JPH0248185Y2 - - Google Patents

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JPH0248185Y2
JPH0248185Y2 JP22286U JP22286U JPH0248185Y2 JP H0248185 Y2 JPH0248185 Y2 JP H0248185Y2 JP 22286 U JP22286 U JP 22286U JP 22286 U JP22286 U JP 22286U JP H0248185 Y2 JPH0248185 Y2 JP H0248185Y2
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press
fitting
ring
jig
axle
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JP22286U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、駆動軸等にベアリング、スナツプリ
ング等を挿着するための輪状部材挿入装置に関す
るものである。
(従来の技術) 従来、ベアリング等の輪状の部材を長尺軸物に
挿着させる場合、そのための挿入装置を使用して
いるが、例えばスナツプリングのような薄物で、
しかも半割形状のものは変形しやすいことから、
別工程で手動によつて取り付けている。この種の
装置としては、第8図に示すように、例えば、ベ
アリング1、リテーナ2を車軸3と回転体4との
間に挿着させるために、車軸3が嵌め込まれる圧
入治具5を備え、この圧入治具5の断面は作業効
率をよくするために、第9図に示すように略半円
形状を呈し、車軸3を垂直にして前方から嵌め込
むことができるように溝6を形成している。圧入
治具5の一端は車軸3が延びて載置できるように
略半円形状に開放しているが、その他端は側壁7
を形成している。この側壁7には車軸3の一端の
中心を支持する第一支持センタ8が略して示され
ているばね部材9を介して取り付けられている。
圧入治具5の他端で側壁7の外側は機台10に取
り付けられたシリンダ11のピストン12の先端
に固定されている。一方、車軸3の他端の中心
は、機台10に支持ブロツク13を介して取り付
けられている第二支持センタ14に当接してい
る。
このような構成によつて車軸3を圧入治具5に
嵌め込む前に回転体4とベアリング1とリテーナ
2を車軸3の一端から手によつて緩嵌合させる。
その後、車軸3を圧入治具5の溝6に嵌め込み、
その一端を第一支持センタ8に、他端を第二支持
センタ14に当接させ、シリンダ11とピストン
12によつて第二支持センタ14の方向へ押圧す
ると、ベアリング1とリテーナ2は所定の位置に
圧入され、挿着される。その後、リテーナ2の次
にスナツプリング15を挿着する時は、車軸3を
圧入治具5から取り出して、その一端からスナツ
プリング15を緩嵌合させ、次に別体に形成さ
れ、車軸3に緩嵌合可能に第10図に示すように
筒状のスナツプリング圧入治具16を嵌め込み、
それに衝撃力を繰返し与えることによつて、スナ
ツプリング溝17に装着している。このようにし
て、圧入治具5の断面が略半円形状のために、ス
ナツプリング15を本装置によつて圧入すると変
形しやすいために別工程で手動によつて取り付け
ている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来の構成では、必然的にスナツプリング
の挿着は手動に頼らざるを得ないので、作業工数
が多く、その挿着のために衝撃力を繰返し与える
ことから挿着不良を生ずる問題点がある。
そこで、本考案は上記問題点を解決するために
なされたもので、断面が略半円形状の圧入治具に
嵌め込まれる長尺軸物に対して進退動する一対の
半割状の圧入補助治具を併用して複数の輪状部材
を同時に挿着できる生産性が高く、挿着の品質が
良好な輪状部材挿入装置を提供することを目的と
する。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案では長尺軸
物に輪状部材を圧入させる略半円形状の溝を有す
る圧入治具の少なくとも一方から押圧する押圧手
段を設けた挿入装置において、前記圧入治具の端
部と前記長尺軸物の輪状部材の挿着位置との間に
前記長尺軸物に対して駆動手段により着脱自在に
支持されると共に前記圧入治具の方向に付勢され
た弾性部材の保持力と前記圧入治具の押圧とによ
つて摺動自在に支持された一対の半割形状の圧入
補助体を設けた構成としたものである。
(作用) 上記構成によつて、まず、長尺軸物の一端から
手によつて、挿着すべき半割状の薄い輪状部材を
含む、複数の輪状部材を緩嵌合させる。その後、
長尺軸物を垂直にして、圧入補助体を開いた状体
で圧入治具の溝に嵌め込む。そして、一対の圧入
補助体を駆動手段によつて閉じると、その断面は
輪状となつて長尺軸物を囲む。次に長尺軸物の一
端を静止支持して、圧入治具を押圧手段によつて
押圧すると、圧入補助体は弾性部材の保持力に抗
して摺動し、その輪状の先端面は半割状の薄いも
のも含めた複数の輪状部材を同時に長尺軸物の所
定位置に圧入し、挿着することができる。
(実施例) 以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、第1図および第2図は、本考案の輪状
部材挿入装置18を示しており、第1図は、長尺
軸物として回転体4の車軸3に輪状部材としてベ
アリング1、リテーナ2、スナツプリング15を
緩嵌合させて、圧入治具5に載置させた状態を示
している。第3図は、車軸3に緩嵌合されている
各輪状部材を圧入治具5が所定位置に圧入し、挿
着した状態を示している。第1図および第3図に
示している輪状部材挿入装置18は、第8図に示
されている従来のものとして、すでに説明したよ
うに共通している箇所を有し、その箇所は同じ符
号を示すことによつてその説明は省略する。
本考案は、すでに第8図を基にして説明した輪
状部材挿入装置に圧入補助治具19を取り付けた
ものである。この圧入補助治具19は、第1図に
示すように、圧入治具5と、長尺軸物として使用
する車軸3の一方を支持する第二支持センタ14
との間に、本装置の長手方向を横切るように取付
台20に設けている。取付台20には、車軸3に
対して両側から進退動可能な駆動手段として一対
のピストン21を備えたシリンダ22が取り付け
られ、各ピストン21,21の先端には摺動ブロ
ツク23,23が取り付けられている。摺動ブロ
ツク23は第2図および第4図にも示すようにT
溝24を有し、このT溝24に嵌合し、互いに摺
動できるように形成された圧入補助体25が取り
付けられている。圧入補助体25は同じく第2図
および第4図に示すように、その断面が略半円形
状に形成されることによつて、その全長に亘つて
溝26が形成される。また、第5図に示すよう
に、一端が段部17aを形成し、スナツプリング
15を受入れるようになつている。溝26の曲率
は、上記車軸3の外周のものと、ほぼ合致する
か、または溝26の方を幾分小さく形成する。し
たがつて、第4図に示すように両シリンダ22,
22が作動して車軸3に当接した状態では、車軸
3を囲む輪形状となるように形成する。そして、
第1図に戻り、摺動ブロツク23の、上記してす
でに説明した圧入治具5側には、弾性部材として
ばね部材27の一端が取り付けられ、その他端は
圧入補助体25の一端に形成された取付部28に
取り付けられている。
ここでは、駆動手段としてピストン21を備え
たシリンダ22を使用したが、これは他のリンク
機構等と共に設けた電動モータ、また油圧モータ
等なんでもよい。また、弾性部材としてばね部材
27を用いたが、これは、ピストンを備えたシリ
ンダ等のものであつてもよい。さらに、本考案の
輪状部材挿入装置は、その運転を行うために周知
のシーケンス制御装置、油圧または空気圧発生装
置を使用する。
以上のような構成から本考案の輪状部材挿入装
置18によつて、例えば回転体4を車軸3に取り
付けるためにベアリング1と、リテーナ2と、そ
して半割形状の薄板で従来の挿入装置では変形し
てしまうような第6図および第7図に示すスナツ
プリング15と、を同時に取り付けるにはまず、
第1図に示すように圧入治具5と圧入補助治具1
9は各シリンダ11,22を作動させて、元の位
置に戻しておく。そして、車軸3に回転体4、ベ
アリング1、リテーナ2、スナツプリング15を
一度に、挿通させる位置近くに手によつて緩嵌合
させる。次に、この車軸3を圧入治具5の溝6に
嵌め込み、一端の中心を第一支持センタ8に当接
し、回転体4側の他端の中心を第二支持センタ1
4に支持させる。その後、第3図に示すように、
圧入補助治具19の各シリンダ22を作動させ、
圧入補助体25を車軸3に対して進出させること
によつて車軸3を囲み、その断面が示す輪形状の
箇所はスナツプリング15の外周よりも、大きく
形成し、その中にスナツプリング15用の段部1
7aが形成されているので、スナツプリング1
5、リテーナ2、ベアリング1、回転体4の順に
押圧可能となる。次に、ピストン12を備えたシ
リンダ11を作動させることによつて圧入治具5
を前進させると圧入治具5は略して示しているば
ね部材9の保持力に抗して、その先端面が一対の
圧入補助体25を押圧する。圧入補助体25は、
ばね部材27の保持力に抗して摺動して、スナツ
プリング15を押圧する。この押圧によつて、リ
テーナ2、ベアリング1、回転体4は所定位置に
挿着されると共に、スナツプリング15はそれ自
体のばね力によつてスナツプリング溝17に嵌ま
り込む。その詳細を第5図に示している。このよ
うにして変形しやすい半割形状で薄物のスナツプ
リング15でも同時に、本装置によつて挿着する
ことができる。
(考案の効果) 以上述べたことから、本考案は従来の略半円形
状の断面を有する圧入治具の端面に、半割状の圧
入補助治具を当接させることによつて、半割形状
で薄物のスナツプリング等でも、他の輪状部材と
同時に挿入できることから生産性が高く、挿着不
良の発生を削減できると共に従来の装置に簡単に
取り付けることができる輪状部材挿入装置が実現
できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の輪状部材挿入装置であつ
て、輪状部材の圧入前を示す略平面図、第2図
は、第1図に矢印A−Aで示す断面図、第3図
は、輪状部材の挿着が完了した状態を示す略平面
図、第4図は、第3図に矢印B−Bで示す断面
図、第5図は、輪状部材の挿着状態を示す拡大
図、第6図は、第5図に矢印Cで示すスナツプリ
ングの拡大図、第7図は、第6図に矢印D−Dで
示す断面図、第8図は、従来の輪状部材挿入装置
を示す略平面図、第9図は、第8図に矢印E−E
で示す断面図、第10図は、スナツプリングを手
動によつて挿着する状態を示す側面図である。 1,2,4,15……輪状部材(ベアリング、
リテーナ、回転体、スナツプリング)、3……長
尺軸物(車軸)、5……圧入治具、6……溝、1
1,12……押圧手段(シリンダ、ピストン)、
15……スナツプリング、18……輪状部材挿入
装置、21,22……駆動手段(ピストン、シリ
ンダ)、25……圧入補助体、27……弾性部材
(ばね部材)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 長尺軸物に輪状部材を圧入させる略半円形状の
    溝を有する圧入治具の少なくとも一方から押圧す
    る押圧手段を設けた挿入装置において、 前記圧入治具の端部と、前記長尺軸物の輪状部
    材の挿着位置との間に前記長尺軸物に対して駆動
    手段により着脱自在に支持されると共に前記圧入
    治具の方向に付勢された弾性部材の保持力と前記
    圧入治具の押圧とによつて摺動自在に支持された
    一対の半割形状の圧入補助体を設けたことを特徴
    とする輪状部材挿入装置。
JP22286U 1986-01-06 1986-01-06 Expired JPH0248185Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22286U JPH0248185Y2 (ja) 1986-01-06 1986-01-06

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JP22286U JPH0248185Y2 (ja) 1986-01-06 1986-01-06

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JPS62113931U JPS62113931U (ja) 1987-07-20
JPH0248185Y2 true JPH0248185Y2 (ja) 1990-12-18

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ID=30776997

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JP22286U Expired JPH0248185Y2 (ja) 1986-01-06 1986-01-06

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7273137B2 (en) 2001-08-30 2007-09-25 Fox Factory, Inc. Inertia valve shock absorber
US7128192B2 (en) 2001-08-30 2006-10-31 Fox Factory, Inc. Inertia valve shock absorber
US7699146B1 (en) 2006-04-02 2010-04-20 Fox Factory, Inc. Suspension damper having inertia valve and user adjustable pressure-relief
JP5928360B2 (ja) * 2013-01-31 2016-06-01 トヨタ自動車株式会社 圧入装置、及び圧入方法

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JPS62113931U (ja) 1987-07-20

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