JPH02485Y2 - - Google Patents

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JPH02485Y2
JPH02485Y2 JP12760579U JP12760579U JPH02485Y2 JP H02485 Y2 JPH02485 Y2 JP H02485Y2 JP 12760579 U JP12760579 U JP 12760579U JP 12760579 U JP12760579 U JP 12760579U JP H02485 Y2 JPH02485 Y2 JP H02485Y2
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pressure oil
valve
pump
pressure
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JP12760579U
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は圧油流量補正回路に関するものであ
る。 第1図は従来のパワーシヨベルの圧油回路の1
例を示すもので、この場合の走行性能は、2個の
ポンプ1,1夫々の吐出流量が、夫々の走行用油
圧モータ2,2に送られて回転、即ち走行するの
で、油圧ポンプ→コントロール弁→油圧モータの
製作誤差は許容範囲内にあり、走行曲りも少な
い。 また他の従来の圧油流量補正回路は、本考案の
実施例を示す第2図の回路に於いて、流量補正弁
3を除去したものと同じである。この場合は分流
誤差が加わるので、分流弁の性能が許容値を越
え、走行曲りを生ずる。 この第2図から流量補正弁3を除いた前記従来
の2ポンプシステムの場合は、第1ポンプ4と第
2ポンプ5が夫々コントロール弁7,8によつて
油圧モータ9,10を回転させて走行性能を出し
ていた。しかし負荷が軽い場合には、駆動源11
から見たパワーが余剰するため不経済であつた。 そこで第3ポンプ6を装備して負荷が軽いとき
(例えば走行時)、作動速度を向上する方式が採用
された来た。この場合負荷が大きくなると、油圧
ポンプの吐出圧が高くなり、3台のポンプ4,
5,6が全て稼動すると駆動源11がパワー不足
となるので、その時には第3ポンプ6の吐出圧を
アンロード弁12で零にする方法がとられてい
る。アンロード弁12には第1ポンプ4及び第2
ポンプ5の吐出ライン13,14の吐出圧がアン
ロードパイロツト圧として作用するようになつて
いる。 さて前記従来の説明で述べた走行曲りが発生す
るのは、油圧モータの回転数が両側で異なるため
で、その時の状態を実測すると、勝つ側(回転数
の速い側)の圧力(即ち、流量も)が高い。即
ち、パワーシヨベルのようなクローラ(履帯式)
走行車両では、先導側が圧力、流量とも追従側よ
り大となり、追従側を引きずる現象が見られるこ
とが分つている。 本考案は前記従来の欠点を除去するために提案
されたもので、第1のポンプからの圧油が供給さ
れる油圧モータを具えた系統と、第2のポンプか
らの圧油が供給される油圧モータを具えた系統と
の夫々に、第3のポンプからの圧油を、分流弁と
流量補正弁を経て供給するようにした油圧回路に
於いて、前記第3のポンプからの圧油の1部を流
量補正弁を介し、分流させて前記2つの系統の
夫々に補給するようにし、かつ前記2つの系統の
油圧モータに供給される圧油の高い方の圧力を選
択して前記流量補正弁のスプールの両側に作用さ
せ、圧油の圧力差に応じて同スプールを移動せし
めるシヤトル弁を設け、前記流量補正弁から油圧
モータに供給される圧油の圧力の低い系統に他方
よりも多い量の圧油を供給し、走行曲り量を補正
できるようにした構成を有し、2系列の走行シス
テムに於いて走行速度の大なる系列の圧力が、速
度が小なる系列の圧力より高いことに着目し、そ
の圧力差にて分流された流量を若干遅い系統に補
充するようにした圧油流量補正回路を提供せんと
するものである。 以下本考案の実施例を図面について説明する
と、第2図は本考案の圧油流量補正回路の実施例
を示すが、前記従来の説明の項で示した各部分の
符号は、構造、作用とも同じであるのでそのまま
用いて説明することにする。さて第2図は第1ポ
ンプ4からの圧油が供給される油圧モータ9を具
えた系統と、第2ポンプ5からの圧油が供給され
る油圧モータ10を具えた系統との夫々に、第3
ポンプ6からの圧油を分流弁15を経て供給する
ようにした装置であり、同第3ポンプ6からの圧
油の1部を吐出ライン16を経て流量補正弁3に
送り込み、同補正弁3を介し分流させて前記2つ
の系統の吐出ライン13,14に夫々チエツク弁
17,18を介して補給するようになつている。
なお、11は駆動源、12はアンロード弁であ
る。 また前記2つの系統の油圧モータ9,10に供
給される夫々の圧油の圧力を第3図に示す前記流
量補正弁3のスプール19の両側に作用させ、こ
れを圧油の圧力差に応じて移動せしめることによ
り、流量補正弁3から油圧モータ9,10に供給
される圧油の圧力の低い系統に、他方よりも多い
量の圧油を補給せしめるようにしたものである。 以下第2図、第3図の実施例について構造、作
用を詳細に説明する。なお、第2図に於ける従来
の説明に於いて示した各部の構造、作用は本考案
に於いても同じであるので、この部分の詳細な説
明は省略する。パワーシヨベルの堀削動作は常に
連続した同時動作は必要でなく、単独、同時の各
動作が組合わさつて行なわれ、かつ負荷も変動が
大きく、堀削力を必要とする瞬間と、作業速度を
必要とする瞬間がある。この作業速度を必要とす
る時のみ、オペレータの操作で前記第1,第2,
第3ポンプ4,5,6のうち2つ以上のポンプの
吐出量を合流させて倍速にする。 次に前記コントロール弁7,8(デイストリビ
ユーターとも云う)いついて詳細に説明すると、
第2図の実施例は手動式を示し、コントロールレ
バー20,21により操作方向(前進、停止、後
進)に作動すると、コントロール弁7では吐出ラ
イン13の圧油を出力ライン22又は23に切換
える。通常ノルマルオープン(停止位置)では、
コントロールレバー20が中立となり、吐出ライ
ン13は出力ライン22又は23と連通せず、戻
りラインへ通じている。またコントロール弁8の
場合もこれと同じ作用がある。 次に分流弁15(第1ポンプ4及び第2ポンプ
5の吐出量に流量を加算するので合流弁とも云わ
れる)について説明すると、これは油圧ポンプの
吐出量を2等分する機能を持つもので、通常スプ
ール弁型である。第5図に示す如くP′0で入つた
来た流量をP′1とP′2へ分流するが、単なる分流機
構ではP′1,P′2の圧力は、即ち Q∞(P′0−P′1)又は(P′0−P′2)となるので
流量が等分されない。そこでスプール弁で可変絞
りを作り、P′1又はP′2が異なつても流量が2分さ
れるようにスプールポート開度を加減するもので
ある。 次に本考案の特長とする流量補正弁3について
説明すると、この流量補正弁3は第3図に示す如
く構成されており、弁本体24の孔内には前記ス
プール19が挿入されると共に、同スプール19
は調整ネジ25,25により押し付け力が調整さ
れる圧縮バネ26,26により両側から押圧され
ており、両側の大径部27,27と中央大径部2
8が形成されている。また29は流量ポート、a
は第2図の第3ポンプ6の吐出ライン16に接続
される入口ポート、bは吐出ライン13に接続さ
れる出口ポート、cは吐出ライン14に接続され
る出口ポート、dはパイロツトライン30に接続
されるパイロツトポート、eはパイロツトライン
31に接続されるパイロツトポートである。 さて入口ポートaからの流入量は出口ポート
b,cに分配されるが、その分配量はパイロツト
ポートd,eのパイロツト圧の大小にかかわる。
即ち、流量補正弁3の特性は、第4図の特性線図
に示す如くである。第4図に於いて P1…第1ポンプ4→モータラインに発生して
いる圧力 P2…第2ポンプ5→モータラインに発生して
いる圧力 とすれば、P1>P2又はP2>P1によつて流量Q
が変化することを示す。直線BとCは圧縮バネ2
6のバネ定数により定まる特性、直線AとBの
差、即ちQ1は流量ポート29の重合量(ラツプ
量)により定まる。即ち、Q1はアンダーラツプ
によつて発生するものである。なお、第2図に於
ける32,33はブレーキ弁、34,35はシヤ
トル弁(高い方の圧力を選択して伝える弁)、3
6,37はコントロール弁8からブレーキ弁33
への出力ライン、38,39,40,41はブレ
ーキ弁32,33から油圧モータ9,10への供
給及び戻りライン、42はカツプリング、43は
オイルタンク、44はフイルタ、45は吸入ライ
ンである。 以下更に本考案を下記具体例により詳述する。 実施例 第2図の圧油流量補正回路に示す2系統に発生
する基準(設計)流量と、走行速度との関係は、 {第1ポンプ4の吐出量100% 第2ポンプ5の吐出量100%}コントロール弁
7,8全開で、{油圧モータ9の回転数100% 油圧モータ10の回転数100%} とする。 この時走行曲り量は0%である。 次に第3ポンプ6(吐出量100%)を装備し、
分流弁15が正しく作用すれば、前記値は油圧モ
ータ9,10夫々が100+50=150%となり、50%
アツプの性能が得られる。 しかし各機器には、製作公差に起因する性能差
があり、その値は1例として示すと第1表の通り
であつた。
【表】 即ち、全巾6%の誤差を生ずることとなる。そ
こで出力ライン(負荷ライン)22又は23と3
6又は37の何れかの高い方の圧力をシヤトル弁
34,35が選択して、流量補正弁3のパイロツ
トポートd,eにパイロツト圧として作用し、第
4図に示す如きQを、第1ポンプ4の系統の吐出
ライン13に補充することにより、この系統の所
要流量が足りて圧力も平衡し、走行曲り量を補正
することができる。 以上詳細に説明した如く本考案は、3ポンプシ
ステムを搭載し、第3ポンプからの圧油を第1、
第2ポンプからの圧油が供給される各油圧モータ
を具えた夫々の系統に分流弁を経て供給するよう
にしたものに於いて、各機器が有する性能差(物
理的にこれ以上つめられない精度)が発生するの
で、本考案の流量補正弁を設けて流量補正を行な
うことにより、性能保証基準値内に入れることが
できる。従つてコストアツプとならずに性能が得
られ、また走行曲りは、従来は実車テストで初め
て分り、その時点で各機器を積み換える必要があ
つたが、本考案では流量補正弁を装備したことに
より、これの調整のみで性能が得られるので、操
作も簡単で経済的である。また本考案によると、
油圧モータに供給される圧油の高い方の圧力を選
択して前記流量補正弁のスプールの両側に作用さ
せ、圧油の圧力差に応じて同スプールを移動せし
めるシヤトル弁を設けたので、走行曲り量を補正
することができる。即ち走行直進性を改善するこ
とができる。なお、本考案はパワーシヨベル等の
2系列のモータシステムをもつものに適用して有
効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のパワーシヨベルの1例を示す油
圧回路図、第2図は本考案の実施例を示す圧油流
量補正回路図、第3図は第2図は於ける流量補正
弁の詳細断面図、第4図は同補正弁の特性線図、
第5図は第3図に於ける分流弁の機能説明図であ
る。 図の主要部分の説明、3……流量補正弁、4…
…第1ポンプ、5……第2ポンプ、6……第3ポ
ンプ、7,8……コントロール弁、9,10……
油圧モータ、15……分流弁、19……流量補正
弁のスプール、34,35……シヤトル弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1のポンプからの圧油が供給される油圧モー
    タを具えた系統と、第2のポンプからの圧油が供
    給される油圧モータを具えた系統との夫々に、第
    3のポンプからの圧油を、分流弁と流量補正弁を
    経て供給するようにした油圧回路に於いて、前記
    第3のポンプからの圧油の1部を流量補正弁を介
    し、分流させて前記2つの系統の夫々に補給する
    ようにし、かつ前記2つの系統の油圧モータに供
    給される圧油の高い方の圧力を選択して前記流量
    補正弁のスプールの両側に作用させ、圧油の圧力
    差に応じて同スプールを移動せしめるシヤトル弁
    を設け、前記流量補正弁から油圧モータに供給さ
    れる圧油の圧力の低い系統に他方よりも多い量の
    圧油を補給し、走行曲り量を補正できるようにし
    たことを特徴とする圧油流量補正回路。
JP12760579U 1979-09-14 1979-09-14 Expired JPH02485Y2 (ja)

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JP12760579U JPH02485Y2 (ja) 1979-09-14 1979-09-14

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JP12760579U JPH02485Y2 (ja) 1979-09-14 1979-09-14

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JPS5644202U JPS5644202U (ja) 1981-04-21
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