JPH0242908Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0242908Y2 JPH0242908Y2 JP1983204696U JP20469683U JPH0242908Y2 JP H0242908 Y2 JPH0242908 Y2 JP H0242908Y2 JP 1983204696 U JP1983204696 U JP 1983204696U JP 20469683 U JP20469683 U JP 20469683U JP H0242908 Y2 JPH0242908 Y2 JP H0242908Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- adjustment rod
- seat pipe
- front fork
- relief valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims description 2
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 23
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 11
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 11
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、圧縮ストロークの増大に比例して発
生減衰力を連続的に高めるようにしたフロントフ
オークに関する。
生減衰力を連続的に高めるようにしたフロントフ
オークに関する。
自動二輪車等のフロントフオークにあつては、
乗心地性を高く保つべく圧縮側減衰力を極力低く
抑えている。このため、急制動時において車体が
前方に沈み込んで操縦安定性が害されるという問
題があつた。
乗心地性を高く保つべく圧縮側減衰力を極力低く
抑えている。このため、急制動時において車体が
前方に沈み込んで操縦安定性が害されるという問
題があつた。
本考案は上記問題を解決すべく成されたもの
で、その目的とする処は、圧縮ストロークの増大
に比例して減衰力を連続的に高めて二輪車等の操
縦安定性を高めることができるフロントフオーク
を提供するにある。
で、その目的とする処は、圧縮ストロークの増大
に比例して減衰力を連続的に高めて二輪車等の操
縦安定性を高めることができるフロントフオーク
を提供するにある。
斯かる目的を達成すべく本考案は、内、外筒を
摺動自在に嵌合して成るフロントフオークにおい
て、前記内筒内上端に先細りのテーパ状調整ロツ
ドの基端部を揺動自在に固定するとともに、前記
内筒上端に先細りのテーパ状調整ロツドの基端部
を揺動自在に固定するとともに、前記外筒の下端
から立上がるシートパイプの上端開口部にバルブ
ケースを接続固定し、このバルブケースの中に、
圧縮行程時に所定値以上の油圧で開くリリーフバ
ルブを設け、前記調整ロツド外周に減衰作用をな
す〓間を形成するように上記リリーフバルブに調
整ロツドを挿通したことをその特徴とする。
摺動自在に嵌合して成るフロントフオークにおい
て、前記内筒内上端に先細りのテーパ状調整ロツ
ドの基端部を揺動自在に固定するとともに、前記
内筒上端に先細りのテーパ状調整ロツドの基端部
を揺動自在に固定するとともに、前記外筒の下端
から立上がるシートパイプの上端開口部にバルブ
ケースを接続固定し、このバルブケースの中に、
圧縮行程時に所定値以上の油圧で開くリリーフバ
ルブを設け、前記調整ロツド外周に減衰作用をな
す〓間を形成するように上記リリーフバルブに調
整ロツドを挿通したことをその特徴とする。
以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
図面は本考案に係るフロントフオーク１の縦断
側面図であり、図示の如く外筒２内には上方より
内筒３が挿入嵌合されている。又、外筒２内の底
部にはシートパイプ４がボルト５にて植設されて
おり、これの上端ピストン部４ａは図示の如く内
筒３の内周に摺接している。尚、シートパイプ４
の側壁には油孔４ｂ…が穿設されている。
側面図であり、図示の如く外筒２内には上方より
内筒３が挿入嵌合されている。又、外筒２内の底
部にはシートパイプ４がボルト５にて植設されて
おり、これの上端ピストン部４ａは図示の如く内
筒３の内周に摺接している。尚、シートパイプ４
の側壁には油孔４ｂ…が穿設されている。
一方、内筒３の上端部はフオークボルト６にて
閉塞されており、該フオークボルト６の下方に延
出するボルト７にはある程度自由度をもつて結合
する継手例えば自在継手８を介して下方に先細り
のテーパ状調整ロツド９の上端が固定されてい
る。
閉塞されており、該フオークボルト６の下方に延
出するボルト７にはある程度自由度をもつて結合
する継手例えば自在継手８を介して下方に先細り
のテーパ状調整ロツド９の上端が固定されてい
る。
ところで、前記シートパイプ４の上端部には筒
状のバルブケース１０が固定されており、該バル
ブケース１０の側壁には上下方向に油孔１０ａ
…，１０ｂ…，１０ｃ…が穿設されている。そし
て、このバルブケース１０内には前記油孔１０ａ
…を閉塞すべくスプリング１１にて下方へ付勢さ
れたリリーフバルブ１２が嵌装されており、該リ
リーフバルブ１２は前記調整ロツド９の外周に隙
間ΔCを設て摺接している。又、バルブケース１
０内には前記油孔１０ｃ…を閉塞すべく逆止弁１
３がスプリング１４にて上方へ付勢されて嵌装さ
れている。そして、内筒３内のバルブケース１０
とフオークボルト６間には図示の如くコイルスプ
リング１５が張架されている。
状のバルブケース１０が固定されており、該バル
ブケース１０の側壁には上下方向に油孔１０ａ
…，１０ｂ…，１０ｃ…が穿設されている。そし
て、このバルブケース１０内には前記油孔１０ａ
…を閉塞すべくスプリング１１にて下方へ付勢さ
れたリリーフバルブ１２が嵌装されており、該リ
リーフバルブ１２は前記調整ロツド９の外周に隙
間ΔCを設て摺接している。又、バルブケース１
０内には前記油孔１０ｃ…を閉塞すべく逆止弁１
３がスプリング１４にて上方へ付勢されて嵌装さ
れている。そして、内筒３内のバルブケース１０
とフオークボルト６間には図示の如くコイルスプ
リング１５が張架されている。
一方、外筒２の上部内周にはオイルシール１７
が嵌装されており、オイルシール１７の上部はダ
ストシール１８にて被われている。
が嵌装されており、オイルシール１７の上部はダ
ストシール１８にて被われている。
而して、フロントフオーク１内は室S1，S2，
S3，S4に区画され、夫々の室S1，S2，S3，S4内に
は作動油が封入されており、室S4の上部は空気で
占められている。
S3，S4に区画され、夫々の室S1，S2，S3，S4内に
は作動油が封入されており、室S4の上部は空気で
占められている。
次に本フロントフオーク１の作用を説明する。
内筒３が外筒２内を下動する圧縮行程において
は、室S2内の油はシートパイプ４に設けた油孔４
ｂ…を通つて室S1内に流入し、更にこの油の一部
はバルブケース１０に設けた油孔１０ｂ…を通つ
て室S4内に流入し、他の残りの油はリリーフバル
ブ１２と調整ロツド９間に形成される隙間ΔCを
通つて室S4内に流入し、この結果、室S4の油面は
上昇する。そして、この圧縮行程時において油が
各油孔４ｂ…，１０ｂ…及び隙間ΔCを通過する
際の流動抵抗に基づいてフロントフオーク１内に
は所要の減衰力が発生するが、圧縮ストロークが
増大するにつれて、調整ロツド９は内筒３ととも
に一体に下動するため、隙間ΔCは徐々に小さく
なり、この結果、該隙間ΔCを通過する油の流動
抵抗は増大し、従つて、発生減衰力は連続的に高
まる。このように、圧縮ストロークの増大に比例
して減衰力が連続的に増大するため、二輪車等の
操縦安定性向上が図られる。
は、室S2内の油はシートパイプ４に設けた油孔４
ｂ…を通つて室S1内に流入し、更にこの油の一部
はバルブケース１０に設けた油孔１０ｂ…を通つ
て室S4内に流入し、他の残りの油はリリーフバル
ブ１２と調整ロツド９間に形成される隙間ΔCを
通つて室S4内に流入し、この結果、室S4の油面は
上昇する。そして、この圧縮行程時において油が
各油孔４ｂ…，１０ｂ…及び隙間ΔCを通過する
際の流動抵抗に基づいてフロントフオーク１内に
は所要の減衰力が発生するが、圧縮ストロークが
増大するにつれて、調整ロツド９は内筒３ととも
に一体に下動するため、隙間ΔCは徐々に小さく
なり、この結果、該隙間ΔCを通過する油の流動
抵抗は増大し、従つて、発生減衰力は連続的に高
まる。このように、圧縮ストロークの増大に比例
して減衰力が連続的に増大するため、二輪車等の
操縦安定性向上が図られる。
そして、この圧縮行程において、外部より突然
過大な衝撃が加わつた場合、室S1内の油圧は高ま
り、圧油はその圧力でリリーフバルブ１２をスプ
リング１１の弾発力に抗して押し上げ、該室S1内
の圧油を室S4内に解放せしめるため、外部衝撃は
有効に吸収緩和される。
過大な衝撃が加わつた場合、室S1内の油圧は高ま
り、圧油はその圧力でリリーフバルブ１２をスプ
リング１１の弾発力に抗して押し上げ、該室S1内
の圧油を室S4内に解放せしめるため、外部衝撃は
有効に吸収緩和される。
一方、内筒３が外筒２内を上動する伸長行程に
おいては、室S4内の油は油孔１０ｂ…及び隙間
ΔCを通つて室S1内に流入し、又所定圧以上の油
は油孔１０ｃ…を通つてその圧力で逆止弁１３を
押し開け、室S1内に流入し、前記同様伸長行程に
おいても所要の減衰力が発生する。
おいては、室S4内の油は油孔１０ｂ…及び隙間
ΔCを通つて室S1内に流入し、又所定圧以上の油
は油孔１０ｃ…を通つてその圧力で逆止弁１３を
押し開け、室S1内に流入し、前記同様伸長行程に
おいても所要の減衰力が発生する。
以上のように圧縮ストロークの増大に比例して
連続的に減衰力が高くなるため、例えば急制動時
の二輪車等の車体前部の沈み込みが有効に防止さ
れるとともに過大な衝撃への対応が可能となり、
従つて、コンパクトな構成によつて二輪車等の操
縦安定性の向上が図られる。
連続的に減衰力が高くなるため、例えば急制動時
の二輪車等の車体前部の沈み込みが有効に防止さ
れるとともに過大な衝撃への対応が可能となり、
従つて、コンパクトな構成によつて二輪車等の操
縦安定性の向上が図られる。
又、調整ロツド９を自在継手８を介して内筒３
内上端に固定したため、該調整ロツド９とリリー
フバルブ１２との摺接は、たとえ両者に組付誤差
が生じても良好に成される。
内上端に固定したため、該調整ロツド９とリリー
フバルブ１２との摺接は、たとえ両者に組付誤差
が生じても良好に成される。
以上の説明で明らかな如く本考案によれば、
内、外筒を摺動自在に嵌合して成るフロントフオ
ークにおいて、前記内筒内上端に継手を介して下
方に先細りのテーパ状調整ロツドを固定するとと
もに、該調整ロツドの外周にリリーフバルブを摺
接したため、圧縮ストロークの増大に比例して減
衰力を連続的に高め、かつ、過大な衝撃に対応可
能なコンパクトなフロントフオークが実現され、
二輪車等の操縦安定性を高めることができる。
内、外筒を摺動自在に嵌合して成るフロントフオ
ークにおいて、前記内筒内上端に継手を介して下
方に先細りのテーパ状調整ロツドを固定するとと
もに、該調整ロツドの外周にリリーフバルブを摺
接したため、圧縮ストロークの増大に比例して減
衰力を連続的に高め、かつ、過大な衝撃に対応可
能なコンパクトなフロントフオークが実現され、
二輪車等の操縦安定性を高めることができる。
図面は本考案に係るフロントフオークの縦断側
面図である。 尚、図面中、１はフロントフオーク、２は外
筒、３は内筒、４はシートパイプ、８は自在継
手、９は調整ロツド、１０はバルブケース、１２
はリリーフバルブ、S1乃至S4は室、ΔCは隙間で
ある。
面図である。 尚、図面中、１はフロントフオーク、２は外
筒、３は内筒、４はシートパイプ、８は自在継
手、９は調整ロツド、１０はバルブケース、１２
はリリーフバルブ、S1乃至S4は室、ΔCは隙間で
ある。
Claims (1)
- 内、外筒を摺動自在に嵌合し、外筒の底部にシ
ートパイプを植設し、このシートパイプ上端のピ
ストン部が内筒の内周に摺接して成るフロントフ
オークにおいて、前記内筒上端に先細りのテーパ
状調整ロツドの基端部を揺動自在に固定するとと
もに、前記シートパイプの上端開口部にバルブケ
ースを接続固定し、このバルブケースの中に、圧
縮行程時に所定値以上の油圧で開くリリーフバル
ブを設け、前記調整ロツドの外周に減衰作用をな
す〓間を形成するように上記リリーフバルブに調
整ロツドを挿通したことを特徴とするフロントフ
オーク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20469683U JPS60110091U (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | フロントフオ−ク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20469683U JPS60110091U (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | フロントフオ−ク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60110091U JPS60110091U (ja) | 1985-07-26 |
| JPH0242908Y2 true JPH0242908Y2 (ja) | 1990-11-15 |
Family
ID=30767086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20469683U Granted JPS60110091U (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | フロントフオ−ク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60110091U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4679044B2 (ja) * | 2002-07-29 | 2011-04-27 | エフ．ウィマー マーティン | 前輪サスペンションシステム及びその方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5754748B2 (ja) * | 1977-12-09 | 1982-11-19 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5754748U (ja) * | 1980-09-16 | 1982-03-30 |
-
1983
- 1983-12-28 JP JP20469683U patent/JPS60110091U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5754748B2 (ja) * | 1977-12-09 | 1982-11-19 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60110091U (ja) | 1985-07-26 |
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