JPH0244247Y2 - - Google Patents

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JPH0244247Y2
JPH0244247Y2 JP14657784U JP14657784U JPH0244247Y2 JP H0244247 Y2 JPH0244247 Y2 JP H0244247Y2 JP 14657784 U JP14657784 U JP 14657784U JP 14657784 U JP14657784 U JP 14657784U JP H0244247 Y2 JPH0244247 Y2 JP H0244247Y2
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cam
lens
barrel
grooves
optical axis
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JP14657784U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、撮影レンズにおける合焦又は変倍の
ためのレンズ移動装置を有するレンズ鏡筒に関す
るものである。
<従来の技術> 合焦又は変倍のために、カム筒を用い、レンズ
を光軸方向に移動制御する装置は知られている
が、これらの装置の主要部材は従来金属材料が使
われていた。この種の金属材料は高価で加工コス
トも高く、重量も大きい欠点があつた。
これらの欠点を解消する目的で、プラスチツク
材料を採用する試みも行われ始めている。
<考案が解決しようとする問題点> ところで、プラスチツク材料は成形の精度が金
属加工の精度より劣るための悪影響を排除する技
術がなかつたことや、金属加工で作ることのでき
るものと同様のカム溝が従来の技術では成形でき
ないなどの理由により前記移動装置の主要部材を
すべてプラスチツク成形品に置換したものは実現
されていない。
具体的に説明すると、プラスチツク材料により
カム溝を成形する場合には、型上の問題から抜き
テーパーがカム溝に出来てしまい、そのため、カ
ムフオロアーをガタなくカム溝の変位に追従させ
ることがしいことになる。
本考案は、前述従来例の欠点を除去し、交差す
る2つのカム溝が半径方向に傾斜角を有していて
も、正確にカムフオロアーが追従できるようにし
たレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 本考案を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係るレンズ移動装置を備えた
レンズ鏡筒の要部断面図を示す。
本考案は、固定筒1に形成されたカム溝1a
と、カム筒2に形成されたカム溝2aとの両カム
溝交点にカムフオロアーを挿入し、該カムフオロ
アーの光軸方向の移動により、移動レンズを光軸
方向に移動させるレンズ鏡筒において、該両カム
溝1a及び2aはそれぞれ半径方向で互いに逆向
きの傾斜角を持つ傾斜面1b及び2bに形成し、
該カムフオロアーは両カム溝2a及び1aにそれ
ぞれ係合する同軸的な2つのカムフオロアー4及
び5から形成され、かつ該両カム溝2a及び1a
にそれぞれ当接している面をカム溝の傾斜角と同
等な傾斜角に形成するとともに、前記両カム溝2
a及び1aの傾斜面2b及び1bに該2つのカム
フオロアー4及び5が当接するように付勢するば
ね6を設けたものである。
<作用> 次に作用を説明する。カム筒2を図示されない
外部操作環により光軸方向に進退させると、カム
フオロアーとしてのガイドピン4及び5が固定筒
1のカム溝1aとカム筒2のカム溝2aの交点に
従つて回動かつ光軸方向に移動し、移動レンズ枠
3が光軸方向に前後進されるものである。
ところで、プラスチツク材料で固定筒1及びカ
ム筒2の各カム溝を成形する場合、現在の技術で
はカム面に傾斜角がついてしまい、一方通常、レ
ンズ移動装置にカム溝を使うと、光軸に対して傾
きの異なる2本のカム溝が必要で、これらのカム
溝に係合するガイドピンは同軸的に配置すること
によつてカム筒2を貫通する穴が最も少なくな
り、プラスチツク成形の変形を最小限にできる
が、前述のように傾斜角のついた2つのカム溝面
に1本のガイドピンの傾斜面が同時に当接するこ
とはプラスチツク成形の精度不足のため事実上困
難であるので、本考案のように2本のガイドピン
4及び5を同軸的に配置し、1本のばね6でピン
4及び5をそれぞれカム溝2aの傾斜面2b及び
カム溝1aの傾斜面1bに同時に付勢しているこ
とによりプラスチツク成形時に生じるカム溝の半
径方向の傾斜や溝幅の不均一、固定筒1やカム筒
2のゆがみなどの他、温度変化による寸法変化な
どを吸収し、絶えずピン4及び5はカム溝2a及
び1aに当接している。
<実施例> 第2図は本考案に係るレンズ移動装置を備えた
レンズ鏡筒の一実施例で、その上半部断面図を示
す。
図において、固定筒1は後端部にレンズL4
保持し、その内径部には内側に向つて開いた傾斜
面1bをもつカム溝1aと光軸に平行なキー溝1
cを設けている。カム筒2は該固定筒1の内径部
に嵌装され、外側に開いた傾斜面2bを持つカム
溝2aを設け、その外周面に植設されたキービス
7が該固定筒1のキー溝1cにガタなく嵌入して
光軸方向に進退可能となつている。さらに、該カ
ム筒2はその後部にレンズL3を保持し、かつそ
の内径部にレンズL2を保持した移動レンズ枠3
が嵌装されている。該移動レンズ枠3にはその外
周に径方向に設けた穴3aにガイドピン4が嵌入
され、さらに該ガイドピン4に穿つた穴4aにコ
イルばね6を介装してガイドピン5が同軸的に嵌
入している。そして、該ピン4及び5はそれぞれ
カム筒2のカム溝2a及び固定筒1のカム溝1a
に係合し、そのカム溝に当接している面はそれぞ
れカム溝2aの傾斜面2b及びカム溝1aの傾斜
面1bと同等な傾斜角を有する傾斜面を形成し、
かつ前記コイルばね6によつてピン4はカム溝2
aの傾斜面2bに、ピン5はカム溝1aの傾斜面
1bにそれぞれ当接するように同時に付勢されて
いる。したがつて、ピン4及び5はカム溝2a及
び1aの交点に位置し、カム筒2が光軸方向に移
動すると、該交点が光軸方向に変位することによ
りレンズL2が移動される。
操作環8は前記固定筒1の外周に嵌装され、前
記カム筒2に回動可能でかつ光軸方向に一体的に
移動可能に結合されており、その内径部に光軸に
平行なキー溝8aを有している。前部筒9はフオ
ーカス用レンズL1を保持し、前記カム筒2の前
部外周にヘリコイド結合され、その外周面に植設
されたキービス10が該操作環8のキー溝8aに
ガタなく係合されており、操作環8を回動する
と、カム筒2とのヘリコイド結合により前部筒9
が光軸方向に移動し、フオーカシングが行われ
る。
第3図は本考案の他の実施例で、その要部断面
図を示す。
本実施例は、前述の第2図に示す実施例におけ
る固定筒1のカム溝1a及びカム筒2のカム溝2
aの各傾斜角を逆にしたものである。すなわち固
定筒11には外側に向つて開いた傾斜面11bを
もつカム溝11aを設け、カム筒12には内側に
向つて開いた傾斜面12bをもつカム溝12aを
設けている。一方、カム筒12の内径部に嵌装さ
れた移動レンズ枠13にはその外周に径方向に設
けた穴13aにカムフオロアーとしてのガイドピ
ン14が嵌入され、さらに該ガイドピン14にあ
けた透孔14aにカムフオロアーとしてのガイド
ピン15を同軸的に嵌入するとともに該ピン15
の内端部に取付けたCリング17と該ピン14と
の間に介装したコイルばね16によりピン14及
び15を互いに引き寄せ合うように付勢し、該ピ
ン14及び15はそれぞれカム筒12のカム溝2
a及び固定筒11のカム溝11aに係合し、その
カム溝に当接している面はそれぞれカム溝12a
の傾斜面12b及びカム溝11aの傾斜面11b
と同等な傾斜角を有する傾斜面を形成したもので
ある。
<考案の効果> 本考案は、以上説明したように交差する2つの
カム溝が半径方向に傾斜していても正確にカムフ
オロアーをガタなく追従することができるように
したので、レンズ位置精度を保証できる。なお、
本考案を採用することによつて、カム溝をプラス
チツクにて成形することが可能となり、その場合
には低コストかつ軽いレンズ鏡筒を提供すること
が可能となる。
また、本考案のように交差する2のカム溝の傾
斜角を半径方向で互いに逆向きにしたことによつ
て、2つのカムフオロアーを該カム溝に当接させ
るためのばねを1つで済むようにできる。
なお、本考案のカム溝はプラスチツクにて成形
すること以外でも、積極的にカムフオロアーを当
接させるために傾斜面とすることは効果が大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るレンズ移動装置を備えた
レンズ鏡筒の要部断面図、第2図は本考案に係る
レンズ移動装置を備えたレンズ鏡筒の一実施例の
上半部断面図、第3図は本考案の他の実施例の要
部断面図である。 1,11……固定筒、1a,11a……カム
溝、1b,11b……傾斜面、2,12……カム
筒、2a,12a……カム溝、2b,12b……
傾斜面、3,13……移動レンズ枠、3a,13
a……穴、4,14,5,15……ガイドピン
(カムフオロアー)、4a……穴、14a……透
孔、6,16……ばね、8……操作環、17……
Cリング、L1,L2,L3,L4……レンズ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定筒に形成されたカム溝と、カム筒に形成さ
    れたカム溝との両カム溝交点にカムフオロアーを
    挿入し、該カムフオロアーの光軸方向の移動によ
    り、移動レンズを光軸方向に移動させるレンズ鏡
    筒において、該両カム溝は半径方向で互いに逆向
    きの傾斜角を持つ傾斜面に形成し、該カムフオロ
    アーは両カム溝にそれぞれ係合する同軸的な2つ
    のカムフオロアーから形成され、かつ該両カム溝
    にそれぞれ当接している面をカム溝の傾斜角と同
    等な傾斜角に形成するとともに、前記両カム溝の
    傾斜面に該2つのカムフオロアーが当接するよう
    に付勢するばねを設けたことを特徴とするレンズ
    鏡筒。
JP14657784U 1984-09-29 1984-09-29 Expired JPH0244247Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14657784U JPH0244247Y2 (ja) 1984-09-29 1984-09-29
US06/778,381 US4707083A (en) 1984-09-29 1985-09-20 Lens moving device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14657784U JPH0244247Y2 (ja) 1984-09-29 1984-09-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6165416U JPS6165416U (ja) 1986-05-06
JPH0244247Y2 true JPH0244247Y2 (ja) 1990-11-26

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ID=30704812

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JP14657784U Expired JPH0244247Y2 (ja) 1984-09-29 1984-09-29

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0755526Y2 (ja) * 1987-07-28 1995-12-20 旭光学工業株式会社 レンズ鏡筒の直進摺動環のガタ防止機構
JP4580516B2 (ja) * 2000-07-12 2010-11-17 オリンパス株式会社 鏡枠装置

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US8873163B2 (en) 2011-09-21 2014-10-28 Konica Minolta Advanced Layers, Inc. Lens barrel and lens unit

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JPS6165416U (ja) 1986-05-06

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