JPH0245758Y2 - - Google Patents

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JPH0245758Y2
JPH0245758Y2 JP1986049699U JP4969986U JPH0245758Y2 JP H0245758 Y2 JPH0245758 Y2 JP H0245758Y2 JP 1986049699 U JP1986049699 U JP 1986049699U JP 4969986 U JP4969986 U JP 4969986U JP H0245758 Y2 JPH0245758 Y2 JP H0245758Y2
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rod
furnace
fitting
connecting fitting
temperature
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JP1986049699U
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  • Tunnel Furnaces (AREA)
  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、各種熱処理炉における輻射管加熱方
式の炉における高熱管体(輻射管)の高温クリー
プ変形に対応できる吊金具に関する。
(従来の技術) 雰囲気調整が必要な熱処理炉に用いられる高温
管体(輻射管)は、炉内空間において、炉天井部
と炉底部に、被熱処理材が進行する方向とは、直
交するように配置され、熱処理に必要な発熱量に
応じた管体長さと管径を有している。その形状名
として、形状の類似より、U型、W型等の呼称を
用いている。
U型とは、字体の直線部が高温管体の直管にあ
たり、山部が曲管にあたる。W型はU型を2個更
に曲管で接続した形状である。それぞれの直管は
同一レベル上に、ある間隔を保ち並列に配置さ
れ、間隔を保てるような曲管で、管内を燃焼炎と
ガス体がなめらかに流れるように接続されてい
る。
炉内には、炉幅に応じた寸法の直管部と、直管
同志を接続する曲管が入り、直管の開口部が炉外
に出るように設置される。通常U型、W型をした
高温管体は、炉内を横断するような形で水平に配
置されており、特に炉天井部は、炉内の両側壁を
利用して高温管体を支えている。
支持方法として開口部の直管を、炉壁を貫通し
た穴に差し込んで支え、炉側の直管部を長くす
る。直管部が長いと、貫通穴と支持側の端部だけ
で支えると、高温の管体はたわみを発生し、使用
条件に合わない事態を発生させる。この事態を防
止させる目的として、炉内中央部の位置で、直管
部を支持する吊金具が用いられている。
従来一般に用いられている中央部吊金具の形状
には、第3図に示すような、高温管体1を支える
横梁2が、2本のロツト棒3により懸吊された形
になつている。ロツト棒3と横梁2は、溶接20
又はボルトナツト30により固定され、炉天井部
6より炉内に吊り下げられている。
この場合、ロツト棒3は炉天井部6の煉瓦及び
断熱材の穴を通してあり、ロツト棒3に固定され
た横梁2上の高温管体1が、軸方向の膨張収縮を
繰り返す度に、ロツト棒3が前後に動き、炉天井
部6の煉瓦又は断熱材などを損傷するか、あるい
は逆に高温管体1が変形する。
又、左右方向の高温管体1の変形に対しても、
同様な状況が発生している。更に、一旦炉内で組
み立てられたロツト棒3と、横梁2は変形などに
より、脱着交換をする場合にロツド棒2,横梁3
の全部品が新品に交換する必要があつた。
また、第4図に示すような、1本のロツト棒3
により、高温管体1を支える場合には、曲面を有
した受金具4が使用され、ロツト棒3と受金具4
の凹面に、高温管体1が載置されている。
受金具4は、炉天井部6から溶接又はボルトナ
ツトにより固定され、吊り下げられたロツト棒3
により吊り下げられている。ロツト棒3は、第4
図の場合、紙面に直交方向に高温管体1が動いた
場合、炉天井部6近傍より、紙面に直交方向にロ
ツト棒3が弓なりに曲げられる。紙面に対して左
右方向に動いた場合は、図において左右に、炉天
井部6近傍よりロツト棒3が弓なりに曲がる。
前述の場合、第4図の吊金具ではロツト棒3が
変形しないと、高温管体1とロツト棒3が接触し
て、逆にロツト棒3が曲がらず、直管状の高温管
体1の方が変形凹面をつくる。また受金具4に高
温管体1が乗り上げて、高温管体1に凹面をつく
る。ロツト棒3が弓なりに曲げられると、第3図
横梁2又は第4図受金具4と、ロツト棒3の接触
部もくの字形に曲げられる。
さらに、並列管が上下方向に別々に変形し、受
金具4とロツト棒3に片荷重が働いた時、受金具
4の強度が、ロツト棒3の強度より強いと、ロツ
ト棒3が変形し、高温管体1が低温になつて、元
に戻つてもロツト棒3は変形したままになる。逆
に、受金具4がロツト棒3より弱い場合は、受金
具が変形する。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の吊金具の構造では、一方向性をもつた動
きしか吸収出来なかつたために、高温管体1の膨
張収縮及び変形に伴う移動がスムーズにいかず、
吊金具が高温管体1を拘束する状況になり、各種
(曲げ、圧縮、捩り等)の外力が作用し、高温管
体1の寿命を伸ばす目的で使用されている吊金具
が、反対に寿命を短くしている問題点があつた。
その他、吊金具自体の変形、損傷と炉体煉瓦及
び断熱材の損傷が発生する他、金具の損傷度合に
応じて、炉内で簡単に部品交換が出来ない構造が
問題であつた。
さらに従来の吊金具では、高温管体1と接触し
ている部分が蓄熱し、高温管体1の局部的な低度
低下を発生させ、高温管体1の部分的変形を発生
させることなどの点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、高温管体の吊金具を懸吊されたロツ
ト棒と、その下部に連なつた上部接続金具と、こ
の金具をリング状に連なつた中間接続金具と、更
にこの金具と連なる受金具とで構成した。
すなわち炉天井部を貫通したロツト棒と、その
下部に着脱が自在に出来る上部接続金具を付け、
その金具の環状部分と中間接続金具の環状部分を
直交するように組み合わせ、中間接続金具の下端
に、着脱が自在になるように組み合わせた高温管
体を支持する受金具とから構成した吊金具であ
る。
(実施例) 本考案の一実施例について図面に従つて説明す
る。
第1図は本考案の一実施例において、高温管体
の吊金具を示すものであり、第2図は該吊金具を
炉に設けた全体的な概要を示すものである。
5は炉内吊金具部品を支えるロツト棒で、この
ロツト棒は、炉天井部6の炉壁21を貫通し、炉
外に突出した部品にはバネ6′が設けられていて、
このバネ6′,6は高温管体1の自重の一部と炉
内吊金具部品22の重量によつてバランスしてい
る。
7は上部接続金具で、ロツト棒5の下端の突起
部8をはめ込むために、U字型切れ込み部を有
し、且つロツト棒5の突起部8と接触する部分で
の回転を可能にした平面部があり、上部接続金具
7の下側は、断面が実質上円形の環状部9を形成
している。
ロツト棒5の突起部8と、上部接続金具7のU
字部とは、種々の動きをして外れないように、着
脱可能な外れ止め金具10がとりつけられてい
る。11は中間接続金具で、上部接続金具7の環
状部9と、リング状に係合した環状部12と、環
状部の下側に、環状部12と一体に形成された吊
ロツド部13から形成されている。この環状部1
2も、断面は実質上円形に形成され、上部接続金
具7の環状部9のなす平面と、中間接続金具11
の環状部12のなす平面とは直交するようになつ
ている。
14は高温管体1の受金物であつて、並列され
た高温管体1の各々を、下側から拘えるような凹
部15を有し、両凹部15の中間に、U字型切込
があつて、中間接続金具11の吊ロツド部13の
下側に設けられた突起16に、着脱自在に係止さ
れている。又、受金物14の凹部には、曲面を貫
通するように、複数個の孔17が設けられ、空気
の流通が可能になつている。
(作用) 本考案では、上部接続金具7と中間接続金具1
1の接触点を、曲面どうしの接触とし、接触面が
実質上、点接触するような部品で構成してあるの
で、高温管体1が第1図において、左側あるいは
右側に変位した時は、中間接続金具11のリング
は、上部接続金具7のリングに乗つたまま、左又
は右にずれて変位を吸収する。
また第1図で紙面に直交する方向に変位する時
も、中間接続金具11の吊ロツド部が、紙面に直
交する方向に動いて変位を吸収する。高温管体1
が上下に変位したときには、バネ6′が作用して
変位を吸収する。
(考案の効果) 本考案の吊金具を使用することにより、高温管
体の膨張収縮による受金具部の非常に複雑な変位
に対しても対応ができ、従つてロツト棒の動きが
小さくなり、天井部煉瓦の損傷が殆どなくなつ
た。放熱穴は、受金具部で発生していた局部的な
高温管体の変形が非常に小さくなり、放熱効果が
顕著であることが確認された。
以上の総合的効果により、高温管体の温度が、
1150℃程度でも中央部を吊り下げることにより、
従来より格段に小さい変形で高温管体を保持加能
となつた。このことから本考案の吊金具使用によ
り、管体温度が950℃以上1200℃程度までの雰囲
気で使用が可能になつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す説明図、第2
図は本考案の一実施例において、全体的な概要を
示す説明図、第3図は従来の一例を示す説明図、
第4図は従来の他の例を示す説明図である。 1……高温管体、5……ロツト棒、7……上部
接続金具、11……中間接続金具、14……受金
物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 炉天井部を貫通して炉外壁にバネを介設して
    懸吊されたロツト棒と、ロツト棒の下部に着脱
    自在に係止した断面が実質上円形の環状に形成
    された上部接続金具と、該上部接続金具の環状
    部とリング状に係合した断面が実質上円形の環
    状部及び環状部と一体化された吊ロツド部より
    成る中間接続金具と、前記中間接続金具の吊ロ
    ツド部の下端に着脱自在に係止した高温管体を
    支持する受金物とからなり、該上部接続金具の
    環状部のなす平面と該中間接続金具の環状部の
    なす平面とは直交するように構成されている高
    温管体の自在吊金具。 2 受金物の高温管体との支持面には貫通孔を有
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の高温
    管体の自在吊金具。
JP1986049699U 1986-04-04 1986-04-04 Expired JPH0245758Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986049699U JPH0245758Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986049699U JPH0245758Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

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Publication Number Publication Date
JPS62162599U JPS62162599U (ja) 1987-10-15
JPH0245758Y2 true JPH0245758Y2 (ja) 1990-12-04

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ID=30872392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986049699U Expired JPH0245758Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

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JP (1) JPH0245758Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6060700U (ja) * 1983-09-30 1985-04-26 品川白煉瓦株式会社 鉄皮なし天井のセラミツクフアイバ−ブロツク取付け構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62162599U (ja) 1987-10-15

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