、第2図(
b)に示すように直角三角形状の凸型治具(8)を押し
付けて90°折り曲げ、これを第2図(a)に示すよう
にまっすぐな状態に戻すことを繰り返し、亀裂か発生ず
るまでの回数を測定した。尚試験はろう付は加熱直後及
び7JO熱後10日間苗温に放置したものについて行な
った。
(6)上にブレージングシート(7)を置き、第2図(
b)に示すように直角三角形状の凸型治具(8)を押し
付けて90°折り曲げ、これを第2図(a)に示すよう
にまっすぐな状態に戻すことを繰り返し、亀裂か発生ず
るまでの回数を測定した。尚試験はろう付は加熱直後及
び7JO熱後10日間苗温に放置したものについて行な
った。
またろう相開か治具凹面に接触するようにして試験を行
なった。
なった。
第1表及び第3表から明らかなように、本発明ブレージ
ングシートNo、 22〜Siは、芯材にJIS300
3合金を使用した従来ブレージングシートN。
ングシートNo、 22〜Siは、芯材にJIS300
3合金を使用した従来ブレージングシートN。
41及び芯材にはJIS 6951合金を使用した従来
ブレージングシー1〜No、42に比べ、ろう付は加熱
後の強度、ろう付は性、繰り返し曲げ性等の特性がバラ
ンスよく優れ、特に耐食性ははるかに優れていことか判
る。
ブレージングシー1〜No、42に比べ、ろう付は加熱
後の強度、ろう付は性、繰り返し曲げ性等の特性がバラ
ンスよく優れ、特に耐食性ははるかに優れていことか判
る。
これに対し本発明ブレージングシートの芯(A組成の範
囲より外れる比較ブレージングシー1〜は何れか1つ以
」ニの特性か劣る。即らNi含含量量多い比較ブレージ
ングシートNα33.CIJ含有量の多い比較ブレージ
ングシー1〜N0.36.Mn含有量の多い比較ブレー
ジングシートN038は、何れも繰り返し曲げ性か劣り
、Fe含有量の多い比較ブレージングシートNo、34
は耐食性が劣る。
囲より外れる比較ブレージングシー1〜は何れか1つ以
」ニの特性か劣る。即らNi含含量量多い比較ブレージ
ングシートNα33.CIJ含有量の多い比較ブレージ
ングシー1〜N0.36.Mn含有量の多い比較ブレー
ジングシートN038は、何れも繰り返し曲げ性か劣り
、Fe含有量の多い比較ブレージングシートNo、34
は耐食性が劣る。
またMSJ含有量の多い比較ブレージングシートNo、
40は繰り返し曲げ性と間隙充填長さくろう付は性)が
劣るばかりか、耐食性も劣る。更にCu含有量の多い比
較ブレージングシートNo、35及びM9含有量の少な
い比較ブレージングシトNo、39は何れも強度が劣る
。なおS1含有量の多い比較ブレージングシートNo、
32はろう付は加熱時に芯材が溶融した。
40は繰り返し曲げ性と間隙充填長さくろう付は性)が
劣るばかりか、耐食性も劣る。更にCu含有量の多い比
較ブレージングシートNo、35及びM9含有量の少な
い比較ブレージングシトNo、39は何れも強度が劣る
。なおS1含有量の多い比較ブレージングシートNo、
32はろう付は加熱時に芯材が溶融した。
このように本発明ブレージングシートによれば、ろう付
は加熱後における強度、ろう付は性、繰り返し曲げ性等
のバランス良く、特に耐食性も良好て熱交換器の薄肉軽
量化を可能にする等、工業上顕著な効果を奏するもので
おる。
は加熱後における強度、ろう付は性、繰り返し曲げ性等
のバランス良く、特に耐食性も良好て熱交換器の薄肉軽
量化を可能にする等、工業上顕著な効果を奏するもので
おる。
第1図(ah (b)はろう付は性評価のためのろう材
の間隙充填試験方法の説明図で(a)はろう付は前、(
b)はろう付は後を示す。第2図(a)。 (b)は再かしめ性評価のための繰り返し曲げ試験方法
の説明図で(a)は曲げ前、(b)は曲げ後を示す。第
3図は積層型エバポレーターの正面図、第4図はラジェ
ータータンクのかしめ部の要部を示す断面図である。 1、芯材 A1合金ろう伺 A1合金皮柵 JIS 3003合金板 ステンレス線スペーザ 凹型治具 ブレージングシー1〜 凸型治具 タンクプレー1〜 フィン ラジェータヘッダー(Aの爪 ラジェータヘッダー材 ゴムバッキング 樹脂タンク 第 図(a) 図(b)
の間隙充填試験方法の説明図で(a)はろう付は前、(
b)はろう付は後を示す。第2図(a)。 (b)は再かしめ性評価のための繰り返し曲げ試験方法
の説明図で(a)は曲げ前、(b)は曲げ後を示す。第
3図は積層型エバポレーターの正面図、第4図はラジェ
ータータンクのかしめ部の要部を示す断面図である。 1、芯材 A1合金ろう伺 A1合金皮柵 JIS 3003合金板 ステンレス線スペーザ 凹型治具 ブレージングシー1〜 凸型治具 タンクプレー1〜 フィン ラジェータヘッダー(Aの爪 ラジェータヘッダー材 ゴムバッキング 樹脂タンク 第 図(a) 図(b)
Claims (2)
- (1)Si0.4〜1.2wt%,Fe0.15〜1.
0wt%,Cu0.4〜1.0wt%,Mn0.5〜1
.2wt%,Mg0.05〜0.8wt%,Ni0.0
5〜3.0wt%を含み、更にCr0.001〜0.5
wt%,Zr0.001〜0.3wt%,Hf0.00
1〜1.5wt%,Ti0.001〜0.5wt%,B
0.0001〜0.1wt%の範囲内で何れか1種又は
2種以上を含み、残部Alと不可避的不純物からなる合
金を芯材とし、その少なくとも片面にSi5wt%以上
を含むAl合金ろう材をクラッドしたことを特徴とする
熱交換器部材用アルミニウム製ブレージングシート。 - (2)Si0.4〜1.2wt%,Fe0.15〜1.
0wt%,Cu0.4〜1.0wt%,Mn0.5〜1
.2wt%,Mg0.05〜0.8wt%,Ni0.0
5〜3.0wt%を含み、更にCr0.001〜0.5
wt%,Zr0.001〜0.3wt%,Hf0.00
1〜1.5wt%,Ti0.001〜0.5wt%,B
0.0001〜0.1wt%の範囲内で何れか1種又は
2種以上を含み、残部A1と不可避的不純物からなる合
金を芯材とし、その片面にSi5wt%以上を含むA1
合金ろう材をクラッドし、その反対側の面に芯材より5
0mV以上卑な電位を有するAl合金皮材をクラッドし
たことを特徴とする熱交換器部材用アルミニウム製ブレ
ージングシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63199931A JP2779172B2 (ja) | 1988-08-12 | 1988-08-12 | 熱交換器部材用アルミニウム製ブレージングシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63199931A JP2779172B2 (ja) | 1988-08-12 | 1988-08-12 | 熱交換器部材用アルミニウム製ブレージングシート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0250935A true JPH0250935A (ja) | 1990-02-20 |
JP2779172B2 JP2779172B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=16415977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63199931A Expired - Fee Related JP2779172B2 (ja) | 1988-08-12 | 1988-08-12 | 熱交換器部材用アルミニウム製ブレージングシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2779172B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002086293A (ja) * | 2000-09-12 | 2002-03-26 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 熱交換器用高耐食性アルミニウム合金複合材及び熱交換器用防食アルミニウム合金 |
JP2007113030A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-05-10 | Honda Motor Co Ltd | ロウ付性に優れる高強度アルミニウム合金、高強度アルミニウム合金シート、及び熱交換器 |
US10269518B2 (en) | 2014-05-20 | 2019-04-23 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co., Ltd. | Electromagnetic contactor |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS575840A (en) * | 1980-06-12 | 1982-01-12 | Mitsubishi Alum Co Ltd | Aluminum alloy brazing sheet having excellent pitting- corrosion resistance and high strength |
JPS5985837A (ja) * | 1982-11-08 | 1984-05-17 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 耐垂下性にすぐれた熱交換器フイン材 |
JPS59100251A (ja) * | 1982-11-30 | 1984-06-09 | Kobe Steel Ltd | ろう付用高強度耐蝕アルミニウム合金 |
JPS59205445A (ja) * | 1983-05-02 | 1984-11-21 | Furukawa Alum Co Ltd | 熱交換器用アルミニウム合金クラツド材 |
-
1988
- 1988-08-12 JP JP63199931A patent/JP2779172B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS575840A (en) * | 1980-06-12 | 1982-01-12 | Mitsubishi Alum Co Ltd | Aluminum alloy brazing sheet having excellent pitting- corrosion resistance and high strength |
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JP2002086293A (ja) * | 2000-09-12 | 2002-03-26 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 熱交換器用高耐食性アルミニウム合金複合材及び熱交換器用防食アルミニウム合金 |
JP4596618B2 (ja) * | 2000-09-12 | 2010-12-08 | 古河スカイ株式会社 | 熱交換器用高耐食性アルミニウム合金複合材及び熱交換器用防食アルミニウム合金 |
JP2007113030A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-05-10 | Honda Motor Co Ltd | ロウ付性に優れる高強度アルミニウム合金、高強度アルミニウム合金シート、及び熱交換器 |
JP4705452B2 (ja) * | 2005-10-18 | 2011-06-22 | 本田技研工業株式会社 | ロウ付性に優れる高強度アルミニウム合金、高強度アルミニウム合金シート、及び熱交換器 |
US10269518B2 (en) | 2014-05-20 | 2019-04-23 | Fuji Electric Fa Components & Systems Co., Ltd. | Electromagnetic contactor |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2779172B2 (ja) | 1998-07-23 |
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