JPH0241936B2 - - Google Patents

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JPH0241936B2
JPH0241936B2 JP56157328A JP15732881A JPH0241936B2 JP H0241936 B2 JPH0241936 B2 JP H0241936B2 JP 56157328 A JP56157328 A JP 56157328A JP 15732881 A JP15732881 A JP 15732881A JP H0241936 B2 JPH0241936 B2 JP H0241936B2
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  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はTV(Television)信号等の画像信号
を予測変換して求めた予測誤差信号を不等長符号
化する符号化復号化装置に関する。TV信号用機
器のデイジタル化が進められておりVTR(Video
Tape Recoder)もデイジタルVTRが開発され
つつある。従来のアナログVTRではダビングを
くり返すとそのたびにS/Nが劣化し、多くの回
数のダビングは行なえないという欠点があつた。
一方デイジタルVTRを用いて画像信号をPCM
(Pulse Code Modulation)信号等のデイジタル
信号に変換してデイジタルVTRに記録するよう
にすればデイジタル信号ベースでダビングをくり
返してもダビングによる劣化は生じない。しかし
アナログの画像信号をPCM信号に変換する場合、
例えばNTSCカラーTV信号では標本化周波数は
10MHz以上で量子化は8ビツト程度の精度は必要
と言われており、PCM信号をそのままデイジタ
ルVTRに記録すると記録速度が高速でかつ記録
容量が大きくなつてしまう。そこでデイジタルの
画像信号を圧縮符号化してデイジタルVTRに記
録するようにすれば記録容量を減少させることが
できる。例えば1画素当り4ビツトに圧縮すれば
記録容量を半分にできる。
画像信号を圧縮符号化する方法の中で代表的な
ものとしてDPCM(Differential Pulse Code
Modulation)が良く知られている。通常DPCM
方式は入力信号から予測信号を減算して予測誤差
信号を求め、予測誤差信号を視覚特性を利用して
定めた非均一な量子化特性を有する量子化器で量
子化した後、量子化した予測誤差信号を符号化し
て伝送する方法である。このため復号されたデイ
ジタルの(局部)復号信号は量子化器による量子
化雑音を含んだ信号となりDPCM符号器へ入力
されたデイジタルの画像信号とは一致しない。し
たがつてこの圧縮符号化を用いた場合ダビングを
くり返すと、いいかえるとデイジタルベースで
DPCM符号化復号化くり返すと、量子化器によ
つて生ずる量子化雑音が復号信号に重畳されてい
き、しだいに画質は悪くなつていく。このように
従来の量子化器を有した圧縮符号化方式では復号
化して再生した信号は入力信号と一致せず符号化
復号化によつて画質劣化が増大していくという欠
点があつた。
本発明の目的は符号化復号化をくり返しても再
出画像の画質劣化を増大させない符号化復号化装
置を提供することにある。
本発明の符号化復号化装置は画像信号を圧縮符
号化し、これを復号再生する符号化復号化装置に
おいて、制御手段からの制御信号(前処理特性を
表わすモード信号M)に応じて情報量の制御を行
なう前処理の手段と、前処理を受けたデイジタル
の画像信号Vを可逆な論理により予測誤差信号に
変換する予測変換の手段と、前記予測誤差信号を
前処理特性を表わすモード信号Mの制御のもとに
不等長符号に変換する手段と、前記不等長符号お
よび復号化に必要な同期およびモード信号Mをバ
ツフアーメモリーに一旦蓄え平滑化した圧縮デー
タCとして送り出す手段と、前記バツフアーメモ
リーに蓄えられる符号化情報の発生量を監視する
ことによつて前処理の手段の制御を行ない発生す
る情報量の平滑化制御を行なう制御手段とから構
成される第1の圧縮符号化装置と、圧縮データC
を復号化し前記デイジタルの画像信号Vと前記処
理特性を示すモード信号Mとを再生する第1の復
号化装置と、前記再生されたデイジタルの画像信
号Vを再び圧縮符号化復号化するに際し前記画像
信号Vを予測誤差信号に変換し予測誤差信号を前
記モード信号Mの制御のもとに不等長符号化しバ
ツフアーメモリーで平滑化することにより再び前
記圧縮データCを得る第2の圧縮符号化装置と、
圧縮データCから画像信号Vを再生する第2の復
号化装置とから構成される。第1の圧縮符号化装
置の前処理の手段から出力される前処理を受けた
デイジタルの画像信号Vは可逆的にいいかえると
情報保存符号化されるため、圧縮符号化信号を復
号化して再生した信号は前処理を受けたデイジタ
ルの画像信号Vと等しい。したがつて再生された
デイジタルの画像信号Vを再び符号化する場合、
前処理の手段を加えないで第1圧縮符号化装置と
同じ符号化特性で予測変換および不等長符号化を
行なえば第1の圧縮符号化装置から出力される圧
縮データと同じ信号が出力されるためこの信号を
復号化すれば前処理を受けたデイジタルの画像信
号Vを再生できる。すなわち本発明の符号化復号
化装置によれば圧縮符号化復号化して再生された
デイジタルの画像信号Vを第2の圧縮符号化装置
で再び符号化するに際し、前処理特性を表わすモ
ード信号Mを用いて、第1の圧縮符号化装置を符
号化したと同じ符号化特性で画像信号Vを予測変
換および不等長符号化するように制御を行なうた
め符号化復号化をくり返しても画質劣化は増大し
ないようにできる。
前処理の方法としては均一量子化や間引き処理
またはフイルター処理やこれらを組み合せたもの
がある。第1の圧縮符号化装置の前処理として均
一量子化を用いた場合例えば8ビツトまたは7ビ
ツトの均一量子化の前処理を行なつて符号化復号
化して再生した画像信号Vを第2の圧縮符号化装
置で再び符号化する場合、モード信号Mを用いて
8ビツトの均一量子化特性で処理された所は8ビ
ツト用の、7ビツトで処理された所は7ビツト用
の符号変換特性で不等長符号化するように指示す
れば第1の圧縮符号化装置と同じ符号化が行なえ
る。前処理として間引き処理を受けて再生された
画像を再び符号化する場合はモード信号を用いて
間引き処理されない所だけを不等長符号化する。
以下本発明について図面を用いて詳細に説明す
る。
第1図は本発明の第1の実施例の構成を示すブ
ロツク図である。入力端子101へ入力されたア
ナログの画像信号はA/D変換器102でデイジ
タルの画像信号、例えばPCM信号、に変換され
て第1の圧縮符号化装置103へ供給される。第
1の圧縮符号化装置103は制御手段からの制市
信号に応じて情報量の制御を行なう前処理の手段
と、前処理を受けたデイジタルの画像信号Vを可
逆な論理により予測誤差信号に変換する予測変換
の手段と、前記予測誤差信号を前記前処理の手段
の特性を示すモード信号Mの制御のもとに不等長
符号に変換する手段と、前記不等長符号および復
号化に必要な同期およびモード信号Mをバツフア
ーメモリーに一旦蓄え平滑化した圧縮データCと
して送り出す手段と、前記バツフアーメモリーに
蓄えられる符号化情報の発生量を監視することに
よつて前処理の制御を行ない発生する情報量の平
滑化制御を行なう制御手段とから構成され、入力
画像信号を与えられたデーターレートに等しくな
るように圧縮符号化して出力する圧縮符号化信号
のデータレートは一定の値に定められる場合や外
から制御を受けてある範囲内で時間的に変動する
場合もある。圧縮データCは伝送路またはデイジ
タルVTR等の記憶装置104を経て第1の復号
化装置105へ供給される。第1の復号化装置1
05では圧縮符号化信号を復号化し、第1の圧縮
符号化装置103の前処理の手段で得られたデイ
ジタルの画像信号Vと前処理特性を示すモード信
号Mとを再生する。再生されたデイジタルの画像
信号Vとモード信号Mは第2の圧縮符号化装置1
06へ供給され再び圧縮符号化される。第2の圧
縮符号化装置106では再生されたデイジタルの
画像信号Vを予測変換によつて予測誤差信号に変
換し、予測誤差信号を再生されたモード信号Mの
制御のもとに不等長符号化しバツフアーメモリー
で平滑化することにより再び圧縮データCを得
る。バツフアーメモリーに蓄えられる符号化情報
の発生量を監視して制御を行なわなくてもモード
信号Mの制御のもとに符号化を行なえば第1の圧
縮符号化装置103と同じ符号化ができ、圧縮デ
ーターは第1の圧縮符号化装置103から出力さ
れるものと等しくなる。予測変換は可逆的である
ので再生されたデイジタルの画像信号Vは情報保
存されて符号化される。
第2の圧縮符号化装置106より出力された圧
縮データは伝送路またはデイジタルVTR等の記
憶装置107を経て第2の復号化装置108へ供
給される。第2の復号化装置108では圧縮復号
化信号いいかえると圧縮データを復号化して第1
復号化装置105で復号したと同じデイジタルの
画像信号Vを再生する。再生されたデイジタルの
画像信号VはD/A変換器109へ供給されアナ
ログ信号に変換されたのち出力端子110より出
力される。すなわち符号化復号化をくり返しても
くり返したことによる画質劣化は何にも生じな
い。
また第2の圧縮符号化装置106から出力され
る圧縮データをデイジタルVTRの記憶装置10
7に一旦記録したのち読み出して第1の復号化装
置105へ供給するようにした場合、第1の復号
化装置で圧縮データを復号化して再生したデイジ
タルの画像信号Vと前処理特性を示すモード信号
Mとを第2の圧縮符号化装置106に供給し再び
符号化してもモード信号Mによつて同じ符号化が
行なえるため画質劣化は生じない。すなわち符号
化復号化を何回くり返しても画質劣化は生じな
い。
デイジタルVTRの記憶装置104と第1の復
号化装置105とをもう1組用意していずれかの
第1の復号化装置105から再生されて出力され
る画像信号Vとモード信号Mを選択して第2の圧
縮符号化装置106に供給し再び符号化し、圧縮
データCをデイジタルVTの記憶装置107に記
録するようにすればデイジタルVTRによる編集
が画質劣化なしに行なえる。
第1の圧縮符号化装置103と第2の圧縮符号
化装置106の違いは第1の圧縮符号化装置10
3は前処理の手段を有しバツフアーメモリーに蓄
えられる符号化情報の発生量と監視して前処理の
手段の制御を行ない前処理に応動させて予測誤差
信号を不等長符号化を行なうが、一方の圧縮符号
化装置106は前処理の手段を有せず前処理特性
を表わすモード信号Mの制御のもとに予測誤差信
号を不等長符号化を行なう点が異なる。第1の復
号化装置105と第2の復号化装置108の違い
は前処理特性を表わすモード信号Mを出力するか
しないかの違いである。したがつて第1の圧縮符
号化装置に第2の圧縮符号化を行なう制御モード
を付け加えれば、モード切換情報に従がつて第1
の圧縮符号化モードと第2の圧縮符号化を切換て
符号化すれば両方の機能を有した符号化装置が構
成される。
第1の圧縮符号化モードと第2の圧縮符号化モ
ードを有した符号化装置を第2の圧縮符号化装置
106のかわりに用いれば、再生画像信号を符号
化するデーターレート、すなわち圧縮データのデ
ータレート、が以前に符号化されたデータレート
に一致する場合は第2の圧縮符号化モードで符号
化し、不足する場合は第1の圧縮符号化モードで
符号化を行なうようにすることができる。符号化
モードの切換はモード切換信号によつて行なうほ
か、モード信号の中にデーターレートを示す情報
を付け加えておき、この情報を用いて切換判定を
行なう方法もある。
次にバツフアーメモリーの初期化について説明
する。
第2の圧縮符号化装置106は第1の圧縮符号
化装置103と同じ符号化を行なつて同じ圧縮デ
ータを出力するが、いいかえると同じ符号化情報
量を出力するが、符号化を始める時のバツフアー
メモリーの情報蓄積量の初期値は何らかの方法で
定めてやらないと不定であり、第1の圧縮符号化
装置103の初期値と一致しない。したがつて第
2の圧縮符号化装置106ではバツフアーメモリ
ーの情報蓄積量の初期値の制御または画像信号の
適当な部分での情報蓄積量が一致するような制御
を行なわないと2つ圧縮符号化装置間で情報蓄積
量は一致しては変動せずオーバーフローあるいは
アンダーフローを生ずることがある。これをふせ
ぐためにバツフアーメモリーの情報蓄積量の初期
化を行なう方法として符号化の始めあるいは適当
な期間ごとに情報窒積量のリセツトを行なう方法
の他に間接的な方法としてバツフアーメモリー容
量を大きくする方法や、第2の圧縮符号化装置1
06に前処理をもうけバツフアーメモリーがオー
バーフローを生じそうな場合はモード信号Mにし
たがつて符号化するのをやめ、前処理の手段で情
報量の制御を行ない発生する情報量の平滑化制御
を行なつてオーバーフローが生じないようにする
方法等がある。アンダーフローが生じそうな場合
はダミーの情報を付け加えるようにする。情報蓄
積量のリセツトの方法としては強制的にある値に
リセツトするか、情報蓄積量の値を伝えてリセツ
トするか、モード信号Mにより情報蓄積量を推定
してリセツトするか、あるいは符号化装置へ入力
する再生画像信号を制限して符号化情報量をおさ
えてバツフアーメモリーの情報蓄積量の初期化を
行なう方法がある。モード信号Mを用いる初期化
の方法について述べる、第1の圧縮符号化装置1
03ではバツフアーメモリーの情報蓄積量を用い
て前処理特性を定めていることにより情報蓄積量
とモード信号Mとはある対応関係にある。したが
つて第2の圧縮符号化装置106ではモード信号
Mから推定される情報蓄積量とバツフアーメモリ
ーの情報蓄積量との違がある範囲を越えた場合
は、ダミー信号を発生させるかあるいは符号化情
報の発生を停止するかして情報蓄積量が一致する
よう制御する。第2図aおよびbは本発明の第1
の実施例の第1の圧縮符号化装置103と第1の
符号化装置105と第2の圧縮符号化装置106
と第2の復号化装置の構成の一例を示すブロツク
図である。本実施例は前処理の手段として均一量
子化を行なう量子化回路をもうけ、バツフアーメ
モリーの初期化はモード信号Mを用いて行なう場
合について示してある。
A/D変換器102でデイジタルの信号に変換
された画像信号X、例えば−128〜127のレベル値
をとる8ビツトのPCM信号、は第1の圧縮符号
化装置103の入力端子4を経て前処理の手段の
量子化回路7へ供給される。量子化回路7はあら
かじめ定められた何種類かの均一量子化特性、す
なわち前処理特性、を有し、制御回路13からの
制御信号によつて選択された量子化特性に従がつ
て画像信号Xを量子化して前処理を受けたデイジ
タルの画像信号Vを出力しノンリカーシブタイプ
の予測付号器64の減算器10と予測器8へ供給
する。予測器8ではあらかじめ定められた予測特
性に従がつて予測信号を出力し減算器10へ供給
する。減算器10では量子化回路7から出力され
た画像信号Vから予測信号を減算して予測誤差信
号を得、不等長符号化回路11へ供給する。不等
長符号化回路11は予測符号器64へ入力する画
像信号Vが有する量子化の精度に対応した、した
がつて前処理の量子化特性に対応した、何種類か
の符号変換特性を有し、制御信号によつて量子化
特性に対応した符号変換特性を選択し選択された
符号変換特性に従がつて予測誤差信号を不等長符
号に変換し、不等長符号および復号化に必要な同
期および前処理特性、したがつて量子化特性を、
表わすモード信号Mとからなる圧縮符号化信号を
バツフアーメモリー12へ供給する。バツフアー
メモリー12へ送られてくる圧縮符号化信号の情
報量は第1の圧縮符号化装置103へ入力される
画像信号に依存して時々刻々変化する。従がつて
バツフアーメモリー12では不等長符号化回路1
1から送られてくる時々刻々変化する圧縮符号化
信号を一旦記憶し、伝送路の伝送速度に合うよう
に平滑した後圧縮データCとして出力端子14よ
り伝送路に送り出す。伝送路としては実際の伝送
路やデイジタルVTR等の記憶装置に書込むこと
も含まれる。バツフアーメモリー12ではバツフ
アーメモリーに貯えられている情報蓄積量を監視
しており情報蓄積量は制御回路13へ供給され
る。
制御回路13はバツフアーメモリー12から供
給される情報蓄積量を用いて適当な周期ごとに前
処理特性の切換制御を行なう。情報蓄積量が少な
い場合は発生する情報量が多くなつてもかまわな
いのでより細かい量子化特性を選択するように判
定し情報蓄積量が多い場合は発生する情報量を減
少するためより粗い量子化特性を選択するよう判
定する。判定結果にもとずいて前処理特性すなわ
ち量子化特性を選択切換する制御信号を量子化回
路7へ、選択した量子化特性に対応した符号変換
特性を選択する制御信号を不等長符号化回路11
へ供給する。以上が第1の圧縮符号化装置103
の動作説明である。
第1の復号化装置105においては第1の圧縮
符号化装置103から伝送路を経て送られて来た
圧縮データCが入力端子15からバツフアーメモ
リー7へ供給されて一旦記憶される。バツフアー
メモリー17ではバツフアーメモリーに貯えられ
ている情報蓄積量を監視しており情報蓄積量は制
御回路19へ供給される。一旦記憶された圧縮符
号化信号のデータは不等長復号化回路18からの
要求にしたがつて読み出され不等長復号化回路1
8へ供給される。不等長復号化回路18では圧縮
符号化信号の中の同期やモード信号M等の制御情
報を制御回路19へ供給し、不等長符号の情報は
不等長復号化回路18で復号化する。制御回路1
9はバツフアーメモリー17から供給される情報
蓄積量と不等長復号化回路18より供給される制
御情報を用いて符号化情報の読み出しの制御と量
子化特性に対応した符号逆変換特性を選択する制
御信号を不等長復号化回路18へ供給し、量子化
特性を切換える制御信号を量子化回路21へ供給
し、出力端子23より出力される再生されたデイ
ジタル画像信号Vに対応した量子化特性を表わす
モード信号Mを出力端子24の供給する。
不等長復号化回路18は第1の圧縮符号化装置
103の不等長符号化回路11の有する符号変換
特性に対応した符号逆変換特性を有し、制御回路
19からの制御信号で選択された符号変換特性に
従がつて不等長符号の情報を符号逆変換し、第1
の圧縮符号化装置103の予測符号器64から不
等長符号化回路11へ供給した予測誤差信号を予
測符号器64へ入力した画像信号を有する量子化
の精度に、したがつてモード信号Mが表わす量子
化特性で、量子化した信号に等しい予測誤差信
号、いいかえると量子化された予測誤差信号eQ
を再生する。再生された予測誤差信号eQは予測復
号器65の加算器20へ供給される。量子化回路
21からは再生された予測誤差信号と等しい精度
に量子化された予測信号が加算器20へ供給さ
れ、加算器20では予測信号と予測誤差信号とを
加算して、加算器20出力に復号した画像信号を
出力する。再生された画像信号は第1の圧縮符号
化装置103の予測符号器64へ供給された画像
信号と等しい精度を有する信号すなわち予測符号
器64へ供給された画像信号Vに一致する信号と
なる。再生されたデイジタルの画像信号Vは出力
端子23と予測器22へ供給される。予測器22
は第1の圧縮符号化装置103の予測器8と同じ
機能を有し予測特性に従がつて再生された画像信
号Vより次の予測信号を得て出力し量子化回路2
1へ供給する。量子化回路21は第1の圧縮符号
化装置103の前処理用の量子化回路7と同じ機
能を有し、制御信号によつて選択された量子化特
性に従がつて予測信号を量子化し、不等長復号化
回路18より出力される予測誤差信号と等しい精
度に量子化された予測信号を出力して加算器へ供
給する。
以上が第1の復号化装置105の動作説明であ
る。
第2図bの第2圧縮符号化装置106は第2図
aの第1の圧縮符号化装置103と比べて前処理
用の量子化回路を持たなくモード信号Mを用いて
制御を行なう点が異なる。第2図bの第2の復号
化108は第2図aの第1の復号化装置105と
まつたく同じでただモード信号を出力する端子を
もたない点が異なる。
第2図bの参照数字4,8,10,64,1
1,12,14,15,17,18,19,2
0,21,22,23および65は第2図aの各
参照数字の部分と同じ機能を有し同様の動作を行
なう。第1の復号化装置105より送られてきた
再生された画像信号Vは第2の圧縮符号化装置1
06の入力端子4に、モード信号Mは入力端子5
に供給される。入力端子4へ供給された画像信号
Vは第1の圧縮符号化装置103の量子化回路7
による前処理を受けた画像信号Vと等しく、第1
の圧縮符号化装置103と同じように予測符号器
64へ供給して予測変換を行なつて予測誤差信号
を出力し不等長符号化回路11へ供給する。
入力端子5へ供給されたモード信号Mは制御回
路13へ供給される。制御回路13は、バツフア
ーメモリー12から供給される情報蓄積量とモー
ド信号Mを用いて不等長符号化回路11の制御を
行なう。通常の場合はモード信号Mに従がつてモ
ード信号Mが表わす量子化特性に対応した符号変
換特性を選択して不等長符号化を行なうよう制御
する。この場合不等長符号化回路11では第1の
圧縮符号化装置103で符号化されたと同じ符号
化が行なわれる。情報蓄積量がモード信号Mから
推定される推定情報蓄積量と比較してある範囲よ
り大きく異なる場合はバツフアーメモリーの初期
化を行なう制御をする。情報蓄積量が少ない場合
はダミー情報を発生するように不等長符号化回路
11に制御信号を送り、情報蓄積量が多い場合は
圧縮符号化情報の発生を停止するよう制御信号を
送る。一度初期化が行なわれたのちは伝送路エラ
ー等で情報蓄積量がずれないかぎり初期化は行な
われず、モード信号Mに従がつて通常の制御がな
される。
不等長符号化回路11では制御回路13からの
制御信号に従がつて予測誤差信号を不等長符号化
し、圧縮符号化信号を出力してバツフアーメモリ
ー12に供給する。バツフアーメモリー12は圧
縮符号化信号を一旦蓄え平滑化した圧縮データC
として出力し、出力端子14へ供給するとともに
バツフアーメモリー12の情報蓄積量を制御回路
13へ供給する。第2の圧縮符号化装置106よ
り出力される圧縮データCは第1の圧縮符号化装
置103から出力されるものと等しい。以上が第
2の圧縮符号化装置106の動作説明である。
第2の復号化装置108は第1の復号化装置1
05と同様の動作を行なうので説明ははぶく。第
2の復号化装置108はモード信号Mを出力しな
いので制御回路19からモード信号が出力されな
い。
第3図は本発明の第1の実施例における第1の
圧縮符号化装置103の量子化回路7の具体的な
回路例を示す図である。この回路例は2の補数で
表わされた8ビツトの画像信号X(LSB(Least
Significant Bit)はx1でその大きさは1であ
る。)が量子化の制御信号に従がつて6〜8ビツ
トの画像信号Vの切り捨てによつて量子化されて
出力される場合について示してある。量子化回路
7に入力された8ビツトの画像信号Xは入力端子
x3〜x8までの上位の6ビツトはそのまま出力端子
y3〜y8へ供給され、x1およびx2のビツトは各々論
理積回路29または28へ供給される。制御回路
13から供給される量子化の制御信号QCは2ビ
ツトの信号で符号逆変換器27へ供給されて逆変
換が行なわれQS1とQS2で示される2ビツトの量
子化選択信号を出力する。制御信号QCが1の時
は量子化選択信号QS1が「0」でQS2が「1」と
なり、制御信号QCが2の時は量子化選択信号
QS2が「0」でQS1が「1」となり、制御信号
QCが0の時は量子化選択信号QS1およびQS2は
ともに「1」となる。量子化選択信号QS1は論理
積回路29へ供給され量子化選択信号QS2は論理
積回路28および29へ供給される。論理積回路
28および29は各々の入力信号の論理積をとつ
た信号を出力し、出力端子y2とy1への供給する。
したがつて量子化回路21の出力には量子化制御
信号QCが0の時には8ビツトの精度に、QCが1
の時には7ビツトの精度にQCが2の時には6ビ
ツトの精度に均一量子化された画像信号Yが出力
される。
第1の復号化装置105および第2の復号化装
置108の量子化回路21も同様に構成される。
第4図は本発明の第1の実施例における第1の
圧縮符号化装置103の予測器8の具体的な回路
例を示す図である。本回路例においては標本化周
波数sがサブキヤリアscの3倍である時に
NTSCカラーTV信号を能率よく予測できる予測
関数として2つの予測関数を定め、2つの予測関
数を適応的に切換選択して予測信号を求めるよう
に構成されている。
第1の予測関数P1(Z)は1次元の関数で次式
のZ関数(Z=e-j2/ s)で示される。
P1(Z)=0.5Z-1+Z-3−0.5Z-4 (1) 第2の予測関数P2(Z)は2ライン前から予測
する関数で次式のZ関数で示される。
P2(Z)=Z-2H (2) 但しHは1水平走査周期のサンプル数を示しs
=3scの時H=682.5である。
選択の方法は2つの予測関数による予測信号と
局部復号信号いいかえると予測器8への入力画像
信号(本実施例ではノンリカーシブタイプ予測符
号器を用いて情報保存符号化が行なわれているた
め局部復号信号に相当するものは予測符号器64
への入力画像信号に一致する。)を比較し入力画
像信号に近い予測信号を出力した予測関数を次の
予測に用いるものである。
予測器8へ供給れた画像信号は(1)式の予測関数
の特性を有する第1の予測回路30と(2)式の予測
関数の特性を有する第2の予測回路31と判定回
路32へ送られる。第1の予測回路30から出力
される第1の予測信号は切換回路34の端子aお
よび判定回路32へ、第2の予測回路31から出
力される第2の予測信号は切換回路34の端子b
および判定回路32へ送られる。判定回路32で
は画像信号に対してどちらの予測信号が近かを判
定し、第1の予測信号に近い場合は「0」の選択
信号を出力し、第2の予測信号が近い場合は
「1」の選択信号を出力する。選択信号はレジス
ター33で1標本化クロツクの周期遅延されたの
ち切換回路34へ送られ、切換回路34では選択
信号が「0」の場合は端子aの第1の予測信号が
選択され、選択信号が「1」の場合は端子bの第
2の予測信号が選択されて出力され予測信号が得
られる。第2の予測回路31は入力信号を1365の
標本化クロツク周期だけ遅延して出力する遅延回
路で構成される。
第5図は第4図の第1の予測回路30の具体的
な回路例を示す図である。第1の予測回路30は
(1)式の関数で示される予測特性を有し、0.5の係
数を有する乗算器35および40と入力信号を1
標本化周期遅延させて出力するレジスター36,
38,39および42と減算器37と加算器41
とから構成されるノンリカーシブタイプのデイジ
タルフイルターである。
第1の復号化装置105と第2の圧縮符号化装
置106および第2の復号化装置108の予測器
8または22も同様に構成される。
次に第2図aの不等長符号化回路11の符号変
換と不等長復号化回路8の符号逆変換について説
明する。予測符号器64へ入力される量子化の前
処理を受けた画像信号をVQ(Qは量子化特性の種
類を表わす)、予測器8および22から出力され
る予測信号をP、量子化回路21でVQと同じ精
度に量子化された予測信号をPQとすると、量子
化回路21で生じる量子化雑音qはq=P−PQ
(量子化回路21は第3図に示すように切り捨て
による量子化となつているのでqはQで表わされ
る量子化特性の量子化の精度により小さい正の値
をとる。)となる。予測符号器64の減算器10
では量子化された画像信号VQから予測信号Pを
減算して予測誤差信号e=VQ−Pを出力して不
等長符号化回路11へ供給する。q=P−PQ
用いると予測誤差信号はe=VQ−PQ−qで表わ
される。
したがつて符号変換を行なうにはまず予測誤差
信号e(=VQ−PQ−q)を量子化された画像信号
VQの精度と等しくなるように量子化を行ない量
子化された予測誤差信号eQ=VQ−PQを得てから
符号変換を行ない、一方予測復号器65では符号
逆変換によつて再生された予測誤差信号eQと量子
化された予測信号PQを加算して(eQ+PQ=VQ
予測符号器64へ入力された画像信号VQと等し
い画像信号を再生する。予測誤差信号eから−q
を除く量子化は切上げによる量子化となる。すな
わち不等長符号化回路11は予測誤差信号eを画
像信号VQの量子化の精度と等しくなるように切
上げによる量子化を行なつたのち量子化された予
測誤差信号eQを不等長符号の符号変換する機能か
らなる。なお予測符号器64では量子化器を用い
ていないため予測符号器64の減算器10および
予測復号器65の加算器20では桁上げを無視し
てモジユロー演算を行なつても可逆な符号化が行
なえ、予測符号器64へ入力される量子化された
画像信号と予測復号器65で復号される画像信号
は一致する。したがつて予測誤差信号に対しても
モジユロー演算が行なえる。画像信号VQが8ビ
ツトの誤長とした場合の量子化された予測誤差信
号eQを不等長符号に符号変換する符号変換特性の
作成の仕方の一例を示す。8ビツトの精度に量子
化した予測誤差信号eQの分布の統計量より256個
の不等長の符号語からなる不等長符号を1種類定
め、予測誤差信号eQの量子化の精度、すなわち前
処理の手段の量子化回路7の量子化特性、に対応
した種類だけ各々の予測誤差信号を前記不等長符
号に変換する変換特性をそなえておき、選択され
た符号変換特性で予測誤差信号を不等長符号に変
換する。すなわち量子化の精度が8ビツトの時は
−128〜127までの整数の予測誤差信号eQに対して
256個の符号語を割り当て、7ビツトの時は−128
〜126までの偶数の予測誤差信号eQに対して符号
長が短かい方から128個の符号語を割当て、同様
に6ビツトの時には−128〜124までの4の倍数の
予測差信号eQに対して64個の符号語を割当てるよ
うに符号変換特性を定める。
他の例としては量子化特性に従がつてあらかじ
め予測誤差信号eQを8ビツトの時は1で、7ビツ
トの時は2で、6ビツトの時は4で割算してから
8ビツト用の符号変換特性で不等長符号に変換
し、復号側では8ビツト用の符号逆変換特性の出
力を量子化特性に従がつて1又は2又は4倍にし
て予測誤差信号eQを出力する。また他の例として
は8ビツト、7ビツト、6ビツトの量子化特性の
種類に対応して各々256個、128個、64個の各符号
語からなる3種類の不等長符号を用いて不等長符
号化復号化を行なう。
第6図aは本発明の第1の実施例の第1の圧縮
符号化装置103の構成の他の例を示すブロツク
図である。本実施例は第2図aの第1の圧縮符号
化装置103の不等長符号化回路11で仕上げに
よる量子化と符号変換の2つの機能の中、切上げ
による量子化の機能を予測符号器64へ含めた構
成としている。
参照数字4,7,8,10,64,12,13
および14は第2図aあるいはbの各参照数字の
部分と同じ機能を有し同様の動作を行なう。量子
化回路9は量子化回路7と同じ機能を有し制御回
路13からの制御信号によつて量子化回路7と同
じ量子化特性を選択して予測器8からの予測信号
を量子化して出力し減算器10へ供給する。減算
器10は量子化された画像信号VQから量子化さ
れた予測信号PQを減算して量子化された予測信
号eQを求めて不等長符号化回路11へ供給する。
不等長符号化回路11は量子化特性に対応した符
号変換特性をいく種類か有し、制御回路13から
の制御信号に従がい量子化回路7で選択された量
子化特性に対応した符号変換特性を選択して予測
誤差信号eQを不等長符号に変換する。第2の圧縮
符号化装置も同じような構成にできる。
第6図bは本発明の第1の実施例第1の復号化
装置105の構成の他の例を示すブロツク図であ
る。本実施例は第2図aの第1の復号化装置10
5の量子化回路21の位置を等価的に変えた構成
となつている。
参照数字15,16,17,18,19,2
0,21,22,23,24および65は第2図
aの各参照数字の部分と同じ機能を有し同様の動
作を行なう。
第7図は本発明の第1の実施例において前処理
の手段として間引き処理を用いた場合の第1の圧
縮符号化装置103と第1の復号化装置105の
構成の一例を示すブロツク図である。間引き処理
は等価的に行なわれればよく始めに間引きを行な
つてサンプル数を減少させて予測変換するか、ま
たは間引きする画素だけを定めておくだけでその
まま予測変換を行ない不等長符号化回路11で実
際に間引きを行なつて符号変換を行なう方法があ
る。本実施例では後者の構成としている。
参照数字4,8,10,12,13,14,1
5,16,17,19,20,22,23,2
4,64および65は第2図aの各参照数字の部
分と同び機能を有し同様の動作を行なう。
A/D変換器102より第1の圧縮符号化装置
103の入力端子4へ供給された画像信号は間引
き補処理回路43へ供給される。間引き補間処理
回路43はあらかじめ定められた何種類かの間引
き特性を有し、制御回路13からの制御信号によ
つて選択された間引き特性にしたがつて間引きさ
れない画素と間引きされる画素を定める。なお次
の予測符号器64の予測器8は間引かれる画素を
含んだ近傍の画素を用いて予測を行なう回路例と
なつているため間引きされる画素の信号はまわり
の間引きされない画素の信号を用いてあらかじめ
補間される。間引き補間処理回路43で補間処理
を受けた画像信号は予測符号器64へ供給され、
予測符号器64では予測誤差信号が求められ不等
長符号化回路11へ供給される。不等長符号化回
路11はあらかじめ定められた符号変換特性、例
えば第2の実施例の不等長符号化回路11を有す
る8ビツトの量子化特性用の符号変換特性と同じ
もの、を有し間引き補間処理回路43で選択され
た間引き特性に応動して間引きされない画素に対
応した予測誤差信号のみを符号変換特性にしたが
つて不等長符号に変換し、不等長符号と復号に必
要な同期および間引き特性を表わすモード信号M
からなる圧縮符号化信号をバツフアーメモリー1
2へ送る。バツフアーメモリー12では符号化情
報を平滑化して圧縮データCとして出力端子14
より出力するとともに情報蓄積量を制御回路13
へ供給する。制御回路13はバツフアーメモリー
12から供給される情報蓄積量を用いて間引き処
理の前処理特性の切換制御を行ない発生する情報
量の平滑化制御を行なう。
制御回路13から出力される制御信号は間引き
補間処理回路43および不等長符号化回路11へ
供給される。以上が第1の圧縮符号化装置103
の動作説明である。
第1の復号化装置16においては圧縮符号化装
置103から与えられたデーターレートで送られ
てくる圧縮データCが入力端子15へ供給され
る。入力端子15へ供給された圧縮データCはバ
ツフアーメモリー17に一旦蓄えられたのち不等
長復号化回路18で符号逆変換特性にしたがつて
逆変換が行なわれて予測誤差信号を出力し加算器
20へ供給する。間引きが行なわれた画素に対し
ては適当な値、例えば0の値の予測誤差信号を出
力する。加算器20では予測器22より送られて
くる予測信号と予測誤差信号を加算して加算器2
0の出力に復号信号を出力し補間処理回路44へ
供給する。補間処理回路44は間引き補間処理回
路43と同様の機能を有し制御信号によつて選択
された間引き特性に従がつて間引きされた画素を
まわりの間引きされていない画素の復号信号を用
いて補間を行ない補間処理を行なつた復号画像信
号を出力する。補間処理を受けた復号信号は出力
端子23および予測器22へ供給される。
制御回路19はバツフアーメモリー17から供
給される情報蓄積量と不等長復号化回路18より
供給される制御情態とを用いて、符号化情報読み
出しの制御と間引き特性に対応させて符号逆変換
を行なう制御信号を不等長復号化回路18へ供給
し、間引き特性に対応した補間処理を行なう制御
信号を補間処理回路44へ供給し、前処理の特性
したがつて間引き特性を示すモード信号Mを出力
端子24へ供給する。以上が第1の復号化装置1
05の動作説明である。
第2の圧縮符号化装置106および第2の復号
化装置も同じ様に構成できる。
第8図a〜cは第7図の第1の圧縮符号化装置
の補間処理回路43での間引き特性を表わすため
の標本化された画素の配置を示す図である。標本
化周波数をs=3scとした時の1フイールドの第
(l−3)ラインから第lラインまでの画面の一
部の画素配置、間引きなしの特性、を示すと第8
図aで示す〇印の様になる。第8図bは第1の間
引き特性を示す図である。×印の画素が間引かれ
る画素を示し、水平方向には3サンプルごとに、
垂直方向には1ラインおきに間引きが行なわれ有
効なサンプル数は5/6に減少される。
第8図cは第2の間引き特性を示す図である。
全ラインに対して水平方向に3サンプルごとに間
引きが行なわれ有効なサンプル数は2/3に減少す
る。間引きが行なわれる画素Yの信号の補間は第
8図cに示すように間引かれない画素A〜Eを用
いて行なう。画素Yの信号は次式で補間する。
Y=0.5A+0.25B−0.5C+0.5D+0.25E (3) Z関数の補間フイルターHy(Z)で示せば次式
のようになる。
Hy(Z)=0.5Z-1+0.5Z-681−0.5Z-682 +0.5Z-684+0.25-1365 (4) 第9図は第7図の第1の圧縮符号化装置103
の間引き補間処理回路43の具体的な回路例を示
す図である。間引き補間処理回路43の入力端子
51へ供給された画像信号は切換回路53の端子
aと補間フイルター回路52へ供給される。補間
フイルター回路52は(4)式で示される補間フイル
ターの特性を有するノンリカーシブタイプのデイ
ジタルフイルターで構成されており補間フイルタ
ー回路52の出力に補間信号を出力し切換回路5
3の端子bへ供給する。入力信号54には第8図
a〜cに示す間引き特性の中から選択された間引
き特性に従がつて間引き処理を行なうために制御
信号が制御回路13より供給される。間引きが行
なわれない画素に対しては端子aの信号が選択さ
れ、間引きが行なわれる画素に対しては端子bの
信号が選択されて出力端子55より出力される。
なお間引きされる画素に対する画像信号を予測器
8で必要としない場合は補間を行なう必要はな
い。補間処理回路44は間引き補間処理回路43
と同じに構成される。
以上の説明から明らかなように前処理と可逆的
な予測変換と不等長符号化の各手段からなる第1
の圧縮符号化装置を用いて符号化された圧縮デー
ターを復号化して再生したデイジタルの画像信号
Vは前処理の手段の出力信号と同じである。した
がつて再生画像信号Vを再び符号化するのに第2
の圧縮符号装置106では前処理は行なわず、前
処理特性を表わすモード信号Mを用いて第1の圧
縮符号化装置と同じ符号化特性で符号化を行なつ
て同じ圧縮データを出力するため、第2の復号化
装置108では再び画像信号Vを復号でき符号化
をくり返したことによる画質劣化は何にも生じな
い。したがつて本発明の符号化復号化装置を用い
ればくり返して符号化が行なえるため本発明の符
号化復号化装置で符号化して出力した圧縮データ
CをデイジタルVTRに記録するようにすればダ
ビングを何回行なつても画質劣化が増大していか
ないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の構成を示すブ
ロツク図、第2図aおよびbは本発明の第1の実
施例の第1の圧縮符号化装置103と第1の復号
化装置105と第2の圧縮符号化装置106およ
び第2の復号化装置108の構成の一例を示すブ
ロツク図、第3図は量子化回路7の具体的な構成
の一例を示す図、第4図は予測器8の具体的な構
成の一例を示す図、第5図は第1の予測回路30
の具体的な構成の一例を示す図、第6図aおよび
bは第1の圧縮符号化装置103と第1の復号化
装置105の構成の他の一例を示すブロツク図、
第7図は本発明の第1の実施例の第1の圧縮符号
化装置103および第1の復号化装置105の構
成の別な例を示すブロツク図、第8図は間引き特
性を示す図、第9図は間引き補間処理回路43の
具体的な構成の一例を示す図である。 101,4,5,15,51および54は入力
端子、110,14,23,24および55は出
力端子、102はA/D変換器、103は第1の
圧縮符号化装置、104および108は記憶装置
または伝送路、105は第1の復号化装置、10
6は第2の圧縮符号化装置、108は第2の復号
化装置、109はD/A変換器、7,9および2
1は量子化回路、64は予測符号器、8および2
2は予測器、10は減算器、11は不等長符号化
回路、12および17はバツフアーメモリー、1
3および19は制御回路、18は不等長復号化回
路、65は予測復号器、20は加算器、27は符
号逆変換器、28および29は論理積回路、30
は第1の予測回路、31は第2の予測回路、32
は判定回路、33はレジスター、34は切換回
路、35および40は乗算器、36,38,39
および42はレジスター、37は減算器、41は
加算器、43は間引き補間処理回路、44は補間
処理回路、52は補間フイルター回路、53は切
換回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 画像信号を圧縮符号化し、これを復号再生す
    る符号化復号化装置において、制御手段からの制
    御信号に応じて情報量の制御を行なう前処理の手
    段と、前処理を受けたデイジタルの画像信号を可
    逆な論理により予測誤差信号に変換する予測変換
    の手段と、前記制御信号の制御のもとに不等長符
    号に変換する手段と、前記不等長符号および復号
    化に必要な同期および制御信号をバツフアーメモ
    リーに一旦蓄え平滑化した圧縮データとして送り
    出す手段と、前記バツフアーメモリーに蓄えられ
    る符号化情報の発生量を監視することによつて前
    処理の手段の制御を行ない発生する情報量の平滑
    化制御を行なう制御手段とから構成される第1の
    圧縮符号化装置と、前記圧縮データを復号化し前
    記デイジタルの画像信号と前記制御信号とを再生
    する第1の復号化装置と、前記再生されたデイジ
    タルの画像信号を再び圧縮符号化復号化するに際
    し前記画像信号を予測誤差信号に変換し予測誤差
    信号を前記制御信号の制御のもとに不等長符号化
    しバツフアーメモリーで平滑化することにより再
    び前記圧縮データを得る第2の圧縮符号化装置
    と、前記圧縮データから前記画像信号を再生する
    第2の復号化装置を用い、符号化復号化を繰返す
    過程で元の情報が保存されるように構成したこと
    を特徴とする符号化復号化装置。
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