JPH024578Y2 - - Google Patents

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JPH024578Y2
JPH024578Y2 JP14959585U JP14959585U JPH024578Y2 JP H024578 Y2 JPH024578 Y2 JP H024578Y2 JP 14959585 U JP14959585 U JP 14959585U JP 14959585 U JP14959585 U JP 14959585U JP H024578 Y2 JPH024578 Y2 JP H024578Y2
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JP
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inner plate
plate
upper lid
opened
container
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JP14959585U
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JPS6255921U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は中皿つき容器、特に各種の筆記具、製
図用具などの小物を収納するケースの構造に関
し、さらに詳しくは上蓋の開閉に伴つて下皿内に
出没自在とした容器において、中皿の下皿内への
収納性を向上させ、しかも中皿の上記上蓋に対す
る連係突出部の損傷を防止して耐久性を向上させ
ることを目的とする。
(従来の技術) リンク機構を利用して上下の蓋あるいは上箱箱
と下箱とを相互に開閉自在としたものには、たと
えば実公昭59−23545号や実公昭56−13245号に開
示されたものがある。
また蝶番機構により一側を開閉自在とした上蓋
の開閉に伴つて下皿の開口部分に出入り自在とし
た中皿を有する容器に関しては、たとえば実公昭
58−18735号等がそれぞれ知られている。
(考案の解決すべき問題点) 容器の用途如何によつては中皿を有する方が機
能的に有利であり、上記した従来品のうち実公昭
58−18735号に示された構造のものがその意味で
は優れているといえる。
ところが、上記の容器においては上蓋を開被し
た際、これに関連して中皿が上昇するものの、そ
の上昇の程度は比較的小さいところから中皿と下
皿との間隔が小さく、内容物の取り出し性に不便
であるという難点があつた。
そのために本考案者らは最近第5図に示した構
造の容器を開発するに至つた。
この第5図に示された容器は蝶番機構により一
側を開閉自在とした下皿1および上蓋2と、上蓋
2の開閉に伴つて下皿1内に出入り自在とした中
皿3を有し、下皿1内に出入りする中皿3と下皿
1との間には中皿3の左右外側端面と下皿1の左
右内側端面との間に相互に一定の間隔を有して平
行に配した一対の支持バー4a,4bをその長さ
方向における各両端部を、中皿3および下皿1に
止着軸5,5および6,6を介して回動自在に止
着するとともに中皿の左右両側端面であつて背側
の端部には中皿の長手方向に突出する連係突出部
7を有し、しかも該連係突出部7を上蓋2の長手
方向左右両側端面に設けた切欠溝2a内に該溝に
沿つて移動自在に嵌装して構成したものである。
ところがかかる構造のものにあつては、第1に
上蓋2を閉じて中皿3を下皿1内に進入させる際
に一方の支持バー4bが他方の支持バー4aと干
渉し、とくに支持バー4bの止着軸5が他方の支
持バー4aの略中間部に当接して中皿が完全に下
皿1内に進入するのを阻害することが多く、結局
欠陥品として排斥されて製品歩留り率を低下させ
る原因となつた。
また第2に、上蓋2は通常金属板が使用される
のに対し、中皿3はプラスチツク材にて成型され
ることが多いから繰り返し使用により上蓋2を多
数回開閉させた場合には左右の連係突出部7が上
蓋2の切欠溝2aによつて切削されて早期に欠落
して使用に耐えなくなるという問題点をも内在し
ていた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記の問題点を解決すべく、とくに下
皿内への中皿の収納性を向上させて製品歩留り率
を向上させるとともに上蓋に対する中皿の連係突
出部の損傷を防止して耐久性を向上させるように
したものであつて、具体的には蝶番機構により一
側を開閉自在とした下皿および上蓋と、リンク機
構を介して下皿内に収容され、上蓋の開被に伴つ
て下皿内より浮上する中皿とを有する容器におい
て、上記リンク機構は中皿の左右外側端面と下皿
の左右内側端面との間に相互に一定の間隔を介し
て両端部をそれぞれ回動的に止着させた一対の支
持バーからなり、しかも該一対の支持バーはその
略中間部を互いに離間する方向に屈折させてなる
ことを特徴とするものである。
(実施例) 以下において本考案の具体的な内容を第1〜4
図に示した一実施例をもとに説明すると、11は
下皿、12は上蓋、13は中皿を示す。
下皿11と上蓋とは蝶番機構により相互に一側
を開閉自在に構成されているとともに、下皿11
の正面側中央開口部寄りの位置には外方に突出さ
せた係止部19が形成され、また上蓋12の正面
側中央開口部寄りの位置には上記係止部19に対
応させて内方に凹入させた係止部18が形成さ
れ、さらに上蓋12の左右両側面には凹溝12a
がエンボス加工により外方に凸出形成されてい
る。
中皿13はプラスチツク材により比較的浅い有
底形状に構成され、前記下皿11の長さ方向の内
径より僅かに小さい長さを有するとともに、その
左右外側端面と下皿11の左右内側端面との間に
リンク機構を介して中皿13を下皿内に進退自在
に支承させている。
すなわちこの場合におけるリンク機構は中皿1
3の左右外側端面と下皿11の左右内側端面との
間に相互に一定の間隔を介して両端部をそれぞれ
止着軸15,15および16,16により回動自
在に止着させた一対の支持バー14a,14bか
らなるものであり、しかも該一対の支持バー14
a,14bは共にその略中間部を互いに離間する
方向に略「く」の字に屈折させて、これを相互に
窪んだ面を対向させて構成している。
さらに中皿13の左右両側端面であつて背側寄
りの端部には中皿の長手方向に突出させた連係突
出部17を有し、これを上蓋12の前記した凹溝
12a内に滑動自在に嵌装せしめ、これにより上
蓋12の開閉に伴つて中皿13を下皿11内に出
入り自在とするとともに、中皿13の中央部正面
寄りの底部と下皿11の背側端部フランジとの間
には収縮コイルバネ20が常時収縮方向に付勢さ
せて取りつけられている。
(作用) 上記した実施例の構成において、上蓋12を開
被すると、これに伴つて中皿13は下皿11の開
口部より上昇して下皿11を大きく開口させる
(第1図および第2図参照)とともに、上蓋12
を閉成するのに伴つて中皿13は下皿11内に進
入して収納され(第3図および第4図参照)、係
止部18および19が相互に係合して閉蓋され
る。
(考案の効果) 本考案は上記した通り中皿を支承する一対の支
持バーをその略中間部を互いに離間する方向に屈
折させて構成したために、上蓋を閉じた際、第4
図の鎖線で示す如く一対の支持バーが相互に干渉
することがなく、そのために下皿内への中皿の収
納性がよく商品価値を向上させることができる。
さらに上蓋の左右両側面にはエンボス加工によ
る凹溝を形成するとともに、中皿の左右両側端部
に突出させた連係突出部を上記凹溝内に移動自在
に嵌装したために、繰り返し使用によつて比較的
短期間のうちに連係突出部が欠落することがなく
なる結果、著しく耐久性を向上させることができ
る。さらに中皿と下皿との間にスプリングを介在
させることによつて、上蓋の開被が一層容易とな
り操作性を一段と向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例をあらわした中皿つ
き容器の上蓋を開被させた状態における斜視図、
第2図は第1図における左側面図、第3図は上蓋
を閉蓋した状態における斜視図、第4図は第3図
における上蓋を除去した状態の左側面図、第5図
は本出願前に本考案者らによつて案出された中皿
つき容器の右側面図をあらわす。 11……下皿、12……上蓋、12a……凹
溝、13……中皿、14a,14b……支持バ
ー、17……連係突出部、20……コイルバネ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 蝶番機構により一側を開閉自在とした下皿お
    よび上蓋と、リンク機構を介して下皿内に収容
    され、上蓋の開被に伴つて下皿内より浮上する
    中皿とを有する容器において、上記リンク機構
    は中皿の左右外側端面と下皿の左右内側端面と
    の間に相互に一定の間隔を介して両端部をそれ
    ぞれ回動的に止着させた一対の支持バーからな
    り、しかも該一対の支持バーはその略中間部を
    互いに離間する方向に屈折させてなることを特
    徴とする中皿つき容器。 (2) 上記中皿の左右両側端面であつて背側寄りの
    端部には中皿の長手方向に突出させた連係突出
    部を有し、これを上蓋の左右両側面に形成した
    凹溝内に滑動自在に嵌装せしめ、これにより上
    蓋の開閉に伴つて中皿を下皿内に出入り自在と
    なした実用新案登録請求の範囲第1項記載の中
    皿つき容器。
JP14959585U 1985-09-30 1985-09-30 Expired JPH024578Y2 (ja)

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JP14959585U JPH024578Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

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JPS6255921U JPS6255921U (ja) 1987-04-07
JPH024578Y2 true JPH024578Y2 (ja) 1990-02-02

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