JPH0241455B2 - - Google Patents

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JPH0241455B2
JPH0241455B2 JP59034691A JP3469184A JPH0241455B2 JP H0241455 B2 JPH0241455 B2 JP H0241455B2 JP 59034691 A JP59034691 A JP 59034691A JP 3469184 A JP3469184 A JP 3469184A JP H0241455 B2 JPH0241455 B2 JP H0241455B2
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boss
steering wheel
injection
planetary
bearing member
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JP59034691A
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は遊星歯車機構によりパツドを不回動
型にしたステアリングホイールに係り、詳しくは
遊星部材の軸受部材を取付けるためのボスプレー
トの構造に関するものである。
従来技術 従来、遊星歯車機構を用いたパツド不回動型ス
テアリングホイールにおいては第1,2図に示す
ようにコラム側およびパツド側の太陽歯車51,
52を夫々ベアリング53,54を介してボス5
5の外周上に取付けていた。一方、同太陽歯車5
1,52に噛合うコラム側およびパツド側の遊星
歯車56,57を遊星シヤフト58に取付け、同
遊星シヤフト58を軸受部材59を介して、ボス
プレート60の縁部に切欠形成した取付け凹部6
1内に取付けていた。すなわち、太陽歯車51,
52はボス55に直角に取付けられ、遊星歯車シ
ヤフト58はボスプレート60に直角に取付けら
れるため、ボス55とボスプレート60の直角度
が低いと太陽歯車51,52に対し遊星歯車5
6,57が傾いて噛合うことになる。そこで、回
直角度を高める必要があつた。
しかしながら、一般に製作の容易化とコスト低
減の要請から、ボス55とボスプレート60を別
体に形成し、ボス55の軸心方向ほぼ中央部の外
周面上にボスプレート60を溶接固定することに
よつて、両者を一体化している。従つて、溶接時
の誤差や溶接熱によるひずみ等により上記直角度
が低下して、歯車にガタや異音が発生し、ひいて
はパツド部が振れる虞があつた。
発明の目的 この発明は前記問題点を解消するためになされ
たものであつて、その目的はボスとボスプレート
との直角度が低くても、これを是正して遊星歯車
シヤフトをボスプレートに対しボスの軸心方向と
平行に取付けることができ、従つて遊星歯車を太
陽歯車に平行に噛合わせて、歯車のガタや異音の
発生、及びパツド部の振れを防止することができ
る新規なステアリングホイールを提供することに
ある。
発明の構成 この発明のステアリングホイールは、ボスプレ
ートの縁部に合成樹脂を射出成形してなる射出部
を設け、同射出部に遊星部材の軸受部材を嵌入す
るための取付凹部を形成し、取付凹部の内側面を
ボスの軸心方向と平行に形成するとともに、軸受
部材の鍔部が接触する射出部の前後両面をボスの
軸心方向に対して直角に形成したことをその構成
とするものである。
実施例 以下この発明を具体化した実施例を第3〜7図
に従つて説明する。
図面中1は自動車のコラムであつてその中には
ステアリングシヤフト2が貫通して前方に突出し
ている。3はステアリングシヤフト2の先端部に
ナツト4にて締付固定されたボスである。5はボ
ス3の軸心方向ほぼ中央部の外周面上に溶接固定
されたボスプレートである。
6はボスプレート5の縁部の二箇所に切欠形成
された矩形状の凹部であつて、その周囲にはやや
肉厚が薄く形成された被射出部7が設けられてお
り、同被射出部7には貫通孔7aが穿設されてい
る。8は同被射出部7の両面及び凹部6を覆うよ
うにポリアミド樹脂を射出成形してなる射出部で
あつて、その前後両面はボス3の軸心方向に対し
て正確に直角となるように形成されている。同射
出部8は貫通孔7a内にも回り込むので、抜け出
しが防止される。9は射出部8によつて形成され
た矩形状の取付凹部であつて、その内側面29は
ボス3の軸心方向と正確に平行となるように設け
られている。10は同取付凹部9に隣接するよう
にボスプレート5の縁部に設けられたバネ収納凹
部であつて、更にその隣りには鉤状の掛止凹部1
1が切欠形成されている。12はステアリング操
作を行うためのリング部であつて、ボスプレート
5から一体に延びる一本のスポーク13により支
持されている。
14はボス3のコラム側外周上にベアリング1
5を介して相対回動可能に取付られたコラム側太
陽歯車であつて、コラム1に対しては回動しない
よう係止ボルト16にて同コラム1端面に固定さ
れている。17はボス3のパツド側外周状に同じ
くベアリング18を介して相対回動可能に取付ら
れたパツド側太陽歯車であつてコラム側太陽歯車
14と同径及び同歯数に形成されている。19は
パツト側太陽歯車17の前端面にボルト20によ
り取着されたパツド部であつて、各種スイツチ、
発音器、表示器等の電子機器(図示しない)を装
着できるようになつている。
21は前記射出部8の取付凹部9に後述する軸
受部材によつて回動可能に取付られた2本の遊星
シヤフトである。22,23は互いに同径、同歯
数に形成されて各遊星シヤフト21の両端にスプ
ライン、圧着、ネジ止め等の手段で取着されたコ
ラム側及びパツド側の遊星歯車であつて、各々前
記コラム側及びパツド側の太陽歯車14,17と
噛合い、自転しつつ公転しうるようになつてい
る。ここに、上記遊星シヤフト21及びこれに取
着された遊星歯車22,23を合わせて遊星部材
24ということにする。
25は遊星部材24を軸支及び係止するための
軸受部材であつて、ポリアセタール樹脂により形
成され、前記取付凹部9に嵌入されている。26
は軸受部材25の内側に凹設されたU字状の保持
溝であつて、その底部はすべり軸受として遊星シ
ヤフト21に接触する。
27は軸受部材25の両側部上下に夫々突出す
るよう一体形成された鍔部であつて、前記射出部
8の前後両面は上下の鍔部27間に当接するよう
にして挟まれている。28は軸受部材25両側部
の上記鍔部27間に表われた側面部であつて、取
付凹部9の両内側面29に当接するようにして嵌
入されている。従つて、軸受部材25の保持溝2
6は射出部8にならない、ボス3の軸心方向と平
行に延びる。30は軸受部材25の外側面に設け
られた2条のガイド溝である。
又、軸受部材25の前後両端面は各遊星歯車2
2,23の内端面に接触して同歯車22,23の
位置を規制している。
31は軸受部材25に掛渡された金属線よりな
る付勢部材であつて、片端部においてコ字状の掛
止部32が折曲形成され、前記掛止凹部11に掛
止されている。33は同掛止部32から延びる一
対のワイヤ部であつて、夫々の途中には前記バネ
収納凹部10に収まるコイルバネ34が一体形成
されている。35は各ワイヤ部33の先端に湾曲
形成されたフツクであつて、ボスプレート5の両
面に突設された係止ピン36に掛止されている。
上記付勢部材31はそのコイルバネ34の弾性
力により、ワイヤ部33が軸受部材25のガイド
溝30に張力のかかつた状態で山形状に掛渡され
ており、同軸受部材25及び遊星部材24は取付
凹部9の底部方向へ付勢されている。従つて、各
遊星歯車22,23は常に太陽歯車14,17に
押圧付勢されているため、歯車間のバツクラツシ
ユが押え込まれる。
以上のように構成されたステアリングホイール
において、次に組付法について説明する。
まず、プレス加工等の容易な加工法によりボス
プレート5を形成し、同時に凹部6等を設ける。
次に、ボス3の軸心方向ほぼ中央部の外周面上に
ボスプレート5を嵌入して、両者をほぼ直角に位
置させた後、溶接により固定する。この時、一般
にボスプレート5とボス3の直角度は、溶接時の
誤差や溶接熱によるひずみ等によつてばらつきや
すく、高い直角度を得るの困難である。この実施
例では同直角度が低いものとする。
続いて、射出成形機の成形型(図示しない)に
ボス3の軸心を基準としてボス3及びボスプレー
ト5をセツトし、ボス3の軸心方向に対して射出
部8の両面は正確に直角となり、取付凹部9の内
側面29は正確に平行となるように同射出部8を
射出成形する。
次に、遊星シヤフト21の両端に遊星歯車2
2,23を取着して遊星部材24を形成した後、
遊星シヤフト21を保持溝26内に嵌入させると
ともに、遊星歯車22,23の内端面を軸受部材
25の両端面に接触させる。続いて、この両部材
24,25をボスプレート5の取付凹部9に嵌入
させて、鍔部27の内面を前記射出部8の前後両
面に当接させるとともに、各遊星歯車22,23
を太陽歯車14,17に噛合わせる。従つて、軸
受部材25は射出部8にならうので、保持溝26
及びこれに保持された遊星シヤフトはボス3の軸
心方向と平行に延び、遊星歯車22,23は太陽
歯車14,17に平行に噛合う。従つて、歯車の
ガタや異音の発生、及びパツド部19の振れを防
止することができる。
次に、付勢部材31のフツク35を係止ピン3
6に掛止し、コイルバネ34を伸長させながらワ
イヤ部33を軸受部材25のガイド溝30に掛渡
し、掛止部32を掛止凹部11に掛止すればよ
い。
さて、この実施例のステアリングホイールを回
動させると、前記の通り遊星歯車22,23が太
陽歯車14,17に押圧付勢されながら自転及び
公転するので、パツド側太陽歯車17に固定され
たパツド部19はコラム側太陽歯車14と同じく
コラム1に対して回動しない。又、歯車間のバツ
クラツシユが押えこまれることにより吸収される
ので、バツクラツシユに基づくガタを防止するこ
とができる。
なお、この発明は前記実施例の構成に限定され
るものではなく、例えば次のように具体化しても
よい。
(1) 射出部8をポリアセタール、ポリエステル、
ABS、ポリプロピレン、メタクリル等の各種
合成樹脂にて形成すること。また、軸受部材2
5もポリエステル、ABS、メタクリル、ポリ
アミド等の各種合成樹脂にて形成することがで
きる。
(2) 被射出部7に射出部8の離脱防止用突起を設
けること。又、被射出部7は薄肉にしなくても
よい。
(3) ボス3及びボスプレート5は溶接固定したも
のに限らず、板金によつて一体形成されたもの
等種々の構造のものを用いることができる。
発明の効果 以上詳述したようにこの発明は、ボスプレート
の縁部に合成樹脂を射出成形してなる射出部を設
け、同射出部に遊星部材の軸受部材を嵌入するた
めの取付凹部を形成し、取付凹部の内側面をボス
の軸心方向と平行に形成するとともに、軸受部材
の鍔部が接触する射出部の前後両面をボスの軸心
方向に対して直角に形成したことにより、ボスと
ボスプレートとの直角度が低くても、これを是正
して遊星シヤフトをボスプレートに対しボスと平
行に取付けることができ、従つて遊星歯車を太陽
歯車に平行に噛合わせて、歯車のガタや異音の発
生、及びパツド部の振れを防止することができる
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のステアリングホイールを示す一
部切欠側面図、第2図は同じく要部分解正面、第
3図はこの発明を具体化した実施例を示す一部切
欠側面図、第4図は同じく要部分解正面図、第5
図は第4図のA―A線におけるボスプレートの断
面図、第6図はボスプレートの被射出部等を示す
要部斜視図、第7図は同じく射出部、軸受部材等
を示す要部斜視図である。 ボス…3、ボスプレート…5、射出部…8、取
付凹部…9、遊星部材…24、軸受部材…25、
鍔部…27。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 遊星歯車機構によりパツド部を不回動型にし
    たステアリングホイールにおいて、ボスプレート
    5の縁部に合成樹脂を射出成形してなる射出部8
    を設け、同射出部8に遊星部材24の軸受部材2
    5を嵌入するための取付凹部9を形成したことを
    特徴とするステアリングホイール。 2 取付凹部9の内側面29をボス3の軸心方向
    と平行に形成するとともに、軸受部材25の鍔部
    27が接触する射出部8の前後両面をボス3の軸
    心方向に対して直角に形成したことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のステアリングホイー
    ル。 3 ボスプレート5とボス3とは溶接固定されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のステアリングホイール。 4 ボスプレート5の縁部に矩形状の凹部6を設
    けるとともに、その両側に肉厚の薄い被射出部7
    を形成し、同凹部6及び被射出部7を覆うように
    射出部8を設けたことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項又は第2項記載のステアリングホイー
    ル。
JP59034691A 1984-02-24 1984-02-24 ステアリングホイ−ル Granted JPS60179548A (ja)

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JP59034691A JPS60179548A (ja) 1984-02-24 1984-02-24 ステアリングホイ−ル

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JPS60179548A JPS60179548A (ja) 1985-09-13
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JPS60179548A (ja) 1985-09-13

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